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透明人間

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2017年公開の『ザ・マミー/ 呪われた砂漠の女王』は、
ユニバーサルのクラシカル・モンスターを集めた
モンスターアベンジャーズ構想『ダーク・ユニバース』の
第一弾作品として公開されたが、その後、計画は立ち消えになってしまった。

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『ザ・マミー』の次は
ハビエル・バルデム主演の『フランケンシュタインの花嫁』、
そして、ジョニー・デップ主演の『透明人間』が
そのダーク・ユニバースの一環として計画されていた。
『ザ・マミー』にも登場したラッセル・クロウ演じるジキル博士を中心に、
最後は様々なモンスター達が集結する作品になると言われていて、
それはそれで観てみたかった気もする。

そんなダーク・ユニバース構想が消滅した後、
ユニバーサルはこのモンスター企画を新進気鋭の映像作家に委ねて
リブートする方向に切り換えた。
これもDCコミックスが『ジャスティス・リーグ』に失敗したあとに
ジョーカー』で採った戦略に似ているが、
ユニバーサルは途中で失敗に気づいて撤退しているだけ、
ワーナー・ブラザースより利口だったのかもしれない。

そうした流れの中で白羽の矢が立ったのが、
『ソウ』の脚本家としても知られ、
前作『アップグレード』も話題になったリー・ワネル監督。
制作は『ゲット・アウト』、『アス』といった新しいサスペンス・スリラーに長けた
ブラムハウス・プロダクションが担当している。

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リー・ワネルは『ザ・マミー』の娯楽作品方向から一変、
背後から忍び寄る物理的な恐怖だけではない、
静かでいながらダメージの大きい“政治的な恐怖”を、
高い説得力を伴って描いて魅せた。

まず、「人が見えなくなる」という一番の荒唐無稽な部分に、
最先端の光学技術によってそれを成し得る、という現実味を置くことで、
(簡単に言うと『プレデター』的な消え方)
それを操る人間の残忍性やおぞましさだけを
映像として際立たせることに成功している。

そうした設定をベースに敷いた上で、か弱い女性が、
偏執的に独占欲が強く、ストーカー気質があり、
悪知恵や戦略に長けた天才科学者である元夫に巧妙な罠に陥れられ、
どんどん深い落とし穴に引き釣り込まれていく
絶望的で緊迫したストーリーが展開していく。

見えない犯罪者の犯行の全てを、濡れ衣として着せられ、
異常者として誰からも信用されないただの一般女性。
物理的な攻撃や、知らぬ間に忍び寄る影なき異常者の存在以上に恐ろしい、
外堀を埋めるようにジワジワと絶体絶命の淵に追い込まれていく様子が、
観る者の心臓を鷲づかみにします。

しかして、
いつの世も一番怖いのは女性の芯の強さでありまして・・・

いや〜〜〜〜超面白かった!!!!!!
題名だけ見ると、ついイマイチ感が漂ってしまう
既視感バリバリの二番煎じ、三番煎じ作品に見えてしまいますが、
実は今観るべきベスト1ムービーであります!

大作の公開延期が止まらない中
TENETは9月19日からの公開が決定!


アメリカでは未だ収束のメドすら立たない新型コロナウィルス。
ニューヨークやロサンゼルスなど、興行成績に大きな影響のある地区の
劇場が閉鎖したままであることに加え、
次回作の撮影がやっと再開にこぎ着けたような状況であるため、
今年はさておいても、来年公開できる新作の予定が立たないこともあるのだろう。
多くの大作映画の延期に歯止めがかからない。

8月公開から正月映画に変更された『トップ・ガン マーヴェリック』も、
2021年7月全米公開に再び延期され、
低予算作品ながらスマッシュヒットを記録した『クワイエット・プレイス
の続編『PART2』の全米公開も、2021年4月へ延期が発表された。

そんな負の連鎖が止まらない中、私的大注目作品『TENET』が、
全米公開に先駆け、8/27日より順次公開可能な海外70地域で
先行リリースするという異例の措置が採られる旨の発表があった!
これに伴い、日本ではそもそも発表されていた
9/18日からの公開が正式に決定した!

といった朗報もありはするが、いよいよ今年の夏休みのスクリーンに
大作映画がかからないという前代未聞の状況に陥っている。
でも、それは逆にこの『透明人間』のような
小粒ながらも良質な作品に注目できるとても良い機会とも言える。
前にも言ったが、ソーシャル・ディスタンス座席指定も
ゆったり座れてとても気分が良い。

というわけで、『透明人間』絶対オススメ!!
ちょっと人気がなさそうなので、すぐに終わっちゃうかもしれません。
いまのうちに是非観に行っていただきたいっ!
(オススメ度:90)

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2020.07.31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

体感温度マイナス5℃!『Air 寝袋』

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夏場の車泊は蒸し暑さとの戦いだ。
こう見えて神経質な私は、正直、眠れる気がしない。
なので、これまでも真夏の車泊は避けてきた。

そんな、か弱い私の心を震わせるアイデアグッズが現れた。
その名も『Air 寝袋』。

クラウドファウンディング・サービスの
「Makuake」で見つけたプロジェクトで、
応援するという建前で購入するという建て付けは、
こういった若干胡散臭さが漂うアイテムの購入に対しての
ハードルが下がる気がする。のは、私だけか??

まあドンキで売ってる中華丸出しのアイデアグッズに手を出すよりも、
結果何倍も満足度が高いのは確かなので、
「胡散臭い」は言い過ぎなのだが。

まだ梅雨明け前で、本格的な夏になってはいないのだが、
それでも夜中の外気温は25℃以上で、充分以上に蒸し暑い。
先日の車泊で、早速『Air 寝袋』を使ってみた。

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構造はいたってシンプル。
近ごろ話題の「扇風機つきジャケット」に使われる電動ファン2機を
ポリエステル生地の寝袋に装着し、寝袋内に強めの通気を促す。
USB接続のモバイルバッテリーで駆動させ、
10,000mAで約8時間駆動させることができる。

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コントローラーで弱(LOW)/中(MIDDLE)/強(HIGH)の
3段階で風量を調節できる。

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薄手のポリエステル生地の寝袋はとても軽く、
ファンを回すとご覧のように芋虫のように膨らむ。
柱のないテントのようなもので、この空間の中で寝返りもスイスイ。

肝心の空調効果に関してもかなりの涼しさを感じさせる。
今までにも車泊時にモバイル扇風機を使ってきたが、
やはり身体の一部にしか風を当てることができず、
お世辞にも涼しいと言えるのは最初の30分。
それを過ぎると寝苦しさの方が上回ってしまう。
しかして、このAir 寝袋であれば、身体全体に風が当たり続けてくれるため、
涼感が一晩中持続する。体感温度マイナス5℃に嘘偽りはない。

ファスナーをすべて閉じて、あまり風を感じさせなくすることもできるし、
頭が出るくらいまでファスナーを開いて、
首と顔の周りに風を感じる事もできる。

モーターの駆動音はそれなりにするのですが、
私は車泊の時はいつも耳栓をして寝るので無問題。

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しかして。
足許にある2つのファンには、
つっかえ棒のような台座はあるもののしっかりした自立性はなく、
もちろんファンが内側に倒れてしまえば風は送られなくなり、
軽い寝袋は決して膨らまない。

風が送られなくなって寝袋がしぼむと、
問答無用に身体に纏わり付いてくる。
パラシュートに巻かれて着陸した例の映像を彷彿とさせる鬱陶しさ。
そして何より暑い。

最初に使った時は、足を広げて寝袋を突っ張り、
ファンが倒れないように支えておく必要があった。
もちろん寝返りもできないし、気が気でないぶん眠りも浅い。

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そこで、2回目の使用となる時に、
ファンが倒れないよう、仮に段ボールで土台を作ってみたところ、
コレが大成功。
これでやっとAir寝袋の本領の全てを発揮してくれて、ぐっすり熟睡できた。
次の機会にもうちょっとマシな土台を作り直すことにしよう。

もちろん限界はあるだろうから、
ガチの夏本番で使ってみないことには最終判断はできないが、
これがないより数倍車泊が快適であることは事実。
もっと暑い時に使ってみてたらまた報告いたします。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2020.07.29 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーフィン

サーフィン@茨城 7/11〜12

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やはり梅雨時期の天候は不安定だ。
風向きがコロコロと変わる。
とはいえ、天気予報を信じるしかないので、
一週間前に似た予想気圧配置図を眺めながら、
先週もなかなかに楽しませてもらった大貫へ。

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前泊して、5時過ぎに朝一オンリーのTくんと合流したのだが、
このときすでに南西風がブンブンに吹いていた。
こうなるともうどこに逃げてもお手上げなので、
素直に諦めて目の前の海に入るしかない。

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家族思いのパパサーファーであるTくんは、
いつも超朝一でサクッと済ませ、颯爽と帰っていくクイックサーフ。
同じ海に入っても、7時頃にノンビリ入水する私とはいつもすれ違いなので、
二人で入るのはかなり久しぶりだ。これも前泊ならではのデキゴト。

風で面はバッサバサながら、なんとかコシくらいの波が割れている。
とはいえ、重なりがちで、ただのボヨつきかウネリなのかの見極めが難しく、
ウネリが見えるようになるまで時間がかかった。

そんな私を尻目に、Tくんはサッサとウネリを捕まえて乗って行く。
やはり、この男上手い。

波の見極め、位置取り、パドル力、どれをとっても数段上なので、
あまり参考にならないのだが、
自分に足りていないものが明確になるのは確かだ。
セッションで実力以上にアゲさせられることも多いが、
こうして冷静に勉強する気にさせるのもまたセッションだ。
海でも雪山でも、仲間と一緒に入ることで、
同じ状況で比較できるのは得るものが多い。

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そんな私のこの日の得物はTWINZER。
たぶんWILL&GRACEで入ってもあまり変わらなかったとは思うけれど、
TWINZERの方がこの日のようにフェイスが狭いときに、
刹那に爪痕を残せる気がする。
そして、実際何本かで残された狭いフェイスを抜けることができた。

1時間ほど遅れてatuとOYくんが入って来て、
そこから4人でセッション。
とはいえ、開始から1時間が経過し、
無駄に体力を消耗したくない省エネモードに入った私は、
風や潮流に抗うことなく流されるままにするので、
すぐにみんなとはぐれてしまうのだが。

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そうして2時間以上やっつけた8時半に、
ヘロヘロになって一旦海から上がった。
後半はテイクオフしても転んでばかりだった。
ド・ピークのグダグダに崩れたスープからだったり、
テイクオフする位置が悪いことに加えて、
そもそも体力がなさすぎる。

そのあと9時で上がっていったTくんを見送って、
三人で第2ラウンドに向かうも、風は強まり状況は更に悪化傾向。
あまり得るものはなかった。なんだかなー。

正午前に第2ラウンドから上がってランチタイム。
食後に海に戻り、もちろん第3ラウンドに向かう気はあったのだが、
風も弱まることもなく、サイズもダウンしてしまっていた。

atuもOYくんからも、すっかりやる気なしの負のオーラが出ている。
何て分かりやすいんだ。
まあクルマからボードを出しても、
その場で吹き飛ばされそうなこの強風ではそれもまた致し方なし。

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せっかくなので、阿字ヶ浦まで足を伸ばして大型温泉に入りに行った。
ほとんど貸し切りになった露天風呂でピーチクパーチク駄弁っていたら、
あっという間に17時。女学生か!

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大洗に戻っていつもの居酒屋で露天風呂のつづきを再開。
飽きもせずにサーフムービーやらボードやら、サーフィンの話を繰り返す。
笑っちゃうくらいにあっという間に時間が過ぎるから笑える。
「永遠の少年」改め、「アルコール漬けの子供」。

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翌朝。

海は濃霧に覆われていた。
霧がかかっているくらいなので完全な無風。
海面はまるで鏡のようにツルッツルだ。
しかして、視界20mくらいの濃霧。

霧に陽が差し込むいわゆる“フラットライト”で、
乱視のオジサンには、波が割れて来るかどうかの
判別ができるくらいの位置がちょうど見えない。

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サイズはコシ〜ハラくらいで、カタチも整っていてキレイ。
いきなり目の前に波が現れるのは少々面食らうが、
乗りやすい良い波であることは確か。
空いている内に楽しませていただく。

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すると、人が増えてくる頃に急激に南風が強まり、
霧を吹き飛ばしてくれたが、面はバッサバサになってしまった。
前日同様、ウネリと風波の見極めが勝負を左右した。
そして、やはり私はその勝負にまあまあ負けた・・・

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その後も風は吹き続け、この日は1ラウンドでギブアップ。
2日で3ラウンドだけ。
代わりに温泉で1R、居酒屋で1R済ませていたわけだが。

むーん。やはり梅雨時の海は判断がムズカシイ。
梅雨が長引く今日この頃。
早いとこ悩み無用のきれいな波に乗りたいものであります。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2020.07.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

リモート環境を改善しよう〜PC机上台導入

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デスク上の省スペース化、効率化に加えて、
モニターのポジションを上げることで視線が上がり、姿勢にも良しと、
良いこと尽くめのモニター台を買ってみた。

在宅で仕事をするようになってから、
モニター台に手を出すのは、実はコレで2台目だ・・・

私のiMac 27inchは10kg弱あるため、
どれにするのかは耐荷重性能の見極めが最も重要。
この前に買ったヤツはプラスチック製でしたが、
耐荷重12kgを謳っており、何より安かったこともあって購入したましたが、
まったく話にならないほど天板が撓んでしまった。
確かに耐えてはいましたけど・・・

まあ使えなくもないし、見た目を気にするようなモノでもないし、と、
それでも使い続けてきたのですが、
このテのモノは一旦そういった部分が気になり出すと、
気が気でなくなってしまう。

というのも、そもそも私がモニター台に惹かれたのは、
例によってSNSに上げられた広告でありました。
そのSNSに上げられていた製品は、アルミ製でデザインもスタイリッシュ。
何よりモニター台の上で女性がスクワットをしている
高耐荷重を一目で分からせる画像がとても効果的でありました。

そのことが頭の片隅に残っていたので、
安さに釣られて手を出したプラスチック製の不甲斐なさが、
余計に目について仕方がなくなってしまいました。

というわけで、結局そちらの製品を再購入してしまったというお話です。

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こちらは、アルミ製の天板をもつ
シンプルで秀逸なデザインであることもさることながら、
側面に4つのUSBのサブスロットなど、装備面でも抜かりがない。

私のiMacは背面にUSBのスロットを装備しているので、
USBケーブルを挿すときにブラインドになるためこれは必須の装備。
とはいえ、こういったUSBのサブスロットも
このテのモニター台には良くある装備なのですが、
充電に対応しているだけで、外付けHDDなどは認識しないものも多い。
そんな中、こちらの場合はUSB3.0のスロットなので、
そんな心配も無用であります。
私は、外付けHDDは必要なときだけ起動させたい派なので、
ケーブルを接続しやすい場所にスロットがあるのはとてもありがたい。

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加えて、非接触充電パッドが装備されていたり、
痒いところに手が届くグッドアイデアな装備面もウレシイ。

肝心の耐荷重も公称値27kg。高剛性なアルミの天板は、
パーツ単体の状態で、その数値以上の高い安心感を伝えてくる。

しかして、海外通販で販売されていたそれは、
割引セールでも2万円近くしており、
二の足を踏んで安物に手を出してしまったわけなのだが、
それからしばらくすると案の定、Amazonで6千円以下で販売されていたので
飛びついてしまった。

私の経験則でしかないが、
海外製のクラウドファウンディングのような“早出し的”なモノだと、
ほとぼりが冷めた頃に高い確率でAmazonに現れる。
違法か合法なのかは知らないが、海外依頼で生産していたものを、
そのまま金型を使って中国の自社ブランドとして売ってしまうケースもあると聞く。
ひょっとすると私がSNSで見つけた製品の模造品なのかもしれない。

とはいえ、
今のところ使っていて問題はないので細かいことは気にしないことにしよう。
ちなみに、プラスチック製の方は3千円弱したので、トータルコストは
最初にSNSで見つけたときの金額に限りなく近づいてしまっておりますが・・・
  

テーマ:Macintosh - ジャンル:コンピュータ

2020.07.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然

サーフィン@茨城 7/5

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あっという間に7月だ。
3ヵ月間の空白があったので、余計に時の経つのが早く感じる。
この勢いですぐに冬になってしまいそうだ。

もちろんこの週末も海へ。
そして例によって大貫だ。
梅雨空で気圧配置が不安定なときに、
ここの懐の広さにはホント助けられる。

実を言うと、金曜日まで土曜に行こうと思っていたのだが、
夜に予報が急変。
太平洋沿岸は南西よりの風が強めに吹く予報だったため、
そもそも行ける場所にも限りがあったのですが、
前夜になって数少ない選択肢であった茨城県地方に波浪注意報が発令され、
思いっきり流されたいつぞやの恐怖体験が頭をよぎって急遽日曜に変更した。

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そうして日曜日の朝、
果敢にも土曜日から波浪注意報の出ている海に入っていた
atu、OYくん、ユウタくんに合流。
土曜は、案の定午前中はかなり風が強かったらしいのだが、
午後は風波ながらサイズのあるまあまあの波に乗れたらしい。
行ったら行ったでなんとかなるもんだ。

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この日はご覧のように一日を通して曇り空。気温も低めだ。
波の方はお世辞にもきれいな面とは言いがたいが、
ボヨつき繋がり気味ながらもサイズはコシ〜ハラ、
たまのセットではムネくらいのがポンポンと入って来ていた。
広めのブレイクに捕まらずに、上手いことショルダーを拾えれば、
そこそこ長いフェイスを滑ることができる。

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この日ももちろんWILL & GRACE
テイクオフ後の出だしでつまずいても、ボードの上で体勢を整えられるほど、
ひと度走り出せば頑とした安定感が発生される。
いつもならそのまま何もできずに転けてしまうようなときでも
そうしてリカバリーできるぶんそのあとのチャンスがまだ残ってくれる。

もちろん、そうした中級者に優しいフェイルセーフな特性は、
ほとんどおまけのようなもので、
このボードの美味しい所はもっと別の所にある。

自然に置いた後ろ足の位置とレールとの距離、
そして、フィンの位置の3つの相互関係が分かりやすく絶妙。
クイっと荷重を入れると、急がず、かと言ってダルくもない
適度な反応速度でターンを開始する。
レールとフィンの仕事ぶりが良く伝わって来るからこその感触。
つまり安心感がハンパない。

もちろん、バリアルフォームが土台にあってこその連携で、
誤解を恐れずに言えば、絶妙にスピードを殺しているからこその
シェイプとフィンセットだと感じる。
勝手な解釈ですが、機動性とか、操作性とかいう機能・性能よりも、
波の感触を嗜むように味わうためのセッティングなのではなかろうか?

以前乗っていたクリス・クリステンソンの同じツインキール・フィッシュでは、
もっとマニューバビリティの高い、乗り手の意志に即座に反応する
まさに「道具」といった速度と動きを持たされていましたが、
WILL & GRACEはもっと官能的と言うか、
ボードと、もっと言うと波との会話を楽しむような風情を感じさせてくれる。

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と言ったわけで、2時間ほどやったらゲップが出るほど遊べてしまった。
気がつけば海の上もだいぶ混雑してきていたので、この辺で一旦休憩。

言ったように決して良い波ではないので、
前日から波に揉まれてきた3人はここで終了。

せっかくなので、私はここからTWINZERに持ち替えて第2ラウンド。

この頃には北東風が強めに入り出していたし、
大潮のせいか、多くのハマグラー、シジミストだちが、
インサイドで大挙して潮干狩りに興じていたので、
「1時間くらいやっつけたら終わろう」と、まったく期待せずに入ったのですが、
意外や意外、風の影響で面は更に悪化していたが、
逆に風波でサイズも波数もアップし、逆にサーファーの数も減ってきていた。

割れづらい波も多く、空振りも多かったのですが、
見極めさえできれば、ハラを越すきれいなフェイスを滑ることができた。
2時間以上一人で盛り上がってしまった。あ〜〜楽しい〜〜〜

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駐車場に戻ると「こんな波の時にいつまでやってんのよ」と、
atuとOYくんが待っていてくれた。
待っていてくれているとは思わんかったワ。スマンスマン。
そうして三人でOYくんが最近見つけた近所の定食屋でランチ。
生姜焼きならぬ豚のニンニク焼きが超ウマし。

完全に予想外の良い波にも乗れてしまったし、
いやはや、今週も良い週末を戴きました。

が、自粛要請が解除されてから連続で、
東京での新型コロナの新規感染者数が100人を超えている。
再び不要不急の県外への移動に関して注意勧告が出された。
はてさて、今後はどうなることやら・・・
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2020.07.20 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

ボーダー/二つの世界

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『ボーダー/二つの世界』を観ました。

偏見や差別を描いた作品でもあり、モンスター作品でもある。
予告編でもギレルモ・デルトロがコメントを寄せている通り、
そういった意味では『シェイプ・オブ・ウォーター』の世界観に近いのですが、
それよりももっと生々しいし、それもあって見方によっては
ファンタジーと言うより漫画的にも感じさせる。

まずもってスウェーデン映画というところがすでにドキドキさせられるし、
全体に漂うダークで不気味な印象は異様なほどに魅力的。
人の抱く負い目や羞恥心を嗅ぎ分ける不思議な能力や、
その力によって解明される凄惨な事件に、それらが結びついて行く様子、
そして、特異でいて明らかに同じ形相を持つ謎の男の登場など、
随所に張られた謎や伏線の配置も、サスペンスとしてもよくできていると思う。

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しかして、彼女の過去や背景、正体が何であれ、
私は蔑まされて暮らしてきた一人の女性の、偏見からの解放と、
そこからの再生を観たいと願っていたし、何より、この緻密なサスペンスに、
もうちょっと筋の通った答を望んでいたので、
謎の男の正体が明かされたあとの後半の展開には少々がっかりさせられた。

確かにあの結末によって彼女は救われたのかもしれないが、
少なくとも私には共感はなかった。
もう少し彼女が救われていく姿を丁寧に描いて欲しかったし、
童話のような理由で全てを片付けては欲しくなかったと思う。

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最初はメイクなのか、本当にこういった人がいるのか分からないほど、
精巧でいて目を見張らされる二人の特殊メイクには、
実に4時間もかかったのだそうだ。
特殊効果に関しては明らかに着ぐるみであったシェイプ・オブ・ウォーター
を超える完成度であったので、それだけに惜しい〜〜〜〜と言わざるを得ない。
(オススメ度:60)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2020.07.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

バッテリー寿命かと思いきや、まさかの・・・

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まだコロナの「コ」の字も騒がれていなかった
今年の初めの頃のお話です。

とある朝、都内での打ち合わせに向かおうと、
いつものように自宅の前でR1200GSのセルのスイッチを押すと、
リレーがカチカチ言う音はするのだが、
セルモーターはウンともスンとも言わない。

この前日もセルの回りが悪く、
いよいよバッテリーがあがったようだ。
ただ、いかにバッテリーには酷な真冬の始動とはいえ、
前日に一日走り回っていたので、充電は充分にされているはず。
いくらなんでも電圧が下がるのが急すぎるな。とは思った。

いつも到着した先でコーヒーを一杯くらい飲む時間は
余裕をもって行動しているので、
慌ててGSを駐輪スペースに押し戻し、
HP2に乗り換えてこの日は事なきを得たのだが、それにしても肝を冷やした。
余裕を持っているとは言え、それはオートバイで行動する上での話。
すでに車や電車では間に合わないタイミングだ。

いつもなら冬場はHP2からバッテリーは外しておくのだが、
今年は暖かいこともあって、たまたま先日HP2に乗りたくて
バッテリーを載せていたのでホント助かった。

さておき、その日のうちにAmazonで新しいバッテリーを注文し、
翌日には上の画像の台湾YUASA(¥7,000)が家に届いた。

早速交換し、意気揚々とセルスイッチを押したが、
依然としてウンともスンとも言わない・・・
「え!まさかセルが死んだのか??」

マジかよ〜〜〜と意気消沈していたら、
やっぱりカチカチとリレーが鳴っている音は聞こえる。

そこで音源を追ってバッテリーの後ろにある小物入れのトレーの下を覗くと、

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リレーが浸水してるし!

トレーの下のスペースの排水溝がヘドロで詰まっており、
そこが水浸しを通り越してプールのように水が溜まってしまっていた。
上の画像はヘドロを抜いて水が落ちていく途中なのですが、
気がついたときは画像左の黄色いリレーが半分まで水に浸かっていた。

ところどころにバッテリー端子の回りに付く青灰色の付着物が見てとれる。
つまり水に浸かった状態でここに大電流を放出してたようだ。

ケース内の部品をすべて外して確認すると、
リレーの裏側にあるプラス端子が折れて切断されていた。
もちろんここで切断が起こるような外的要因は存在しない。
水中で激しくショートして端子が吹き飛んだようだ。
怖ぇ〜〜〜〜〜

ほとんど放心状態だったので写真を撮ってませんでした。
皆さんにもこの惨状をお見せしたかった。

まずは水をすべて抜き端子類を乾燥させた。
切断されたのはカプラーの中のギボシ端子だったので、
端子をカプラーから抜き取り、代わりの端子と取り替えてカプラーに戻し、
リレーを接続するとセルは元気に回ってくれた。

私がこういう目にとまらないところまで掃除するような、
気遣いのできる人間でなく、
おまけに雨でもなんでも走らせていたことがすべての原因なのですが、
まさかこんなところにこれだけの水が溜まるなんて思いもよらなかった。
いやはや、ほとんどホラー級のトラブルでありました。

ギボシ端子の換えなんて持ち歩いていないし、
何より、現場での短時間でこの不具合箇所には辿り着けなかったと思う。
レッカー必至。修理代必至。この数日前から、
いつ同じ症状に陥ってもおかしくなかった状態だったはずなので、
自宅で不具合が起こってくれたのはツイていたと言えるだろう。

とはいえ、外されたバッテリーを調べてみると、
比重も充分に残っておりまだまだ使える健康な状態・・・
台湾ユアサはまたくもって無駄な買い物でありました。
慌てて素人判断するとこういうツケが回ってくる。
まったくもってモッタイナイ。
  

テーマ:バイクの修理・整備 - ジャンル:車・バイク

2020.07.15 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

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埼玉のへそ曲がり

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