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『ジャスティス・リーグ』幻のスナイダーカット 2021年配信決定!

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マーベル・シネマティック・ユニバースのヒーロー達を集結し、
『アバター』を抜いてついに史上最高の興行成績を記録した
アベンジャーズ エンドゲーム』。
ピンでも相当稼げるヒーローを一堂に会して作られる映画ですので、
ある意味ヒットは約束されているようなもの。
ただ、やや渋滞気味の登場人物達のパーソナリティをまとめ上げるのは、
かなりの力量が必要なようだ。もちろん、制作費もそれ相応にかかるので、
失敗すれば製作側の損失も相当なものとなってしまう。

そのDCコミックス版である『ジャスティス・リーグ』も、
スーパーマン、バットマン、ワンダー・ウーマンなど、DCの誇るヒーロー達を集め、
アベンジャーズ同様のヒットを望まれ製作されたわけだが、
ほとんど惨敗と言っていい結果に終わってしまった。

そんな失敗の反動か、
『ジャスティス・リーグ』の完成間際になって家庭の事情で途中降板した、
ザック・スナイダー監督が元々意図していた方向性と、
実際に公開されたバージョンがまったく違うという噂が
まことしやかに流れはじめた。

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マン・オブ・スティール』をはじめ、
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を監督し、
ワンダーウーマン』、『アクアマン』の製作を担当して、
この世界観をまとめ上げてきた第一人者であるザック・スナイダーですので、
彼の思いの丈がすべて詰め込まれた真の『ジャスティス・リーグ』を
観たいというファンの気持ちも良く分かる。

噂では、公開されたバージョンの内、実際にザック・スナイダーが
監督したシーンは全体の4割にも満たないという。
それに加え、そもそも2部構成で計画が練られていたこともあり、
スナイダー監督が撮影したシーンは
実に4時間以上存在しているというではありませんか。
4時間の内の50分程度しか使われてはおらず、
公開版の6割は後任のジョス・ウェドン監督が再撮影したものだったという。
つまり、まだ多くの未公開シーンが残されているのだそうだ。

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ただ、スナイダーがフルにディレクションしたはずの
『バットマン vs スーパーマン』も興行成績は決して芳しいものではなく、
その結果を受けて2部構成の話は消えたとも言われる。
『ジャスティス・リーグ』の最初のスナイダーカットの
ポスプロダクションを観た米ワーナー・ブラザースの幹部達からは
その時点で大幅な修正要求が出されており、
すでにワーナーとスナイダー監督との関係は悪化していたとの情報もある。
それもあり、家庭の問題で完成間際になって監督を降板したという理由じたいを
懐疑的に見る向きも多かったようだ。

スナイダー降板後に尻ぬぐいを任せられたジョス・ウェドンが
『アベンジャーズ1』を監督していたことも考えると、
ワーナーとしては無理矢理にでもアベンジャーズ方向に持っていきたかった
意図はモロバレでありますので、配給会社がファンの気持ちを無視して
作品を台無しにしたと思われても仕方のないことかもしれない。

一旦公開された作品のボツになった脚本レベルの話ならば、
それがどんなに魅力的な内容であったとしても、
噂になる以上に蒸し返されることは100%あり得ない。
でも、すでに撮影された素材として残っているのであれば、
契約内容などの法的手続きの調整、そして何より、
ワーナーという老舗の大企業が自らの非を認めるという
大きなハードルが残る事は確かだが、やってできないことではない。

ただ、『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』もまた
配給会社の意図にそぐわずに途中で更迭された
コリン・トレボロウ監督の幻の脚本『Duel of the Fates』がリークされたり、
熱狂的なファンが多ければ多いほど、その全てのファンを満足させられる
結末などないわけで、ある意味こういったことは映画業界では良くある話。
なので、この『スナイダー・カット』の存在もまた、
都市伝説レベルでフェードアウトしていくものと思われた。

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しかして、どうにも気持ちのおさまらないコアなファン達の思いは、
スナイダー・カットの公開を求める署名運動に発展し、
「#Release the Snyder Cut」が巷を騒がせるようになる。
公開を求めるためのクラウドファウンディングも行われ、
集まった資金でコミコン会場の近くのビルボードに
公開を求める広告を掲載したりしていたのだそうだ。

その後、出演したキャスト達もSNS上で公開を求める運動に参加しはじめ、
スナイダー・カットの存在がただの妄想ではないことを世の中が知ることとなった。
そしていよいよワーナーの重い腰を持ち上げることにつながり、
2021年に米HBO Maxから配信されることが正式に発表されたわけだ。

監督が交代されなくても、配給会社の要望で
物語に多少の変更を余儀なくされた『ブレード・ランナー』が、
のちに『ディレクターズ・カット』、『ファイナルカット』と称して、
フルバージョンが公開されたりした例もあるにはあったが、
言ってもそれは微細な違い程度の話だ。
今回のように、ほとんどリメイクに近いレベルまで改編されるのは
たぶん初めてのことではないだろうか。
しかも、保管されてきた未使用シーンには、
VFXなどは施されていない状態なのだそうで、
ワーナー・ブラザースは今後2,000万~3,000万ドルという巨費を投じて
それを完成させるつもりなのだという。

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ワーナーの動画配信サービスであるHBO Maxは、
つい5/27日にスタートしたばかりなので、
今回の騒動がそれなりの宣伝効果を上げていることは確かであろうが、
それにしても、よく天下のワーナー・ブラザースが恥を忍んでまで
スナイダー・カットの配信を決めたものだと思う。
これはかなり珍しいケースで、ほとんど事件と言っていいレベルの出来事だ。

それは何より、アベンジャーズの真反対の存在である『ジョーカー』の
想定外の大成功により、アベンジャーズ以外の成功の法則があることが
分かったからではなかろうか。

これに続けとばかりに、同じDCユニバースに属する『スーサイド・スクワッド』も、
幻のディレクターカット(エクステンデッド・エディションとはベツモノ)の
公開を求める署名が行われているらしい。
そう言えば、『スーサイド・スクワッド』にも
思いっきり期待を裏切られたっけな・・・
とにかくワーナーという会社は作品に口を挟む傾向が強いようだ。

というように、スナイダーカットの公開は完全に前例となってしまい、
DCじゃないけど『ハン・ソロ』の続編を求める署名まで始まっているらしいが、
○○カット公開署名運動〜公開っていうのが、
話題づくりのマーケティング手法にならないことを祈るばかりだ。

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『バットマン vs スーパーマン』にも、
30分の未公開シーンを追加したアルティメット・エディションが存在するが、
公開版との違いは微細であったので、
今回も期待のしすぎは禁物だと個人的には思っている。

ただ、撮影はされたが完全にカットされたキャラクターが2〜3いるらしいことや、
撮影中に話題になった「黒いスーツを着たスーパーマン」
(『マン・オブ・スティール』でも黒スーツのシーンはある)
も、気になるところではある。
果たして4時間バージョンとなるのか、数話に分けて配信されるのか、
日本でも観られるのか?観られるならどこでなのか?など、
まだ分かっていないことも多いのですが、
今は素直にこの祭りに乗っかって今後の展開を楽しみに待ちたいと思う。
  

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2020.05.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

ランドローバー 新型 ディフェンダー 発売開始

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メルセデス New G-classが、マイナーチェンジと見紛うばかりに、
古き佳きデザインをそのまま踏襲しながら
フルモデルチェンジしてきたのとは対照的に、
西の横綱ディフェンダーは、コンセプトはそのままに残しながらも、
そこに新たなデザインの解釈を加えて、
71年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。

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ショートホイールベースの「ディフェンダー90」と
ロングホイールベースの「ディフェンダー110」が
ラインナップされるのは先代と同じモデル構成。

比較的近しい存在であるディスカバリーでさえ800万円は下らないのに、
日本で当初投入される4気筒ガソリンエンジンモデルで
499万円(消費税込)からと、意外にお手頃感があるのは朗報であります。

ランドローバーが「Third Dimension」と呼んでいる
つねに外部と繋がった状態を維持するコネクト技術も投入されていて、
16にも及ぶシステムが常時アップデート可能になっているという。

エレクトロニクスの「エ」の字も入っていなかった先代のファンも多いためか、
行き過ぎた電子制御には懐疑的な見方もあったようだ。
しかして、むしろ遠隔地で発生した問題に対処する方法としても
Third Dimensionを活用できるとメーカーは自信を覗かせる。

そういった最新のソフトウェアも含め、いかにディフェンダーとは言えども、
乗り心地を含めて最新型らしく市街地での取り回しなども考慮されているようだが、
深いデパーチャーアングルを確保するために、
リアのオーバーハングをスパッと切り落としたスクエアでソリッドなデザインなど、
もちろん冒険に出かけられるだけの高い走破性も兼ね備えている様子。

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クラシックのデザインに流麗さはないし、むしろ無骨ですらあるのだが、
それが逆に今の自動車デザインが失ってしまった力強さとして伝わって来る。
時に男は使う道具に自身を投影したくなるが、
必要最低限と言わんばかりのミニマリズムと、
普遍的な価値観を誇示するモダニズムは、
男が信じる男っぽさの象徴とも言えると思う。
確かに今見てもとても秀逸なデザインだと思う。

しかして、いつまでもひとつ所に留まっていることは退化と同じだ。
そして、偉大な先代に対抗すること以上に勇気の要ることはない。
一目でディフェンダーと分かるデザイン様式を維持しながら、
それらを次の50年にアップデートさせるために
各所に新しい処理と未来的なデザイン因子を散りばめた、
ローバーのデザインチームの仕事には惜しみない賛辞を贈りたい!!

座布団一枚!
  

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2020.05.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

MSRテント Freelite 1 超軽量1,130g!

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家に籠もってウジウジとやっていると、
食欲はもちろん、物欲までもが刺激されるようだ。
これでアルコールの摂取量まで増えたら、
ダメ人間にあと一枚でリーチだ。
ちなみに、そこにギャンブルが加わったらツモ。

家に籠もっている方が、外で遊んでいるときよりも
これほど想像力を掻き立てられるものとは思わなかった。
牢屋に入れられた囚人のように(一応言っておくが収監された経験はない)、
毎日毎日、自由に出かけられるようになった日の過ごし方ばかりを考えている。

その筆頭はもちろんサーフィンなのですが、こちらに関しては、
ありがたいことに物欲は今時点で完結しており
(と言っても、まだお話ししていない物件もあったりするのですが、
 その話はまた今度)、あとは緊急事態宣言が解除されるのを待つだけの状態。
そうして玉突き的に転がる私の物欲は、
オートバイツーリングに行き着くわけであります。

越境してのツーリングはまだできそうにないが、
埼玉県内にだって自然は多いのだ!
なんとなく一番最初にツーリングが解禁できるのではないかという
淡い想像に抗えず、長いこと欲しかった軽量テントに手を出してしまった。

多くのメーカーからオートバイツーリング用として
様々なテントが発売されておりますが、そのどれもが
「いかにオートバイで行く場所で快適に過ごすか」に力点を置いており、
積載性と居住性のバランスを重視しているモノが多い。
それはそれで正論なのですが、正直、モノとして魅力的に映るプロダクトがない。

とか言う以前に、私は山用のギアに惹かれてしまう。
そして、その筆頭はもちろんMSRだ。
やはり厳しい山岳行に向けてデザインされた道具達は、
最小で最大の効果を得るために、微に入り細に入り洗練されていて美しい。
中でもMSRの技術力、製品哲学に対する信頼性、そして何より、
トレンドを牽引するセンスの良さには目を見張るものがある。

というわけで、『MSR Freelite 1』を買ってしまった。
定価¥55,000!!!!!しかも税別!!!!!!
もちろんそんな大金逆立ちしても出せないので、
あちこち探し回って半額程度で買いました(それでも充分高いけど)。
同じフリーライトにもこの「1」の他に、
2人用の「2」、3人用の「3」とあり、居住性は比例して上がるのですが、
それ以上にお値段の方が相応に上がっていってしまうので、
いっそ最軽量に特化して「1」にすることにした。

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最大重量1,130gは、その数値以上に軽く感じる。
収納サイズも46×15cmと超コンパクト。
これだけコンパクトならば18L程度のザックにだってラクに入ってしまうし、
この重量なら背負ってもライディングの妨げにもならない。
積載能力の低い私のHP2 Enduroでは尚のこと、これはとても助かる。

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早速、近所の広場でテスト設営してみた。

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とはいえ、設営方法もミニマムなので、
一度でもテントの設営をしたことのある方なら一切の悩みは無用。

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ポールはすべて連結されていて、パズルのように組み立てる必要がない。
この、アルミやカーボンの製造で有名なEASTON社が開発した
『サイクロンポール』は、
ボーイング社の航空機にも使われている複合素材で作られていて、
アルミのように曲がったり折れたり爆ぜることもなく、
それでいてカーボンのように軽く、アルミのように強いという、
考え得る限り最高の素材が使われている。
ちなみに、このポールを採用しているのはMSRだけだ。

このくだりだけで一杯飲れる。

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美しい赤いアルマイトが施されたアルミ製のペグも
酒のつまみに最適だ。

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Y字に組み上げた骨組みをベース3箇所に嵌めればフレームだけで自立する。
片側が中央に1箇所だけ骨が立つ仕組みなので、四隅のペグ打ちは必須。

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ポールに各フックを留めていけばインナーテントは完成。

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スイベルが設けられたハブの造作も見事の一言。
シビれます。

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インナーテントのキャノピーは通気性の高いマイクロメッシュで、
軽量化とともに、結露も軽減してくれるという。
ここまで確認しながらゆっくりやっても5分足らず。

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フレームにフライを留めていけば、まさに「あっ」という間に完成。

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せっかくなので、しばし昼寝。
前室に荷物を置けばフロアは1人に充分なスペース。
天井までは約90cm。

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フライとインナーテントにはMSRだけに採用されているコーティング技術
『Xtreme Shield™』が採用されている。
これは高温・高湿に対して耐久性が高く、一般的なものよりも3倍長持ちし、
経年劣化によるベタつきも軽減されているという特殊技術。

しかも、特殊な縫製技術により、縫い目をシールするシームテープがない。
シームテープが剥離するトラブルがなく、これは何より軽量化に寄与している。

ミニマムなテントの中に、最新の技術や発想が
これでもか!ってほどに詰め込まれている。
なんだか説明しながら興奮してきた。

やはりこういった口プロレスで負けないウンチクの多さは
男の子にとって最強のロマンだ。使う前からもうお腹いっぱい。

というわけで今は、いくつか寿命を迎えてしまったグッズなど、
オートバイ関係のアイテムを漁っているところでありますが、
何はともあれ、早く旅立てる日が待ち遠しいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜
  

テーマ:キャンプツーリング - ジャンル:車・バイク

2020.05.25 | コメント(2) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

snow peak チタンスタッキングマグ 雪峰 H300

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みなさんもリモート飲み会を楽しまれていることと思う。
私はFaceTimeをはじめ、テレビ電話というやつが苦手だったので、
あまり前向きにやってみたいとは思って来なかったのですが、
やってみるとこれはこれでとても楽しい。

会話に半秒ほどの時間差があることなど、慣れも必要になるが、
それも最初の30分ほどのこと。すぐに楽しさの方が上回る。
私の場合、関東圏のみならず、西は鳥取、
北は北海道の仲間と、自宅に居ながらにして飲めることは、
何をおいても楽しい。

もちろん、そこに新たなアイテムを導入できれば尚楽しくなる。

この場合、それはコップであります。
以前にも立山の山荘で一杯飲るのにチタンのマグカップを買ったことを
こちらで紹介させていただきましたが、
そちらは取っ手の付いたあからさまなアウトドア用マグで、
今回はもう少し家呑みに寄せてみました。

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snow peakのチタニウム製スタッキングマグ『雪峰』であります。
私はBarでモスコミュールを飲むのが好きなのですが、
中でも銅製のマグで出してくれる店のものが好きだ。
チタン製のマグにも銅製マグと同様の旨みがあると思う。

毎度言いますが、ドライカーボンとマグネシウムと
チタニウムという軽量素材は、まさに男のロマンだ。
軽くて強靱であることはまさに理想の男の象徴であります(?)。

アウトドアシーンでは、
コップに限らず様々なテーブルウェアにチタンにが活用されているが、
いかに先端素材の魅力が高いとは言え、
荷物の軽量化という理由だけで、あの価格を担保するのは無理がある。
それだけではなかなか触手は動かされない。

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snow peakが秀逸だったのは、
チタンのもつ素材の表情を「和」の世界観の達成に活用した点にある。
画像の『酒筒』などはその最たる例であります
(これもチタン製 お猪口は別売。こちらもちょっと欲しい)。
雪峰の口の当たる部分の絶妙なカーブなど、
和のテイストを色濃く感じさせる造形がことのほかステキだ。

今はこれでお気に入りのシングルモルトをロックで戴くことが、
この上ない幸せなおうち時間となっている。

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話は逸れるが、リモート飲み会の翌日に山菜を採りに行くという
札幌の友人に、リモートお願いをして私のぶんも山菜を採ってきてもらった!
そうして、アイヌネギを秘伝の醤油漬けにして送っていただいた。
これがもうヤバイくらいにウンマイ。
かっぱえびせんばりに箸が止まらなくなると、
あっという間になくなってしまうので、
自制心を保つのが難しいくらいに旨い。
こういうサプライズ気味に嬉しいことが起きるのも
リモート飲み会の旨みかもしれん。

もちろん一日も早く、みんなと居酒屋で
グダグダになるまで飲み明かしたいことは、この際言うまでもないが、
今はチタンマグカップとアイヌネギで、自粛生活を乗りきる所存であります。
  

テーマ:キャンプツーリング - ジャンル:車・バイク

2020.05.22 | コメント(4) | トラックバック(0) | 徒然

HP2 Enduro : こんなときだからこそ思い出すコトもある

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春はオートバイツーリングに限らず、外で過ごすのが気持ちの良い季節です。
もちろん、今は長距離ツーリングどころの状況ではありませんが、
ここ最近は冬が終わればサッサと海にばかり行っていたので、
コロナ禍がなくてもHP2 Enduroと過ごす時間は減ってしまっておりました。

それと、私のホームコースと言っても良い、
行きつけのトレールであります群馬県の栗原川林道は、
先の台風19号の影響もあり、雪解けしても開通の目処が立たなかったり、
昨今の災害というやつは、新型ウィルスだけではないということを、
改めて私に思い出させてくれる。

相変わらずバケツをひっくり返したような豪雨にもなるし、
最近立て続けに緊急地震速報のアラームは鳴るし、
もし、今の状況に自然災害が上乗せされたら・・・
とか、考えると背中に嫌な汗が流れる。

さておき、私のHP2 Enduroは、本来ダートロードを気持ち良く走るための
ほとんど特化型の道具であるため、
ダートロードがなければ旅立つ理由がなくなってしまう、
あべこべな存在でもある。

でも、逆に今のような状況なので、
近所への買い物であっても、積極的・・・
否、渋々でもHP2に乗って行くようにしている。

原付に乗るような感覚でHP2に乗るなんて、
少し前の私から見たら、言語道断の行いでありましたが、
置き放しにしておくより、エンジンオイルを馴染ませるためだと思えば
心の荷も下りるというもの。

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とか、例によってつべこべ言ってますが、
主旨をかいつまんで言うと、たとえ近距離であっても、
近所の河原でも、いっそダートロードでなくても、
HP2を走らせるのはとてもキモチイイのである。


もし、一生に一台だけしかオートバイを所有できないとしたら、
あなたは何にしますか?

という質問を、私はHP2 Enduroが発表されたときに思った。
そんなことを、近所を走っているときにフと思い出した。

それはつまり、HP2 Enduroが、
「これは私にとって一生モノになる」と直感した瞬間であったワケなのですが、
そういった瞬間ってなかなかあるもんじゃないと思う。

とはいえ、200万を超すような買い物を
ポンポンとできるような身分であるはずもない。
しかも、HP2 Enduroはカタログモデルではなく、
2006〜07年の間に2,910台だけ生産され、
そのうち日本へやってきたのは200台程度と言われる限定モデル。
その時に決断できなければ決して手には入らない。
当時R1200GSを買ったばかりの私には尚のこと、
到底手の出せる代物ではありませんでした。

そうして月日は過ぎ、
2009年に中古のこいつと出会うことになるわけだが、
言ったように、このクラスの買い物ともなるとタイミングがとても重要になる。
出会えたこと以上に、自分が買える状態にあったことに感謝したものだ。
このブログの開設2番目の投稿でそのことについて書いている通り、
こいつのことを語りたくてブログを開設しようと思うくらい、
私にとって思いの詰まったモーターサイクルであるわけだ。

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「ホンモノに出会ったら、多少の無理ならしてでも手に入れろ」

という主義が、幸か不幸か私に備わってしまったのは、
まさにHP2を買えなかったときの悔しさが強すぎたためだ。
それ以降の私の悪癖に関しては、この際説明は不要であろう。

こういう「決心」とか「思いの強さ」って、
それ自体は消えずに残っていても、
そもそも、それを決意した理由や原因が「ハテ何でだっけ?」
みたいなことって(私の場合)よくある。

もしかしたら、自分に何かを課すようにダートロードを走っていては、
そんなあの頃の自分の決意に気づけなかったかもしれない(私の場合は)。

普段ならしないようなことをすると、
こんな転機のようなことが起こるのだとすると、
この騒動の間にあと2〜3は何か起こるかもしれない。
何もできない時というのは、想像力を育てる最適な時なのかもしれない。
とか、この未曾有の惨事を、
ちょっとは前向きに捉えてみることにしようと思った。
  

テーマ:バイクのある風景 - ジャンル:車・バイク

2020.05.20 | コメント(0) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

サーフムービー『SPOONS』と『On the Edge of a Dream』

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実は、あとから話す『On the Edge of a Dream』の方を先に観たのですが、
「『SPOONS』も一緒に観た方がいいですよ」と、
ユウタくんに促され後追いで観た。
というのも、双方ともに草創期のサーフムーブメントを巡るうえでは
歴史的な意味合いの強いサンタ・バーバラに関する内容だからだ。
できればこちらを先に観た方が良いと思うので、先に紹介させていただく。

私にこの映画が持つ歴史的価値と、
この映画が伝えたいことの半分も理解できていないことは、
この際火を見るよりも明らかなのですが、
私なりに心を揺さぶられましたので、
あくまでもこれは私の勝手な解釈である。ということを申し上げた上で、
書き留めておきたいと思います。

以前こちらでも紹介した『FISH』が、
サンディエゴに端を発するフィッシュ・ムーブメントを追った
ドキュメンタリーであったのに対し、こちらはちょうど同じ頃に
サンタ・バーバラで起こっていたムーブメントを追ったドキュメンタリー。

ロサンゼルスの南に位置し、メキシコとの国境にほど近いサンディエゴと、
ロサンゼルスから同程度北上したあたりに位置するサンタ・バーバラ。
日本人からすると同じカルフォルニアなので大差なさそうに思ってしまうが、
それぞれに個性的な変遷を経ているところが興味深い。
その土地特有の風土や文化、
そして個性的で伝説的なサーフポイントの存在によって、
サーフカルチャーもまた様々な独自性をもち、育まれ継承されていく。

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サーフィン好きなら、一度はこの写真を見たことがあると思うが、
これがかの有名なレギュラーブレイク『リンコン』。
“女王”に喩えられるほど美しいサーフポイントであるリンコンがあるのが
他でもないサンタ・バーバラ。

リンコンがあるからなのか、はたまたそもそもの土地柄なのか、
レニー・イエターにはじまり、マーク・アンドレイニ、アル・メリック、
ジョン・パイゼル、ライアン・ラブレースと、
サンタ・バーバラは革新的で意欲的なシェイパーを多く輩出している。
中でもほとんど鬼才と言っていいほどの異彩を放つのがジョージ・グリーノウ。

それまでの概念を覆すジョージ・グリーノウのシェイプしたサーフボードと、
彼のライディングから、サンタ・バーバラの革新的で斬新なサーフシーンが
生まれたのかもしれない。

ちなみに、
グリーノウも、フィッシュを生み出したスティーブ・リズもニー・ボーダー。
それまで主流だった長いボードに“立って”乗っていては決してできなかった、
運動性と自由度の高いライディングを目指して
新たな地平(この場合水平線か)を目指したところも共通している。

そんなグリーノウをはじめとしたサンタ・バーバラのシェイパーや、
サーファー達が、それぞれの道を探求しながらも、
お互いに刺激し合い高めあってきた歴史を丁寧に紐解いて魅せてくれるのが
『SPOONS -A Santa Barbara Story』であります。

そして、サンタ・バーバラの鬼才、ジョージ・グリーノウから
テンプレートや哲学を継承した、次のジェネレーションがエリス・エリクソン。

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中でも独特なサーフボード・システム、というか概念が「エッジ・ボード」。
レールに段が付けられ、ボトムには思いきったコンケーブが与えられている、
かなり奇抜で特徴的なサーフボードだ。

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60年代にグリーノウが考案したエッジボードを、
2000年代のサーフシーンにフィットさせようと模索するエリス・エリクソンの姿を、
『リトマス』を世に送り出したフィルマーのアンドリュー・キッドマン
(彼は『FISH』でもその豊富な知識と経験を披露している)が、
5年に渡り追ったのが『On the Edge of a Dream』であります。

サーフボードのシェイプやボトムのシステムは、
それこそ星の数ほどあって、多くのシェイパーの手によって、
チューンされたり、再解釈されたりを繰り返している。とはいえ、
中級者の私にはほとんどその違いに関して論を持たないわけなのですが、
そんな新参者にもとても解りやすく、エッジボードの解説がなされている。

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これは私の勝手な解釈ではありますが、
レーシングカーが多くの空気を取り込み、後方に速い速度で排出させることで、
空気抵抗を減らすように、このエッジシステムもサイド方向に水流を促し、
ボトムのコンケーブ内から高速で水を排出させ、
ダウンフォースを生み出すレーシングカーとは逆に揚力を生み出し、
ボードを浮かせ抵抗を減らすことで高速な滑走を可能にしている。

もちろん、様々にある特徴的なサーフポイントの波の攻略を想定されているぶん、
アプローチに多少の違いはあるかも知れないが、求められるものは同じはずだ。
たとえば、FISHもエッジボードも、
バーティカル(タテ方向)よりもフロー(ヨコ方向)に効くデザインであることなど、
今作を俯瞰して眺めていると、ここで語られているのは
なにもエッジボードの話だけではないことに気づくことができる。

エッジでも、ハルでも、フィッシュでも、スタビーでも、そしてスラスターでも、
水という流体と向き合っていることに違いはない。
なので、この『On the Edge of a Dreams』は、自分がふだん乗っているボードに
置き換えてそのことを学べる貴重な教材にもなっている。

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DVDを収納するケースは豪華装幀されたブックレットになっており、
貴重な文献と併せて本作を楽しめるようにできている。
ただ、残念なことに英語を解さない私にはただの写真集でしかない。
まったくもって馬の耳に念仏、猫に小判であります・・・

最後に「to be continue」とクレジットされて本作は終わるのですが、
それは続編を示唆するものではなく、
エッジボードという概念が、まだまだ完成されていないことを意味している。
クルマ好きに分かりやすく言えば、EVのレンジエクステンダーとして
ロータリーエンジンや2ストロークエンジンが見直されたりしているのと同じこと。
(ワカランか??)
新たな継承者の登場によって、一度は表舞台から消えた概念が、
未来への可能性として光が当てられていることを強く顕しています。

というわけで、この2本は是非まとめて観ていただきたい。
やはりというか、案の定というか、
私はすっかりエッジボードに乗ってみたくなってしまいました・・・
モノ好きにはかなり罪なDVDになっておりますことを予めお知らせしておきます。
同じようにエッジボードが欲しくなっちゃっても、
当局は一切の責任を負いませんのでご了承ください。
  

2020.05.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

マリッジ・ストーリー

mariagestory1.jpg



Netflix オリジナル作品『マリッジ・ストーリー』。

なかなか考えさせられる映画でした。

もちろん私には、今作を観た女性の気持ちは分からないのですが、
男としては、ここで描かれる「あるある」が直撃過ぎて、
正直観ていてかなり「痛い」。

それは例の「勘違い」や「思い込み」ってやつだ。
これが男特有のものなのかどうかは分からないが、
男として観ていると、映画の冒頭から私の勘違いを巧みに誘導してくる。

mariagestory3.jpg

離婚を決めた夫婦の物語なのだが、
妻役がスカーレット・ヨハンソンというところも上手い。座布団一枚だ。
良く言えば天真爛漫だが、どちらかと言えば
悪女的な印象の強い彼女を起用していることで、
つい旦那役のアダム・ドライバーに肩入れしてしまう。

「この嫁さんは正しい判断ができていないのだ」と考え、
なぜか嫁さんも、本当は今の自分と同じ気持ちで、
今はそれに気づいていないだけだと思い込んでしまう。

もちろん最初からそれに気づけていれば勘違いを回避できるのであるが、
巧みな演出にハメられて、最後に「あるある」の直撃弾を浴びるわけだ。

mariagestory2.jpg

時として男は、地図が読めない女を見下すことがあるが、
男は地図が読めるぶん、女の現実を見極める力を見損なうことがある。
自分の男としての現実を判断されていることに、なかなか気づくことができない。
どうして男ってこうなんでしょうね?

私はガッツリと身につまされました。
良い映画って時に痛いですね。
(オススメ度:80)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ これからの土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
不定期掲載とお伝えしておりましたが、
ひとまずは、月、水、金曜の週3日ポストしていこうと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
    

テーマ:Netflix - ジャンル:映画

2020.05.15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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