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アイリッシュマン 〜ついに我家にNetflixがやってきた!〜

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これまで、なんとなくではあるが
「Netflixを契約したら終わりだ」と思ってやって来た。
それは、「いよいよリビングのソファに根が生えてしまうかもしれない」という
危惧感からの切実な思いだったワケなのだが、
こと、#stayhomeな状況に至っては、それも仕方がないことだろう。

これまで
・WOWOW(BS放送)
・Amazon Prime Video(デジタル配信)
・Disney THEATER(デジタル配信)
・フジテレビNEXT(CS放送:F1中継)
の4つの有料チャンネルを契約してきたわけなのだが、
いよいよそこに「Netflix」(デジタル配信)が加わることとなった。
(とはいえ、F1は開幕のメドすらたっていない状況なので、
 フジテレビNEXTは一旦解約した)

地上波を含め、これでいよいよ
我が家のリビングのテレビの液晶が休まる暇はなくなった。

というわけで、いまNetflixを契約して、何はなくとも見なければならないのは
もちろん『アイリッシュマン』であります。

下馬評を覆して本年度アカデミー作品賞に輝いた『パラサイト』の活躍の裏で、
まさにその下馬評の期待を一身に浴びていたのが、
他ならないこの『アイリッシュマン』。

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巨匠マーティン・スコセッシをはじめとして、
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴィー・カイテル
といった大御所俳優達がこぞって参加した超話題作。
しかも、上映時間は圧巻の3時間29分。

その制作費は1億7500万ドルとも言われるが、
アベンジャーズ4の3億ドルと較べればかわいいもの。とはいえ、
いまどき任侠映画にこの額の予算をつぎ込むメジャー配給会社もないようで、
まさにNetflixならではの作品と言えるだろう。

物語は1975年にアメリカで実際に起こった、
最も有名な未解決事件の1つであるジミー・ホッファ失踪事件を軸にして描かれる。

もし鑑賞する予定があるなら、
この失踪事件のアウトラインは調べておいた方がいいかもしれない。

「エルヴィスやビートルズと同じくらい人々を熱狂させた」
と、劇中でも述べられるほどのカリスマ、
全米トラック運転手組合委員長ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)と、
ペンシルバニアのマフィアのボス、ラッセル・ブファリーノ(ジョー・ペシ)、
そして、そんな大者たちの寵愛を受け、腹心として長く仕え続けた
元トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)の3人の半生を、
後日語られたシーランの告白という形で綴っていく、壮大な叙事詩となっている。

ホッファという強大すぎるほどの権力を持った男の存在はアメリカの闇で、
もちろんそのコントラストを描き出すのはジョン・F・ケネディという存在だ。
今作がアメリカの光と闇を描く近代史となっているところも見所。

しかして、200分を超える時間の間中、
私の心を掴んで離さなかったのは、
デニーロ演じるフランク“アイリッシュマン”シーランという男の
深すぎるほどの忠儀心でありました。

登場人物のほとんどが、対抗勢力、ときに身内から、
簡単に殺されていく危うい世界の中で、
83歳という天寿を全うできたのは、ひとえにその忠儀心からによるもの。

尊敬し、約束を守り、多くを語らず、自らの犠牲を厭わない。

そんな嘘偽りも、表も裏もない彼の言動や行動に、
世の大物達は上下の隔たりなく彼を信頼し、ときに友と認める。

フランク・シーランの人生観には心からシビれさせていただきました。

といったスコセッシの脚本、編集の妙技に加え、
シーランを20代から80代までを演じたデ・ニーロの
特殊メイクと、傑出したCG加工技術にも目を見張らされる。

誠にお金の使い方も見事でありました。

私も大好きなMARVEL作品をして「あれは映画ではなくテーマパーク」と
吐き捨てたスコセッシに、これまでは少なからず嫌悪感を抱いておりましたが、
こういった作品には出資せずに、アメコミ作品に巨額の制作費を投じ続ける
メジャースタジオの姿勢に対して、そう言いたい気持ちも今では良く分かる。
これを見せられてしまっては、もはやグウの音も出ない。

スコセッシの次回昨『Killers of the Flower Moon』は、
すでにデ・ニーロとディカプリオの共演が決まっているそうで、
配給権と制作費に関して、現在Netflixに加えて、Appleとも交渉中とのことだ。

『ROMA』を世に出した功績も含め、
Netflixの今後の活動からは一切目が離せなくなった。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
滑れないとき、使っていないときの方が、
道具に施したい改良策が浮かんできてしまう。
今シーズンは一回も使わなかったスプリットボードなのに、
バインディングに改良を加えてしまいました・・・
  

テーマ:Netflix - ジャンル:映画

2020.04.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

冬の車中泊のマストアイテム発見

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何度かこちらでも申し上げているように、
今シーズンはじめて冬の車中泊を活用している。
これが回数を重ねるごとに快適性が向上する種類のもので、
つまりは毎度現れる問題を、しらみつぶしに解決していくことが
結局は一番の近道であるという典型例。

そんなわけで、もうすっかり春になった今になって、
今季最終アップデートの報告です。

NANGAの寝袋にフリース素材のシュラフインナーなどを組合わせたり、
あれこれと策を講じてきたが、なかなか明け方の寒さをカバーしきれない。
よく言う「底冷え」ってやつだ。どうしても寒さに目が醒めてしまう。
凍えるほどではないので、我慢できないようなこともないのですが、
安眠を妨げられるのはできれば避けたいトコロだ。

かなりの厚着をしてみたりもしてみたのだが、
どうにも凍えるような寒さを抑えられない。
やはり寝袋の性能の限界なのか??とか思ったりもしたのですが、
よくよく寒さの原因を探ってみると、
足先の冷たさではないかと思い当たるに至った。
そこで、
羽毛入りの靴下、というかテントシューズを買ってみた。
Amazonで¥2,700也。

これが大正解でありました。
そんなに厚着をしなくても朝までぐっすり。

スキーでもスノーボード中でも、足先に冷たさを感じたことはないので、
冷え性ということもないとは思うのですが、
私は足先からかなりの体温を外気と熱交換しているようだ。
つまり、足は私のラジエターということだな。

さておき、これでまた冬の車中泊の快適度が増した。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
自主隔離という名の軟禁状態がつづく今日この頃。
いよいよ(というか仕方なく)我が家もNetflixの契約に踏み切った。
というわけで、もちろん最初にお伝えしないとならないのは
『アイリッシュマン』の話であります。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.04.16 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

TOYOTA GR YARIS

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トヨタ ヤリス(旧名ヴィッツ)のGAZOO Racingチューンのスペシャルモデル。
『GR YARIS』が3月31日〜4月1日の二日間、
東京駅八重洲中央口の特設ステージに展示されるということで、
打ち合わせのついでに寄ってみた。

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私は、いわゆるホット・ハッチと呼ばれる、
ピリリとスパイスの利いた小粋なクルマが好きなのですが、
中でもオリジンをラリーカーにもつリトル・ダイナマイトなクルマはより大好き。
どういったわけか、ラリーのホモロゲーション・モデルは、
私の目にいつも魅力的に映る。
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なので、ラリーカーに起源を持つ、
この『GR YARIS』もまた、かなり好きな部類に入るクルマだ。

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上に画像を貼ったオリジナルのWRCカーはまったくカッコ良くないし、
『86』も『SUPRA』もまったく私の琴線に触れては来ないのだけれど、
『GR YARIS』はなかなかにドキドキさせてくれるじゃありませんか。
マニアレベルのクルマ好きが社長をやっているメーカーでないと、
なかなかこういったクルマは出てこないと思う。

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この際、荷室の使い勝手の説明は必要ないように思うのですが、
こういうラリーとはまったく関係のないことを、
きちんと紹介してくるのもまたトヨタというメーカーだ・・・

あえてそれに乗っかって話を続ければ、
2人までならスノーボードでも問題なく行けそう。
ショートボードならサーフボードも中積みできるかもしれない。
ただ車中泊は無理だろう。これ買って車中泊する人もいないだろうけど。

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こちらは隣に展示されていたノーマルのヤリス。
リッター30kmを超える燃費性能を誇るハイブリッドで213万円!
身内にラリーカーがいるせいか、ハンドリングもすこぶる良いらしい。
しかして、どうにもヤスモノ感が否めない。

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ホットハッチではなくベースモデルという観点で言えば、
新型の『ホンダ フィット』の方が品質感というかイイモノ感が高くていいかな。
モーターショーで見ただけですが。

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もちろん私としては、フィットを買うなら間違いなく
『ルノー トゥインゴ』を買いますが。

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本気度が伝わって来るディテール。イイデスネ〜〜

【GR YARIS 1st Edition】
車両本体価格
RZ “High performance” 4,560,000円 税抜価格:4,145,455円
RZ 3,960,000円 税抜価格:3,600,000円
※オプション価格は含まれていません。

お値段もなかなかのもの。

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【ABARTH 595 COMPETIZIONE】
ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション
全国メーカー希望小売価格 4,000,000円 税抜価格:3,636,364円

ただし、こうやってアバルトと比較すると、
GR YARISの価格設定には説得力があるように感じる。

さておき、
こんなクルマとドキドキするような生活をしてみたいものであります。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
車中泊というのは繰り返すごとに改善されていくものであります。
そして、眠りとは自分自身の知られざる身体の特徴を知る
良い機会にもなるのでありまして。
   

テーマ:自動車・バイク関連ニュース - ジャンル:車・バイク

2020.04.15 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

BURTON Supergrip Capstrap 2.0

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常に業界の先頭を走るBURTONも、トゥストラップには紆余曲折の歴史がある。
足の甲ではなく、つま先を固定するするように刷新したのは
BURTONが最初かどうかは分からないが、
かなり早い段階からつま先を抑えるトゥストラップに変更していた。

当時はとても理に叶ったものに思えた、この革新的なアイテムにも、
やってみなければ解らない諸問題が降りかかる。
特にBURTONはつま先全体を包み込むようなキャップ形状のストラップを
採用していて、それにより、特に足の大きい人間の場合は
雪面と接地したときにズレてしまうという事態が発生してしまった。

それでもキャップ形状を諦めなかったBURTONは、
形状を変えたり、素材を変えたりしながら、
ほとんど泥沼的にこの部分のパッチ修正を繰り返すこととなった。

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上の画像は2016モデルのGENESISですが、
いよいよ全体の素材を人工皮革からすべてゴム素材に変更し、
これには見た目からしてかなり期待させられた。
しかして、この『Supergrip Capstrap』であっても、
ドラグ時のズレは避けられず、かなりがっかりさせられてしまった。

そうしてBURTONは、またもや3シーズンでデザインを刷新してきた。
その名も『Supergrip Capstrap 2.0』。
ホントBURTONという企業はマジメというか、執念深いというか。
そのプライドの高さと責任感の強さには、まったくもって敬服させられる。

近ごろはすっかりご無沙汰しているBURTONではありますが、
そんなわけで、BURTONのキャップストラップの進化からは目が離せないでおりました。

先日報告させていただいた通り、
『UNION TEAM STRATA』にハンモックストラップを移植し、
改めてBURTONパーツの秀逸さに目から鱗が落ちまくった私は、
いよいよSupergrip Capstrap 2.0への興味が
抑えられなくなってしまったというわけだ。

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ただ、キャップストラップ2.0の取り付けネジの径が5mmと、
UNIONの4mmよりも太いネジが使われているので、
UNIONのスライダーをそのまま使う場合、取り付け穴を広げないとならない。
さすがにそれは気が引けるので、BURTONのスライダーも併せて移植することにした。
ただ、根元の軸芯径も違えられており、BURTONの方がUNIONよりも太いので、
ホルダーに合わせ軸芯を削って小径化する必要がある。
意外と一筋縄ではいかない。

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ラダー側も移植するとなるとそちらの軸芯も削らないとならないので、
ダブルテイクバックルを諦め、UNIONのラダーをそのまま使うことにした。
ただ、BURTONのラチェットはUNIONのものとは
ストラップへの取り付け方法が異なるので、このキャップストラップに
UNIONのラチェットを加工なしで取り付けることはできない。
よって、昔使っていたBURTON製のラチェットで代用した。

つまり、スライダー〜トゥストラップ〜ラチェットハンドルまでがBURTON製で、
ラダーのみがUNION製。
ちなみに、ダブルテイクバックルが装着されるSupergrip Capstrap 2.0ですが、
BURTONのそれ以前のラチェットでも取付けが可能でした。

そんなわけで、たかだかキャップストラップを着けるだけなのに、
そこそこの苦労が伴った。

ちなみに、ラダーの形状はBURTONもUNIONも
ギア歯の高さを含めてほとんど同じなのですが、
ラチェットのギアはUNIONの方が歯が高い。
つまり、食い込み幅が大きく採られていて、バネの強さと併せて
ギア同士がガッチリ噛み合い歯飛びなどが起こりづらくなっている。

ただし、そのぶんリリースにも抵抗感が高く、
その点BURTONのラチェットはリリース時のストレスがなく、
サクッと外れてくれる。

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というわけで、早速試してきましたが、
いよいよ本命登場と言っていい出来映えでありました。

私のDEELUXE RINとの相性が良いだけかも知れませんが、
あつらえたようにピッタリフィット。しかも、テコでもズレたりしない。
しかも、素材を変更してまで薄く造り変えられているため、
雪面が当たっても引っかかる場所がないので余計にズレにくい。

まさに完成型でありますが、
欲を言えば、もう少し小型化できれば最高だ。

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ただ、それを言ったらUNIONのノーマルが最高だったということに
なってしまうので、思っても口に出してはいけない・・・

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
MINI Cooper、プジョー205、ルノー5、アバルト・・・
ラリーカーを起源にもつホットハッチってステキですよね〜〜〜〜〜
それがたとえ国産であってもドキドキしてしまうというお話。
   

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.04.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

川場スキー場【緊急事態宣言前夜】

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いよいよ7都府県を対象に緊急事態宣言が発出された。
海外からは法的拘束力のない対応策に生ぬるいとの批判もあるように、
外出自粛要請との違いはあまりない。
ただ、各自治体から企業へ営業自粛の要請をできるようになるので、
そもそも外出先がなくなるという違いはある。

当然、スキー場も例外ではないのだが、
スキー場があるのは今回の宣言外の各県なので、
尚のこと各スキー場の対応がどうなるのか分からない。

こういった時節柄、不要不休の代表格である
「遊び」に出かけることには様々な意見もあると思う。
でも、自主隔離しながら
このブログを読んでくださっている方々もいるかもしれない。
そんな方々に対し、このままシーズンが終わってしまうのはあまりに不義理だ。

とか、ただ滑りに行きたいだけなのに、
ほとんどジャーナリストのような責任感を無理矢理自分にお仕着せて、
緊急事態宣言発令前夜に家を飛び出した。

飛び出したのはいいものの、
ガラガラに空いた深夜の関越自動車道を北上しながら、
この場に至ってどこに行ったものかと逡巡。
この時期すでに多くのスキー場が営業を終えており、
選択肢はそう多くはないのですが、
まるでバックカントリーでのリスクマネジメントのように、
混雑は避けたいとか、ロープウェイやゴンドラは避けたいとか、
いまスキー場に求められる安全性に思いを馳せる。

そうして川場スキー場に行くことにした。ちなみに今季初来場。

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道の駅で車中泊して6時起床。
在宅勤務と外出自粛による喰っちゃあ寝の繰り返しにより、
最近寝付きが悪い。車中泊では尚のこと、なかなか眠れない・・・

そうして川場スキー場に7時前に到着。
8時運転開始かと思ったら、8時リフト券販売開始で8時半運転開始だった。
こういう情報がホームページのどこに記載されているのか、
ほんと分かりづらい。

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う〜〜〜〜ん。春らしい良い天気。
2年前に行った武尊〜中岳の尾根もとてもきれいに見渡すことができた。

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また行きたいな〜〜〜〜

さておき、前日に降雪があったようで、朝一のコンディションは悪くなかった。

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吹きだまりにはクリーミーながらも新雪がグルーミングの上に積もっていた。
う〜〜〜〜ん。デリシャス。4月に存外の足応え。
ただ、本来ならばザラメを楽しみたいこの時期に、
こういった降雪はあからさまに余計なお世話。
むしろ表面の汚れを洗い流してくれる雨の方がウェルカム。
湿度の高い新雪は、気温の上昇に伴って、
水分や汚れが表面に浮いてストップスノーになりやすい。
ただ、春にしては気温はとても低く、ストップ化のスピードも抑えてくれている。
よってこの日は、あからさまな午前中勝負。

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といったわけで、午前中のコース状況は、アイシーで硬いところがありながらも、
全体的にきっちり踏める、とても操作がしやすい雪質でありました。
それと、この時期にしてはかなりラッキーなことに、
未だにレフトの5メートルほどの高さの壁がきれいに残っていて、
グーフィーアテコミ天国でもありました。

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「滑るのはこれで最後になるかもな〜」と、
シーズン〆になるかもしれない大事な場面に持って来たのは
『NISEKO PREASURES』。
今シーズンも道具たちから様々な気づきをもらったが、
ここ数シーズンで一番インパクトのある気づきをもらえたのがこいつだ。
その気づきの再確認のためにも、ここで乗っておかねばならない。

この日も、アイシーからザラメ、ストップ雪まで、
リフトに乗る度に、まさに刻々と変化していく雪面状況に、
抜群の対応力と操作性で応えてくれた。

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スキー場自体は予想通りに空いていて、
4人乗りリフトもほとんど1人で乗ることができた。
密閉、密集、密接に関しては見事にクリア。
まあどれだけ気を付けてもリスクは決してゼロにはならないのですが、
限りなくゼロに近いと信じられるこの空気感が、いまはとても高安心感。

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来客数が増えくるのと同時に雪が停まりはじめた。
時に、この日も塗布していた『Kashiwax SPRING BRAKE』ですが、
さすがのSPRING BRAKEであっても、完全に足を取られないなんてことはなく、
表面に汚れと共に水分が浮きだした雪面では、それなりに抵抗感は感じてしまう。
ただ、つんのめるようなブレーキ感は一切なく、
同じ抵抗感を保ったまま滑り抜けることができる。
これは『C.W.D』の時にも感じられたことで、そういう意味ではまさに
C.W.Dに新雪性能を足したものがSPRING BRAKEであるのだろうと思う。
とても対応範囲の広い滑走ワックスであるという認識に変わりはなかった。

そんなわけで、人も増えだし、
あまり気持ち良く滑ることができなくなってきたので
昼まで滑って終わることにした。

欲を言えば最後にスノースケートにも乗っておきたかったのですが、
川場ではスノースケートで滑ることができないので仕方がない。

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というわけで、いつも山へ向かう高速道路から見えていた
“あの坂”へ行ってみることにした。
「では早速」とばかりに滑ってみますと、この坂、見た目以上に速かった。
(ここだけの話、ここは公道なので尚のこと)
ターンへの集中を欠くと一気に真っ逆さまに滑り出すのでそこそこ緊張する。
私は、ザッ!とホイールをサイドスリップさせて減速させる
例のダウンチル的な乗り方ができないので、
1ターン1ターンを丁寧にしてスピードコントロールするしかない。
そこそこ神経を磨り減らしましたが、ご覧のような見晴らしもあり、
きっちり向き合える気持ちの良い坂でありました。

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そしてこの日の夕刻。
前日の予告通りに、史上初となる緊急事態宣言が出された。
その後、いくつかのスキー場が営業の自粛を表明し、
川場スキー場も9日までで今シーズンの営業を終了する旨の発表があった。
営業を続けるスキー場もあるが、緊急事態宣言対象地域からの来場を、
事実上断るとの発表が出された。

やはり、従業員や県内の住民を守る
という意味も大きいのだなと今さらながらに思う。

そのこと自体は至極真っ当な判断だと思うし、一切の異論はないのですが、
これがおかしな差別につながらなければいいなと思う。
東日本大震災のときに、福島に住む親戚がクルマで関東に来た際に、
福島のナンバーを見たガソリンスタンドの従業員に
「放射能が染るから出ていけ」と言われたのだそうだ。
今回も集団感染が発生した京都産業大の学生が
バイトをクビになったり、飲食店への入店を断られた、などの
いやがらせに関する相談が多く寄せられているらしい。
あまりに無知で無教養な一部の人間による矮小な差別意識だと
思うかもしれないが、こういう“不都合な”現実だってある。

さておき、これでシーズンも強制終了になってしまうかもしれない。
シーズン締メの意味でも、春の立山にも行きたいところだが、
室堂までの交通機関や山小屋で過ごすことを思うと難しいのかな。
念のため最後まで諦めずにニラミは効かせておこうとは思いますが、
残念となった場合も、改めて今シーズンの総括はしようと思います。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
こういったご時世だから尚のこと、知的探求の旅への思いは止められず・・・
使えるかどうかも分からないのに改良したトゥ・ストラップのお話です。
   

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.04.13 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

囚われた国家

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地球外生命体の侵略から9年を経た、
人類が和平という名の従属状態に陥った2027年のシカゴが舞台。

といったアウトラインだけ読み解くと、
『インディペンデンス・デイ』のような作品かと思いきやまったく違う。

「統治者」と呼ばれるエイリアン達の目的は地球の天然資源。
それならば全人類を抹殺してしまえば統治も何も要らないではないか。
と思うのはSF映画の観過ぎだ。

圧倒的な火力を誇る統治者達としても、
先住民達との全面戦争においては、少なくない被害を被る。
損失を最小源に抑えながら、その土地の資源を搾取するには、
先住民達を統治しながら資源を奪い尽くすまで共存する方が
何倍もコストがかからない。
そして、統治者と、統治者に遣える人間達に刃向かう
レジスタンスが現れるのもまた道理だ。

今作は『インディペンデンス・デイ』のような一発逆転でエイリアンを殲滅する
ヒーロー活劇ではなく、完全に統治されたエイリアンに抵抗するレジスタンスたちの、
あくまでも局地的なテロ活動に光が当てられる。

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市内スタジアムで開催される、統治者とその賛同者による
「団結集会」爆破計画の全貌を全編追い続ける緊迫のストーリー。

そんな現在の地球上のどこででも起こり得るテロ計画のリアルさに加えて、
その相手が強力でいて高度な科学力を装備する、
得体の知れないエイリアンであるところが、
計画の実行を更に困難にし、計画実行までのスリリングさに拍車をかけている。

もう少しネタバレしておくと、
全体像からある局地的な一点だけを切り取った物語なので、
世界侵略:ロサンゼルス決戦』(2011)のように、
この爆破計画の先には、まだまだ統治者との地球レベルでの
あてのない戦いが待っていることは、これを観る者すべてが理解させられる。

しかして、物語の最後の最後に、
ほとんど絶望的な状況において、この先の希望になるような
この爆破計画の驚くべき真の目的が明かされます。

こういった、映画が終わったあとにもまだ考えさせられる脚本もまた、
フツーのSF作品では決してなく、
それでいて、SFでなければ描けない痛快さを併せ持つ娯楽作品にも
なっています。

様々な新作の公開が延期になる中、
『囚われた国家』が予定通りに公開されたのは、
地球レベルの危機感を打破するのは、そんな局地的でいて、
一人ひとりの努力であるという部分が、
現在の状況と重なるからなのかもしれない。

とか言ったらセンチメンタルに過ぎるか。

ここ最近の映画館では、劇場内での密接を避けるために
一席ずつ席を空けて市松模様に着席させるように指定が制限されているが、
そんな配慮も虚しく、広い劇場内には私を含めて5人。
期せずしてソーシャルディスタンスを達成していた。
意外とシネコンレベルの大型映画館は3密を避ける穴場かも知れない。
ただ、こんな興行を続けていては早晩閉館してしまうだろうけれど・・・

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
いよいよ発令された緊急事態宣言。
法的強制力のない宣言とはいうものの、前例のない事態ですので、
各企業や施設、自治体の対応はまったく読めない。
まさに発令前夜。「行くしかない」と向かった川場スキー場のお話です。
    

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2020.04.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

SPARK R&D 新型コロナ対策マスクの生産を開始

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私も愛用しているスプリットボード用バインディングのSPARK R&Dが
新型コロナウィルス対策のマスクの生産を始めた。
more info : Spark R&D Montana Mask Information Page

この「モンタナマスク」と呼ばれるモールドマスクは、
慈善団体が公開した、3Dプリンターによって
個人でも製作が可能なオープンソースの3D設計データ。
そのデータを元にSPARK R&Dが素材の吟味なども加えた上で、
自身の生産施設を使って4,800個生産し、
それを医療従事者など、必要とされる方々に提供する計画のようだ。

トヨタも医療現場の支援を目的とした防護マスクの生産を開始したそうだが、
現在、日本よりも何十倍もマスクの重要性が高い米国では、
こういった民間レベルでの様々な取り組みが行われている。

不適切な言いように聞こえるかもしれないが、
私はSPARK R&Dが生産したこのマスクが欲しいと思った。
3Dプリンターで自分で作ったものではなくて。

スノーボードでもサーフィンでも、もちろんオートバイでも、
いま、私の贔屓のメーカーがマスクを作って販売してくれたら、欲しいと思う。
たとえばあのウェアメーカーがデザインしたマスクとか、見てみたいよね?

DOVE SURFING WETSUITSは
1mmウエットスーツ素材のものを、
マスクではなく「フェイスガード」として発売している
ようだ。
最近のウェットスーツ素材の柔らかさとフィット感は、
使っている人間にはすでに説明不用だろう。
一次ぶんはすでに完売しているということだ。

私はPatagoniaは特に贔屓してないけど、
こういったことに反応しても良さそうに思うがどうなんだろう。
本国あたりではなにがしかの活動をしているのだろうか。

それはさておき、
こういう活動って私のようなモノ好きには相当響く。
アメリカってバカな国だなあといつも思うけど、
こういうことをノリで真顔のままできちゃうところとか、とても素敵だと思う。

こういったニュースに触れて「これからもSPARK使っていくぜ!」とか、
すぐに思っちゃう私も相当な単細胞ですが。

※今回は予告とは違い、急遽こちらの記事をポストさせていただきました。
 本日を予定していた記事は、また来週にでもポストさせていただきます。


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
週末には外出自粛要請が出されたとある平日。
あえて映画館に行ってみたのは、多くの新作映画が公開延期になる中、
予定通りに公開に踏み切ってくれたことへの感謝の気持ちもあったから。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.04.09 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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