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1917 命をかけた伝令

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実は先週『パラサイト』を観に行く予定はなく、
こちらの『1917』を観に行こうと思っていたのですが、
そのタイミングで飛び込んで来たアカデミー作品賞獲得のニュースを受け、
急遽予定を変更。
そんなわけで、一週間遅れでの鑑賞となった。

全編ワンカット撮影ということばかりが
先行してしまっているように感じていたので、ちょっと心配でありました。
こういったギミックは目的ではなく、あくまでも方法でしかない。
なので、何を達成するためにその方法が採られたのかの方が肝心であります。

多くの仲間の命を犠牲にしないための作戦中止の重要な伝令を
たった2人で敵の中央を突破して行かねばならない
という究極のミッションを緊張感を維持したまま魅せるために
ワンカット撮影は採用されている。

つまり、物語を紡ぐのではなく、緊迫の現場にいるかのような
臨場感を生み出し観客を目撃者として
“見せ続ける”ドキュメンタリー的な意味合いの作品であります。
そうした部分をどう評価するのかによって、
観終わったあとの感想は変わると思う。

といった部分を確認すべく鑑賞に臨んだわけですが、
さすがはサム・メンデス監督。
臨場感だけの映画かと思いきや、不条理の極みである戦場という空間を
儚くも美しい世界として描いて魅せている。

特に曳光弾に照らされ、暗闇から浮かび上がる瓦礫の街並みは
どこからドイツ兵が出て来るやも知れない緊迫感の中で、
ついうっとりと魅入ってしまう、まさに息を飲む美しさでありました。

そして、友人と2人で命がけの作戦に挑む主人公のもつ
誠実なメンタリティは、『彼らは生きている』でも描かれていた部分でもある。
そうした仲間の命を救うというまっすぐな気持ちで
緊迫の戦場を走り抜けた先に待っていた出来事に胸を打たれます。

ただ、なにせワンカットですから、瞬きもできないような
手に汗握る緊迫のシーンがもっと連続するものと想像しておりましたが、
特に前半は意外なほどロードムービー的にノンビリ〜〜〜としていて、
「いつ敵が襲って来るのか」と、緊張感だけが引っ張られてしまい、
物語のペースにこっちの呼吸が合うのに時間がかかってしまった。
最初から肩の力を抜いて観ていれば良かった。

これも話題先行の作品を観る際の分かりやすい注意点。
やはり監督推しで見ると決めたら、
できる限り前情報なしで観るに越したことはない。
(オススメ度:60)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
雨で一週休みを挟んだ天皇誕生日の三連休。
いかに少雪とはいえ二週続けてオフにするのは心苦しいのですが、
すっかり重くなった腰はなかなか上がらない。しかして、
想定外の幸運というものは歯を食いしばって遊んだときにこそ訪れるものだ。
  

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2020.02.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

AUDI A3 Sedan

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というわけで、またもや代車をお借りすることができた。
今回はA3 Sedan。
セダンとハッチバックという違いもあるが、
こちらは最新型なので、私の2009年モデルとは隔世の感がある。
つまり同じなのは名前だけでまったくのベツモノと言ってもいい。

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はずだったのですが、意外や意外、
なんだか懐かしさすら感じるほどに共通している部分も多かった。
もちろん新型は足回りもハンドルの支持剛性も緩んだところがなく、
手や身体に伝わって来る感触がかなりビシッとしているのですが、
それらもまだ経年変化していない部分なのだと思える。
それらを除けば、10年前のモデルである私のA3も同じ線上にある
同じ味付けの料理であることが良く分かった。

アップデートされている部分もあるにはあるが、
それにしても、いたって正常進化の類である。
まさに「熟成」という言葉がピッタリの
変えることだけが進化ではないというアウディの信念が良く伝わってくる。
メーカー自身が信じる部分がコロコロ変わる方がよっぽど一貫性がない。
信じられる良い部分は変える必要などないのだ。

前回A5を借りたときには、その振動や騒音の少なさから
まるで人工甘味料のような味気なさを感じて寂しくなったが、
A3はきちんと音や振動が入ってくる。
もちろん気に障るような不快なものはシャットアウトされているのだが、
A5のような「何でもかんでも」感はない。
慣れの問題だとは思うが、私はこれくらい機械感の伝わるクルマの方が好み。

新型全車にこのテのいわゆるオト・シンが施されているわけではなく、
あくまでも上級グレードでは強めに手が入れられているということなのだろう。
つまり、どんなモデルでもやればできるけど、やると価格が高くなるので、
どこでやめておくか、どこで差別化、線引きしておくかの問題。
静かなクルマは贅沢装備なのだ。私は庶民向けの方が好み。

さておき、やはり欧州車のこういった
時代を超えた一貫性のあるところは凄いと思う。
逆に自分の2009年型を惚れ直した。
常に「ここが変わった」をウリにしようとするどっかのメーカーとは大違いだ。
長く使い続けられる道具とは、
例外なくこういったブレないコンセプトを持ち続けている。

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今回は湘南の方に行く機会があったので、
第3京浜を新型A3で走行することができた。
これでアウディの運転支援機能を試すことができる!

まずは「アダプティブクルーズコントロール」。
約0‐200km/hで走行中に、車両前部のレーダーセンサーが
前走車との距離を感知し、アクセルとブレーキを電子制御してくれる機能。
コントロールレバーであらかじめ設定した車間距離より短くなると、
エンジンの回転数を下げるとともにブレーキをかけ、一定の車間距離を確保。
一方、車間距離が長くなると、再び自動的に設定速度まで加速してくれる。
加減速の仕方も至ってジェントル。コイツ運転が上手い。

アウディアクティブレーンアシスト」は
約65km/h~250km/hで走行中に、ドライバーがウインカーを起動せずに
クルマが走行レーンをはみ出しそうになると、
認識した車線内での走行を維持するためにステアリングを自動修正して
走行車線内にとどまるようにアシストしてくれる機能。
残念ながら今回この制御は確認することができなかったが
アダプティブクルーズとこの機構が組み合わされば、
高速道路であればほとんどの操作が不要になるということ。
海でも山でも高速道路を使うことの多い私にはとても助かる機能だ。
次買うクルマには是非これが欲しい。

それと、「リヤクロストラフィックアシスト」という
駐車スペースからバックで出る場合に、車両後方のクルマをレーダーで検知して、
近づいてくるクルマをMMIディスプレイに表示する機能もあるのですが、
表示するだけではなく、クルマの接近を感知してブレーキもかけてきた。
もちろん目視していたので勢いよく出るつもりなどなかったのですが、
ガッツリとブレーキかけられた。これには意表を突かれてかなり驚かされた。

まあもうすぐ老人になる私としてはこれも必須アイテムですが。

というわけで、その良い意味での変わらなさ加減によって、
新しいA3を買うくらいなら今のままでいいや。とか思いながらも、
やはり自動運転に向けた運転支援機能は欲しいと改めて思った。

現在この分野で先行しているのは、国産ではぶっちぎれ技術の日産。
日産では今回と同じ条件で手放し運転ができるようだが、
フォルクスワーゲンなどは、最新型でもまだ慎重な姿勢。
最新の支援機能でもハンドルにタッチセンサーが仕込まれていて
ハンドルから手が10秒以上離れると、ドライバーに各種の警告を促し、
それにも無反応の場合はクルマを路肩に寄せて停止させるらしい。
こういうところもお国柄ですな。

欧州車好きの私でもこれに関しては日産に一票。
しかして、残念ながら日産に欲しいクルマはない。
(っていうか、DAYSしか買えない)
まさに帯に短し襷に長しであります。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
私はオスカーに輝くのは『パラサイト』ではなく、
こちらの作品だとばかり思っていた方の映画のお話です。
  

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2020.02.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

AUDI A3 またもやリコールの話 と TJクルーザー発売予定なし!の報

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またS-Tronicにリコールがかかった。
今度はミッションのアッパーハウジングの耐久性不足だそう。

すでに10年以上も前の私のモデルに対してもリコールを怠らないその姿勢は
大したもんだといつも思う。
もちろんこうした行動が中古車市場での値崩れを防いでいるのですが、
そうしたユーザーの資産価値を守ることにもつながる行動はなんとも頼もしい。

確かに毎度毎度ディーラーに入庫を予約して、
わざわざ持って行かなければならないのは面倒だが、
そうしたメーカーの姿勢を鑑みると有り難いとすら思う。
それに、好き好んでちょい古い輸入車に乗っている人間からすると、
「ひょっとしてこれで調子が良くなってしまうかも!」とか、
あわよくば的な皮算用も加わって、それ自体がイベント化するので
これはこれで悪くはない。

ちょっとしたアクシデントも人生のスパイスだ。

とはいえ、たいがい何も起こらずに
「ほんとに直しました??」とかいうオチになることが常ではあるのだが、
それでも何だかワクワクしてしまう。
ちょい古ではなくガチに古いとそもそもリコールも出ないし、
ちょい古ても国産車だとあまり不具合箇所が見つからないので、
これぞちょい古輸入車の醍醐味と言えるのではなかろうか。

まあ壊れないに越したことはないので、
次は国産車を買おうかな〜〜とか、思いはするのだが、
やはり気になってしまうのは輸入車のニューモデル情報の方だ。

今はGOLFの新型に気もそぞろでありますが、
特に気になるのが運転支援機能がどれくらいアップデートしてくるのか。
そちらに関しては今回のリコール対策作業の間の代車として
最新のAUDI A3に乗る機会があったので、
明日そのあたりの話をしてみたい。

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ところで、珍しく私が反応した国産車(しかもトヨタ車)として、
再三こちらでもお伝えしてきた『トヨタTJクルーザー』ですが、

【皆さま申し訳ありませんでした!!】
期待の新SUV「Tjクルーザー」発売予定なし!!!!

ベストカーWEB
ということらしい・・・
私からもお詫び申し上げます。

誰より私が一番ガッカリしているのでご勘弁願いたい・・・
手に入らないと思うと余計に欲しくなる・・・
はあ〜〜残念すぎる。なんでだよトヨタさん。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
リコールがかかるとうれしいのが代車だ。
代車はなかなか出してもらえないものという認識があるが、
私の車輌に限っては、度重なる不具合もあったからなのか、
ありがたいことに今回も代車を出してもらえることになった。
  

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2020.02.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

TT168 ミズメヒノキに(ちょびっと)開眼した話

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今季DEELUXE RINを履くようになってからというもの、
今までできなかったことが笑っちゃうくらいできるようになった。
昨シーズンまで踏めなかったところまで、今季は踏めてしまっている。

とはいえ、それはあくまでも私のイメージというか、
単に私ができないと思い込んでいただけの話で、
RINはまったく関係がないのかもしれない。
仮に関係があったとしても、UNION STRATAのヌケの良さとの相乗効果も
充分に考えられるので、ブーツだけの話ではないとは思う。

それに、私が感じている効果効能を目的として
このブーツがデザインされているわけではなく、
あくまでも副産物として私が有り難がっているだけかもしれないことは
予めお断りしておく。

それでも何でも、できるようになった理由が何であれ、
ふとしたキッカケでブレイクスルーしてしまうなんてことは良くある話だし、
道具の役目の80%はプラシーボだとすら私は思っている。
NIKEの厚底シューズや大阪なおみのラケットが売り切れるのもよくわかる。
道具を信じられれば、より自分を信じていけるのだから
これこそ道具の果たすべき役目の最たるものだろう。

さておき、この踏める踏めないという話も抽象論だし、
人によっては道具が何であれきちんと踏むことができるのかもしれない。
なのでとても説明が難しいのですが、
せっかくなのでなんとか話してみようと思う。

私が踏めていないと感じたのは、
私が上手い人(特にTT乗り)を後ろから見たときのこと。
ボードの中心、というかボード全体にきちんと加重したまま
「身体の重心を自分はあそこまで下げられない」と思うことが多かった。

重心を下げるとボードの中心からズレて荷重が外に逃げてしまい
エッジに乗りきれず、ターン弧がどんどん外にはらんでいってしまっていた。

それがRINに履き替えた途端に、
同じ動作なのに更に低く加重できるようになってしまった。
後ろから眺めていた人たちのように重心を下げられているのかどうかは
自分では確認のしようがないのだが、今まで以上に
荷重を「入れ」られているのは、足首を折り曲げられているからだと感じる。
それはバックサイドでも同じで、足首を畳んだままヒールに乗っていられる。
しかも、ブーツの中で踵が浮いたり抜けたりすることも一切ない。

今まではブーツのアッパーも含め、ブーツ全体での固定力が
強ければ強いほどボードを「動かせる」と思っていたのですが、
それはある意味まったくの逆だった。

以前、佐々木勝巳さんと食事をしているときに
ナイターを終えた天海洋くんがその店に寄ってくれて
しばらく話をしたのですが、その間じゅう洋くんは届いたばかりの
真新しいK2 TTをずっと「揉んで」いたことがあった。
そのときはプロはそこまでやるんだな〜とか思っただけだったのだが、
今思えば洋くんはそこまで踏み込んでいるのか、ということに思い至る。

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そして、その効果が一番顕著に出たのがTTでありました。

これまでもマグレ当たりでビタッとターンが決まってしまったことはあったのだが、
それがほぼ100%の再現率で深くエグるように曲がれるようになった。

「TTは撓らせることでサイドカーブを現出させて曲げる」
という話で頭が凝り固まっていたため、固定力の強いブーツで
後ろ脚のヒザが前脚を追い越すくらいボードをねじ曲げるイメージを持っていた。
それもあってSoftflexの方が良く曲がるように感じていた。
私ほど体重と上背があれば、きちんと真ん中に荷重さえできれば
力を入れなくてもTTは曲がっていってくれることに気がつけた。

それは面の整った斜面に限らず、荒れてきた斜面でも同様だった。
あれほど雪面やコース状況に操作性が左右されてきたTTが、
これまでMAXFORCEに感じたような操作感で操れるようになってしまった。

とはいえ、TTを気持ち良く滑らせられるゲレンデの賞味期限はもちろん短い。
リフト一本ごとに数百本単位で増えていくトラックに比例して
TTとの楽しい時間はどんどん削られていく。
雪面の状況がそこまで悪くなるとインディかSpoonfishの方が数倍楽しめる。
でも、その期限切れまでに時間が確実に伸びてきている。

そんな斜面をTTで滑ることが楽しいのか?
と問われればそれはまた別のお話だと答える。楽しいわけない。
でも、あれほど偏った性格だったTTが、
ちょっと万能性を持ち始めていることが今はとにかく楽しくて仕方がない。

それはSoftflexでも、硬いミズメでも同じように踏めるようになったのだが、
Softflexに較べて更にペネトレイトの良いミズメなので、
その突破性の高さを活かせればより対応力が高くなるように感じる。
雪面の状況に比例して融通の効かなくなったミズメが、
単純に状況変化に対応してくれるだけで、それが無性に楽しく感じられてしまう。
ツンデレの典型。

そして、そのおかげで、
ミズメヒノキTTのもつあらゆる振動が減衰され抑えの効いた乗り味が
より堪能できるようにもなった。

ちなみになのですが、
TTとSPEEDMASTERでは効果を感じられているのですが、
インディでは逆にサイドカーブが効き過ぎに感じていたりするのは
私の滑り方が偏っているせいだろうか???

その人の体重などによって、適切なフレックスは変わるのだろうが、
その適切というやつも乗る位置によるのだと今さらながらに理解できた。
ここまで時間がかかったのも思い込みの弊害。
頭でっかちが填まりやすい罠だ。道具の功罪。

ただ、上手い人はフラットキャンバーのTTに乗っていても
壁の手前までゆったりと入って行きながら、
まるでアクセルキャンバーのように急で深いボトムターンで
壁を駆け上がったり、ターン後半にエグい加速を見せることがあるが、
さすがにまだあの境地にまでは達していない。

というわけで、まだまだ入口の序の口ではありますが、
新たなチャプターに入った感、高し。
こういう気づきの連続が、趣味を持つことの最大の醍醐味だよね。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
好き好んでちょい古い輸入車に乗っているのだから
仕方のないことかもしれない。でも、「またかよ」とか思う前に
もう10年も前のモデルに対してもリコールを怠らない
メーカーの姿勢には感銘さえ受ける。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.02.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

パラサイト 半地下の家族

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アジア圏初どころか、英語以外の作品が作品賞を獲った初めての作品として、
大きく報道もされたので、皆さんもすでにご存じかと思うが、
『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞主要4部門で
見事にオスカーを獲得してしまった。

アカデミー賞効果は日本でも明らかで、
公開6週目にして週末の観客動員数1位に輝いた。
私が観た回もほとんど満席で、その話題ぶりを肌で感じる事ができた。

今年のアカデミー賞は、確かにいつにも増して本命不在でありましたが、
それでも韓国作品の『パラサイト 半地下の家族』が
国際映画賞(昨年までの外国語映画賞)のみならず、
作品賞、監督賞にまでノミネートされたことは大きなニュースであった。

そんな中、やっぱりスコセッシの『アイリッシュマン』なのか?
ひょっとして『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』??、
まさかの『ジョーカー』???
と、なかなか賞レースの行方が盛り上がったことは確か。

私も毎年アカデミー賞授賞式はWOWOWで観ているのですが、
『パラサイト』が前半で発表される国際映画賞を
受賞した時点で、「これで『パラサイト』の作品賞はなくなったな」とか
思っていたのですが、まさかまさか脚本賞に監督賞まで受賞し、
「おいおい、こりゃあまさかもあり得るぞ!」となり、
そして授賞式の最後に発表される作品賞まで受賞してしまった。

もちろんアカデミー賞がすべての映画の価値基準ではない。
アカデミー賞にノミネートされなくても素晴らしい映画は山ほどある。
とはいえ、韓国にしても日本にしても、年間にあれだけの数の
作品を輩出していながら、長編アニメや外国語映画という枠でしか
評価されていないのはおかしい。
毎年1〜2本くらいは、作品賞ノミネートの可能性くらい噂されても
おかしくないと思うし、それを目指す作品がないのはおかしいとさえ思う。

今回の「事件」によって、真剣にアカデミー賞を狙う作品が
日本からも出て欲しいと心から思う。

ということで、私にとっても『パラサイト』は、
映画館で観るほとんど「初の」韓国映画となった。
ちなみに今まで映画館で見た韓国映画は20年前に観た『シュリ』のみ。

勘違いして欲しくないのだが、けっして韓国映画が嫌いなわけではない。
ハリウッド作品以外はフランスだろうとイタリアだろうとあまり観ない
というだけだ。

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多くの貧困家庭が住む貧民街の中でも
更にランクの低い半地下の家に住む無職の4人家族。
貧しくても勉強はできる長男が、友人の紹介ではじめた金持ち家庭の
長女の英語の家庭教師を皮切りに、妹が8歳(くらい)の長男の美術教師、
父が運転手、母が家政婦と、家族全員が金持ちの家に「寄生」しはじめるお話。

見事に家族ごと寄生することに成功したところから、
珍客の来訪を境にして物語は思いもよらない方向に転がりはじめます・・・

前半はコメディ、後半はシリアスなサスペンスと、
大きく二つの流れが盛り込まれており、観る者を飽きさせない。
確かによく練られた脚本だし、とても面白い作品なのですが、
アカデミー賞作品賞を受賞するほどかと言われれば「?」だ。
これはたぶん隣国としてすでに韓国に慣れ親しんでいる
日本人だからなのだろうと思う。
昨年の作品賞を受賞した『ローマ』はメキシコが舞台で全編スペイン語
でしたが、ハリウッドの住民にはその『ローマ』と同じように、
韓国の格差社会を描いた本作が、特別な世界に見えたのかもしれない。

いや、ほんとに面白いので観てもゼッタイに損はない作品なんですよ。
でも、アカデミー作品賞を獲ったと言われますと・・・
昨今、「多様性」を強めに打ち出すアカデミーが、
女性監督をノミネートしなかったり、
主演男優賞に黒人俳優がノミネートされず「白すぎる」などと
批判された反動もあったのか・・・とか、
やっかみも含めて少々意地悪な見方をせずにいられない。

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あまり観ない韓国映画なのですが、
今作に加えて『魔女 The Witch』『新 感染ファイナルエクスプレス』
私がここ最近観た韓国映画3作品すべてに出演しているのがチェ・ウシク。
たまたまでしかないのだが、
青田刈り的な私の審美眼が認められたみたいでちょっとウレシイ。
(オススメ度:80)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週火曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
DEELUXE RINを手に入れてから(なんちゃって)覚醒している私ですが、
その効果が一番に出ているのはやはりTTであります。
中でもミズメヒノキは、その乗り味の気持ち良さを引き出すために
まあまあ苦労してきたので、そのヨロコビもひとしおであります。
  

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2020.02.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

スノースケートデッキを自分でシェイプしてみた。

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気まぐれに手に入れてしまった『RALSTONのサブデッキ』に
ROCKER TRUCKS』のトラックを組合わせて、
Peacemaker』、『HOVLAND Buckshot』につづき、
第3のスノースケートとしてコンプリートしておくことにする。

そのためには、デッキももうひとつ用意しないとならないワケなのだが、
スノースケート用として完成品が手に入る
HOVLANDのデッキを手に入れるのではあまりに芸がないので、
スケート用のブランクスを自身でシェイプしてみることにした。

一番上の画像が今回手に入れたブランクス。7ply。
全長1,150mmのRALSTONのサブデッキは、前後のトラック間の距離が43cmと、
1,040mmのPeacemakerのサブデッキの51cmよりもさらに狭く設定されている
(Buckshotは48cm。すべて私の設定値の場合)。
それに合わせるとデッキの長さはPeacemakerよりも短くてよいのですが、
私は足がデカイので安定成分を考えて、幅が9.5インチは欲しい。
ただ、デッキの長さと太さはだいたいの場合リンクしており、
9.5インチともなれば必然的に全長も長くなってしまう。

それで何が困るのかというと、スケート用のデッキ・ブランクスなので
長いデッキはロングボード用に設定されているため、
ホイールを避けるアーチの位置が短い前後長に対して合わなくなってしまう。
まさに帯に短し襷に長し。

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トラックの取り付け位置から適切な全長を割り出す。
後ろ足はキック部分を頻繁に踏むのでテールは長めにとるが、
トップに関してはトラックの取り付け位置より前側を踏むと
前が雪に沈むような反応をしてしまうので、
前側のオーバーハングはあまり要らない。

とかなんとか、やり繰りして先述したホイールアーチを
なんとかかわしてシェイプしてみた。

2020_1230-38.jpg
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デッキのカタチはほとんど乗り味に影響しないので、
最初はあれこれと奇抜なシェイプを考えていたのですが、
結局コンサバなド・ツインに収束した。

カットしてから先の作業は、デッキの縁をキレイに整える以外は
前回HOVLANDのデッキをクリアに変更したときと同じ。

ニスを3度塗りして防水性を高めて、しっかり乾燥させ、
デッキマットを貼ったらシェイプ作業は終了。

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もちろんボルト、ナット類も新調した。
サブデッキとロッカーを締結するサブデッキ側のネジ穴が浅いため、
Peacemakerと同様の六角ボルト(M6-10mm)を用意したのですが、
全長を7mmまで短くする必要があった。
デッキを留めるボルト(M6-30mm)とM6ナイロンロックナットは同様のものでOK。

そもそもスケート用のデッキであることと、言ったようにトラック間が狭く、
本来このデッキにトラックが着くべき場所よりも内側に取り付けるため、
取り付け位置のデッキ面とトラックの上端面が合っておらず、
ピッタリと接地していないのが気になる。
とはいえ、すでにニスも塗り終わっているので、
次の機会に整頓することとしよう。

2020_0104-1.jpg

こうして並べて見ると良く分かるが
これだけRALSTONのトラック間は狭いため、それに応じてデッキは短くなる。
もちろんスタンスも狭くなる。

デッキマットはPeacemakerのものを取り寄せたのだが、
予めPeacemakerのサイズにカットされており、
幅が微妙に足らなかった・・・・(寂)
ちなみに、Buckshotも砂グリップ加工に変更していたりと、
ちょこちょこ変更を加えていたりもする。

2020_0104-42.jpg

そしてトラックの取り付け位置の距離もこれだけ違う。
一番短いPeacemakerが一番広かったり、
特にサブデッキの長さとホイールベースは比例はしない。
作り手の設計思想が顕れるところ。
2020_0104-41.jpg

PeacemakerもHOVLANDも、サブデッキはフラットキャンバーなのですが、
RALSTONのサブデッキはこれだけキャンバーが入れられている。
フレックスも他の2本に較べて硬めだと思う。
このキャンバーを活かすためにも、より踏み込めるように
トラック間の狭い設定がされているように思う。
実際一番カービングが気持ちイイのはRALSTONだ。

というわけで、意味もなくスノ助三兄弟の完成だ。
背の低い長男に、一番背の高い次男坊。
その間を取り持つ三男と、どっかにいそうな三兄弟であります。

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早速、シーズンインに行った尾瀬岩鞍で進水式ならぬ“進雪式”を済ませてきた。
デッキの違いと言うよりも、トラックの違いと思われるが、
きちんとサブデッキのエッジまで荷重が漏れなく伝わるように感じられ、
操作性がすこぶる良くなった。ように思う。

こちらに施した『COSLABO リキッドWAX』も問題なく滑ってくれている。
そもそもスノースケートのサブデッキは幅が狭く抵抗も少ないので
ワックスの効果が顕れにくいこともあるが、今のところ何の問題もない。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
英語圏以外の作品として、はじめてアカデミー賞作品賞をはじめとした
主要4部門を受賞したあの韓国映画のお話です。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.02.20 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

ROCKER TRUCKS AG PRO 3Inch

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昨シーズンの最後に手に入れた『RALSTON 45.5inch サブデッキ』ですが、
シーズンも大詰めのタイミングでしたので、
暫定的にPeacemakerのデッキとトラックに組んで滑っておりました。

もちろん、私の身体は一個しかなく、
何セットもスノースケートを持っていても使いきれないことは分かっている。
でもだ。サブデッキだけ宙ぶらりんに独立した状態で持っておくのも気が引ける。
というかモノ好きとしての品格が疑われてしまう。

そこで、RALSTONのサブデッキで、もう1セット組もうと思う。
そのためには何はなくともトラックが必要になるのですが、
この国のスノースケート事情は未だ黎明期でありますので、
今はまだコンプリートで手に入れることが基本。
そのためスケートのようにパーツごとには手に入れづらい。

代理店がしっかりしているのか、
比較的HOVLANDのパーツは手に入れやすいのですが、
HOVLANDのトラックは正直見た目がイマイチ。そして重い・・・

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そこで登場するのがこの『ROCKER TRUCKS』であります!
高剛性と軽量化を高い次元で両立させるアルミ削り出しの本体が超泣ける!
まさに逸品であります!

私が手に入れたのは一般的な高さの方。
これ以外にハイデッキになる『TALL BOY』や
ビタビタに低い『LOW RIDER』も用意されるが、
私は以前HOVLANDのBuckshotに、Peacemakerの低いトラックを
組合わせたときの方が感触が好みに合っていたので、
今回はミドルレンジのタイプを手に入れることにした。

ちなみに、背の高いトラックの方がレスポンスが上がるのと、
深雪の中でトラックに雪が詰まりづらくなることがメリットかと思うが、
低めの方が安定成分が増すので私はそちらの方が好みです。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
サブデッキとトラックだけあってもスノースケートはコンプリートしない。
これ以外にデッキが必要になるのですが、
スノースケートのデッキというのもこれまたサイズ感が独特でありまして、
ブランクスから自分でシェイプした方が早かったりするわけであります。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2020.02.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
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