FC2ブログ

ブライトバーン 〜恐怖の拡散者〜

brightburn.jpg



地球にカプセルのような乗り物に乗って飛来し、
中から人間の赤ん坊と同じ姿をした生き物が現れ、
子供のいない農夫とその妻に育てられるのは
まさにスーパーマンと同じ。

ただ、その子が与えられた力の重さ、責任の重さを背負い、
その重圧や偏見や差別にとまどい、迷いながらも、
正義感を培いながら、スクスクとまっすぐに成長するとは限らない。

弾丸をも跳ね返し、一切流血したことさえない。
自由に、そして高速で空を飛ぶことができ、
100万力のパワーを持つ。
そんな人間が悪に目覚めたとき、一体人類に何ができるのか。

スーパーマンという誰もが知る存在を逆手に取る。
とにかくシンプルで、ストレートだからこそ、
とてつもなくインパクトのある映画となっている。

「キャリー」のように、学校での度重なるイジメによって、
持って生まれた能力がねじ曲がったカタチで覚醒してしまう
「そうなってしまうのも仕方がないか」
という流れなのかとばかり思っていたが、
この悪のスーパーマンには同情できる箇所など1mmもなく、
映画が始まった途端に一気呵成に悪が暴走しはじめる。

なので、前半はそうなってしまう言い訳を描きながら、
徐々に悪いことが起きる予感のようなものを感じさせてかららの〜ドーン!
ではなく、全編に渡りドーン!〜ドーン!〜ドーン!と波が来る。
まさにシンプルなアイデアだからこそ、
説明不要とばかりに畳みかけて来るノンストップ・ホラー。

それもあってか、残念ながら全体的にかなり粗挽きの印象。
同じ低予算アイデア勝負モノでも、『クワイエット・プレイス』のように
見る者に考えさせるような世界感のある作品かとばかり思っていたのだが、
意外にもゾンビ系のチカラ業のパワープレイ作品でありました。
(オススメ度:残念50)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
いよいよ12月!!!。そろそろ冬の道具の話をしないとなるまい!
  

スポンサーサイト



テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

2019.11.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

DUCATI DESART X に超絶萌える

2019_1111-31.jpg

ハーレーのアドベンチャーバイク
『PanAmerica』が発表された同じミラノショーで、
DUCATIも新たなアドベンチャーモデルのコンセプトを打ち出した。
それがこの『DESART X』。

2019_1111-30.jpg

これはヤバイ!ヤバ過ぎる!

BMWのR nineTが開拓したと言っても過言ではない、
レトロフューチャーなスクランブラーモデル市場ですが、
そういった装飾系のアイデアやセンスに秀でているのは、
間違いなくイタリアのブランドDUCATIだ。

2019_1111-28.jpg

BMWには長年に渡って培われてきたアドベンチャーモデルの系譜があり、
そちらの流れからスクランブラーモデルたちに説得力を持たせているが、
DUCATIはその突出したデザインセンスでもって
アドベンチャーモデルに新たな価値基準を定義してきた。

走破性や機能性などではなく、
純粋にファッションとしての説得力に思いっきりシフトするという、
ドイツ人には逆立ちしても真似のできない方向性でもって勝負を挑んできた。

同社の『Scranbler1100』をベースにしたコスメティックモデルであるので、
ローコストで完成できる、かなり現実味の高いモデルではあるが、
走破性に加えて、悪路での耐久性や、もしものときの高メンテナンス性など、
BMWと比較してしまうと少々心細い。

もっと言ってしまえば、信じることのできないこのモーターサイクルに、
その名の通りに砂漠に出かけるような冒険を委ねることはできそうにないが、
そういったしみったれた価値感を軽々と吹き飛ばすほどに
このデザインの破壊力はスゴい。

それならそれで、こいつと東京砂漠を泳ぎたい。それもまたオシャレだ。

2019_1111-29.jpg

先日さんざん毒を吐いた東京モーターショー2019見聞録でしたが、
こういうモデルが現れてくれると、
私もまだまだ老け込むわけにはいかないと思える。
これぞ疲弊した自動車文化に対する新たな価値創造だ。

BMWの空冷水平対向エンジンや、DUCATIの空冷L型二気筒エンジン、
もちろんハーレーのV-ツインエンジンなど、
どうしたって効率性では劣るエンジン形式を、
改良に改良を重ねながら生き残らせてきたことが、
クルマやモーターサイクルの存在意義が問われる現代において、
まさに花開いている。

こういった味わい深いエンジンが手許にあってこそ、
価値が一巡した現代で貴重な資源となっている。

効率性ばかりを追求し「その気になれば何でもできる」とばかりに
ころころとエンジン形式を変えてきてしまった国産勢が、
すっかり根無し草になっていることとは対照的だ。

クルマやオートバイを走らせること、所有することの、
一体どこに価値があるのか?
その答を100年前から探し続けてきたからこそ、
この局面でその資源を有効に活用ができているのだと思う。
良〜〜〜〜く分かっていらっしゃる。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督作品。
もしもスーパーマンが幼少期にグレたら・・・というシンプルなアイデアを
そのまんま映像化した問題作『ブライトバーン』のお話です。
  

テーマ:自動車・バイク関連ニュース - ジャンル:車・バイク

2019.11.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

NISEKO DOWNCHILL 3

2019_1125-3.jpg

3年ぶりの3作目!
『ダウンチル3』が発表された!トッテモウレシー!

佐々木勝巳さんをはじめ、ダウンチルクルーの皆さんとは
個人的にもお付き合いさせていただいているので、
尚のことウレシイのですが、それをさておいて、
いちスノーボーダーとしてもダウンチルの新作を観られることは
トッテモウレシイ。

そして今回、“東京の倶知安町”と言っても過言ではない、
向島にある『もんじゃBar KAB』で試写会があるとの情報をキャッチ!
しかも勝巳師匠まで東京にやって来るとあれば、
もう行かないわけにはいかない。

2019_1118-23.jpg

勝巳さん、カントク、天海 洋くん、廣田鉄平くん、宮内皆人くんの
ダウンチルクルーも来場し、会場内を熱く盛り上げてくれたが、それより何より、
そこに出演している人たちと一緒にそれを観ることのナント贅沢なことか。

「それではダウンチル3はじめましょー!」という洋くんのかけ声の下、
それまでは快調にショート映像を映写し続けていたプロジェクターとPCが、
待ってましたとばかりに不具合を起こすあたり、「さすがNISEKO FILMS!!」。
計算じゃないのか?と思えるほど、ほとんどお約束。

すかさずカントクの誕生日を祝う
「Happy birthday to you♪♬〜〜」の大合唱が会場に木魂し、
カウンターからなみなみと注がれたテキーラが運ばれ、
問答無用のイッキ飲みでカントクがその大合唱に応える。
というボケツッコミを3回ほど繰り返してやっと機材が復旧し、
無事(?)試写会がスタートした。



ことダウンチルに関してはあまり客観的に観られない私ではありますが、
それを承知の上で敢えて言うが、今回の『3』はイイ!
なんて言ったらいいのか、すごくバランスが良い。

2019_1118-28.jpg
2019_1118-27.jpg
2019_1118-26.jpg

パウダースノー、ゲレンデカービングに、
ビッテリーターンなどダウンチルらしいスタイル、
(あと勝巳さんのシークエンスが多めなとこ)などなど、
私がダウンチルに望むものがとてもバランス良く配合されていて、
まったく偏りがないように感じた。
ファン心理を掴んだ成分配合。

ファンの求めるものと、滑り手が魅せたいもの、
そして、変わらないものを追求するコト、新しいコトを発信する姿勢、
そんなファンの期待と発信者のやりたいことのバランスの良さを感じる。

行き過ぎず、かといって留まりつづけもしない“半歩先”がカッコイイ。

2019_1118-29.jpg

そして、ダウンチルのスタイルはボードにすら乗らないという、
ほとんど禁じ手と言ってもいい領域にいよいよ「踏み込んだ」。
これ関東圏のスキー場でやったらジャガデブリに衝突して一発で怪我する。
北海道の雪質と、美しくかけられたピステンあってこそのトリック。
まさに地産地消。ちがうか?
それをカントク自らが体現しているところが実に奥ゆかしい・・・
と、滑りもテクニックも、映像も編集も、
宇宙レベルでバージョンアップしている。

2019_1118-25.jpg

そして、今作の私的出色シーンは、
この狭いシュートをもの凄いスピードで当て込みまくる鉄平くんのシークエンス。
佐々木勝巳をして「世界一の追い撮りカメラマン」と言わしめる
NISEKO FILMSの超高速接近撮影技術あってこその映像でありますが、
この滑りにはかなりグッと来た。

2019_1118-30.jpg

デススターに突入するX-ウィングの如きスピード感と臨場感もさることながら、
こういう沢筋って、私のフィールドでもまあまあ出くわすわけで、
だからこそこの滑りが死ぬほど難しいことも骨身に染みて分かっている。
ダウンチルクルーの地力の太さ、強さが伝わって来るシークエンスだ。
奇抜なトリックやユニークで楽しげな滑りに目が行きがちな
DOWNCHILLでありますが(?)、それもこれも、こうした派手さはないが、
実はもの凄く高い技術に裏打ちされている滑りであることが、
良〜〜〜〜〜〜く分かるカットだ。

というわけで、『DOWNCHILL 3』この冬必見の問題作(?)となっております!
これ観てガッツリと冬型のスイッチ入れまくりましょ〜〜〜
是非ともご賞味あれ!!!!!!

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
先週お送りしたミラノショーの続報!
アドベンチャーカテゴリーへの参入を狙うのはハーレーだけではなく・・・
あのイタリアのメーカーも!!!お楽しみに!
  

テーマ:★スノーボード★ - ジャンル:スポーツ

2019.11.27 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーボード

BIRDWELL BAJA HOODIE

2019_1105-52.jpg
2019_1105-53.jpg
2019_1105-46.jpg

近頃はSNSでさえ誘惑のかたまりだ。
私のように心(と財布のヒモ)の弱い人間にとって、
友人たちの近況を確認しようなんて、
軽い気持ちだけでSNSを覗いたりすると、
うっかりポチってしまいそうになる、
かなり危険度の高いショッピングセンターだ。

そもそも、そのためにSNSなんていう個人の嗜好を抽出するための
マーケティングの仕組みがあるわけなので、
SNSを使っている時点でそれは仕方のないことではある。

Amazonあたりと較べれば、
まだまだ私に要らんモノばかりを勧めてくるが、そう思って油断していると、
たまにまぐれ当たり的にストライクを放ってくるから困りものだ。

それが上に貼った画像。
この3枚の画像で、私のガラスのハートはいとも簡単に射抜かれてしまった。

2019_1105-54.jpg

もちろんすぐに国内でBIRDWELLを購入できるか調べると、
日本では中でもサーフショーツが有名なようで、
ざっと調べた範疇ではこの『BAJA HOODIE』は手に入れらないようだった。

というわけで、まんまとザッカーバーグの術中にハマリ、
そのままポチッと海外通販に踏み切ることにした。

2019_1105-45.jpg

すると、なんとキャ〜リフォルニア@USAから、
中3日で埼玉県の片田舎に届いてしまった。速っ!!

送料は3,000円程度と高く感じるが、これだけ早く着くのだからそれも頷ける。
品代と併せて14,000円ほど。

サイズチャートとにらめっこして、結局Mサイズにしたのだが、
Lサイズでも良かったかなあ?

2019_1105-14.jpg

カッコ良さだけでなく、海上がりの濡れた身体をサクッと乾かしてくれる
タオル地の素材は、その機能性が語るスタイルまで着る者に与えてくれる。
とはいえ、勿体なくてこれを休憩の時に着たりはしないと思うけど・・・

こういった世界観のしっかりしたモノって、やっぱりステキだ。
サーフィンのもつ情緒をきちんとカタチにしてくれている。
サーフィンなんて価値感の分かりやすいものであっても、
その世界観を可視化することは、決して容易いことではない。

それができているってだけで、とても価値のあるモノだと思う。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
さあ冬がやってまいります!今年も暖冬だのなんだのと
後ろ向きな話が多いようですが、それはそれ。
一旦横に置いて盛り上げてまいりまっしょー!
ということで、これまた待ちに待った新作『Downchill3』のお話です!
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2019.11.26 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーフィン

サーフィン@茨城 10/10

2019_1111-13.jpg

この週末の“当たり”は、日曜ではなく、土曜であった・・・
私のやる気度と満足度のバランスから、
余裕ぶっこいて土曜休んでからの日曜波乗り、とか思ったのが敗因。

時季外れの台風23号がはるか南海上を進み、
その影響があることも何となく認識していたのに、
つい惰眠を貪ってしまった。

ちなみに。
この台風23号ですが、中心気圧が905hPaと今季最強。
否、それどころか世界史上最強クラスだったのだそうです。
それと関係があるのかどうかは分かりませんが、
この日向かったいつもの大貫では、海水温がめちゃ高く、
なんと11月の海でクラゲを見かけたほど。

AXXEの2mmの裏起毛付きのウェットが、
どれくらいの寒さまで耐えられるのか確認したかったのですが、
温かすぎて、確認するまでもなく何の問題もなかった。
この日一緒に入ったTくんもユウタくんもセミドライ着用で、
Tくんも海水温が温いと感じていたし、ユウタくんについては暑かったようだ。

2019_1111-2.jpg
2019_1111-5.jpg

それでも朝のうちは気温も一桁台でそれなりに寒い。
ビーチの砂も冷え切っていてカチカチで、裸足だとそこそこ冷たい。
茨城あたりではすでに、波のあるなし以前の問題として、
この寒さとの戦いが厳しい季節となりました。

2019_1111-4.jpg
2019_1111-20.jpg
2019_1111-21.jpg

この日はモモ程度のサイズを中心にしながらも、場所によってはハラ〜ムネと、
かなりとっ散らかっていた。
最初の二本は入ってすぐに、まさにムネサイズをゲットできてしまったのですが、
それも束の間。すぐにサイズがあっても割れそうで割れない
追いかけ甲斐のない波に変わってしまった。
もちろん、比較的安定してサイズが上がっていた海の子の方であれば、
割れる波の分別が付けやすく、合わせやすいのだろうが、
生憎そちらは大混雑しており、競争率が高くておいそれとは近づけない。

2019_1111-7.jpg

しかも、第1ラウンドは5'6"なんて短いので入ってしまったため、
この日のトロ厚めすぎる波ではなかなか走り出してくれない。
代わりにロングボードの方々はウネリから嬉々として乗って来られており、
羨ましい限り。ロング持って来るんだった。

そうして、第1Rは最初以外ほとんど何もできずに終わってしまった。

2019_1111-8.jpg

もちろん第2ラウンドはこの日持って来た中では最長のTWINZER。
1ラウンド目からこっちで行けば良かったと思わせるほどに、
こいつの走り出しの良さを再確認させられた波でした。

2019_1111-11.jpg
2019_1111-12.jpg

2R目はサイズはモモ〜コシと安定しておりましたが、
バチッと割れる前のウネリから走らせることができるので、ぜんぜんラクチン。
デカい波からこんな小波まで、守備範囲の広いほんと良いボード。

2019_1111-14.jpg
2019_1111-15.jpg

それにしてもこの日の混雑ぶりには完全にやられた。
サーファーの数自体はいつもとさほども変わらないのですが、
広いビーチに点在するブレイクポイントがいつもよりもだいぶ少なく、
しかもロングもショートも乗れる波が同じなので、
全員で少ない波数を競い合う格好になってしまっていた。

チェックしに行っていないので何とも言えないのだが、
北東の強めの風が続いていることもあり、
ここ数週に渡って鉾田のポイントの波があまりよろしくないため、
サーファーが大貫に集まる傾向もあるようだ。

2019_1111-17.jpg

ほとんどロングの方々のおこぼれを拾うような姑息な波乗りを繰り返し、
最後はそんな自尊心を削る波乗りに耐えられなくなって
お昼のチャイムとともに海から上がった。

まったくできなかったわけではないのでいいのですが、
こういう波乗りは体力的にも精神的にも辛いデス。
返す返すも、土曜日に動かなかった代償は大きくついた。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
近頃はおいそれとSNSだって見てはいられない。それほどに
世のデジタル・マーケティングってやつはワールドワイドに私を誘惑してくる。
そんな誘惑に負けてしまった、とてもグッドなアイテムのお話です。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2019.11.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

ミスミソウ

ミスミソウ1



押切蓮介によるコミックの実写化映画『ミスミソウ』。

冬は長い期間雪に閉ざされ、
コンビニも、カラオケも、レンタルビデオ店もない、
過疎化の進むとある地方の街。
親の転勤で東京からこちらの中学校に転校してきた野咲春花は、
クラスメートから陰惨なイジメを受けていた。

すでに廃校が決まっているため、
担任もイジメの存在を知りながら完全に黙認しており、
それを止める者はもう存在しない。
それでも卒業まであと数ヶ月。春花の両親は
「もう学校には行かなくて良いから、家でじっと過ごしていなさい」と、
学校を休ませることを決める。

すると今度は、春花が転校してくるまでターゲットにされていた
佐山流美が再びイジメの標的にされ、
それを阻止するために流美は春花に学校に来るよう説得に来る。

春花はその要請に応じなかったのだが、
それに逆ギレした流美は、春花の家に火を放って殺すと言い出す・・・

と言う説明と、上に貼った予告編でだいたいの物語は把握いただけると思う。

ただ、それだけのことで家族ごと焼き殺すか???と、
いうのが素直な感想で、とても気になっていた映画だったのですが、
レンタルされるまで観るのは止しておこうと思い直した。

そうこうしているうちにAmazonプライムで観られるようになっていて、
やっと先日観ることが叶ったというわけだ。

んで、実際に観てみると、漫画の実写化というステレオタイプな
想像とは違い、かなりきちんとまとめられている映画でありました。

ミスミソウ3

漫画でこのように描かれたシーンは、

ミスミソウ2

こんなふうになる。
漫画では説明不明なほどに可視化されたその憎悪によって、
「それだけのことで家族ごと焼き殺すか???」という疑問は生まれない。
それを実写化すると原作者が描いた憎悪は
現実というフィルターに覆い隠されてしまう。

謎の宇宙線を浴びたとか、吸血鬼に噛まれたとか、
殺人ウィルスに感染したとかではなく、
やさしく、知性ある両親に育てられた純朴な少女が、
怒りや衝動だけで大量殺人には至らないわけで、
実写化にあたっては、そこへの説明が不可欠となるわけだ。

ミスミソウ4
ミスミソウ6
ミスミソウ5

湊かなえの小説でもよく題材にされておりますが、
閉鎖されているのに、情報だけは過多に流れ込んでくる
地方都市という舞台は、格差社会が問題化する現代において、
まさに盲点と言っていい。

鬱積した気持ちを晴らしたくてもどこにもはけ口がなく、
そういった負の感情はますます増幅され、
内向きに逆流していってしまう。

その内向きなはけ口は、もちろん子どもたちに向けられ、
家庭内暴力となってしまったり、
異常なほどの過保護となってしまったり、
妻と子を残して長期出張に出たまま帰らない夫(たぶん外に別の家族がある)
が、たまに帰ってくると子供が東京の学校に進学することを認めなかったりする。

そうして、子どもたちが学校というさらに閉鎖された社会の中に
スクールカーストという、幼くも残酷な差別を生み出し、
そのヒエラルキーの中に、更に無責任な加害者を生んでしまう。

ミスミソウ8

そうした行き場も、逃げ道もない怒りの感情が、
フツフツと溜まっていき、子どもたちの理性や社会性を吹き飛ばしていく様子が、
短い時間の中でもきちんと描かれていた。

可愛い妹を含めた家族を失った春花が復讐をはじめるのも、
計画的ではなく、刹那に生まれた火花のような衝動であることも
観る者に伝わる演出が施されている。

ミスミソウ7

そして、殺人拳法を身につけているわけでも、
類い希な運動神経を持っているわけでもない少女が、
自暴自棄になった結果、捨て身の覚悟で向かっていったからこそ、
あれだけの人数を相手に立ち回れたこともきちんと整頓されており、
製作陣の高い技量を感じさせてくれた。

そこに説明がつきさえすれば、あとは一気呵成に殺しまくってくれてOK。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
真っ白な雪と真っ赤な血のコントラストがとても美しい映像美となって
背景を彩ってくれる。

それと、新潟方面に滑りに行かれる方なら既視感のある景色だと思う。
南魚沼と軽井沢の森で撮影されたらしい。

一見チープなホラーかと思いきや、練られた脚本と、
とてもクールな映像が噛み合ったなかなかの良作でありました。
(オススメ度:70 Amazonプライム会員なら90)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
またまた週末に北東風強め。そんなわけで、またまた茨城の海。
ほとんど選択のしようのない状況ながら、これまでは何とか当ててきましたが、
悪運もそうは続かないようで・・・
   

テーマ:Amazonプライムビデオ - ジャンル:映画

2019.11.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

ハーレーのアドベンチャーバイク!Harley-Davidson Pan America1250

2019_1111-26.jpg
2019_1111-22.jpg
2019_1111-27.jpg

11月6日に開催されたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)において、
新しいアドベンチャーバイクが、まさかまさかのハーレーから発表された!

水冷60度V型DOHC4バルブ1,250ccエンジンを搭載という以外は
まだほとんど情報のないプロトタイプとのことですが、
何とも言えない無骨なデザインが妙なスタイル出しちゃってますな。

聞けば、さすがのハーレー・ダビッドソンも、
お膝元の北米市場でも苦戦を強いられているそう。
アドベンチャーバイクの市場が世界的に活況であることを受けての
この『PAN AMERICA』の投入だと思われますが、
それにしてもハーレーまでもが・・・と思うと驚きを隠せません。

ロールス・ロイスがSUVを発売する時代なので、
アリっちゃあアリなのではありますが、
完全に斜め45度から不意を突かれた格好だ。

2019_1111-23.jpg
2019_1111-25.jpg
2019_1111-24.jpg

同じエンジンで975ccにスケールダウンされたストリートファイター
『ブロンクス』も用意されるようだ。
こちらも近ごろ流行のカテゴリーに合わせての投入だと思われるが、
今はなきBuellの面影もあって、こちらに驚きはない。

さておき、2020年後半発売開始だそうです。
残念ながらどちらも日本では売れないだろうな〜
その代わりに、買ったらかなりの人気者になれること間違いなし。
そういった裏狙いがお好きなへそ曲がりの方に。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
コミックを原作にしたスリラー映画『ミスミソウ』のお話です。
かなり凶暴な血しぶきブッシュブシュなのですが、どこか寂しげで、
現代の格差社会の残酷な一面が浮き彫りになる作品でもありました。
  

テーマ:自動車・バイク関連ニュース - ジャンル:車・バイク

2019.11.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

«  | ホーム |  »

プロフィール

埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR