FC2ブログ

AXXE Classic 2.8mm ロングチェストジップ

2019_1001-19.jpg

今年の初めに『AZS』を手に入れたばかりだというのに、
同じAXXEの『ボヘミアン ロングチェストジップ』もオーダーしてしまった・・・

フルスーツは春〜秋用に3mmと、秋〜冬用にセミドライの5mm、
場合によっては真冬用のドライスーツの3着を持つのが一般的だと思いますが、
『AZS』も『BOHEMIAN』も区分けとしては春〜秋用。
真夏を除く季節で活用するつもりで『AZS』を買ったのですが、
『PREMIUM DRAIN』と呼ばれる裏起毛付きの生地は、想像以上に暖かく、
今夏が猛暑だったことも手伝って、
すでに初夏の時点で暑くて着られなくなってしまった。

そこから真夏になるまでは、
それまで着ていたPatagoniaのジャーフルを仕方なく着ていたのですが、
フルスーツの場合は特に、自分のサイズにきっちりと合わせられたオーダー品と、
最大公約数的に作られた既製品では、
嘘でしょ!ってくらいに着心地に違いがあり、
既製品のPatagoniaを着ているのがほとんど苦痛になってしまいました・・・

ハイソーデス。極度の贅沢病であります。

という重い病気を発症してしまい、
裏起毛のない『PREMIUM LIMITED』という生地で
オーダーし直すことにしました。

とはいえ、同じモデルの生地違いではつまらないので、
昨シーズンあたりから登場した二の腕のあたりまでざっくりと開く、
広い開口部を持つネックエントリーの
『ボヘミアン ロングチェストジップ』にしてみた。

そして、今回は通販でウェットスーツをオーダーするという
ほとんど実験的な気持ちでチャレンジしてみました。

ウェットスーツのオーダーは、測る人の腕前にも大きく影響を受けると思うので、
それを自分で測るというのはちょっとした冒険・・・なのですが、
実は『AZS』をオーダーしたときのオーダーシートの写メを撮っておいたので、
丸写しのカンニング。ほとんど反則技でありますが、これができる安心感もあり、
加えて貯まったポイントを使えたり、そもそも割引率が高かったりしたこともあって、
思い切って飛びつくことができた(無駄遣いできた)のであります。

2019_0927-3.jpg

そうしてオーダーから3週間程度で届いていたのですが、
今年の夏は例年にないくらいにサーフショーツの出番が多く、
せっかく作ったジャーフルでしたが、なかなか出番が巡ってきませんでした。
そうして、まだまだ残暑厳しい9月の最後の週に、
痺れを切らしてこの新しいジャーフル出したわけですが、
結果的にここで出しておいて良かった・・・

2019_0927-34.jpg

何より、AXXEの『PREMIUM LIMITED』という生地は
もう病みつきレベルに超絶柔らかい。
裏起毛のある『PREMIUM DRAIN』も柔らかいのですが、
こちらは更に輪をかけて柔らかい。
圧迫感も感じないし、ほとんど裸と一緒。皮膚感覚。

ただ、身体の硬い私としては、いかにロングチェストジップとはいえ、
ネックエントリーの脱ぎ着に要する時間と手間はそれ相応に増える。
やはりバックジップの方が着るのも脱ぐのもラクだし速い。

では実際にライディングしてみての感想はどうかと言うと、
これだけ表皮が柔らかいと、バックジップであっても突っ張る感触は少なく、
背中から腕に掛けての動かしやすさに定評のあるネックエントリーであっても、
さほどの違いを感じることもない。

速乾性の高さに関しても、裏起毛の『PREMIUM LIMITED』方が
乾いた肌ざわりになるのが速い感じがするものの、
『PREMIUM DRAIN』も一般的なジャージ素材に較べれば格段に速い。

2019_0927-37.jpg

一番驚いたのは、保温性に関してもこのモデルはかなりのものだということ。
このインナーバリアと、ここに重なるアウターのネック部との組合わせによって、
首からの浸水はまったくと言っていいほどなく、
ジャーフルとはいえ、保温性は存外に高い。
裏起毛の暖かさは更にもう2〜3段上を行くものであることは確かなのだが、
こちらのジャーフルの暖かさも想像以上でありました。

バリア類が充実していることも、スーツの保温性に
大きく関係していることを期せずして実感することとなった。
つまり、9月も下旬になったのに、これでもまだ暑く感じる・・・
長引く今年の猛暑に、完全に目論見が外れた感じだ。

そして、先日の台風19号のあとから季節は一気に秋になり、
日によっては気温もぐぐ、ぐ〜〜〜〜んと下がるようになってしまった。
陽が差していればまだ海水温は高いので、長い波待ちも平気なのだが、
曇り空に風が入るとそこそこ寒い。
せっかく作ったジャーフルなのに、少なくとも茨城ではもう出番はなさそうだ。
もう少し気温が下がるまで、とか言いながら出さずにいたら、
まったく着る機会がなくなるところでした。

慌てなくても作るの来年で良かったかな・・・
結果論ではありますが、ちょっと残念。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
先日も小説とその映画化作品とが、必ずしも観る者に同じ感慨を
生むとは限らないという話をさせていただきましたが、
まさにその典型例と言っていい、
湊かなえの『贖罪』の話をさせていただきます。
  

スポンサーサイト



テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2019.10.31 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

にわかラグビーファン

2019_1015-29.jpg
2019_1015-30.jpg

F1日本GPでのホンダ惨敗を目の当たりにして、
ほとんど意気消沈しているところで観た
ラグビーW杯「日本 v スコットランド」戦。
すっかり気持ちはネガティブ方向に落ち込んでいていたこともあり、
正直ゲーム開始までは、あまり勝てる気はしていなかった。

というか、負けても気落ちしないように、
予め防御策を張り巡らしておくのは単なる私の負け犬根性のせいかもしれないが、
そんな私でもレッドブル・ホンダには前向きに期待していたのだから、
期待を裏切られた私の心中をどうか察していただきたい。

私はこれまでラグビーなんて一切観たことがなく、
たまたま点けたテレビでやっていた前戦のサモア戦で
雷に打たれたように感動した、にわかファンの最たる者だ。

ルールもほとんど分からないので、
スタジアムに行っても何が何だか分からないだろう。
なのでテレビの解説付きでなければまったく進行が理解できないレベル。
それでも、献身的な行動の上に成り立つラグビーというスポーツが、
実はすごく日本人のメンタリティに合っていることは細胞レベルで良く分かる。

外国人の方が日本の文化や特徴を良く理解していることを伝える
バラエティ番組が多く放送されているが、
それと同じ理由で、外国籍の選手たちの方が、
そんな日本のメンタリティを体現していてくれているように
感じられたことがとてもうれしかった。

そのうえで、文字通りに身体を張って仲間を守る真の男らしさは、
まさに男が惚れる男の中の男像そのものだ。

7点差まで追い上げられ、最後の20分間はほとんど防戦一方。
「やっぱりだめなのか〜〜〜」と思ってしまってからが、そんな日本の真骨頂。
国の威信をかけて臨んでくる強豪国スコットランドの怒濤の攻撃に、
耐えに耐える姿は尊敬に値する。

スコットランド選手の鬼気迫る表情と、超人ハルクの如き巨体が迫り来る恐怖は、
テレビ画面からも、もの凄い迫力で伝わって来る。
まじで観てるこっちがチビりそうだ。
そんな鬼のような連中を相手取り、一歩も引かないどころか、
守ることが最大の攻撃となってスコットランドを追い詰める様子に胸が躍る。
チビリそうなのに胸は躍るしで、ラグビーは明らかに心臓に悪いスポーツなのだが、
だからこそ細胞レベルで燃焼する、滾る感じが堪らない。

そんなわけで、にわか仕込みの観戦者の心もグッと鷲づかみにされ、
久しぶりにスポーツ観戦で涙腺が緩んだ。

2019_1015-31.jpg

ちなみに、これより前にスポーツ観戦で涙腺が緩んだのは2009年のWBC。

それはさておき、台風に神経をすり減らされたところに訪れた、
まさに、酸いも甘いも、天国も地獄も観ることができた。

世界を相手に苦戦するホンダの姿を目の当たりにしたからこそ感じられた、
ラグビー日本代表のスゴさ。
ここまでとてつもない努力を続けて来たのだろう。

ラグビーかなり好きになったわ。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
実は、この夏にもう1着、ジャーフルのウェットスーツを
オーダーしてしまいました…という、いつもの長~~~い言い訳です…
  

テーマ:ラグビーW杯 - ジャンル:スポーツ

2019.10.30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然

台風19号のあとは、F1日本GPとラグビーW杯な週末

2019_1015-37.jpg

というわけで体育の日の三連休は、
台風19号の影響で家に閉じ籠もって過ごしていたわけなのだが、
そもそもこの日曜日はF1日本GPの決勝があったので、
土、日は台風が来なくても家にいた可能性は高い。

そのF1日本GPも、台風の影響が心配されたが、
FP3(フリープラクティス3回目)、予選を含めた12日(土)の全セッションと、
予定されていた全イベントをキャンセルし、
予選を決勝直前の朝に延期して、なんとか開催できることとなった。

日本GPが台風の影響で日曜日のワンデイ開催となるのは、
実はこれで3回目。慣れているぶん有事の際の手際が良いのだが、
なぜに台風シーズンのこの時期に日本GPを設定しているのかは謎だ。

シーズン前半に2勝を挙げて波に乗るレッドブル・ホンダは、
ホンダのホームコースである鈴鹿を、
レッドブルの本拠地であるオーストリアと同様に最重要レースに据えており、
『スペック-4』と呼ばれるパワーユニットをトロロッソを含む
ホンダ搭載車全4台に投入し、万全の体制で鈴鹿に凱旋していた。
ファンとしても否が応でも期待の高まる一戦となった。

そうして盛り上がって観始めた予選から、レッドブル・ホンダは振るわず、
フェルスタッペンがスタート・グリッド1列目はおろか、予選5位。
アルボンが6位とレッドブル陣営は3列目に並び、
フェラーリ、メルセデスの後塵を拝する結果となってしまった。

とはいえ、オーストリアでもスタートに失敗し、
一時は8位まで後退したフェルスタッペンがその後追い上げて優勝したように、
予選と決勝はベツバラだ。と、気を取り直して臨んだ決勝。
フェルスタッペンは好スタートを切ったのだが、スタート直後の第2コーナーで、
スタートに失敗したフェラーリのルクレールが、焦りからかドアンダーステアを出し、
その外側を走行していたフェルスタッペンは押し出されてしまう。
そのときの接触による損傷で、フェルスタッペンはその後リタイヤ。
アルボンが自己最高位となる4位に入るのが精一杯。
というほとんど惨敗と言っていい成績で終わった。

2019_1015-28.jpg

結果的に、ここ鈴鹿でメルセデスが6年連続となる
コンストラクターとドライバーのダブル・タイトルが決定してしまった。
(ドライバー選手権の方はまだ決定しておりませんが、
 現在のランキング1位のハミルトンと、2位ボッタスの
 二人にしかチャンピオンの可能性がないので
 いずれにせよメルセデスドライバーがチャンピオンを獲得する)

2019_1015-36.jpg

今回のレースでメルセデスは、1-2フィニッシュの可能性がありながらも、
一回のタイヤ交換のみでレースをリードしていたハミルトンを、
タイヤ交換のためにピットに入れて3位にしてまで、
予選3位のポジションから好スタートを切ってトップに躍り出たあと、
レース中盤までトップを守り続けたボッタスの方を優勝させた。

エースのハミルトン優位にチームオーダーが発令されるメルセデスだが、
いつもいつも順位を譲っているボッタスの心情も考慮して、
逆順のオーダーを出す余裕まで見せつけた。

こういったことからも、メルセデスが史上初の
ダブルタイトル6連覇を達成したことも納得できてしまう。
まさに非の打ち所のない、盤石の体制だ。
フェラーリはクルマもドライバーも速いが、
チームオーダーも戦略もバラバラで、歯車がまったく噛み合っておらず、
そんなメルセデスに大きく水をあけられている。

レッドブル・ホンダに至っては、そのフェラーリにすら水をあけられている状況だ。
もちろんホンダはレッドブルと組むようになってまだ1年目。
来年こそが本当の意味で実力を試される本番こいうことになるが、
真摯に現状を俯瞰して観れば、来年もそうそう上手くは運ばないことは確かだ。

なかなか一筋縄ではいかない険しい世界だ。
もちろん、だからこそ挑戦し甲斐のある世界なのではあるが。
ホンダファンにとってはまだまだ胃の痛い日々が続きそうだ・・・

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
というわけで、紙面も尽きた。
完全なにわかラグビーファンとなった話はまた明日。
  

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

2019.10.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然

台風19号

この度の台風19号、21号による被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


2019_1015-27.jpg

発生したときからすでに注意勧告がされていた台風19号。
地震とは違い、災害が発生する時間がある程度分かっているのに、
いざとなるとあまりできる事がないという現実を思い知らされることとなった。

衛星画像で通常「台風の目」と呼ばれる部分が
「ドーナツホール」と呼ばれるほどに巨大で、
その様子がはっきりと確認でき、アメリカの予報などでは、
今回の台風19号を実際には存在しない
「カテゴリー6」と呼ぶほどに警戒を強めていた。

もうほとんど『天気の子』の世界だ。

「猛烈」から「とても強い」に格下げはされたものの、
依然大型で強い勢力を維持したまま本州に上陸した。
ニュースなどでも、避難行動が遅くなることを注意する報道をよく見かけているが、
我が家には足の悪い老人がいるので尚のこと、
いざとなるとなかなか避難の判断を下せないことを痛感した。

我が家は立て替えるときに道路から1mほど高く建てたほど、
そもそも冠水しやすい地域。
つい20年ほど前にも家のすぐ近くまで冠水したことがあり、
まったく経験がないわけではないのだが、20年前にはなかった
度々鳴り響くスマホの緊急速報に、何度もビクッとさせられながら、
土曜の朝から夜中過ぎまで、キリキリと胃が縮むような時間を過ごした。

親を二階に上げる判断をするのがやっと。
頭では解っていてもなかなか動くことができない。

2019_1015-24.jpg
2019_1015-25.jpg
2019_1015-26.jpg

逐一荒川のライブカメラは見ていたのですが、
水かさが増えてきたのは台風が上空を過ぎたあたりから。
雨脚もグッと弱まり、一息つきかけたタイミングで
短時間で一気に水かさが増していた。

ふと窓の外を確認すると、20年前と同様にすぐ3軒先まで道路が冠水していた。
時間差で水かさは増してくるし、
ひと度、水かさが増しはじめるとそのスピードは速い。
こういった特性も、避難の判断を難しくしている。

2019_1015-18.jpg
2019_1015-19.jpg

上の画像は翌朝の荒川の状況。
台風が通過したあとで、結局ここまで水かさが増していた。

そして、今の世の中は「想定外」が起こることがすでに日常だ。
今回の19号でも、各地で一級河川の堤防、
しかも盛土して強化したはずの堤防が決壊している様子を見るに、
今回は荒川が決壊しなかっただけだったことを思い知らされる。

繰り返し流されるニュース映像のように、ひと度一級河川が氾濫すると、
今回のようにジワジワと冠水せずに一気に大量の水が押し寄せてくる。
そうして待っている間に身動きが取れなくなってしまうのだろう。

今回はギリギリで事なきを得たが、単に運が良かっただけだ。
こんな事がこれから毎年繰り返されるのかと思うと気が滅入る。

重ねて被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げたい。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
そんな台風19号のおかげで、ほとんど家に籠城していた週末。
F1日本GPと、にわか仕込みのラグビーW杯、
日本代表vスコットランド代表戦を観て感動したという、
実にたわいのないお話です。
  

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

2019.10.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然

女王陛下のお気に入り

この度の台風19号による被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


thefavourite1.jpg



ロブスター』の鬼才ヨルゴス・ランティ監督作『女王陛下のお気に入り』。
第91回アカデミー賞にて、
アン王女を演じたオリヴィア・コールマンが主演女優賞を獲得し、
エマ・ストーンとレイチェル・ワイズの二人が、
同一作品から同時に助演女優賞にノミネートされ話題となった。

thefavourite3.jpg

舞台は18世紀のイングランド。
実に17度妊娠し、生まれた子供が一人として成人しなかった
と言われるアン王女(オリヴィア・コールマン)。
その代わりに何十匹ものウサギを可愛がる姿も痛々しく、
飽食の果てに重い痛風を患う女王を影で支えているのは
幼なじみのサラ(レイチェル・ワイズ)。

しかして、フランスとの戦時中においても、
政治的にも裏で様々な糸を引いていたのは他ならぬサラであった。

thefavourite4.jpg

そこにサラの親戚で、没落貴族の娘アビゲイル(エマ・ストーン)が、
サラを慕ってやって来る。
田舎育ちのアビゲイルは屋敷近くの森で薬草を摘んで帰り、
その薬草で作った湿布薬で通風による女王の足の痛みを和らげ、
その一件によってサラの侍女となり、一介の召使いの身分から昇進を果たす。

thefavourite5.jpg
thefavourite6.jpg

そこから、サラに隠れてアン王女の寵愛を得て
上流社会への復帰を企むアビゲイルと、
自身の立場を危うくさせるアビゲイルの行動を
露骨に邪魔をするサラとの、壮絶でいて陰湿な女同士の争いが始まる・・・

アン女王の本心とは裏腹に、フランスとの戦争を堅持しようとするサラと、
戦費のために税金を上げることに反対するトーリー党の
ハーリー(ニコラス・ホルト)と結託して、サラに抵抗するアビゲイル。

戦争反対という、現代のある意味ステレオタイプな一般論で物語を眺めていると、
サラが裏で糸を引く悪人に見える。
対して、ある程度の地位にまで行かないと、
明日の生活さえおぼつかないアビゲイルの立場を考えれば、
手段を選ばないアビゲイルの行動も仕方のないことのようにも映り、
アビゲイル寄りに見えるように物語は進行する。
しかして、
ヒートアップするアビゲイルの行き過ぎた出世欲は、
物語の折り返し地点でサラとアビゲイルの善悪の関係を一気に反転させる。

結論としてはどちらの考え方も間違っているし、
双方共に「悪」に他ならないのではあるが、だからこそ、
私利私欲だけで、女王や国益さえも手玉にとる二人の女の姿が
可笑しくも恐ろしい。

thefavourite76.jpg

自身の深い寂しさから、心からの助けをサラとアビゲイルに求めるアン女王。
子供のように無邪気でありながら、残酷過ぎるほどの権力を握るモンスターを
演じたオリヴィア・コールマンの演技は何はなくとも必見レベルであります。

thefavourite8.jpg

エマ・ストーンとレイチェル・ワイズという、二大女優を脇に置きながら、
アカデミー賞 主演女優賞を獲得するとは、どういうことか!と、
いぶかしく思っていた私でありましたが、
二人の女性の骨肉の争いを中心にしながら、
記憶に残っているのは結局アン王女だけ。
その絶望的な孤独感と、生まれながらの責任感の間で揺れる
アン王女の存在感はこの映画中もはや別格。
それは観れば誰であっても納得の鬼気迫る演技であると言えましょう。

もちろんヨルゴス・ランティ監督の高い手腕も、
独特なカメラワークやカット割りなどに遺憾なく発揮されている。

『ロブスター』は「結婚できない独り者は法律で動物に変えられてしまう」
という奇想天外であからさまな寓話でありましたが、
その不気味さを逆に利用しながら、観る者に不条理な世界で暮らすことを
ギリギリの現実として見せることに成功していた。

今作では、どこまでが真実で、どこからが創作なのかの境界線が曖昧な、
放蕩の度を超す悪い冗談のような狂乱の18世紀のヨーロッパを描き、
現実でありながらも、どこか作り話のようにもとれる
重く不穏な空気に包まれた世界観を、見事に描き出している。

明解な想像力と、歪みきった現実の攻防を是非堪能して欲しい。
(オススメ度:80)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて来週月曜の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
各地で甚大な被害をもたらした台風19号。
荒川からほど近く、浸水被害が懸念される私の住む町にも、
度重なる警報が鳴り響き、深夜過ぎまでまったく気の抜けない
息苦しい一日となりました。
  

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2019.10.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

Insta360 ONE X 【HP2 Enduro編】

この度の台風19号による被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

2019_0917-9.jpg

先日行った栗原川林道で、
Insta360 ONE Xを使って走行シーンを撮ってみた。

装着したのは頭のてっぺん位置。
チョンマゲに見えるGoProよりもさらに縦に長いので、もうほとんど“バカ殿”。
木の枝や葉っぱが上から覆い被さってくることも多いので、
ちょっと心配な位置であるし、何よりかなりマヌケに見えるのだろうが、
360°カメラは一番見晴らしの良い場所がベスポジになるので、
この際バカ殿でも何でも仕方がない。

もちろん晴天時のオートバイに防水ケースは不要なのだが、
不用意に出っ張っていて傷を付けやすそうに見える出目金レンズを守る意味合いと、
GoProマウントを使いたいという二つの理由で、
今回は『Venture case』に入れて撮影することにした。

2019_0513-47.jpg

Insta360 ONE X本体には、一般的なカメラと同じ1/4"ネジのマウントが
用意されているのだが、それだと使用中にネジが振動で回ってしまい
脱落する可能性がある。

2019_1001-18.jpg

この場合、GoPro方式のマウントの方が信頼感が高い。
やはりアクションカメラとして、GoProはよく考えられていると痛感させられる部分。

全天球レンズなので、上に被さったケースの端が映り込むのですが、
画像の書き出し時にきれいにスティッチングして消してくれる。
ただ、そのぶん画角は狭くなっているものと思われるのだが、
それにしてもいとも簡単に画を繋げてしまうのは凄いと思う。

余談ですが、今回は走り始めからスイッチ入れっぱなしで撮り続けてみた。
外気温やバッテリーの状況などにもよるとは思うが、
連続撮影の場合、だいたい45分程度でバッテリーが切れることが分かりました。



森の中を速い速度で走り抜ける画というのは、
画質的にかなり厳しいということが分かった。
スキーやスケートの時の映像と書き出し設定は同じなのだが、
ビットレートを上げて書きだしても何をしても、
YouTubeに上げてエンコードされると、
いかにも画像処理が追いつかないといった感じで画が粗くなり、
かなりジャギーが目立ってしまう。
これがiMovieの限界なのかなあ???
これを防ぐ方法どなたか知りませんかね?



こちらは2014年にCONTOURで撮った林道走行の動画。
こちらでもやはり、森の中に入ると極端に画質が下がっている。

さておき、こうして見較べてみれば尚のこと、
やはり360°の視点で、あとから自分の走りを見直せるのは楽しい。
そして、一方向のみの画像として書き出した動画も、
GoProで撮った映像よりも臨場感が高い気がする。
それはやはりInsta360 ONE Xの高い手ブレ補正の効果だろう。
ブレがないことで観ている側の客観性が増すし、
何より、昔の走行中の動画を観ると悪酔いしそうだ。

今年はほとんど走りに行けていないのだけれど、
先日の台風19号による山々への影響もあるだろうし、
今年はもう林道に走りに行くのはムリかな、と諦めている。

でも、これを観返すと、
これだけでお腹いっぱいになってしまいそうになるほど臨場感が高いので、
今年はもうそれで我慢するしかないかな〜。
とか思えてしまうのもまた、Insta360 ONE Xのスゴいトコロであります。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
鬼才ヨルゴス・ランティ監督作品『女王陛下のお気に入り』を紹介いたします。
エマ・ストーン、レイチェル・ワイズという二大女優の
まさに激突と言っていい演技が話題でしたが、果たしてその出来映えは??
お楽しみに。
  

テーマ:BMW バイク - ジャンル:車・バイク

2019.10.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

サーフィン@茨城 10/5

この度の台風19号による被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

2019_1001-23.jpg

1ヶ月前にサーフィンに連れて行った従姉妹姪が、
また連れて行って欲しいと言って来た。
それはもちろん私ではなく、サーフィンが楽しかったせいであるのですが、
叔父としても、サーフィンを人生の友とする一人としても、
とてもウレシイことであります。

初心者を連れて行くので、小波で構わないわけなのだが、
それにしてもここのところの天候は不安定で読みづらい。
季節の変わり目ということもあるのかも知れないが、
風向きもコロコロと変わりやすくてややこしい。

とはいえ、この日は全体的に小波傾向で、
風向き的にもいつもの大貫が安定度高し。
小波は望んでいないatu、コモさん、ユウタくん、
マッツンも大貫にやって来るほど。この日の選択肢は限られていた。

2019_1001-22.jpg

やっと朝方はヒンヤリするようになったが、
それでも、少なくとも私が海に行く日は気温が20℃の後半になり、
10月にもなって、まだ残暑が続いている。

ここ数年、この時期になると繰り返されように耳にする暖冬予想も、
こんな天候が続いていては致し方ないとさえ思えてしまう。
それほどに、近頃の天候は当たり前のように不順だ。

2019_1001-24.jpg

というわけで、この天気。
風が入ると肌寒いが、風がなくなれば一気に汗ばむほどの陽気。

波の方はと言えば、ヒザ〜モモと低め安定。
それでも波数だけは無駄に多くて乗れ高はそれ相応に高い。

ただ、スープライドで練習を重ねる姪っ子にとっては、
ミドルでドカーンと崩れてくれた方がインサイドで走るので、
ミドルで乗りやすい程度のサイズだと少々合わせづらい様子。
かといって、まだミドルまで出ていくほどの自信はないようで、
なかなか自身の身の丈に合った居場所が見つけられないようだった。

う〜〜ん。ワカル。姪っ子よ、叔父さんにもその気持ちよく分かるぞ。
これは初心者に限らず、どのレベルであっても、
海でも山でも同じことが言える。
チャレンジしなければ上達しないのは確かだし、
上達できないと長続きしない。
でも、社会人としてリスクを取れない領域がある。

そういう中でも楽しみを見つけていくのは、とても根気が要るし、
とても難しい作業になる。生きがいとまで言えなくても、
一生の友となるような趣味と出会うのは本当に難しいのであります。

叔父としてそういう場面を提供できるのは、この上ない光栄なことだ。
とか、
大げさなことを思って勝手にジーンと来ていた。

2019_1001-25.jpg

そうこうしている間に時計はすでに9時を回り、海はこの混雑状況。
まるで真夏の様相。しかも、そのほとんどがロングボード。

1Rを終えて、駐車場に戻ったときに、
こちらをお読みいただいているTakaさんに声をかけていただいた。
朝から鉾田のポイントにいらっしゃったそうなのだが、
そちらのサイズが下がってから大貫に来たとのことで、
多くの方々も同じように大貫に避難してきたのかも知れない。

とにかく嘘みたいに混雑していたのだが、
台風のあとに一気に秋めいてくるのと一緒で、
最後の最後にドカッと混雑して、海はそのあとに秋らしく閑散としてくる。
これもある意味の風物詩。

2019_1001-26.jpg

2R目も1時間ほどやりましたが、
更に波はなくなりロングボードでもいかんともしがたい状況。
さすがの姪っ子もあきらめ顔で上がってきた。
というわけで、昼過ぎに終了。

いつもいつも上手いこと運ばないのは人生と一緒。
またいつでも来なさいよね。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
先日やっと行くことができた栗原川林道での走行シーンを
Insta360 ONE Xで撮ってみた。
果たしてGoProとの違いやいかに???お楽しみに。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2019.10.23 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

«  | ホーム |  »

プロフィール

埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR