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Burton Family Tree Resonator Powsurf

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私の場合はノーボードになるのですが、
雪板を含むフリーフットのヨコノリモノは、
やってみると想像以上に楽しいことが分かる。きっと誰でも分かる。

それは水の上を走るサーフライドや、スケート的な感触を雪上で再現することが
そもそもの発想の入口だったのかも知れないが、
それを得ることが目的でなくても、やればきっと誰でも何かを見つけられる。
そんな可能性に溢れていると思う。

そういった流れは世界中に波及しているようで、
いよいよスノーボード界の巨人、BURTONまでもがノーボードを発売した。

モデル名は『Resonator Powsurf』。
デッキにロゴマークが飾られているように『VARIAL』フォームに
グラスファイバーを巻いて成形される
ほとんどサーフボードと同じ行程を経て作られている。

VARIALとは、とても密度の高いサーフボード用のフォーム材で、
重量は一般的なフォームと同等ながら水を吸わず、
剛性が高いためストリンガーを必要とせず
独特の撓り方をすると言われるサーフ業界では今話題の新素材。

私の買った『JONES MOUNTAIN SURFER』は、
クリス・クリステンソンが同様のサーフボード製作方法でモールドをシェイプし、
実製品はそのモールドを3Dスキャンして型をおこした上で
スノーボードとしては一般的なプレス工法で量産している。

この『Resonator Powsurf』では、
『JONES MOUNTAIN SURFER』ではひな形となったモールドそのものを
実際に販売するというトンでもない逸品だ。

そのためお値段は税込 ¥ 241,920!!!

本国では$1,199.95で売られているので、
10万円近く上乗せされてしまっているのはいかがなものかとも思うが、
13万円だったとしても購入には勇気の要る値段設定だ。

基本ハンドメイドの一点ものであることと、その希少性も含めて
この値付けも仕方のないことだとは思うがそれにしてもだ。
そもそも本気で売る気があるのかも微妙。

コンセプトボードや、テストボードではなく、BURTONの意気込みとして、
実際に販売することに意義のある製品だと考えた方が妥当だと思う。
心意気や気概の問題。
ホンダがF1をやっているのと同じ種類のことだと思った方が合点がいくし、
BURTONでなければ生み出せないモノであることも確か。

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昨年末あたりから、情報はVARIAL側から小出しながらも出されていたのだが、
売る気があるのかも分からず、出ても来シーズンあたりだろうとか思っていたら
年明け早々にBurton Flagship TOKYOの店頭にも並んでしまった。

というわけで、早速見に行ってまいりました。

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ボトム形状は3Dながらも、雪板としては一般的なチャンネルレベルで
私のMOUNTAIN SURFERの方がよっぽど攻撃的。

何はさておき驚かされるのはその軽さ。もう異次元。
印象としてはペラッペラ。不安になるほど軽薄さだ。

この軽さによって、こいつが一体どんな動きを見せるのか、
考えるとかなりドキドキさせられるが、
岩にヒットさせたら一発で壊れそう・・・とか、
つい悪い想像の方が先だってしまう。

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そんな貧乏人の気持ちを知ってか知らずか
税込¥35,640という庶民的な値付けのされた
『Burton Family Tree Backseat Driver』も併せて発売された。

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こちらはP-TEXの滑走面にエッジまで装備し、
スノーボード的でより普通な印象。
まあ隣にいるのが24万円なので相手が悪い。

ただ、これとMOUNTAIN SURFERが並べて売られていたら
そこそこ悩むと思う。

言ったようにMOUNTAIN SURFERの方がボトムの形状に
滑りの可能性を強く感じるが、
工業製品としての完成度や精密度ではBURTONの方が一枚上。
それで更に安いのだから言うことなしだ。

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BURTONの双方のモデルに共通するのだが、
スポンジパッドではないところもカッコイイ。
MOUNTAIN SURFERはスポンジパッドだけで相当重くなっていると思うので、
このデッキパッドだけでも売って欲しいと思うほど。

というわけで、BURTONさえ本気を出すほど、
今世界的に雪板が熱いのであります!
  

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2019.01.31 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

INDEPENDENTSTICK marcy model@尾瀬岩鞍【1/14】

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しまった!寝坊した!

せっかくなので久しぶりに丸沼にでも行こうかと思っていたのに、
起きたら7時を回っていた。
それから準備して丸沼に向かっても構わないのだが、
この日は高速の上り線の渋滞が予想されるので滑っても13時まで。
丸沼へは尾瀬から片道プラス1時間かかるし、
何より尾瀬岩鞍は宿の目の前だったので、ついラクな方になびいてしまった。

とはいえ、駐車場代がまたかかることが玉にきず。
手間と時間を千円で買ったと言えなくもない。

さておき、唐突に告白するが、クロダマサシ プロモデル、
『INDEPENDENTSTICK marcy』通称“クロダマ”を手に入れてしまった・・・

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簡単に言うとデッキとソールが白くなるだけで、
すでに手にしている黒い2017-18モデルと大きな違いはないのだが、
デッキもソールも真っ白いボードなんて、
あまりにステキすぎるじゃありませんか!!!

こちらは2015-16のアーリーモデルとして限定20本リリースされたもの。
※その後2009年にも1stモデルが存在したことが分かりました。
 私のはそちらの1stモデルである可能性もありますのでご了承ください
 (2/5追記)


当時はまだインディに対して極度の苦手意識を持っていたこともあり、
カッコイイとは認めながらも手が出せずにいた。
しかして、実際にインディを手に入れてみて「イケるじゃん!」となってからは
だからこそ余計にこのクロダマが欲しくなってしまっていた。

とはいえ、こちらもGentemstickの限定モデルにありがちな、
中古でも新品と変わらないような金額で取引されており、
さすがに「それなら新品買うだろ」と気持ちを抑えて来られた。
しかして、とうとう値頃感のある値段で出品されるようになり、
そうなるともう我慢できず。

黒いインディに合わせてFLUXの白いバインディングを
 わざわざ黒くした
んじゃなかったっけ?」とか
思っているそこのあなた!仰るとおり!!!!!
買い換えるんじゃなかった・・・

乗り味の話の前に『ISOスピードナチュラルシンタード』と呼ばれる
白いソールの話をしておくと、
意外にもワックスが掛けやすかった。
溶けたワックスが識別しやすい黒いソールに慣れていると
柄物のソールなどでワックスが見えづらいときがあるが、
真っ白だと逆にある程度は見やすくなるようだ。

それもあってか、よりワックスが滑走面に浸透しやすいように感じた。
印象論かも知れないが、それによって滑りそうな予感がするので
白いソールのプラシーボ効果は高い。

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この週末、北海道ロスで抜け殻になった私にやる気を与えていたのは、
他ならぬこの白インディ。
欠航騒ぎで心身共にくたびれ果てた私をこいつが出迎えてくれました。
(単に届いてそのまま玄関に置きっ放しになっていただけとも言う)
前日のTTセッションに引き続き、この日も青々とした晴天の下、
いよいよ白インディの出番だ。
ならば、マッチするのは立体地形が豊富な丸沼の方であろうと
皮算用していたわけだが、言ったように寝坊してしまった・・・
・・・のですが、前日TTで滑った同じ斜面を、
ほとんど同じコンディションの雪面で乗り較べることができたので、
図らずもとても面白い体験になった。

というわけで、今日は無意味にこの日の尾瀬岩鞍の画像と共に、
INDEPENDENTSTICK(インディ)の話をお送りしようと思う。

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前々から気になってはいたが、かといってすぐに欲しいというわけでもなく、
ほとんど無計画に手に入れたインディではありましたが、
今まで漠然と捉えていたGentemstickというか、
スノースティックに対する私の考えに、
新たな基準を生み出す出来事となった。

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先日、今シーズンの初日に出くわした深雪
あえてインディを持ち込んだのは、
単に他にワキシングの済んでいるボードがなかったというだけなのだが、
おかげで初めてインディで深雪を滑ることができた。

そこで感じるのは、たとえばTTあたりと較べると
すでに膨大と言っていいトップ付近からの情報量の多さだ。

それは、すべてを浮力に変換し、
その上で抵抗をいなそうとするBIGFISHやFLYFISKとも違って、
その情報量をすべてボードを操作することに使おうとする種類のもの。

当たる雪面すべてに反応しようとするため操作性が高く、
ハンドルにデッドなエリアがなく、常にステアが効いている状態を作り出す。

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そして何より、『INDEPENDENT』の名が示すように、
インディがGENTEMSTICKの中でも独立していると痛感させるのは、
私にとっては圧雪での乗り味の方だ。
圧雪斜面では新雪と違ってテール側の反応の良さが際立つ。
もちろん、トップ側が無反応になるわけではなく、
そこに加えてテールの情報量も嵩上げされてくる印象だ。

回転半径は相応に小さくなるが、ガッチリとエッジを食い込ませるように
ボードを立てて回すターンの面白いことと言ったらない。
ズレが少ないぶん常にボードの一番良いところに乗り続けられるので
急な操作も安心して素早く行える。というか、無駄にクイックに動かしたくなる。
まさに筋斗雲のようなノリモノだ。

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私にその本来の使い勝手が引き出せていないことは間違いのないところだが、
そんな私でも、どツインのパウダーボードの持つ独自性は、
圧雪斜面でより顕著になってくる。

インディは、TTが棲む重箱の隅っこの、
真反対の隅に位置しているように思う。

近頃TT一本で何でもこなせるようになりたいと再三言っているが、
インディが新雪でも圧雪でも使い勝手が良いことはすでに言わずもがな。
一本でバックカントリーからゲレンデまでオールマイティにこなせる筆頭選手だ。

なので、TTとインディという両極端なボードでそれを果たそうとすると、
サーフライクな新雪での乗り味からアプローチするか。
はたまたいつものゲレンデの延長戦にパウダースノーを捉えるのかという
ある意味究極の選択となりそうだ。

その2つの選択肢の間で揺れることが中途半端なことなのか?
はたまたいずれかが私にとってのマジックボードということなのか?
インディは悩めるオッサンに、また新たな問題を提起してきている。

・・・なんて、
どっちかに絞る気なんてさらさらないんですけどね。


    _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 2/5 追記 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

恥ずかしいことに、まったく知らなかったのですが、
MARCYモデルは2009年に1stモデルがあったそうで、
私のは2015ではなく、2009年モデルである可能性が出てきた。
なんでも2015モデルは少しセットバックされているそうで
(そう言えばINDEPENDENTじたい
 セットバックしたってどこかに書いてあったな)
そう言われてみると確かにって感じだな。

思ったより年長だったことは少し残念だけれども
私の所に来てからデッキを磨いて、
ウォールのカケもぜんぶ修正したのですでに愛着も出ている。
何より超気に入っているので無問題。

さておき、記載に誤認があったかもしれないので訂正しておきます。
  

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2019.01.30 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍【1/13】

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最高だった北海道から一気に現実に引き戻され、
(復路の欠航騒ぎのドタバタも含めて)私はすっかり脱力しきっていた。

加えて、正月以降、降雪の予報もなく、
尚のこと成人の日の三連休に対してはやる気が起きないでいた。
まさに贅沢病。

それでも、どういったわけか滑りたい気持ちだけは維持しており、
何か背中を押すことがあれば、といった気分で仕事初めの日々を過ごしていた。

なんとか日曜か連休最終日の月曜に日帰りで、とか考えていたのだが、
日帰りだと思うと「それなら行かなくてもいいか」と、逆にやる気が起きない。
そこで、探すでもなくじゃらんを眺めていると、
尾瀬岩鞍の近くで素泊まり3千円台の部屋を見つけてしまった。

というわけで、おかしなキッカケで滑りに行くやる気を生み出すことに成功した。
仲間に声をかけると、ユウタくんが知り合いのBくんと
TTセッションの予定とのことで、それならばお手数ではあるが、
『ミルキーウェイ』を含め、ある意味TT向きの斜面の多い
尾瀬岩鞍まで来てもらうことになった。

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朝の関越道の渋滞を回避する時間に家を出ると、
かぐらの7時半営業開始がちょうど良い。
尾瀬岩鞍の場合、湯沢よりも近いことと、営業開始が1時間遅れの8時半なので、
ともすると営業開始より1時間以上早く到着してしまう。
できるだけギリギリで渋滞をかすめて行きたいのだが、
下手をすると到着が8時半を回ってしまうので、
このギリギリの駆け引きがまあまあのスリル。

この日も車列が止まることはなかったが、
30km/hくらいまでの低速走行には陥った。
30分以上遅く家を出て、ノロノロ運転で30分以上余計に時間がかかり、
まさにギリギリのタイミングで8時過ぎに尾瀬岩鞍の駐車場に滑り込んだ。

さておき、尾瀬岩鞍の駐車場料金は¥1,000・・・
お一人様にはパーコストの高いスキー場だ。
駐車場代を取らないスキー場が多い中
なかなかソロ客の足下を見ていると思うが、
イヤなら来なければいいわけで、この際返す言葉もない。
お隣の戸倉は苦戦しているとも聞くので、ある意味勝ち組。

思うにスキーヤーの方々が多いことが勝ち組の条件のような気がする。
一時の流行に乗って若者やボーダー(パーク等)に目を向けすぎて
ひと度やんちゃなイメージが定着すると、
コンサバなスキーヤーの足が遠のいてしまう。

何だかんだ言って生涯スポーツとして捉えられるスキーとは違い、
較べればスノーボードはまだまだ一過性の遊びの範疇にあると思うので
傾倒しすぎると流行廃りの激しさに翻弄されてしまうように思う。

とはいえ、スキーヤーの方が大規模な(飛ばせる)スキー場を好む傾向に
あるようにも思うので、中規模以下のスキー場の経営が難しいのは
他人事ながら良く分かる。

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言ったようにこの日は三人でのTTセッション。
ここのところ『TT165 Soft flex』にばかり乗っていたので、
久しぶりに『TT168ミズメ/ヒノキ』を持って行くことにした。

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遅れて到着するユウタくん、Bさんを待つ間
グルーミングされた岩鞍名物の『ミルキーウェイ』を堪能させていただく。
「硬いのかな・・・」と心配していましたが、
意外に踏み応えの良いピステンで、
面がきれいなうちはTTでもかなり飛ばすことができた。

やはりミズメ/ヒノキは乗り心地がいい。

ソフトフレックスに乗るようになって余計に感じるのだが、
ミズメ/ヒノキはそれなりに硬い部類に入るボードだ。
でもスピードを上げてもバタつかないし、
ブルブルと細かい振動がお釣りのように残らないので
ターンがスッキリとした感触になる。
かなり固めたスポーティな足回りなのに乗り心地の良い欧州車のよう。
『ミズメ/ヒノキ』はGentemstickにとって、
BMWの『M』、AUDIの『S』、メルセデスの『AMG』。
とてもしなやかな乗り心地だ。
ちなみに、T-TUNEに出すと『ALPINA』になるらしい・・・

『TT165 Soft flex』だと、振動が増える前に
ここまで飛ばすとエッジコンタクトが抜ける感触が高まってくるので、
速度生息域がまあまあ違う。
それだけミズメは使いどころが狭いとも言えるが、
そのぶんその速度域にハマるとヤバい。ニュルブルクリンク仕立て。

それと、168はTTの中でもサイドカーブが豊かなので、
斜面が荒れてきたときの対応力は多少なりとも高いと感じた。
ただ、そのぶん抵抗感のないスッキリさ加減では165に負ける。

まさに帯に短し襷に長し。
一概にどっちが良いとも言い切れないので、結局どっちも手放せない。
つまり、名前は同じでも用途の違うまったく別のボード。

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なんてことをTTに乗るお二方とだと話せるから堪らない。
やはりTTの本当の良さはTTに乗る人としか共有できない。
TTに乗らない人、苦手意識を持っている人に何を言っても絶対に伝わらない。
当たり前の話なのですが、その当たり前の度合いがTTだとより高くなる。

今回のTT会議では
「TTでパウダーを滑るとバカになれる」
ということを全会一致で採決した。

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それにしても良い天気だ。
それでもスキー場が東向きであることと、
この日は気温が低いままだったので、斜面の日射影響はより少ない。
なので一旦雪が溶けるとカッチカチになりやすいのが尾瀬岩鞍の特徴。

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昼過ぎまで滑ったら、さすがにTTと過ごせる美味しい時間も終わり、
「それでは」とばかりにスノースケートに移行する。

しかして、言ったように気温が低かったため、
スノーボードではなんてことなかった斜面でも
スノースケートにとってはかなり硬い。

頭でも打ったら確実にクルクルパーになれる雪面の硬さに
身体まで硬くなってしまい、特にトゥサイドで流れるテールを止められず、
ダラダラとドリフトさせて結局斜面にしなだれかかるように倒れ込んでしまう。

と、なかなかシビれる(というか情けない)スノースケート滑走となりました。
私、少しはスノースケートを滑れるようになったとか
完全に調子に乗ってました。反省してます。

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「これ以上やると確実に怪我をする」というわけで、
15時過ぎに無念のリタイア。
まあ8時半から滑っているので充分なんですけどね。

ユウタくん、Bくんはこのあと湯沢に移動されるということで、
お二人とはここでお別れ。
いや〜〜TTセッション、超絶クセになりそう。
また是非よろしくお願いいたします。

そのあと私は久しぶりの一人宿。
自宅にはないコタツでテレビでも観ながらゆっくり日本酒でも。
なんて思っていたが、コンビニで買って行った鍋焼きうどんを食べたら
強烈な睡魔に襲われ敢えなく撃沈。
コタツが裏目に出てしまったがおかげで熟睡できた。

さて、明日は気楽な一人乗り。どこに行くとしようか。
(つづく)

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2019.01.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 5Days 2019 【Day-6:北海道から自力で帰還せよ】

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大雪のため滑走路の除雪が間に合わず、
新千歳空港はほとんど空港閉鎖の状態に陥ってしまい
我々の北海道からの帰りの便も欠航となってしまった。

ニュースでも伝えられていたようなので
ご存じの方も多いかと思うが、
正月休みのUターンのピークを襲ったまあまあの災害となり、
1月5日だけで105便が欠航し、2,000人が空港で一夜を過ごしたと伝えられた。

これで北海道トリップでの飛行機がらみのトラブルは3回目。
ここ5年で3回なので、なかなかの高確率であるが、
これまでの2回はLCCであったことがそもそもの原因とも言えるトラブルだったので
(同じ時刻のJAL、ANAは新千歳に着陸していたのに、
 LCCは滑走路の除雪不足を理由に成田に引き返したことがあったのと、
 使用機故障なんていう素人みたいな理由で欠航になり、
 挙げ句無責任に他の便への振り替えもなし)
これがはじめて体験する本当の意味での大雪のためのハプニング。

しかも、見事としか言いようのないバッドタイミングに起こった
本当の意味でのハプニングでありました。

乗るはずだった21時発のJAL530便の欠航が決まったのが19時過ぎ。
もう後がないことが分かっているので、その日はそれ以上
悩む必要がなかったのはまだ良かったのかも知れない。
とはいえ一欠片の情報でも渇望してしまう場面なのですが、
得てしてこういう時ほど情報というやつは伝わって来ない。

そんな中、翌日以降も全便満席であること、
その時点では翌日の増便はないことなどが
周りのひそひそ話から漏れ伝わって来る。
つまり、航空会社から代替案の提案はなさそうで
完全な放置状態になることだけはよく分かった。
他人任せにせずに自分の未来は自分で切り拓くしかないようだ。

しかして、尻別岳で使い切った脳ミソと体力は、
そんな難題を乗り切るにはすでにキャパオーバーで、まったく機能していない。

とにかく一刻も早くベッドに潜り込んで眠りたい。
どうやって帰るか?より先に、頭の中はその事だけが巡っていて
まったく頭は回らない。
空港の床で寝るとかいう惨事だけはどうしても避けたいという
危機回避のためだけに残り少ないCPUは割り当てられており、
とにかく部屋(布団)を押さえねば!と、一心不乱にスマホと格闘するも
千歳のホテルがどこも満室。
仕方なく札幌まで戻らざるを得なかったのだが、
後から考えるとそれがまず最初のラッキーだった。

部屋を押さえてまずは一安心。
札幌までの列車に揺られながらatuと二人、ない知恵を絞る。

考えられる方法は2つ。

朝から飛行機のキャンセル待ちの長蛇の列に並ぶか、
もしくは函館まで移動して新幹線に乗るか。

正月休みのUターンのピークのため全便満席で、増便もないとなれば、
キャンセルはあっても一便に2〜3席が関の山。
北海道新幹線の方はと言えば、自由席の設定がなく
まずもって乗れるのかどうかも不確実。
もしもの場合、また札幌に戻る可能性だって否めない。
一応調べてみたが5日の晩の札幌発の函館行きの夜行バスも満席。
札幌からは始発で函館に向かうほかない。
ちなみに、新函館北斗駅まで特急でも3時間以上、運賃も8千円以上かかる。
それで新幹線に乗れなかったら。とか考えると泣きたくなる。

フラフラになってホテルに着いたのは22時。
とりあえず5時にロビーに集合とだけ決めて、
ビールを流し込んで泥のように眠った。

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そして翌朝。
勝算は何もないが、飛行機のキャンセル待ちよりも可能性は高いと踏んで、
函館に向かうことに決めた。

すると、まだ改札も開く前から札幌駅の構内は
欠航した便に乗るはずだったとおぼしき多くの人々で溢れ、
すでに殺伐とした雰囲気が漂う。

atuと二人、みどりの窓口に並ぶ列と、
券売機に並ぶ列とに別れて5時40分の営業開始を待つと、
すぐに自動券売機で函館までの特急券が買えた。
やはり新幹線もすでに指定席は満席のようで、
自動券売機では新幹線の乗車券は買えなかったので、
その先の新幹線は新函館北斗駅に着いてから。出たとこ勝負だ。

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札幌に泊まったことと、自動券売機でさっさと函館までの特急券を買ったことで
札幌始発のスーパー北斗の乗車の列の前方に並ぶことができ、
新函館北斗駅までの3時間を座って行くことができた。
これは何よりラッキーだった。

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9時12分に新函館北斗駅に到着。
早い時間に欠航の決まった方々だろう、
すでに新幹線の切符を持っている方々は
9:31発のはやぶさ16号に乗って行かれた。

我々は一旦改札を出てみどりの窓口の列に並ぶ。
すると、やはりこの日の新幹線の指定席はすべて満席。
しかして、10:48発のはやぶさで一旦新青森まで行き、
新青森始発のはやぶさに乗り換えれば
「立ち席」ではあるがなんとか東京まで帰れることが分かった。

やはり人間と話をするのが一番速いし確実だ。
こういう複雑な方法はSiriに尋ねても教えてはくれない。
AIにこのホスピタリティの高いサービスのできる日が来るのだろうか??

とにかく、これで東京に戻れる。
それが確定したときの安堵感をどう表現したら良いのか、
私には言葉が見つからない・・・

言ったように、東北新幹線、北海道新幹線には自由席がない。全席指定だ。
その代わりに「立席」という特急券が発売されている。
立席は数も限られているようで、歩く隙間もないような大混雑にはならず、
まあまあゆったりとした感じになるはずなのだが、
列車の中ほどまで進むのは気が引けるので、
結局狭い連結部分の通路にみんな固まることになるのでそこそこ窮屈だ。

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盛岡まではなんとか空席を見つけて座って行くことができたが、
初めての北海道新幹線と青函トンネルを満喫できるはずもない。
盛岡から大宮までの2時間あまりを立ったまま過ごすこととなった・・・

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ただし、正月休み明けに良く聞く「乗車率120%」ってやつを
はじめて体験できたことは良かったと思う。
みなさん毎年たいへんな思いをして故郷に帰られているのですね。

そんなわけで、札幌から実に10時間をかけて東京に戻って来た。
本来ならば大宮で降りるのが家に一番近いのですが、
羽田空港までオートバイで行っていたので、
東京駅から更に羽田まで行かねばならない。
でも、ここに辿り着くまでの苦労を考えればそんなこともう屁でもない。

結局6日も新千歳空港は欠航が相次ぎ、
三沢など途中の空港まで飛んでそこから電車で帰った方などもいたようだ。
我々の前で新幹線の乗車券を買っていた男性は大阪まで帰られるようで、
東京から更に東海道新幹線に乗り換えるのだそうだ。

それと、外国人観光客の方々の方がこういった旅のトラブルに
慣れているようだったことも印象的でありました。

とにかく、新幹線にして大正解でありました。
飛行機のキャンセル待ちにしてもなんとかなったとは思うが、
宙ぶらりんな状態で長い時間待たせるのなんて耐えられない。
私は渋滞した高速道路よりも下道を使って一歩でも前に進みたい質の人間だ。
返す返すも函館まで新幹線が開通してくれていて助かった。

格安でとった航空券の払い戻しは2万円。
旅行保険の欠航の補償で1万円が支払われたが、
新幹線代、函館までの電車賃、ホテル代など、
もちろんそれだけで足りるはずもなく、1万円以上余計にかかった。
何より立ち席の2時間の辛さはお金に換算できない。

冬の北海道に行くということは、
こういったリスクマネージメント能力が試されるのですね。
そう言えばよくノブが言ってたな

「北海道ナメんなよ!」
(完)

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2019.01.28 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 5Days 2019 【Day-5:尻別岳BC】

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今回の旅もいよいよ大詰め。
そんな旅の最後を飾るにふさわしい舞台にお誘いいただいた。

尻別岳だ。

尻別岳にはルスツ スキー場からのアクセスで
ほんのさわりの部分を滑ったことはあるが、
山への取り付きから歩いて行く本格的なBCはこれがはじめて。
もちろん今シーズン最初のハイクでもあるのでそれ相応に緊張もする。

できればかぐらあたりで1時間くらいの肩慣らしハイクをしてから
こういった本番に臨みたいところではあるが、
目の前にぶら下がった人参、否、目の前の新雪斜面には
迷わず飛び込まないといけない。

今回のトリップではバックカントリーに行く予定も、
そのつもりすらなかったのだが、
「雪板を遊ぶのに少しくらい登るかも」と思い、
たまたまスノーシューとアバランチギアを持ってきていたため参加が叶った。
ただの余分な荷物に成り下がることもあれば、
こうして存外の幸運をもたらしてくれることもある。
備えあれば憂いなしとは言うが、道具ってそういうものだと改めて実感。

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2日にルスツで最高の雪に巡り会ってから、
降雪は止まってしまっていたし、天候もいまひとつ優れない日が続いていた。
前夜の倶知安も雪は一切降っていなかったので
正直コンディションに関しては期待していなかったのだが、
朝、ホテルの駐車場に停めたクルマには20cmほど雪が積もっていた。

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道すがらも好天の兆しが垣間見え、
これはまさか!!!!!!!の「ザ・デイ」の予感炸裂!

今回のパーティーは、ノブ、ショウちゃんに、
ここまで一緒に滑らせてもらったNariくん、Kojixさん、
ミッツくん、タニくん、HYSくん、キンヤさん以外に
今回は自己紹介ができなかった方々を含めた総勢17名の大所帯。

「最終的に何人来るのかわからない」という気楽な自由参加型。
以前にも「この人は誰かの連れだろう」とお互いが思っていたら
赤の他人が紛れ込んでいたなんてこともあったらしい。
なんとも人の良い話だが、それもこれも経験豊富な方々だからこそ。
自己責任が大前提だが、それぞれが各々を気遣いながら楽しむ大人の遊びだ。

そしてこの日、Nariくんとミッツくんが背負っていたのは雪板であった・・・
大人というか、贅沢というか、北海道はほんと奥が深い。

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そんな一個中隊は8時半に尻別岳に向けハイクを開始。
一歩歩みを進めるごとに雲が晴れていく・・・

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1時間ほど平地を歩くと尻別岳の麓に取りつく。

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そこから一気に斜度が増すのでかなりキツくなる。
シーズン最初のハイクということもあり、とにかくペース配分に注意する。
先頭の方が代わる代わるラッセルを担当してくれているのを
後ろから見ているのがとても心苦しいが、
ここで無理をする方があとあとパーティー全体に迷惑をかけることもあり得るので、
前の方と離れても慌てず自分のペースを守るよう心がける。

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ふり返れば羊蹄山!
すっかり雲も抜け青空が広がる。

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10時50分。
ドロップポイントに到着。

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この日射だと南向きの斜面は正味期限が短い。
人数も多いので、少々慌てながら滑走準備をはじめ
11時ちょうどにはドロップ開始!
今回もショウちゃんがカッコヨスな写真を撮ってくれた。
ありがたや〜〜〜〜!

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おいおい、最高かよ!!

深いながらも沈降したよく走る雪質!!
スケール感が狂うほど巨大なオープンバーンなので、
端から端まで面の整ったきれいな一枚バーンなんてはずもない。
遠目にはたいしたことのないちょっとした地形の高低差であっても、
目の前に来ると私の身長くらいあるのでかなり面食らうが、
視界がとても良いので多少無理なラインを辿っても帳尻を合わせられる。
もう攻め攻めだ!

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ドロップポイントに向けすぐさま登り返し。
すでにドーパミンが溢れ出ているので登り返しも気楽なものだ。
最初は1時間ごとに苦しい時間帯が訪れるが、
3時間を超すとハイな気分になり、身体もかなり楽になる。

なんてことも思い出せた。
登り筋も蓄えなきゃな〜〜

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12時過ぎに登り返し完了。

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12時半には2本目のドロップ開始。
こちらの面は日射影響もなく雪も乾いていてかなり状況は良さそうだ。
しかも、これだけの人数がいても視界が良いので
ノートラックでラインも選び放題。

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おいおい、最高かよ!!(2)

TTで思いっきりドライブの効いたターンを何本も描いてしまった!
まさにサーフライド!夢のような1分弱。
こんなロングライドできる波ないからね。
まさにヨコノリ冥利に尽きる斜面でありました。

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13時ちょうどに帰着。
ああ〜〜〜〜〜〜楽しかった〜〜〜〜〜〜シアワセ〜〜〜〜〜
隣のボードはatuが今シーズン買った『MOSS Q505』。
言わずとしれた廣田鉄平モデル。
ノブも昨シーズンから『Q』に乗るようになっていて、
二人とも調子よさそうだ。
ゲンテン馬鹿の私もこれはかなり気になる・・・

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と、これで終わらないのが道産子魂。
おもむろに雪板を小脇に抱え近くの里山を登り始めた。

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こちらがNariくんの雪板で通称『一反木綿』。
Nariくんが知る人ぞ知るかなりの乗り手であることは
この雪板を見れば細胞レベルで理解できると思うが、
それ以上にシェイプに頭を悩ませる意味って本当にあるのか???と
思わずにいられない。この造形はすでに哲学的ですらある。

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まさかのバックカントリーの後の雪板セッション!
ちなみに雪板を一人二枚以上持っている道産子たちでも
スノースケートは持っていない・・・(ニセコダウンチラーたちは持っているが)

そのあとルスツ温泉でひとっ風呂・・・と思いきや、
なんと湯船でいつも一緒に滑っているIKさんとばったり!
この日IKさんも尻別岳を滑っていたらしい。
北海道にいることは知っていたが、まさかこんなローカルな温泉で会うなんて!
人のことを言えた義理ではないが、やっぱりIKさんもかなりの変態だ。

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飛行機は復路も値段の安さ優先で21時台の便にしていたので、
まっすぐに千歳には向かわずに札幌に立ち寄り、
美味しいと評判のカレー屋さんに連れて行ってもらった。
これまたマジでウンマイ!!!


というわけで、
いつものように、ノブ、ショウちゃん、勝巳さんをはじめとして、
今回は特に多くの北海道の方々に旅をアシストしてもらった。
みんな心根の良い人たちばかりで、有り難い気持ちになる以上に
とても清々しい気持ちにさせられる。

旅先とはやはり人のことなのだなあ〜と、ここに来る度に思うし、
スノースポーツという共通の趣味があるだけで
ここまで心を通わせることができることにも感動した。

そして、今回の雪は今まで経験した北海道の中でもベストでありました。
この日の尻別岳はもちろんのこと、トリップ初日から連日良い雪に恵まれ、
暖冬予報もこんな気持ちにさせるための演出だったのでは?と思えるほど、
北海道ヨコノリライフを満喫する素晴らしいトリップとなりました。

北海道!アリガトー!


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と、シアワセ気分満開で空港に着くと、大雪のためこの日の昼過ぎから

ほとんどの便が欠航していた・・・

そして、ほどなくして我々の乗るはずだったJAL530便の欠航も決定した・・・
まさに好事魔多し。
正月休み期間のため翌日も翌々日の便も満席だ。
キャンセルが出ない限りそれに乗ることは叶わない。
しかも、臨時便の増便はしない予定だという。

それはつまり「あとは自分でなんとかしてね」という最後通告でもあった。

頭の中は尻別岳の斜面のように真っ白。そこそこの絶望感だ。
果たして我々は無事に家に帰ることができるのだろうか?????
(というわけで、まだつづく)

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2019.01.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 5Days 2019 【Day-4:ニセコモイワ】

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前夜、最後はノブと二人でススキノのディープスポットを彷徨い、
ホテルに戻ったときにはすでに深夜2時を回っていた・・・
ススキノ、まじハンパねえっす。

というわけで、“気がついたら" 朝8時(!)。
というのは嘘で、寝坊は完全な確信的犯行だ。

クイックシャワーで渇を入れ、さっさと荷物をまとめてホテルをチェックアウト。
なんとなく決めていたルスツに向けクルマを走らせるも、
どうにもやる気が起きてこない。完全な腑抜け状態。
atuに至っては起き抜けに電話をしてきて
「今日何着て行きます??」とか、
暗に今日は滑らないという意思表示を送ってくる始末。

さすがにそれは北の大地に失礼だろうと、
ウェアに身を包んで出発はしたものの、
リフト券の値段を考えるとあまり気乗りがしない。
前夜にさんざん散財した私が言うのも何だが、
できれば2時間券が欲しい気分。
そんな旅人の懐事情を知ってか知らずか、
4時間券以上がニセコ界隈の相場だ。

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いっそイワオあたりで雪板すっか?とか、
あれこれ悩んでいるうちにニセコモイワに回数券があることを思い出し、
何だかんだでリフトがラクだということになり、
結局ニセコモイワに向かうことにした。

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北海道まで来ておいて何という体たらく。
と、確かに思わなくもないが、
実はここまで一緒に滑っていただいた皆さんに、
この翌日に尻別岳のバックカントリーに誘われた。

オジサンとしては体力の温存も図りたいという、
体たらくの裏には巧妙な計算高さも隠されているわけだ。

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そんなわけで、回数券を4ポイントだけ購入し、
申し訳程度だがモイワのコースを3本だけだが滑ることにした
(クワッドリフトは2ポイント)。
これで北海道まで来て滑らない日があるなんて失態は避けられた。

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というわけで、スキー場に関してはこれ以上語ることがないので、
ここで『TT165 Softflex』の話をしておこうと思う。
聞くところによるとGentemstickの多くのモデルは、
ここニセコモイワでテストが繰り返されていると聞いたことがあるので、
それもあながち的外れなことでもないだろう。

今回は『TT165 Softflex』と『INDEPENDENT』を持ち込んだのだが、
結果的にはTTにばかり乗っていた。
それくらいTTへの苦手意識が薄れてきていることを実感できているし、
今回の北海道の雪が、質、量共にTTのいいところを
引き出してくれる雪ばかりだったので尚のこと。
それくらい北海道の新雪を滑るTTはまた別の存在感を放つ。

毎度言うがTTはホント難しい。
それでも乗り続けているのは私がマゾヒストだからではなく、
難しさの向こうに何かあることだけはハッキリと分かっていて、
その『何か』を見極めたい気持ちが楽しさを生んでいるから。

圧雪斜面をもの凄いスピードで抜けて行くターンだったり、
一般的なスノーボードと較べれば、パウダースノーでの抵抗感がほとんどなく、
水の上でするターンと同様のサーフライクな乗り味だったり、
私でもその『何か』を垣間見ることができるのだが、
それはまずもって面の良い斜面での話であって、
状況が悪くなると途端に操作がややこしくなるのもTTというボードの特徴だ。

本州の雪のように踏み固まった凸凹の雪面だと、
面に対する反応の鋭いTTだとかなり苦手となる。
対して北海道の雪は乾いているので、
荒れきたと言ってもたかが知れている。
そんな、TTであれば午前中限定だった本州のゲレンデでも、
最近では使える時間が伸びてきている。

それは「ソフトフレックスだから」なんていう単純な話ではなく、
むしろ私の操作に関する何かの変化がキッカケとなり
そこから一気に歯車が噛み合ったように思う。

ひとつ思い当たるのは以前よりもよりタテに落とすようになったこと。
TTはボードを深く倒し込むようにしてターンを外へ外へと
引っ張るのが存外に気持ち良いので、
ついついショートターンでも横に向けてしまったり、
スピードをコントロールしようとテールを余分に振り出したりしていたのだが、
ターンの出口を引っ張る乗り方をするとき以外はほとんど横に向けなくなった。

さておき、いよいよTT一本でどこにでも行ける日が
私にもやってくるかもしれない。
それはそれで寂しい気もしなくもないが、
そうなったらそうなったで、別のボードとの付き合い方も
より明確になると思うので、それも悪いことではないと思う。

ひょっとして、インディと付き合いはじめたことが
その気づきに繋がったのかもしれないが、
そのあたりの話はまたこんどにしよう。

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もちろん、ニセコまで来てショールームに寄らないわけにはいかない。
幸か不幸か今回は出会いがなかったが、
きっとまた偶発的な出会いを求めて訪れてしまうのだろう・・・
今回はセーフ。

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ニセコまで足を運んだのはもちろん佐々木勝巳さんに会うためだ。
想定外に2日にルスツでご一緒できてしまったが、
それはそれ、宴席はまたベツバラだ。

実は、以前紹介したGroovyのLION Tシャツのデザインのものと、
DOWNCHILLセッションで参加者の皆さんに配布される
SAPPORO CLASSIC(今回のセッションのスポンサーさんです)の
ステッカーの制作をお手伝いさせていただき、
それを受け取りに来たという名目もある。

大泉カントク(近頃は魚泉さんと呼ばれているらしい)にも声をかけてもらい、
atuと4人であれやこれやと楽しく呑ませていただいた。
すると、天海 洋一家もたまたま同じ店に来店し、洋くんにも新年のご挨拶。
天海家の子どもたちは、みんなめんこい(可愛い)。幸せ家族。

さておき、倶知安の町にも外国人の方が好みそうなお洒落なお店が増えてきており、
ヒラフのような様変わりをしはじめている。
変化の波は倶知安の町にまで及んできているようだ。
よそ者の私は、それがこの町にとって良いことであることを願うばかりだ。

さあ、翌日は尻別岳だ!
旅先で誘われるなんて、取って付けたような大ラッキー。
これに乗らなかったらもうスノーボーダーじゃないでしょ!
(Last Dayにつづく)

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2019.01.24 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 5Days 2019 【Day-3:キロロ】

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ショウちゃんは3〜4日と仕事で、
ノブは年末から5日続けて滑り疲れたと
「仕事だって5日行ったら休むべ」と言って引き籠もりをはじめた。

すると、前日のルスツでも一緒に滑ってそのままノブの家に泊まった
タニくんが、ノブの代わりにキロロで我々に付き合ってくれるという。
なんて心やさしい青年なのだろう。
ノブにタニくんの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

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とか言いながら、私もatuもまあまあお疲れ山で、
そんな優しさに甘えて9時半出社。
誠にあいすんません。

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atuは実は12月にも北海道に来ていて、そのときに一緒に滑ったHYSくんと
マウンテンクラブのカウンター前でバッタリ。
HYSくんはタニくんとも面識があり、つまりはノブ一派の方。
1時間くらい滑ったら帰ろうと思っていたというHYSくんに事情を説明して
無理矢理仲間に引き込んだ。

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それからタニくんと合流し、
すでにタニくんと滑っていたKozixさん、Nariくんに、
はじめましてのキンヤさんに、Nariくんのお友達2名を加えたパーティーに
イキナリ混ぜていただいた。
よって、期せずしてこの日も9名でのナイスセッション!

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降り続いていた雪は、昨晩から止んでしまったようで、
都合良くリセットとはいかなかったが、
まだまだ美味しい所は残されていて、
そんなキロロの秘密の花園に次々と連れて行ってもらった。
ありがたや。

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降雪がない代わりにたまに薄日が差し、
キンキンに冷えた日が続いていた中で、ちょっとホッとできる天気。
これはこれで贅沢な一日だ。

キロロは、かぐらとみつまたを足して
そこからゴンドラコースを引いたような規模感で、
コース脇に滑れるサイドカントリーが多い部分もとてもよく似ている。
キロロは何ヵ所かコース外に出られるゲートが設けられていて、
マウンテンクラブでコース外滑走の許可証をもらえば
会員占有時間の終わる11時から、一般客でもゲートからコース外に出られる。

キロロはICカードリフト券を発行する際に
個人情報を登録するようになっていて、
ICの情報とコース外滑走許可証もリンクしている。
黙認するでも管理し過ぎるでもなく、あくまでも自己責任を促しながら
コース外滑走に自由度を与えるとても良い方策だと思う。

ちなみに、私は3シーズン前に登録したICカードを返却せずに
今も毎回訪れる度にリフト券を上書きして使っているので、
毎回個人情報の登録をしているわけではない。

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遅く来たこともあり、コース滑走、休憩なしでグルグルにコース外を回す。
かなり狭くてややこしいヤブーランも少なくないが、
それでもキリがないほど新雪にありつけてしまう。
スキー場のキャパシティの高さには溜飲が下がる。
何よりみんな滑るのが好きだ。
この人たちあってこそのこの山だ。

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14時過ぎまで滑ってまあまあ電池切れ。
ここでこの日のパーティーはお開き。
みんな今日もありがとう!
しかして、Kojixさんはその後も滑りにコースに戻って行った。
みんなが彼をターミネーターと呼ぶのもうなずける・・・

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初日に行った雪板ポイントにこの日も寄った。
ここも同じくそれから降雪はなかったようで、
我々のつけたトラックがそのまま保存されていた。
つけた階段も残っていたので、登りはラクだったのだが、
硬くなりはじめたトラックの横切る斜面だと、曲げるのが超ムズくなる。

なんとかバックサイドに曲げても、そこからフロントサイドに切り替えができない。
レールが沈むくらいの深雪だとかなり乗りやすいが、
圧雪が混ざるとスピードも何割か増しになり、難易度が一気に上がる。

あまりに経験不足な私のフリーフット人生は、まだまだ長く険しそうだが、
今回のトリップにMountain Surfを持ってきておいてホントに良かった。
これだけ経験できる場所って、私の知る限り内地にはあまりないので
フリーフット経験を引き上げるとても良い機会になってくれた。

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その晩、引き籠もりのノブを家から引っ張り出し、3夜連続でススキノ。
この日は大好きな『福よし』で美唄やき鳥を唸るほど食べた。
残念ながら東京の支店が撤退してしまったので、北海道で食べるほかない。
もちろん、名物の『もつそば』で〆たことは言うまでもない。

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そしてその晩、いよいよタガもハメも外れてしまい、
ついにススキノのK点を超えてしまった・・・
あ〜〜なんていうシアワセ。
(Day-4につづく)

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2019.01.23 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーボード

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