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さよなら、僕のマンハッタン

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マンハッタンの親元を離れ
ニューヨークのロウアー・イーストサイドに暮らすトーマスは、
作家志望のどこにでもいるような凡庸で平凡な若者。
トーマスの父イーサンも若い頃に作家になる夢を抱いていたが、
それを諦め、そのあと出版社の社長となった仕事のできる男。
そして、トーマスとは違ってかなりハンサムな男で、
そのこともトーマスのコンプレックスになっている。

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いつものようにトーマスは片思いの相手であるミミにいいようにあしらわれ、
いつものように気を落としてアパートメントに帰ると、
上の「2B」に引っ越してきたと言う初老の男が、
あからさまに気を落としたトーマスを見て「相談にのろう」と持ちかける。

トーマスはその謎の男W.Fと意気投合し、
そこから二人の奇妙な関係がはじまる。
それ以降トーマスは事あるごとにW.Fに相談を持ちかけ
次第に彼の助言に救われようになっていく。

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そんなある日、トーマスは偶然
父が見知らぬ女性と親しくしている姿を見かけてしまう。

躁鬱に悩む母親を気遣うトーマスは、
父の浮気相手ジョハンナに父と別れるよう詰め寄るが、
トーマスは次第にジョハンナの魅力に取り憑かれ、
結局ミイラ取りがミイラになってしまう・・・・・


男なら誰しもが犯す若さ故の過ち。
それは直情的に女性の尻を追いかけてしまうことだけでなく、
自身の無能さに気づけず、故に自己中心的で思慮深さに欠け、
周りへの配慮も足らないため、勢いや思い切りだけで行動して
次々に周りの大人達に迷惑や心配をかけまくる。

マンハッタンという美しくも空虚な街を舞台に、
そんな分かりやすい若者(男)のダメな部分、
イマ風に言うとウザい部分を見せてくる。


・・・・・と、
そういうウディ・アレン的な視点で捉えた男と女のあるあるを、
シニカルに描いた作品(ニューヨークなだけに)だとばかり
思って観ていましたが、張られた伏線のすべての糸がひとつの場所で
きれいに交わるような、バラバラに散りばめられたパズルのピースが、
一気にひとつの絵を描き出すような急展開が最後に待ち受けていて、
それには思わずホロリときてしまいました(泣)。


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この映画を知ったきっかけは父親の浮気相手を演じたケイト・ベッキンセール。
私、ほんと好きなんですこの人の顔。
彼女の出世作である『アンダーワールド』シリーズも全部観てますが、
残念ながら内容的には語るべき点はなかったりする。
かなりの有名女優さんなのですが、若い頃のジュリア・ロバーツのように、
決して作品に恵まれているとは言えない女優さんです。
そんなわけで、監督がらみや作風がらみではなく、
なんとなく彼女の情報をググっていて見つけたのが今作。
これまでのケイト・ベッキンセールのイメージとはちょっと違えた作品でした。

それもあって私にはトーマスがこの美貌の虜になっていく様が
まるで手に取るように分かってしまった・・・
そりゃあ〜〜仕方ないよな〜〜〜トーマス・・・
オレだってこんな美人が目の前に現れたらそうなるよ・・・

そんな私自身のケイト・ベッキンセールへの思い入れもあり、
若者の犯してしまう、自分には悲劇、でも他人には喜劇でしかない、
どこにでもあるような切ない青春劇かとばかり思って観ていたので、
最後にトーマスが自身と家族の本当の物語に直面するくだりには
本当に驚かされた。

監督は『(500)日のサマー』、
アメイジング・スパイダーマン』シリーズ、
『gifted/ギフテッド』のマーク・ウェブ。

もしこのブログを観て興味が沸いたら『(500)日のサマー』も是非観て欲しい。
いや、『(500)日のサマー』を観てから今作を是非観て欲しい!
なぜ私がシニカルな脚本だと思い込んでしまったのかが分かるかもしれません。

ただ、残念なことに今作への評論家の評価はあまり芳しくないらしい。
ネタバレになるので言えないが、
最後の展開に一点だけ『幸福の条件』的な論理の飛躍が見られるので
そこが腑に落ちない人も多かったのかもしれない?(私は無問題でしたが・・・)
というわけで、例によって私の歪み気味の極私的な好みかもしれませんので、
ご覧になる場合はあくまでも自己責任でお願いします・・・って
それだと薦めた意味ないか・・・

というわけで、ゴールデンウィークにお時間があったら
(『レディ・プレイヤー1』も『アベンジャーズ』もいいけれど)
『さよなら、僕のマンハッタン』を、
是非お近くの劇場でご覧いただきたいと思います!絶賛公開中!!
私的イチオシであります!
(オススメ度:100)


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ お知らせ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

次回の更新は、連休明けの5月7日(月)に
先日行きました春の立山の模様をお届けする予定です。
真夏日と称された今回の立山も、
私の最高を更新する素晴らしいトリップとなりましたので
楽しみにお待ちいただければと思います!

私は連休前半にどこかでスノーボード〆をしたら、
後半はちょいちょい海に行こうかな???という
グダグダな感じで過ごそうと思いますが、みなさんには
素敵なゴールデンウィークをお過ごしいただきたいと思います!!

See You !

  

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2018.04.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

北海道 3Days 2018 ver.3【4/15:キロロ】

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前日に見たニセコの予報は雨。
しかして、場所によっては吹雪くところもあるかもしれないとか
ちょっと期待させるようなことも言ってくる、
果たしてどっちに転ぶのか、少々ややこしい状況だ。

最終日のこの日は、ノブ、ショウちゃんに加え、
キロロローカルのみなさんと、キロロから余市岳へツアーに出て、
余市岳の頂上でジンギスカンをするという、とても豪華な予定であったので、
寝る前は、雨はさておき吹雪はいかがなもんでしょう?とか、
酔った頭で思っていたのですが、
朝、倶知安のホテルで目を醒ますとニセコは予報通りの雨。
しかもかなりガッツリと降っている・・・

しかして、キロロへ向かう赤井川国道の道中は途中から雨も止み、
途中トンネルを抜けると路面にはシャーベットながら降雪の跡が!
これはもしや!

と、期待を胸にキロロに着くと、空には低い雲が立ちこめていて、
それはつまり山はガスガスの視界不良だということ。
これまた例によって、私の甘い考えは脆くも崩れ去り、
あえなくこの日のBCは(頂上ジンギスカンも)中止となってしまった。

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なのですが、言ったように心配だった雨は止んでいて、
しかも、リフト1本上がっただけで雲を突き抜けてしまい、
眼前にはビューチフルな雲海が広がった!!!!
どういったわけか今シーズンは雲海遭遇率が高く、これで3回目だ。

峠越えで路面に積雪があったほどなので、
キロロでも朝方から軽く降雪があったらしく、
この日もゲレンデ状況は想像以上でありました。

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そんなわけで、潔くBCは諦め、
キロロローカルのみんな(総勢15名ちかく!)と
キロロリゾートを満喫することにした。

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キロロでは登山計画書を提出するとこのようなパスを渡され、
ビーコン着用のうえで設置された各ゲートから
サイドカントリーへも出られるようになる。
ちなみに、リフト券を購入していないとパスをもらえないトコロが商売上手。

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そんなわけで、堂々とゲートをくぐらせていただくと、
そこにはこれまた想定外のパラダイスが待っていた!
10cm程度で、重めの湿雪ではあるものの、新雪は新雪。
面ツルは面ツルだ。

しかも適度な木と木の間隔はツリーランがしやすく、
反応のよい雪と併せて超絶に楽しい!
これまた2割増しで上手くなったように錯覚させてくれる雪だ。

ところどころ木の根元に松ヤニのような汚れが見え、
そこに乗ると前転するほどボードが掴まれてしまうが、
そこ以外の雪面はそこそこ走る雪でありました。
ライン取りが重要。

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スキー場上部では小雪も舞い始め、気温は低め。

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それ故、昼メシのあとでもこんな面ツルちゃんが待っていてくれた!
この画像だと分かりずらいですが、
ノールの先には深くて大きいパイプ上の沢が待っている。
久しぶりに味わうこの無重力感。誠にタマランであります。

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これもよく分からないと思いますが、画面中央で、ゴーグルが不調のため、
リップがよく見えずにパイプから勢いよく吹っ飛んでるのはノブ。

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面ツルは続くよどこまでも。

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そんなわけで、森の中を探せば面ツルの斜面が次から次へと現れてくるのだが、
飛行機の時間を考えるとそろそろキロロを出ないとならない。
そうして、これが最後と向かった森の中は、見事なまでのストップスノー。
そこそこの距離があったのだが、一切ターンできず・・・
森の中をゆっくりと、そしてまっすぐに降りていく・・・
これはこれでなかなかできない体験でありました。

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出発まではどうなることかと思った今回の北海道トリップであったが、
終わってみれば今回も最後の最後まで、端から端まで楽しめてしまった。

今年は雪がとても多い年であったのだが、
関東近郊のスキー場の雪解けのスピードが尋常でないくらい速く、
それもあって余計に、今回のトリップでの雪質には
ほとんど期待していなかったのですが、
まるで1ヵ月前にタイムスリップしたかのような北海道の雪質には
ほんとに驚かされた。

そして今回、
ノブとショウちゃんが妙にキロロにはまっている理由も分かってきた。
ニセコエリア、旭川エリア、そしてキロロを含む札幌エリアと、
北海道を楽しむバリエーションがどんどん増えてくる。
その楽しみ方のすべてが、ガイドブックなんかには載っていない、
ローカル達のガイドのおかげだ。
改めてこの出会いに感謝したい。

いやはや北海道恐るべし!これだからやめられましぇん!!!!
そんじゃあノブにショウちゃん、また来るよ〜〜〜待っててね〜〜〜〜!

【おまけ】

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長いこと勝巳さんに預けっぱなしだった『BMW StreetCarver』を引き揚げてきた。
めんどくさかったので袋詰めにもせず、そのまま預け入れ荷物として渡したら、
何事もなく引き受けてくれて、
何事もなく羽田空港のベルトコンベアに乗って出てきた。
その様がちょっとウケた。
  

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2018.04.26 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

北海道 3Days 2018 ver.3【4/14:Groovy Session】後編

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11:30。
いよいよヴィーナスの丘から滑走開始だ。

雪はほどよく緩んだナイス・シャウダー。
速すぎず、かといって緩くもない、
適度な足応えがこの広大な景観とバッチリマッチ。
目くじら立てて滑る必要のない春という季節と、
ニセコの雄大な景観のマッチングは最高ランク。
ノンビリと旅するように山と向き合う時間がとても心地いい。
これも北海道ならではの時間だ。

そんな場所だからこそ、これがうららかな陽差しの下であったら、
と思わずにいられないが、この日射具合だからこそ、
雪が緩みすぎずに維持されているとも言えるので
これはむしろツイてるのかもしれん。

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思いの外成長していた雪庇を迂回してドロップポイントへ移動。
つまり登ってきた方向からは窺い知れない反対側へと落とすわけだ。

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画像の奥にそびえるのはチセヌプリなので、登ってきた方向だ。
というわけで、一旦チセの方向に出てから左に大きく巻いていくライン。
簡単に「大きく巻いて」とか書いたが、
斜面は小型のスキー場がすっぽり収まるサイズ感。

そんなわけで、スタート前のイメージと、
滑り始めてからの実際のサイズ感の調整にちょっと時間がかかるヤツ。

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勝巳さんに続いてOYくんからドロップ!
場所によってはご覧の通りのフィルムクラスト!

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いや〜〜長い!一本が長い!
貧乏性の私は、それでももったいなくてあまり飛ばせない。
だって一回でも多くターンしたいんですもの。

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は〜〜気持ちエガッた〜〜〜〜
この画像に入りきらない、はるか右上からドロップしたわけだ。
見上げたときの距離感も、上から覗き込んだときとだいぶ違う。

ちなみに、画像を横切る人工的な笹の葉のラインは
どうやら登山道を示したもののようだ。
滑らなくても、残雪の春のハイキングにも最適なロケーション。

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裏側に落としたので上の高原まで登り返し、
もう一度シャクナゲ岳の方にトラバース。
勝巳さんはボード片手にツボ足でケロッと登り返す。
同い年です・・・・

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デカイオープンバーンのあとは当て込み系沢地形を攻略する。

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勝巳さんのレイバックはいつ見てもカッコイイ。
しかも今回のは超ロングバーション。10m近く引っ張ってた。
やっぱスンゲイ。

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望遠のない私のカメラでは近くまで来ないと大きく撮れない・・・
ショウちゃんいつもありがとう。

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沢に当て込んだらあとはお帰りルート。
美しい森の中のメロ〜〜〜〜〜な斜面をゆったりと帰る・・・ノダガ、
だめだ、ねっぱる(北海道弁:ストップスノーの意)。
所々ワンフットだったり歩いたりで、そこそこヘバった。
ここも良い雪の時に滑ってみたいと思えるような美しい場所でありました。
ニセコのあたりもまだまだ奥が深い。
こういう場所を知るにつけ、知った気になるのはまだ早いと痛感させられる。

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駐車場に戻ると、勝巳さんがクルマから2本のスノートイを出して見せてくれた。
上は勝巳さんがシェイプしたもので、下は芽育の“ビッグフット”。
それぞれアプローチがまったく違うところが興味深い。
やはり自分の理想を手軽にカタチにできるところが
雪板の楽しいところなのだと思う。

というわけで、イワオまで移動して雪板遊びに興ずることになった。

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転ばずに滑りきっても「ヒュー!」だし、
転んだらもっと「ヒュー!」だ。
バカやってる感じが最高に「ヒュー!」。
腹が捻れるほど笑えるこの謎の盛り上がり方が雪板の真骨頂だと思う。

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夜は久しぶりの『よし鳥』!

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宮内皆人くんも駆けつけてきてくれて超盛り上がった。
昼も夜も町も山も、倶知安はほんと素敵な場所だ。
(Last Dayにつづく)  

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2018.04.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

北海道 3Days 2018 ver.3【4/14:Groovy Session】前編

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そもそも佐々木勝巳さんに遊んでもらおうと思い企画した
今回のトリップではあったのだが、
残念ながらこの日は勝巳さんに先約があったため、
一旦はGroovy Sessionを諦め、
札幌のノブとショウちゃんと遊ぶ予定に変更していた。
しかして後日、勝巳さんの先約がキャンセルになったということで、
改めて勝巳さんにお願いできることになり、
今年もGroovy Sessionの開催が叶ったというわけだ。

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朝、札幌のホテルで目を醒ましカーテンを開けると、
外は嘘みたいに晴れ渡っていた。
あまりに想像とは違う窓外の景色に、
雨だったらダラダラと過ごそう・・・とか、
緩みまくった気持ちを引き締め直すのに時間がかかってしまったほど。

そんなわけで、道中に見える朝の羊蹄山もスッキリクッキリ。
(しかして、翌日の雨を伝えるレンズ雲もクッキリ・・・)

この日はゆったり9時に倶知安のGroovyに集合ということで、
7時過ぎに札幌を出発したのだが、
さすがに路面の乾いた峠道は雪道とは違ってスイスイ。
この日はノブとショウちゃんもニセコまで来てくれて、
これでいつものメンツが揃うこととなったのだが、
8時頃にGroovyに到着するとすでに全員集合。揃ってセッカチだ。

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前日までの心配をよそに、ツアー中に雨は降らなさそうだ。
今回の予定について勝巳さんとやり取りしているときに、
雨が心配だと告げると間髪入れずに「晴れるしっ!」と
答えが返ってきたことを思い出す。
師匠の神通力は大したものであります。

さて、その日一番ゴキゲンな場所に連れて行ってもらうので、
行き先は勝巳さんに全部おまかせなのですが、
「今回はスプリットで行きます」とだけ伝えておいた。
そうして到着したのはチセヌプリの駐車場。
ここからシャクナゲ岳の手前に位置する
『ヴィーナスの丘』と呼ばれるポイントを目指すという。

なだらかな登行が続くスプリット向きのハイキングコースだという。
ノブもショウちゃんも何度か訪れているようだったが、
私とOYくんはヴィーナスの丘へ行くのはこれが初めて。楽しみだ。

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9時15分ハイク開始。
まずはチセのスキー場跡地を少し登り、途中から左に森を抜ける。

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正面にそびえるのはチセヌプリ。
1時間ほどで森を抜けると平坦な場所に出るわけだが
これは確かに春のスプリット・ハイキング向きのコースだ。

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左を向くとシャクナゲ岳(1,074m)が見えてくる。
手前の双山がヴィーナスの丘と呼ばれる無名峰。
この名前の由来はご覧の通り。

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ヴィーナスの手前はこれ以上ないほどスプリット向きの雪原が広がる。
まさにハイキング。
ちなみにスプリットは私とノブの二人。
OYくんとショウちゃん、そしてもちろん勝巳さんはスノーシュー。

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向かって左の丘に上がって休憩したら、
ここで滑走準備をして隣の丘の麓まで滑り降りるので、
向かって右側の丘の頂上まではボードを背負ってのツボ足。
ほんの少しの距離なのだが、やはりツボ足はヘバる。

お気づきかもしれないが、
ノブの背中にいるMAXFORCE Splitは私が譲ったものだ。
ノブはここのところの山行で、
山の取り付きまで平坦な長い距離を歩くことが多く、
しかも同じパーティーにスプリットを使う方がいるそうで、
俄然スプリット・ボードに興味が沸いたのだそうだ。

ノブにとって2日目のスプリットボード行となるこの日、
ノブの口を突いて出てきた言葉は、スプリットの歩きやすさや、
ましてや可愛いMAXFORCEを手放した
友人思いの私への感謝の言葉などではなく、
「やっぱスプリットめんどくせぇな」であった。

ノブの性格を考えれば、これはなんとなく想像ができたので、
最初は「貸すから試しに乗ってみ」と言っていたのだが、
どうも他人のものだと身が入らないらしい。
こういう部分は妙に律儀な男で、それで譲ることにしたのが、
そのぶん自分のものにしたら、言いたいことは遠慮なく言うよ。と、
そういうわけだ。まあこの男らしいと言えばらしいエピソードだ。

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そんなわけで、今回のトリップの相棒は前武尊につづきSLASHER Split
そもそもスノースケートを持ち込むつもりだったこともあり、
今回持ってきたスノーボードはこれ一本のみ。
前日の札幌国際もSLASHER Splitでゲレンデを回した。
何だかんだ言ってもスプリットは重いので、
ゲレンデはソリッド・ボードで滑りたいのが本音だが、
かといってあからさまな不具合があるわけでもない。
あくまでも私見だが、重い雪だと重量のあるボードの方が安定すると思う。

北海道まで来るとなれば様々な状況に対応できるように
せめて2本はボードを持ち込みたいところではあるが、
肩ひじ張らずに楽しみたい春のトリップに、
スプリット1本というのもこれはこれでアリな選択だ。

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11時30分。2時間でヴィーナスの頂上に到着。
岩内町越しに夏にツーリングで走った積丹半島、そして泊原発が見渡せる。

ルスツからは洞爺湖を挟んで太平洋を臨み、ここからは日本海が見渡せる。
羊蹄山を中心にここ一帯が海からの影響を受けやすいと言うことが良く解る。

さておき、本当に良い景色だ。
見晴らしのいい日で本当に良かった。
(後編につづく)

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2018.04.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

北海道 3Days 2018 ver.3【4/13:札幌国際】

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春の北海道へ行こう!
と、いつもようにいつものタイミングで思い立って、
いつものようにOYくんと旅立った。

この頃になると、羽田発の札幌ステイ、レンタカー付きの
2泊3日のツアーがが3万円ちょっとで見つかる。
しかもJALでだ。

この値段はつまり、
GW前の春の北海道には興味はないという方が多いという表れだろう。
スノーボードをする方でも「わざわざ春に北海道にまで滑りに行かない」
と仰る方も多いし、そういった考え方も半分は当たっていると私も思う。

「春には春の楽しみがある」とか
ステレオタイプの言い訳をわざわざ持ち出さなくても、
たとえ春でも北海道には北海道ならではの楽しさがあることは確かだ。
ただ、春は春で天候へのリスク、特に雪質への心配が高まることは否めない。
同じシャバ雪を滑りになんでわざわざ北海道まで???と、
春の北海道に否定的になる考えの「半分」は正解でもある。

そして、この週末はまさにその「半分」に当たってしまった。
金曜日は晴れの予報ながらも、土曜日の降水確率は午後30%、
日曜日に至っては朝から80%の予報となってしまった・・・

そして、

札幌近郊で唯一スノースケートを滑ることのできるテイネスキー場が、
この週から休日だけの営業スケジュールになってしまっていたことに
気づいたのが水曜日。
スノーボードの道具は札幌のホテルに送っておいて、
ウェア類とスノースケートを飛行機の手荷物で持っていき、
新千歳からまっすぐテイネに向かうという作戦はまんまと不発に終わった。

仕方がないのでスノースケートは諦めて置いていくことに決めたのだが、
もちろんスノーボードはすでに札幌に向け発送してしまったあと。
そのためスノーボードを引き揚げるため、一旦札幌市内のホテルに
寄り道しなければならなくなってしまった。

そんなわけで、五分と五分の勝負に負け、
そこそこブルーになっていたことは確かだ。
「仕方がない。もしものときはいつものように旨いもん喰って飲んで、
 いつもの仲間に会いに行こう」
飛行機に乗るまでにはそんなふうに気持ちを切り換えていた。

・・・・のですが。

またもや北海道は私を裏切らなかった。と、
今回はそういうお話です。

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テイネが滑れないとなると、
札幌ステイのこの日は、ほぼ必然的にキロロか札幌国際の2択となる。
2年前にもこのタイミングでキロロを訪れていて、
平日だったからだと思われるが、
ゴンドラを含めた半分以上のリフトを停めていた記憶があったので、
今回は札幌国際に行ってみることにした。

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なんだかんだで札幌国際に着いたのは11時過ぎ。
新千歳からまっすぐニセコに向かったのと大差ない。

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しかして、木の枝に雪が着いている画像の様子を見ればお分かりのように、
前夜から降雪があり、しかも気温もそこそこ低い。
そんなわけで、コースの状態は存外に良かった。
ピステン脇で10cm程度、シャバ雪の上に軽い雪が積もっている。

たとえプチパウでも面ツルは面ツルだ。気持ちイイに決まっている。

この頃にはむしろ
スノースケートを持って来なくて良かったと思うまでなっていた。
この雪をスノースケートで滑ったら
ちょっとモッタイナイと思えるほどのグッドスノーだ。

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天気も快晴とはいかないが、北海道らしく足早に移動していく
雲のすき間からこぼれる陽差しによって、これは充分に晴れの範疇だ。
もちろん暑いなんてこともなく、寒くもないグッドコンディション。
雪も気候も、内地と1ヵ月程度季節が違う感じだ。

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そこそこピステンを回した頃には、
もちろんコース脇が気になってくるわけで・・・

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ちょこっとお邪魔するとこんな感じ!
重めの湿雪のしっかりした足応えを利用すれば、
ツリーランはむしろ冬よりも軽快に素早く抜けられる。
春の雪だと1割増しで上手くなったように感じるのはツリーランでも同じだ。

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少しラインをズラしてもう一丁っ!
まさかこのタイミングでこんなに良い雪を滑ることができるとは
思いもよらなかった。

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天気も一日もってくれて、ぱあっと晴れ間が広がると
石狩湾までバッチリ見渡すことができた。
ナイスビュー!

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結局閉店まで滑り倒してしまった。
しっかりスノーボード滑ったのいつぶりだろう?????
っていうくらいここ最近はスノースケートでばかり滑っていたので、
よけいに満足感が高い!満腹であります!

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雪山で満腹になったら、お次は北の大地の恵みで、
本物のお腹の方を満たさねばならない。
ノブに薦められたススキノのホルモン屋さんに飛び込んで、
気が済むまでホルモンとハイボールを注入した!旨めぇ〜〜〜〜〜〜!

この時点ではまだ翌土曜日からの天候は優れないものと思い込んでいたので、
「気が済むまで飲んじゃお!」と、札幌ステイ定番のウサギ狩りまで決め込み
すっかり緩みまくっていた。ノダガ。
果たして翌土曜日の天候やいかに!!!!!
(Day-2につづく)

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2018.04.23 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

HEAT (1995)

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先週紹介した『夜に生きる』つながりで、
久しぶりに『THE TOWN』を観ていたら、
無性に『HEAT』が観たくなった。

『HEAT』はマイケル・マン監督、
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロという2大スターの共演が実現した
1995年に製作されたクライム・アクション大作だ。

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当時、その豪華なキャスト以外にも、劇中使用された銃弾の数だったり、
何より、日中街を完全封鎖して撮影された銃撃戦だったり、
大規模にアクションシーンの撮影を行う作品のハシリみたいな映画で、
むしろそちらが先に話題に上り、
日本で(当時行われた宣伝を思い返す限りで)は、
今作のもつ骨太なストーリーの方はあまり注目されていなかったように思う。

実際『THE TOWN』を監督したベン・アフレックをはじめ、
『HEAT』はその後に続く多くの作品に影響を与えていて、
事あるごとにその名を耳にすることになった。

そんなわけで、私も久しぶりに観たくなったわけだが、
やはり、この歳になってから観るとだいぶ違って見える。

当時ちょうど30になった私であったが、
この世界観の奥深さを理解するには、それでもまだ全然若すぎたようだ。

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とにかく、ロバート・デ・ニーロがシブ過ぎる。

頭が切れて、行動力、決断力、統率力に優れ、仲間からの信頼も厚い。
そして、とにかく冷徹でありながら、まるでその裏返しのように、
仁義に厚く何があってもスジだけは通す、
「相手になめられたら終わり」の激アツな性格を併せ持っている。

その周りを凍り付かせるような強いオーラは、
男なら誰でも一度は憧れるだろう。

そして、この時デ・ニーロは、今の私とほとんど同じ歳であった。
こんな男になりたかったと心の底から思う。ホントカッコイイ。

heat_movie5.jpg

劇中、銀行強盗であるデ・ニーロと、
彼を追うロス市警の警部であるアル・パチーノが、
コーヒー・ショップで向かい合わせに座る、有名なシーンがあるのだが、
まるで試合前のボクサー同士のように、
お互いを認め合いながらもゼッタイに負けないという意地とプライドが
静かにぶつかり合う様は、今観ても鳥肌が立つ。

家族や、自身の他の人生を棒に振ってでも、
自身の「仕事」に、文字通りに命をかけるエッジィな生き方。
仲間を大切に思いながらも、敵対する存在には絶対に負けないとする
突き抜けるように高い意地とプライドを最後には優先する冷徹な判断力。

そんな生き方をしてきた、まるでコインの裏表のような二人が、
最後にまさにフェイス・トゥ・フェイスで勝負する。

家族との絆を取り戻しかけた男と、
大切な女性の目の前から逃げた男。

最後にその雌雄を決したのは、
家族という彼らにとっては無価値なはずのものであったことも、
我々男どもの心に大きく響いてしまう。

今観ても。否、今だからこそ、
自分の中の男を揺さぶられる傑作でありました。
(男限定オススメ度:100)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2018.04.20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

壊れ話8:R1200GS パンク

2018_0305-41.jpg

オートバイにお乗りになる方ならお分かりいただけると思うが、
パンクになんてそうそう遭うものではない。
私も2年に一度あるかないかという程度だ。

それが、1ヵ月以内に2度起きた。

しかも、ほとんど同じ場所にネジが刺さっていた。
(※上の画像の左にネジが見えると思うが、ネジからほとんど平行に
  右に視線を移した位置に見える修理痕がその前のパンク痕)

2018_0305-42.jpg

私の知る限り、オートバイのパンクの99%は後輪だ。
それは前輪が巻き上げた突起物が、垂直に立ち上がった瞬間に、
後輪が踏んでしまうためだと言われている。なので、
スルドイ釘のようものならいざ知らず、こんな木ねじか、タップネジのような、
回さないと刺さっていかないようなものまで
タイヤのぶ厚いゴムの層を突き抜けてしまうわけだ。

さておき、今年は大雪もあって、残雪が集めた塵やら埃やらが
路肩に多く堆積したままになっている。
都心部の幹線道路の道路清掃は頻繁に行われているのだが、
埼玉ではそうもいかないようで、そんなネジ類の隠し場所が多く残っている。

もちろん、毎日オートバイに乗っているのでリスクは高いし、
それを置いておいても、そもそも路肩を走らなければ良いのだが、
先を急ぐ通勤時は尚のこと、そういうわけにもいかず、
比較的このようなトラップにかかりやすいことは認める。
でも、それにしたって1ヵ月に2度はかなりレアな出来事だ。

シリーズもすでに8つ目となったこの『壊れ話』ですが、
ここのところあまりに人生の棚卸しが続くので、
いっそシリーズ化しようと思い立ったわけだが、
こういった意図的なイタズラの可能性さえ考え得るような出来事が相次ぐと、
それはそれでなにかのサインなのではないかと勘ぐってしまう。

「花粉症は自身で認めたら症状が悪化する」というのはほとんど都市伝説だが、
こういうことを気にしすぎると、
そういう負のサイクルに陥りやすいのかもしれない。

というわけで、これで最後にしてもらいたいと思うが、さてどうなることやら。
  

テーマ:バイクのある生活 - ジャンル:車・バイク

2018.04.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

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オートバイと
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