クリスマスサーフ@伊豆 12/23〜24

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クリスマスの週末は、山の方は気温が上がってしまうというし、
週末を雪山と交互に使い分けるこの時期は、
波乗りへの後ろめたさが募ってしまう。そして何より、
この寒さなればこそ、南国伊豆に惹かれてしまうのは
すでに致し方のないことだろう。

というのは、実はこの時期に繰り返し思うことのようで、
まるでデジャブのように今年もクリスマスは伊豆に波乗りと相成った。

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この日、めでたく今年100日目のサーフィンを迎えたOYくんと二人、
OYくんのクルマに乗り合いで伊豆までやって来た。

それにしても、シーズン100日とはスゴい。感服する。
とはいえ、仕事に奥さまに子育てと、なかなか自由の利かない
責任世代の大人たちが周りに多い中、それが良いコトかどうかは別問題。
いつまでも男二人でクリスマスにサーフィンしているわけにもいかない。
来年こそはと心に誓う・・・

というわけで、自由を満喫している最後のジェダイ・・・否、
我々を加えた三銃士の一人、ユウタくんもやっぱり伊豆で合流だ。

この日は東名高速の朝の下り線渋滞予報もなかったので、
6時過ぎにOYくんの家に向かい、かなりゆったりと伊豆を目指す。
実際は大井松田で事故が発生してしまい、小田原ー厚木道路も
そのしわ寄せで渋滞になってしまったが、10時半頃には白浜に到着。

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この日の白浜の波は、ワイドながらも、こんなヒザ〜モモから、

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たまのセットで、こんなムネを超えるサイズまで、バリエーション豊富。
特に11時くらいまでの1時間は厚めの波もあって乗りやすく、
なかなか良いコンディションでありました。

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この日はASQ FISH。
デカいぶんモッサリしていて軽快感には欠けるけど、
浮力と機動性の塩梅が、やさしい方向に働いているトコロが魅力の一本。
この日も風向きがコロコロと変わり、
面や速さも変わっていく状況に、とても合わせやすく、
それでいてフィッシュらしい動きも併せ持つ守備範囲の広いボードだ。

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2時頃にはインサイドのダンパーへと変化してしまい、
疲れと相まって最後は刺さりまくって終了。

翌日、斑尾へと向かう元気なユウタくんとはここで別れた。

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夜はモチロン、行きつけの「たまきや」に向かうわけだが、
下田に着いたのはまだ陽も高い3時。
というわけで、OYくんと二人、
駅前の割烹料理店で、金目鯛の煮付けを肴にまずは乾杯。
超旨ぇ〜〜っす。

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調子にのって、一軒目からハイボールまでいただいてしまった。
まだ夕方の5時だ。この魅惑のマドラーが醸し出す背徳感が
堪らんです。

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そして18時の口開けからたまきやへ突入し、
二次会という名のメイン会場へ。
実はクルマを停めに宿に向かう道すがら、
店の前を通ったのだが、そのときに店の大将に見られていたようで
「来ると思ってた」と言われる始末。サプライズ感ならない。
そして、結局この日も『薬膳豚しゃぶしゃぶ』を堪能した。ワンパターン。
でも、これまた旨し。

だいぶ呑んだのですが、それでも夜は浅く、
宿に戻ってバッタンキューと眠りに落ちれば、
『ヘパリーゼ Premium』との相乗効果で翌朝もスッキリ。
遊び人冥利に尽きる健康的な遊び方だ。

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翌朝。
多々戸浜、入田浜とチェックをするも、海はご覧の有り様。
まるで絵はがきが、デートスポットのポスターのような景色だ。
一人、ロングボーダーが浮いていたが、
「良く入ったな」と、その勇気とやる気に感心させられるほど。

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んで、結局白浜。
前日よりも小さめだが、そのぶんダンパーも抑えられて遊べそうだった。
っていうか、他に選択肢がないっちゃあ、ない。

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前日から首の痛みがまた再発していて、
この日もそこそこ苦労させられてしまった。
1時間程度で休憩して、再チャレンジするも、
最後は上半身をリフトできずにボディボード状態。
その頃にはオン風も強まり、かなり面が荒れてきてしまい、
ボヨつく海面にウネリの見極めが難しくなってきたので、
この日は2時間程度で終了。

前日からまあまあ数は乗れたので、波乗り納めとしては及第点。
何より、週末一発勝負で伊豆に行くって時点で、
この程度の覚悟は充分できているので無問題。That's 伊豆。

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沼津から東名に乗ると、裾野からてっぺんまで丸出しで、
美しい富士山が見送ってくれた。
あそこ登ったんだな〜〜」とか、思いながら眺めると、
富士山の見え方が、今までとは違っていることが分かる。
齢50を過ぎて尚、人生観まで変わった感じがする。

人生に一度は登っておくことをオススメする。
(登りはじめてすぐに後悔することも必至だけど・・・)

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用賀から首都高3号線が事故渋滞していたので、
用賀で降りて、桜新町にある「麺処 さとう」でらーめん。
ここもまた旨かった〜〜!!!
いやはや、食い道楽にもほどがある。
冬はやっぱり太るな〜〜〜〜〜〜

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さて、今回をもちまして、
年内の更新は最後とさせていただきます。


皆さま、今年も当ブログをお読みいただきありがとうございました。

2017年という年は、私にとって、
12年周期に訪れる悪い期間の最後の一年なのだそうです。

ということは、来年からは右肩上がりってことのはず!!

ってわけで、来年は今年以上にアゲアゲで行く所存でございます。
引き続き来年もお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます!

新年は9日(火) からの更新を予定しております。

それでは、皆さまに最高のパウダースノーと最高の波、
そして最高の新年が訪れますように!

皆さま、良いお年をお迎えください!
  

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2017.12.27 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーフィン

Hakuba 47【12/17】

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翌日目を醒ますと、宿のあたりですでに20cm近く積もっていた。
そして、依然として雪は降り続いており、
「これはトンデモナイ日に来てしまった!」と、
私が思うより早く、テッちゃんとOYくんは素早く身支度を整え、
クルマの雪かきに向かった。サスガっす。
マッツンはまだ朝飯の「マルちゃん 赤いきつね」を食べている。

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宿の方にも「今日はコルチナ行くんでしょ?」と聞かれたくらい、
誰がどう考えても今日の白馬ならコルチナだ。
だからこそ、裏をかいての47。
と、言いだしたのは、私ではなくOYキャプテン。
私は黙って付いて行き、雪が悪ければ文句を言うのが仕事だ。

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道すがら陽も出ていたので、ひょっとして・・・という
皮算用は見事に外れたが、その代わりに、
膝丈のパウダースノーが我々を待っていてくれた!

裏をかいたとは言え、営業開始前にはすでに
4列縦隊で30メートルほどの人垣がゴンドラ乗り場前にできていた。
ほとんど最前列にいた我々だったが、
後ろからは、パウダースノーに飢えた人波が容赦なく襲いかかってくる。
そんなわけで、残念ながらこの日ばかりはノンビリと新雪の降り積もった
ノートラック斜面の写真を撮っている場合ではない。軽い戦争状態。

おかげさまで、総距離1,600m、最大斜度30°を誇る「ルート2」を
思いっきりノートラック・ロングライドで
堪能させていただきました!!!!!!

さすがに先週の田代のように何度もお代わりができるような状況では
ありませんでしたが、そのぶん、奇跡の一本を記憶に刻むことができました。

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いんや〜〜〜OYキャプテンの積雪予報はまんまと当たってしまった。
頭が下がります。

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ご覧の通り、atuオジサンもご満悦。

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今回の両日とも、相棒は『TT168 ミズメ』。
最後に比較検証するために『TT165 Softflex』を出したが、
そのほとんどをミズメと過ごした。

やっぱりミズメだけが持つ、硬く感じない反発力の強さには、
胸の透く思いがする。毎度、抽象表現で申し訳ないが、
ホントにそういう説明しかできないので、仕方がない。
まあ、とにかく気持ちがいい。

Softflexとの乗り別けをしているので、余計にそれを感じてしまう。
ミズメはやはり特別なボードだと改めて思う。

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この日は残された体力は元より、帰路のことも考えて半日券。
13時までの期限の最後にお隣の五竜まで足を伸ばす。
ちなみに、「47」も「五竜」も、滑るのは今回がはじめて。
ホント、私にとって白馬は空白のエリアでありました。

実は「BMW Motorrad Bikermeeting 2011」に参加するため
「47」には夏に来たことがあったのだが、むしろ冬に来る方がはじめて。

「白馬五竜」はむかし「五竜とおみ」という呼び名だったと記憶している。
やはり「白馬」が付いた方が通りが良いのだろう。「日本橋」と同じ道理だ。

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というわけで、この二日間は、今シーズン最初の向き合える雪となり、
膝がガクガクになるまで滑った。
ひょっとしてマッツンあたりはこれでも滑り足らなかったかもしれないが、
私やatuはもうこれが限界。いやはや良く滑った。満腹であります。

今回はさすがに外すだろうと、覚悟を決めて白馬までやって来たのだが、
結果的には良い方に外れてくれた。人生何が起こるかワカランもんだね。
  

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2017.12.26 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーボード

白馬八方尾根【12/16】

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正直、白馬には馴染みが薄い。というか、縁が薄い。
OYくんが白馬に詳しいので、ここのところ訪れるようになったが、
私一人で決めるのならば、野沢温泉や妙高高原の方を選んでしまう。

それが単なる食わず嫌い(というか喰わず苦手意識)であることは
前にも書いたし、しかもこれだけ広大なエリアをみすみす見逃していたとは、
不覚にもほどがあると、今では反省もしている。

というわけで、12月に白馬に行くなんて生まれて初めてだ。しかも、
まだフルコースでオープンしているスキー場もまばらな状況となれば、
コース状況も推して知るべし。尚のこと、遥か白馬まで来るなんて、
思いもよらない。

そんな私が、このタイミングで白馬に来ることになったのは、
骨折から2年。今季久しぶりに冬山に復帰したatuのせい・・・
否、結果的にはatuのおかげだ。

すっかり雪山の勘所が鈍っているatuは、
このコンディションが不安定な時期に「週末は二日とも山に行きたい」と
言いだしたのがコトの発端。
正直、まだどこのコースも整っていないこの週末は、
伊豆にでもノンビリサーフに出かけようとか思っていたのですが、
盟友(悪友)atuの誘いならば仕方がない。と、重い腰を挙げることにした。

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そんなわけで、私、atu、OYくん、テッちゃん、マッツンに、
マッツンの大学時代の後輩のKmaxの6人で、
八方尾根に向かうこととなった。

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それまで上部のエリアのみオープンしていた八方尾根だったが、
木曜あたりにそこそこまとまった降雪があり、
まだコース下部はブッシュが見えるものの、
なんとか駐車場までコースが繋がった名木山からスタート。
パウダーでもないのに8時のリフト営業開始前からこの行列。

ちなみに。一部滑走可なのに、一日券は全額とられた・・・

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まずは兎平から、パノラマコースのきれいなピステンを数本いただく。
すると、なかなかのグッドコンディション!
今シーズンはじめての向き合える雪((c)和田直也)だ。
とはいえ、まだまだ身体と勘は鈍っている。飛ばしすぎは怪我の元。
急がす慌てず、足応えを確かめながら、
少しずつ倒し込みのアングルを深めていく。

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そんな私を尻目に、若者達は我先にとすっ飛んで行く。
中でもナチュラルボーン・マッツンはワンターン目から
バックサイドのビッテリーをかます・・・もうついて行けんよ。

これも分かりやすい “Groovyセッション効果”。
連れて行って良かったと、オジサンしみじみ思う。

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話が前後しますが、この日の天候は基本曇りで時折雪が舞う状況。
リフトが長いとまあまあ凍えるほどに気温は低い。
OYくん曰く「今晩からまあまあ降りますよ。明日は積もると思います。」
この時はまだ「ほんとに〜〜〜?」と、あまり信じてはいなかったが・・・

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見晴らしのいい日の八方尾根からの景色は壮観だ。
つい何枚も写真を撮ってしまう。
あとから見返すと、どれも同じ写真に見えてしまうくらい、
実は見えている景色はほとんど同じなのですが、その瞬間は、
一旦滑りを止めさせるほど、いちいちその景色に圧倒させてくれる。
ホント、想像以上に壮大な規模を誇るスキー場だ。

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そんな広大な白馬八方尾根の、
この日に滑ることのできるコースはほぼ全て網羅したが、
やはりこれではまだ、物足りないにもほどがある。
八方の持つ実力の消費税分も出し切っていない。
つまり、まだまだ根雪にもならないような、
地形丸出しのボコつく雪にそこそこ足腰の体力を奪われてしまった。

というわけで、2時頃にはギブアップ。
ちなみに、半日券は1時まで。一日券を買った甲斐があったのは1時間。

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そのあと、温泉に行こうとなったわけだが、
OYくんとマッツンがしきりに「クラッシャーの湯にしよう」と
言い合っていて、残りの面々はついて行くだけなので
また何かの隠語だろうと、右から左に聞き流していたのだが、
着いて分かった。「クラッシャーの湯」ではなく、「くらしたの湯」であった。
これからは、ここを「クラッシャー」と呼ぶことにしよう。

湯上がりに白馬のメインストリートで、端からショップを荒らし、
それから宿にチェックインした。
もちろんそのあとはひたすらに飲むのみ。

お店では日本酒を自粛した私だったが、
宿への帰り道、気がつけば手に持つコンビニ袋には
シュークリームと日本酒の四合瓶が入っていた。
というわけで、宿で二次会。
あ〜楽しかった〜〜〜〜

と、この時すでに、気分良くヨッパラっていた窓の外では、
シンシンと雪が降り続いていたのでした・・・明日はまさか???
(つづく)

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ おまけ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

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この数日前に、マッツン壱号機が納車され、
この日、晴れてみんなにお披露目となった。
ミニバンのエアロパッケージ的なそのモデルを見て、
「E・YAZAWAのステッカーでも貼ろうよ」とか、
たわいもない話をしていたのだが、
当のマッツンはその事が分からなかったらしく、

悪いヤザワもいるんか?

とか言ってきた。
マッツン、そこは「イイ」ではなく「E」だから・・・
ナチュラルボーン・ボーダー・マッツン。
返す返すも愛すべきキャラクターだ。
  

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2017.12.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

ブレードランナー2049 ネタバレしてでも語りたいのでもう一度

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『ブレードランナー2049』
もうご覧になりましたでしょうか。

案の定、私はあのあとも2D版でもう一回観ました。

遅れて発売されたサウンドトラックも早速購入し、
かなりのヘビロテで、ほとんど毎日聴いております。

『ブレードランナー』のサウンドトラックは、
作曲家のヴァンゲリスがこの前作に楽曲を担当した
『炎のランナー』が成功し過ぎたため、
世間からの “映画音楽家であるかの印象”を避けるため、とか、
“音楽的整合性の違い” とかで、オリジナル音源での
サウンドトラックの発売を認めなかったのだという。
そのため、実はサウンドトラック用に改めて録り直されたもの。
オリジナルとかけ離れたそれは、聴いていてもどこか違和感があった。

でも『ブレードランナー 2049』のサウンドトラックは、
ハンス・ジマーとベンジャミン・ウォルフィッシュの2人による
完全なオリジナル版だ。思いっきり没入できる。

特に、海に向かう夜明け前の首都高から眺める都心部は、
車窓がミュージックビデオのように
ブレードランナーの世界にピッタリとはまるので尚更だ。

さておき、『ブレードランナー 2049』については
すでに様々な所でネタバレを含む解説がされておりますが、
そこはやはりブレードランナー。
単なる物語の解説に留まらず、
その難解とも言える物語の解釈を巡り、
様々な意見やら見方やらが出回っております。

私もいいかげん吐き出したくてウズウズしておりましたので、
ここらへんで発散させていただこうと思います。

(※以下、元も子もないくらいにネタバレしますのでご注意ください)



さすがに鑑賞も2回目ともなると、
「子供を産めるアンドロイド」という今作最大の秘密への驚きは薄れ、
冷静に俯瞰して観られるようになっておりました。

そうして見えてくるのは、捜査官Kのやるせないほどの悲しみです。

人間がやりたくない仕事は全部レプリカントに押しつけておいて、
そのくせ「Skin job !(人間もどき)」と蔑まれ、
しかも、ネクサスシリーズへの反省から、
人間への絶対服従をインプットされているため反抗もできない。

だからこそ、人間以上に純粋な心を持ち合わせているという、
なんとも皮肉の籠もった設定になっている。

というように、今作の主役は、
レプリカントに生活圏を脅かされる人間の方ではなく、
そんな迫害を受け続けるレプリカントの物語になっている。

捜査官Kは、自身もレプリカントでありながら、
旧型とは言え、同じレプリカントを「解任」する役目を負わされた上に、
レプリカントにとっての奇跡である、
レプリカントから生まれたただ一人の子供である重荷まで背負わされ、
挙げ句それは人間へ仕掛けられた罠(嘘)だったと知らされる。

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実体のないホログラムの「AI 恋人」ジョイとだけ心を通わせ、
デッカードに名前を聞かれたときには、
自身の製造番号に由来する「K」ではなく、
ジョイに付けられた名前「ジョー」だと名乗る。そんなジョイも、
ジョーを追うレプリカント、ラヴに殺され(壊され)てしまう。

そうして想像を絶する精神的な苦痛の奈落へ、
ジョーもまた人間同様に「生まれ出づる悩み」を抱えたまま
追い詰められていってしまう。

逃走したデッカードとレイチェルの間に生まれた
唯一のレプリカントの子供を隠している、旧型レプリカントの残党達の
長である女性レプリカントは、傷つき果てたジョーに
「大義のために死ぬことはより人間らしい」と
レプリカントの子供の出生の秘密を知るデッカードの暗殺を命じる。

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そうして、一番上に貼った画像の
ジョーがデッカードの元へ向かう道すがらのシーンにつながるわけだが、
やはり、このシーンが一番悲しいし切ない。と私は思う。

広告用の巨大ホログラムとして、
通りすがりのジョーに請け売りな宣伝文句を言うのは、
他ならぬ愛玩製品としてのジョイ。

つまり、ジョーはここで、あれほど愛したジョイもまた、
自分の願望を反映させるようにプログラムされた仮想現実でしかないこと、
そしてそれは、人間への服従をインプットされた
自分もまた同じであることを悟る。

そしてここまで鬱積した悲しみや怒りの矛先を、
「デッカードを彼の娘に会わせる」という、
人間のためでも、レプリカントのためでもない、
純粋な自身の願いのために、自身の命を使うことを決意する。

「大義」のためでなく、小さな他人の希望のために命を投げ打つ。
そうすることが自分がレプリカントとして生まれこの世に存在した証、
つまり「自分にも魂がある」のだと示し、
より人間らしく死ぬために・・・・


後半の解釈は私の独自のものなので、本当は違うのかもしれない。
特に、断末魔に「愛してる・・・」とジョーに告げるジョイが、
果たしてプログラムなのか、「感情」なのかは、
観る人毎に意見が分かれるところかもしれない。

でも、私にはこういう残酷な解釈ができてしまいました。

遺伝子レベルまで遡っても、ほとんど人間と変わらないのに、
それでも、人間達に自身の魂の存在を認めてもらえない悲しみ。
この世界の中の“人間たち”のなんと残酷なことか。

でも今作は、観る者に「人間のお腹」からでも、「工場」からでも、
たとえどこから生まれ出ても同じ人間」であること、
そしてレプリカントに向けられた感情が、
単なる迫害であることが、痛いほど分かるような作りになっている。
そういう意味で今作は、
黒人達への迫害や圧政を描いた多くの作品達と同じなのかもしれない。

もしこれに続編があるとしたら、『ターミネーター』のように
ここから人間とレプリカントの全面戦争に発展していくのが
自然な展開なのかもしれませんが、
それはすでに『ブレードランナー』ではないだろう。

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さておき、登場人物で私が一番惹かれたのは、
ジョイ役のアナ・デ・アルマスでも、
ラヴ役のシルヴィア・フークスでもなく、
デッカードとレイチェルの娘、アナ・ステリン役のカーラ・ジュリ。

アナ博士はレプリカントの精神を安定させるための記憶を[製造」する
仕事に従事する研究員で、ジョーは彼女に自身の記憶が本物かどうか
確かめさせる。
つまり、アナはこのとき、ジョーには自分の記憶が埋め込まれている事を
知るわけだが、彼女はその理由をどのように解釈したのだろう。
彼女は自らがレプリカントから生まれた
“奇跡の子"だと知っていたのだろうか。
だからジョーが、自分を隠すための
目くらまし役を担っていることを悟ったのか?
あの涙のワケが、かなり気になります。

さておき、カーラ・ジュリのイノセントな存在感が
「感染症をもち無菌室から出られないレプリカントの子供」
という役どころにバッチリフィットしておりました。
本当にハリソン・フォードとショーン・ヤングの間に生まれた娘
だと言われても疑わないであろうナイスキャスティングであります。

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3月2日のBlu-layの発売がすでに待ち遠しい。
ブラスター付きの特別バージョンのBlu-lay BOXセット
¥25,920はすでに完売だ・・・
また劇場に観に行っちゃおうかなーまだどこかでやってるのかなー?
  

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2017.12.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

博多って良い街だね

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久しぶりに福岡に出張になった。

高校からの友人が博多に赴任しているのだが、
「いつか出張があるだろうからそのついでに」とか思っていたら
もう5年も経ってしまっていた。不義理なことでございます。

というわけで、本来は月曜日の日帰り出張でありましたが、
日曜日から博多に入って旧交を温める
(博多の旨いもんを満喫する)ことにした。

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昼前に博多に到着し、まず友人から勧められたのは、
志賀島にある『中西食堂』のサザエ丼と
太宰府天満宮にある『水月庵』の山家鍋。
サザエなら茨城でも食べられるし、と0.1秒で私の脳は反応し、
太宰府天満宮に連れて行ってもらった。

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太宰府天満宮の大楠


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新国立競技場を設計した隈研吾氏デザインの
スターバックス太宰府天満宮店


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予約の時間まで太宰府天満宮の参道をブラつき、
『かさの家』さんで、太宰府名物の『梅ヶ枝餅』を抹茶でいただく。

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水月庵

肝心の山家鍋の写真撮るの忘れた。
こちらは湯豆腐も有名で、友人夫婦と私で山家鍋二つに湯豆腐一つを
お願いして、三人でシェアするとちょうど良い塩梅になった。

太宰府のあとは博多に戻り、夕刻前から立ち飲み屋をハシゴ。
博多の街は、コンパクトなエリアに星の数ほどの飲食店が軒を連ね、
まさに選び放題。飲んべえ天国。
コンパクトとは言え、中州だけで、すすきのをカバーし、
そこから更に広大なアリアに飲食店が集中して存在している。
渋谷〜原宿くらいのイメージだ。

聞けば、こちらではハシゴ酒が基本で、一日に4〜5軒は巡るのだそう。
そして、友人の場合は営業職であることもあり、
お付き合いも含めて余暇の過ごし方の大半を飲食が占めるという。
何より、東京から博多に行った友人にすると、
店の住人の気さくなところが気楽に過ごせて良いのだという。
たまに東京に帰って飲食店に入ると、そのあまりにクールな対応に
居心地が悪いと感じるまでになったそうだ。
それくらいでなければ、これほどの数の飲食店を支えられるほどの
需要が生まれないよな。

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そうしてハシゴしながら薬院にある
鶏皮の店『粋恭』に連れて行ってもらった。
初めて食べたがこりゃウンマイ!
鶏皮と言いながら、コッチで食べるカリカリの歯ごたえ系ではなく
ジューシーでいてボリューミー。
かなりの人気店で、繁盛時は追加注文ができないため、
好きな人は入るなり「100本」とか注文するらしい。

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たらふく喰って飲んだあとは、
これまた友人の行きつけのイタリアンレストラン『なかがわ』さんで
美味しいワインとドルチェ・・・・

友人は博多に来て5kg太ったと笑っていたが、
むしろ5kgで済んでいるのが奇跡的だと思った。
私なら1年と待たずに10kgくらいは太ってしまうだろう。
それほどに博多の食の誘惑は強力だ。

夜半頃にお開き。友人とは再会を誓ってここで別れた。

翌日。
早起きしてフェリーで志賀島のサザエ丼を食べに行こうと思っていたが、
案の定ホテルのベッドから出られなかった。
友人は「博多には観光地がないんだよ」と言っていたが、
天気も良いし、ミーティングまでの時間、せっかくなので天神に向かって
博多の街をブラついてみることにした。

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承天寺にはSuzann Victorによるオブジェが展示されていた

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櫛田神社

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博多祇園山笠 飾り山笠

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歌舞伎町も同じだけれど、昼間の中州もかなり切ない

友人はそろそろ東京に帰りたいと言うが、
奥さまの方はもう帰りたくないと言う。

「赴任するなら博多か札幌」はアソビーマンの合い言葉だが、
そんな友人の奥さまの気持ちも良く解る。

やっぱり博多は、観光で訪れる街ではなく、住む街なのだと思う。

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若い頃を知る友人は掛け替えのない宝物だ。
お互いの近況報告が済んだら、昔話の合間に政治や経済、
くだらないゴシップの話が気軽にできる。

友人夫婦が東京に戻ってくる前にまた博多に来ないとな。
  

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2017.12.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然

FLUX DS LTD に BURTON Flex Sliderを移植

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今シーズンはじめて使ってみた『FLUX DS LTD』ですが
操作感に関しては、なかなか調子が良い。

詳細なインプレはもう少し待っていただこうと思うが、
その前に、BURTONのフレックス・スライダーを移植した話を
しておこうと思う。

長年BURTON一択で過ごした私なので、
やはりどうしてもBURTONと比較せざるを得ないわけだが、
ストラップ類、中でもスライダーやタンに関しては、
浮気中だからこそ改めてBURTONというメーカーの
偉大さを思い知らされている。

特に、素材のしなやかさと、それによる使い易さに関しては、
ほとんど独壇場と言っていい格の違いを感じさせる。
それは、ホールド感にももちろん良い影響を与えてくれるわけだが、
何より装着のし易さにおいて、強く優位性を感じさせる。

2017_1218-35.jpg

FLUXの場合、ラチェットの開口部の角度と、
アンクルタンの入射角が揃っていないため、
タンがラチェットに素直に入って行ってくれない。

2017_1218-36.jpg

これも単なる慣れの問題なのでしょうが、計ったように
アンクルタンがラチェットに吸い込まれていくBURTONを知る者にとって、
FLUXの、ストラップとタンを両手である程度撓らせて
ラチェットの開口部に導いてあげないとならないのはまあまあ苦痛だ。

2017_1219-1.jpg

その理由は一目瞭然。
FLUXのアンクルストラップは、BURTONに較べて
あまりカーブが与えられていないためだ。
ミトン型のグローブだったりすると更にこの違いは大きくなり、
装着にかかる時間はほんの数秒の出来事であるが、
仲間と足並みを揃えたいときや、
パウダースノーを争うときなどには尚のこと、
そのストレスは何倍にも大きく感じてしまう。

これはもちろん、装着時のことよりも、
装着感やレスポンスなどの操作性をより考慮した上での選択でしょうから、
良い悪いという話ではないのですが、
つい無い物ねだりで装着のし易さが欲しくなってしまう。

2017_1218-34.jpg

ちなみにトゥストラップはとても装着しやすくできているので、
尚のことアンクルストラップの填めづらさが際立ってしまっている。


そういった不具合に感じる部分への根本的な対処ではなく、
例によって単なる興味本位でしなないのですが、
BURTONのフレックススライダーを移植してみることにした。

2017_1218-4.jpg

内側のナットが、アンクルスライダーに埋まるように設えられている
FLUX純正とは違って、ナットが出っ張るようになってしまうが、
BURTONの方がそもそもアンクルスライダーの厚みが薄いので問題はない。

それと、調整のピッチ(穴の間隔)がFLUXの方が細かいので、
ストラップの回転を抑えるためのストッパーの装着に
追加加工が必要になる。

2017_1218-2.jpg
2017_1204-13.jpg

ストラップがぱったりと外に倒れていてくれるのは、
足入れがしやすくてほんと助かる。

いっそアンクルストラップ自体を
BURTON製に替えてしまおうか、真剣に悩む。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2017.12.20 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

Green Clothing Free Jkt & Bib Pants

2017_1108-51b.jpg

今季はウェアは買わないつもりだったのに、やっぱり買ってしまった。

Green clothingの場合、
私の体格だとサイズがLとXLサイズの中間くらいになってしまい、
どちらを選んでも結局、隣の芝生的にしっくりこない。
それが喉に魚の骨が引っかかったように、
ずっと引きずってしまっていた事が、「突発性ポチリ症」再発の原因だ。

Lサイズが少しサイズアップされ、
私の身体に合う方向に修正されたように感じたことも確かにあったのだが、
写真に写った自分を見たりする度に「やっぱりXLなんじゃないのか?」と
思ってしまう。それでXLにしたところで、
私は比較的タイトな着心地が好きなため
「やっぱり大きく感じる、やっぱLサイズなのかな・・・」と、
これまでも行ったり来たりをを繰り返してきた。

Green clothingはショップで試着会を開催するので、
「そこで試着すればいいだろう」と思われるだろうが、
平場と雪上ではだいぶ印象が違うので、
私の場合、残念ながらそれはほとんど参考にならない。

どんなに悩んだって、答は雪の上でしか出ないのだ。

考えてもムダならいっそ、そのことは忘れてしまえばイイのだが、
そんな逡巡は、例によって私の実験症を併発させてしまう。

どうしてもこれだけは試しておかないと、死ぬに死ねない・・・と、
思ってしまったのは、中でもデザインがコンパクトに見える
『Free Jacket』。

これならXLにしてもダブついて見えないのではないのか?と、
思いはじめたら最後、とうとう眠れなくなってしまった・・・
というのは嘘だが、こうなるともう試さずにはいられない。

基本受注生産であるGreen clothingの場合、
特に流通量の少ないXLサイズの場合は尚のこと、
欲しい色があれば前もって予約しておくべきなのだが、
そういったわけで、またもやシーズンイン直前になって
そんな試行錯誤を繰り返したので、
すでに選択肢はかなり限られてしまっている。

2017_1113-15b.jpg

Green clothingは、今シーズンから今までにないような
ビビッドな色づかいを展開し、そちらの方が推しのように思えたので、
私好みのアースカラー系のシブ目の色で、
しかもXLサイズのFree Jacketが見つかる可能性は更に低い。

在庫がなければ、買わずに済むので、
「どうせ見つからないだろう」と、気軽に「だろう検索」したら最後、
この「D.Brown」のFree Jacketが見つかってしまうのだから、
毎度のことながらこのネット社会というやつには困らされる。

そして、私の手持ちのGreen clothingのパンツは、
「Kuriiro」のBib Pantsに、「Black」のMovement Pantsの2本。
もちろんMovement Pantsの方をD.BrownのFree Jacketと
セットアップしようと思って買っていた。なのに・・・・

ジャケットを買ってからだいぶ経ったあとに、
D.Brownのジャケットに合わせるならゼッタイ「Sand」!
と思っていた、SandのBib Pantsまで見つけてしまった。
何で検索しちゃうんだろう・・・

というわけで、結局上下とも買ってしまった私であります・・・

2017_1108-52.jpg
つまり、昨シーズンのセットアップの上下逆バージョン。
限られた選択肢の中での買い物だったとはいえ、
他人様から見れば、買い足す意味はあまり感じられないだろう・・・

2017_1108-45.jpg

・・・とはいえ、Green Clothingのカラーは、
同じ名称であっても毎年少しずつ違うのがせめてもの救いか。
左が昨シーズンの「Sand」で、右は今シーズンの「Sand」。

2017_1108-47.jpg

こちらは、左が今シーズンの「D.Brown」で、右が少し前の「Kuriiro」。

今シーズンの生地の方がテカテカ系になっていることがかなり気になるが、
それも含めて色味はかなり違う。
テカテカ系が苦手な私としては、昨シーズンまでのシットリ系の方が好きだ。
それとも使ってるうちに落ち着いてくるのかな???

そんなわけで、毎年微細なモデルチェンジしかしないので、
モデルイヤーをまたいだセットアップも可能なGreenclothingであっても
厳密に言うと、生地の質感含め、セットアップが難しくなる部分もある。

2017_1108-48.jpg
2017_1108-49.jpg

色やカッティングに限らず、利便性を高める仕様に関しても
毎年細かなアップデートを繰り返すGreen Clothingですので、
新たに改良されてくる部分を確認するのも楽しみのひとつだ。
特にGreen Clothingのポケットに対するこだわり方は顕著で、
ファスナーとそれを覆うフラップの間に設けられたポケットなど、
そこまで使うかな?とこっちが思うほど、
細かく間仕切りの施されたポケットが豊富に用意されていた。

2017_1108-50.jpg

このポケットは、左袖の二の腕の辺りの内側に用意された
ICチケット用のポケット。
確かにこれはスゴイと思わされるが、iPhoneの隠しコマンドみたいに
知らなかったら絶対に見つからない。

そしてこの位置だと、着たままでこのポケットにICチケットを
出し入れするのは、身体の硬い人間だとそれなりに苦労させられる。

2016_1107-1.jpg

個人的には昨年モデルの『HEAVY JKT』
前腕上側に設けられていたポケットの方が好みだ。

2017_1204-29.jpg

ICチケット対応を打ち出したためか、
BIBパンツにチケットホルダーをぶら下げるのに重宝した
腰のあたりに着いていたループがなくなってしまった。
リフト券を見せなければならない改札は未だに大多数なので
これはかなり残念な部分だ・・・

とかなんとか。何だかんだ言ってもやはり、私はGreen Clothingが好きだ。
言ったように細かいマイナーチェンジが主で、
登場感のある真新しいウェアばかりが出て来るわけではないのに、
それでもモデル年次が新しいものほど良いもののように思えてしまう。
そういう意味でも希有なスノーウェアメーカーだと思わされる。

のですが、これでこの先2〜3年はもう買い換えはしたくないので、
今回のセットアップで、L、XLサイズ問題には終止符を打ちたい。
と切実に願う私でアリマス。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2017.12.19 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

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オートバイと
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