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TT165 Softflex SPRAY 20th Anniversary Edition:破

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手に入れたはいいが、
もちろんそれでTT165への不安感がなくなるわけではない。

正直、いままでもTT165をきちんと手にとって見たことがなかった。
それはやはり興味のないフリをして「逃げていた」と表現するべきで、
本当に興味がないという精神状態よりも、
更に遠くへTT165を追いやっていたと思う。

もうだいぶ前に試乗したことはあった(コテンパンだった)が、
それ以来、TT165と接する機会はなかったので、
家に届いて梱包を解いたときがほぼ初対面という有り様。
なので尚更に「本当にこれで大丈夫なのか?」と、
思わず呟いてしまったくらい、
とにかく頼りな〜〜〜く、細〜〜〜〜〜く感じてしまった。

スノーボードの「太さ」は、やはり視覚的な安心感を生み出しやすい。
足許に空気層しか存在しない、パウダースノーを想像すれば尚のことだ。
なので、この視覚的に生まれる安心感ってやつが希薄なことが、
TTの場合、かなり厄介だ。

そうやって、期待感と同じくらいに膨らんだ不安感は、
単なる目の錯覚、思い込みなのか。
その呪縛のようなマインドブロックを打破できるのか?
その答は実際に雪の上に立つまで出ないわけだが、
だからと言って、手をこまねいてその瞬間を待っているわけにもいかない。
というわけで、とりあえず168ミズメと並べて見較べてみた。

色のせいもあるのかも知れないが、並べて見ると、細さに関しては、
最初の衝撃的な印象ほどには168と変わらないように思えるようになり、
少しだけ安心できた。

そして、重ねて見てみると、また違った印象が見えてくる。

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確かに、165と168とでは、
その太さに関して、思ったほど大きな違いはなかったのですが、
上の画像にあるように、ワイデストポイントから
緩やかにサイドカーブがはじまるあたりを見ていると、
168よりも膨らみが抑えられ、165のアウトラインが、
より直線的に描かれているということが分かる。
このあたりが視覚的に、よりTT165をナローに見せている所以だ。

そして、このあからさまに雪面から受ける抵抗感を嫌ったシェイプが、
前足の舵取り操作、もしくは前足の反応を軽く薄く、つまり軽薄にしており、
ここで感じる抵抗感をターンインのキッカケに使おうとか思っていると、
TTでは確実に曲がり損ねることになる。
差こそあれ、それは168でも同様で、
165はそこがさらに薄味になるであろうことが想像される。

そこで、「ソフトフレックス」という特性によって、
積極的にボードを撓らせて、シェイプとしては存在しない
サイドカーブを現出させたいと思うわけだ。
ソフトフレックスは、「女性など、体重の軽い方用」との表記もあるが、
「脚力のないオジサン」と言い換えればむしろ大歓迎だ。

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ついでにSLASHERとも並べてみた。
TTブラザースに挟まれると、まるでツチノコのように見える
豊かに描かれたSLASHERのサイドカーブは、
適度な抵抗感を伴い、操作にも従順で、雪山での安心感がとても高いが、
ピステンでのTTの操作性に慣れてくると、
これが引っかかりすぎに感じてくるから面白い。

そんなことを思い出しながらそれぞれのシェイプを眺めていると、
少しだけ気持ちが軽くなった。
もちろん、ボードの特性はシェイプだけでなく、
不等圧を含めた心材の配置にも因ってくるので、
これはあくまで与えられた特性の一面の話でしかない。

でも、この比較をしてなかったら、
苦手意識だけが先行してしまっていたかもしれない。
これである程度はTT165の反応の仕方がイメージできた。
おかしな意味で言うけど、TT168持っててホント良かった。

私のデカ足がドラグしないかどうかという心配は、依然として残るが、
これで少しは苦手意識と、肩の力を抜いて乗りはじめられそうだ。
  

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2017.11.20 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

マンチェスター・バイ・ザ・シー

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故郷の街マンチェスターから、クルマで1時間半離れたボストンに暮らす
リー(ケイシー・アフレック)。
心臓に疾患を抱えていた兄ジョー(カイル・チャンドラー)の訃報を聞き、
リーはマンチェスターに帰郷する。

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弁護士から兄の遺言を受け取り、
そこにリーが甥っ子のリック(ルーカス・ヘッジズ)の
後見人となることが書かれていることを知る。
それは、予め兄弟で相談されて遺されたものではなく、
あくまでも「そうあって欲しい」と願う兄、
ジョー個人の気持ちであった。

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リーとジョーの兄弟は、決して仲が悪いわけではなく、
むしろ心からの絆を共有できるほどの関係であったし、
甥っ子とも幼い頃から付き合い、気心も知れた仲だった。
なのに、
なぜリーは甥っ子の後見人になることをこれほどまでに拒むのか。
なぜ、マンチェスターに戻ることをこれほどまでに拒むのか。

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リーには三人の子供に恵まれた家族がいたこと、
その後離婚して逃げるようにボストンに移り住んだことなど、
少しずつリーの過去の真相が明かされていくが、
そこには彼の負った深い心の傷と、消えない後悔と、
計り知れない罰の姿が、徐々に浮き彫りになっていく。

戦争でもなければ、恐ろしい犯罪に巻き込まれたわけでもない。
でも、些細なミスで、取り返しのつかないことをしてしまって、
一生ぬぐえない後悔と共に生きていかなければならないことなら
誰にだって起こり得る。

そして、ハッピーエンドの映画のように、
必ずしもその人物が希望に照らされて再生していくとは限らない。
リーが、甥っ子に向かって絞り出すようにつぶやく
「どうしても乗り越えられないんだ・・・」という一言は、
観る者すべての胸の深い所に響くと思います。

そんなリーの背負った贖罪に
身につまされるような息苦しさを感じる部分と、
それでも生きていこうとする人間の強さ、それを理解しようとする
周りの人間達の優しさに対して抱く、強い感動を感じる部分と、
その両極端の気持ちが交差します。

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今作でアカデミー賞主演男優賞に輝いたケイシー・アフレックだが、
マンチェスターで暮らしていた“幸せだった”時間と、
ボストンで暮らしている、その後に続いている贖罪としての“現在”の、
同一人物の心理状態の演じ分けが素晴らしいと思いました。

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まさに名脇役という印象が強かったケイシー・アフレックだが、
中でも『ザ・ブリザード(原題:The Finest Hours)』で魅せた、
寡黙なのだけれど、強いリーダーシップを発揮する船乗り役の演技が
とても印象的だったこと思い出す。

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ご存じかと思うが、ケイシーはあのベン・アフレック(『The TOWN』)の弟。
そして今作のプロデューサーにはベンの盟友である
マット・デイモン(『ジェイソン・ボーン』)も名を連ねる。
札幌と同じくらい北部に位置し、冬は凍えるように寒く、
だからこそ育まれる豊かな人間の情を生み出す、
ボストンという街で育った彼らの望郷の思いも今作には強く滲んでいる。

出口のない迷路の先に見えてくる、ほのかな希望の物語です。
(オススメ度:80)

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2017.11.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

サーフィン@茨城 11/4

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文化の日の三連休二日目。山に行った翌日は海へ。

ツーリングから帰って来て、波情報に目を通す元気もなく、
よって今回の行き先もおまかせコース。
仲間の見立てに素直に便乗させてもらう。
もちろん疲れもタップリと残っているので、
素直に寝坊させてもらい、ゆったり6時起き。

「三連休なんだから、一日空けて出かければ良いのに」
と思われるかもしれないが、私は性格上、用事は前に寄せるタイプだ。
っていうか、間を空けるとサボりグセが出て行かなくなる可能性が高い。

社会人になった頃、上司に口酸っぱく言われたことがある。
「いいか、遊ぶときは歯を食いしばってでも遊べ」と。

前日の atu、OYくん、ユウタくん、マッツンとの申し合わせに従い、
鹿嶋の方に向かうつもりで常磐道を北上しながら、
実はみんなの波チェックの報告を待つという、一番姑息な手口。

案の定(なんて言ったら失礼ですが)、波を求めて北上の報告が届く。
鹿嶋に向かう圏央道、筑波JCTを通り越し、
土浦北I.C.で降りて、一般道を東進する進路に変更。
結局、朝一から現地入りしていた皆さんより30分程度の遅れで、
鉾田のポイントに到着。

もちろんこの日からウェットはセミドライ投入だ。
この日の茨城は予報とは違って曇り空で、風が入ると肌寒いが
セミドライだと少し暑く感じるくらいの陽気。

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到着したポイントは、なかなかきれいなポイントブレイク。
サイズは安定してコシ〜ハラ、たまのセットでムネくらいあり波数も多め。
私にはちょっとばかし大きめだ。
とはいえ、フェイスもキレイで乗りやすそうに見える。
というわけで、9時に慌てて入水する。

しかして、外から見るのと、海の上で見るのとでは大違い。
結構速くて、バレル気味にリップが巻いてくるやつだった。
テイクオフと同時にフェイスにレールを噛ませられないと、
巻き上がるリップにいとも簡単に背負い投げを食らう・・・
何発投げ飛ばされただろうか。憶えていない。
っていうか、乗れた数より倍以上多く投げ飛ばされたことは確かだ。

同じ波でも、回りの皆さんは気持ちよさそうに
アップスンを繰り返されているので、私だけの問題だ。
うーん。
この課題をクリアしないと、私のサーフライフに明日は来ない気がする。

2時間やったころでウネリも弱く波数も減ってきて、
私の腕も回らなくなって1ラウンド目終了。精神的にもかなり疲れた。
ここで仕事に向かうatuとは別れ、
残りの4人で大洗の方へ更に北上して波を探すことに。

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んで結局、いつもの大貫に到着。
2R目は1時から。天気は曇りがちで、雨こそ降らないものの風は冷たい。
サイズはモモ〜コシ、たまにムネと、サイズダウンしたが、
投げ飛ばされ疲れした私には癒やし系。ホント助かるわ〜〜〜〜

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首〜肩の痛みもあって、近ごろはパドルのし易い
こちらのミッドレングスにばかり乗っている。

『Mandala Clandestino』サイズは7'4"。
Piggyなノーズセクションにハルを組合わせた、
オルタナティブのど真ん中を征くマンダラの中でも、
更にミッドレングスにフォーカスしたボードで、
私的には “ミニロング" 的な解釈。だと思ったのですが、
乗ってみると、むしろミッドレングスらしくない、
ハルらしさの方が際立って、走り出しの速い良く動くボードに印象が変わる。

Piggyなノーズセクションは、波を分け入って進まずに、
むしろ、拾っていく印象で、そこから連なる鋭いピンテールは
ピボット気味にも向きを変えてくれるので、この長さでも鼻先から尻尾まで
つま先のほんの少しの体重移動だけで、レールがビビッドに反応する。
最初はレール側に刺さるくらい急激に曲がってしまい、かなり驚かされた。
バックサイドをあまり強く踏めない私の場合、慣れるまではむしろ
バックサイドの方が自然にターンしていくように感じられたほど反応が鋭い。

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それを反応の良さに感じられるほどに慣れてくれば、その特性を活かして、
走り出しからノーズのレールを反応させてフェイスを下り、
斜面の中ほどからテールを多めに踏み込めば、
ミッドレングスらしいターン弧ながら、深くて速い、
エグるようなボトムターンが私でも軽々とできてしまう。
上手い方ならこのサイズでも軽々とカットバックを繰り返せるだろう。

もちろん長さなりのミッドレングスの安定した取っつきやすがあり、
そこに言ったようなマニューバー性が組み合わされる。
小波でも楽しめはするが、スピードが上がった方がより動きが鮮明になるので、
小波よりもサイズもある良い波での方が何倍も楽しいボードだと思う。
Gentemstickで言うと、フラットキャンバーのMagic38って感じか。つまり、
本当の意味でMagic38のようなミッドレングスが私には必要なのかもしれん。

そんなわけで、同じオルタナティブでも短いボードよりはずっと乗りやすいが、
ミッドレングスとはいえ、私の七難を隠してくれるボードであるわけもなく、
私に足らない部分を、多少の補完はしてくれても、
残念ながら解決まではしてくれない。
浮力があればいい、長ければ助けてもらえるってもんでもないわけだ。

いやはや、サーフボードの世界もまた深い・・・
見た目だけでは何も解らない。分かっちゃいても毎回のように驚かされる。
やはり、まずは自分のものにして、様々な状況で乗ってみて
それでやっと分かることが多すぎる。
サーフボードもまた、一周しないと私見であっても結論は出せなさそうだ。

というわけで、この日はこのボードと3時まで遊んで終了。
もうクタクタであります。が、
屈辱やら、発見やら、課題やらが次々に湧いて出てくる。
これこそ明日に繋がる気持ちの良い疲れであります。
サーフィン道楽もまたやめられましぇん。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2017.11.16 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

南会津の林道ハンティングのはずが・・・

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二週続けて関東地方に襲いかかってきた台風だが、
22号でいよいよ打ち止めになってくれたようだ。
しかも、一緒に秋雨前線も弱まり、ここのところ下がり気味だった気温も
少しは持ち直すようで、文化の日はとても秋らしい穏やかな一日になりそう。
となれば、HP2 Enduroだ!林道だ!

今年は8月に栗原川林道に走りに行った以外、HP2には乗っていない。
もちろん、サーフィンにかまけていたことも大きな理由だが、
終末に天候が不安定になることが多く、それに加えて首を悪くしたこともあり、
あと2〜3回は行こうと企んでいた林道ツーリングには、行けないままだった。
このままツーリングシーズン終了なんてことになったらマズい・・・

標高の高い場所だと、すでに紅葉の見頃は過ぎているだろうが、
秋晴れの天気の下、澄んだ空気の中を走り回るのは、
まさにオフロードバイク乗り冥利に尽きる最高のシチュエーションだ。

というわけで、この日はずっと行きたかった南会津の山間に向かうことにした。

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日光から霧降高原を抜け川俣湖を目指す。
このあたりは緑と紅葉のパッチワークが残り、見頃はまだまだこれから。
雲ひとつない秋晴れが広がり、空の青と、緑と赤のコントラストが美しい。

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とか、調子にのっていたら川俣湖畔から田代林道、川俣桧枝岐林道へ繋がる
馬坂林道が通行止め・・・
そう言えば、そんな話も聞いていたような・・・・

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気を取り直して、大笠山の方に引き返し、
田代山林道の起点へ回り込むルートに変更。
往復でまあまあの遠回りだが、気持ちが良いので無問題。

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しかし!田代山林道も!

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そして、途中崩落箇所はあるものの、オートバイなら問題なく通れると聞いていた
川俣檜枝岐林道まで通行止め!!!!ひえ〜〜〜〜〜っ!
調べてから来るんだった・・・・

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というわけで、
直撃した二つの大きな台風のせいか、お目当ての林道は三方塞がり。
残念ながら会津へ峠を越えての越境は叶わなかった。
仕方がないので23号線〜249号線で、ぐるっと辺りを周遊しながら、
栃木県北部の紅葉を楽しんで帰ることになりました。

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宇都宮に向かう道すがら、もちろん日光街道の歴史ある杉並木を通った。
そしてここが今回唯一のダート道となった・・・
いろんな意味でありがたや。

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この心に空いた虚しさを埋めるためには、
宇都宮名物の餃子を喰らうほかない。
というわけで、やって来たのは噂の名店『正嗣(まさし)』。
私は、宇都宮餃子と言えば、
バカのひとつ覚えで『みんみん』にばかり通っていたが、
それを言うと訳知りなグルメ達は一様に「正嗣だって!」と口を揃える。
そんなわけで、いつかは行かねばと思っていた正嗣に行くことにした。

野菜の旨味をこれでもかと閉じ込めた、
サッパリとしていながらも、かなり濃厚な風味。
ナルホド、これは大人っぽい味でありますな。現代餃子。
確かに美味いのだが、お子ちゃまで昭和な舌を持つ私には、
やっぱり『みんみん』の方が合うかも。
正嗣もみんみんも取り寄せもできるので、気になった方は是非!

そんなわけで、好き好んで雪山に行ったり、寒中サーフィンはするくせに、
寒中ツーリングはしたくない私の場合、タイミング的には
これが今シーズン最後のツーリングチャンスになってしまいそうだ。
つまり、今年林道を走れたのはたったの一回・・・100kmのみだ。
なんともHP2に申し訳ない体たらく・・・反省しております。
  

テーマ:ツーリング - ジャンル:車・バイク

2017.11.15 | コメント(0) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

SPARK R&D MAGNETO[BLACK : Lサイズ]組み立て

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二日続けてバインディングの話で恐縮です。
今日は先日お話ししたハイバック、ヒールカップ、ベースプレートと、
パーツをバラバラに揃えたSPARK R&D MAGNETOを組み上げたお話です。

新たに用意したベースプレートのサイズがLサイズで、
ヒールカップはそれまでMサイズのベースプレートに装着されていたのですが、
難なく装着することが出来た。
まあ同じSPARK R&Dの製品同士だし、元より面倒な構造などでは
決してない単純なパーツなので、ここまでは無問題。

問題になるのは『BURTON DIODE』から移植するストラップ類の方だ。

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アンクルスライダー、アンクルタンを、ハイバックと共締めで留めるネジは、
Karakoramのハイバックを買ったときに付いてきたネジを使う。

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この部分のヒールカップに空けられた穴は、
供回りを防ぐため、○ではなく□い穴が空けられている。
この部分は、穴のサイズも、ネジのサイズも、SPARK、Karakoram共に
同一サイズなので、SPARKのヒールカップでも問題なく使える。

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上の画像は『BURTON HITCHHIKER』専用の
BURTONオリジナルのダブルテイク仕様のスライダーを
わざわざSPARK用に改良したもの。
画像のように、ワッシャと、それを受ける部分には、
回り止めのための細かいギアが刻まれ、
ストラップが安易に動きすぎないための半固定式にするという
とても手の込んだ構造が採用されている。

なので、DIODEのハンモック・ストラップを流用する場合、
本音を言えばHITCHHIKER専用のこれらのパーツを取り寄せて
ここにも使いたいのですが、とりあえず今回は我慢。
しかして、Karakoramのネジ部には複雑なギア構造などないので、
逆にBURTONのソリッドボード用バインディングの
純正スライダーを無加工でそのまま着けられてしまう。
もちろんギアが刻まれていないぶん、
ストラップは抵抗なく動いてしまうが、まあいいだろう。

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今回自分で組み立ててみて、BURTONのソリッド用バインディングの
トゥ側のスライダーも、このタイプのものなら、
そのままSPARKのベースプレートに着けられることが分かった。

そもそも両方とも持っているのに、なぜに今まで試さなかったのか?
疑問に思われる方もいるかも知れない。
実はSPARKのトゥ側のスライダーは、破断したときに
上から断面を叩かないと外れないようにできている。
つまり、切断しないと、スライダーをベースプレートから外せないので、
今まで試そうにも試せなかったというわけだ。

BURTON製のタンの方(ストラップ側)も、
ヒンジ部の筒状の出っ張り部分が大きい(出っ張りが長い)ので、
一度填めたら破断するまで外せなくなる。スライダーの方も
途中で太くなるので、そこで引っかかって抜け落ちることはないが、
引っかかる箇所までは逆にスカスカなくらい緩い。
それと、BURTON製のつま先側のスライダーは、
ヒンジ部の筒状の出っ張り部分が外れる仕組みになっていて、
これを外すとスライダーをベースから抜き取れるようになっているのですが、
この筒状のパーツが外れやすいので注意が必要

といった具合に、手持ちのBUTONソリッドボード用の純正パーツで、
問題なく組み立ては済んだ。
SPARKに手に入りやすいBURTON純正のスライダー類を流用する場合、
私のようにKarakoramのネジ/ナットがなければ、
アンクル側の付け根の穴の大きさを2mmほど拡大すれば、
SPARKのネジ/ナットのままで装着できる。
言ったように、トゥ側はそのまま無加工で流用が可能だ。
(BURTONのスライダー類も年代毎に形状が違うので注意)

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組み立ての話とは無関係だが、ヒールリフターの出し入れをラクにするために、
私はこのように、ベースプレートの設置部分を削って
リフターがスムースに動くようにしている。
削りすぎると固定感がなくなるのでご注意あれ。

そして、話は懸案のサイズ感の方に移りますが、
前回言ったように、全長はまったくの同サイズなので、
違うのはヒールカップと、トゥストラップ間の幅だけだ。

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画像では分かりづらいかも知れないが、
まあこの程度の違いしかない。
ヒールカップとブーツの間に余裕が感じられますが、
ハイバックのフィット感にはほとんど差はない。
むしろ、ブーツ表面の黒い部分にネジが当たって削れてしまっていた部分が、
Lサイズでは当たらなくなっているので、
これは改善と言っていいかもしれん。

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つま先側もスライダーがブーツに干渉しなくなった。
これによって故障の原因を減らせたのかもしれないが、
余裕が生まれたぶん、バインディングの中で
ブーツが動いてしまうかも知れないので、これは試してみるしかない。

これらは、このゴツい『DEELUXE SPARK SUMMIT』と
SPARKのLサイズの組合わせに限った話でもあるので、
28cmを超すサイズであっても、比較的シェルが小型のブーツだと
話は変わってくるように思う。

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やっぱり、MAXFORCEには黒いバインディングの方が似合うな〜〜
というわけで、2年越しの果てしない自己満足の世界はこれにて一件落着。
これでもうしばらくスプリット用のバインディングは要らない(はずだ)。

長い旅路でありましたが、苦労の甲斐あって、むしろその経過を楽しめた。
まるでディアゴスティーニの小分けにして送られてくる組み立てキットのようだが、
まさしくこれこそ男の玩具だ。
まあ使ってみないと、本当の意味で一件落着とはいかないんですけど、
ひとまずはお疲れさまでした。ということで(完)。
   

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2017.11.14 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

FLUX DS LTD を買ってしまった話

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久しぶりにBURTON以外のバインディングを買った。

BURTONの前はSHIMANOのaccubladeを使っていたので、
ストラップ・バインディングという意味では、
ほとんどはじめてBUTON以外の製品を買うことになる。

BURTONを選んできた理由は言うまでもなく、その品質の高さにある。
特に、デザインのみならず、しなやかさと耐久性、快適性のすべてを併せ持った
ストラップ類の質感は、BURTON製がダントツだと今でも思う。
やはり、BURTONの品質感、信頼感は一頭地抜きんでている。

というわけで、ほとんど盲目的にBURTONを選んできたので、
これまで、他のメーカーのバインディングをきちんと見たこともなかった。

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そんな私に他社製バインディングへ興味を持たせるキッカケとなったのが、
この事件。事件なんて言うほど大げさなことではないのですが、
Flyfiskのバンブーデッキが、バインディングの力点で凹んでしまった。
もちろんバインディングに一切の非はないのですが、
この一件から少しずつ、BURTONしか知らない、
自らの世間知らずに少なくない疑問を抱くようになってきた。

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そうしてフと手にしたFLUXのバインディングの、
まさにFlyfiskのデッキを攻撃した、そのかかと側の端の部分が、
荷重をいなすような、丸い処理が施されていることに気づくことに繋がった。

とはいえ、これだけで、今まで長い間使い続けて来た
BURTONから乗り換えるには説得力に欠ける。

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そうして次に訪れた転機は、ハイバックの「硬さ」と「厚み」。
『K2 TT Snowsufer』にブーツを替えてすぐに、
ハイバックとの相性で不具合を感じたことがあって、
『BURTON FEEDBACK HAMMOCK』を試してみたりもしていた。

実はBURTONには、柔らかいハイバックを装備したモデルがあるようでない。
CARTELのハイバックも硬い部類に入る(と思う)し、
二重にされたハイバックを持つGENESISも、内側は柔らかいのだが、
外側のシェルはそこそこ硬いので、柔らかいハイバックを試してみたい、
という私の要望は、BURTONを使う限り満たされないままであった。

加えて、Mサイズだと前後長がギリギリになってしまう私のブーツサイズだと、
二重にされたハイバックの厚みぶん、ブーツがベースから前方に出る傾向にあり、
センタリングに気を使わされる部分も気になっていた。

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そしてトドメは、現在のBURTONバインディングの核心部とも言える、
『Re:Flex』への疑念であった。

上の画像にあるように、フレームを左右に分断することで、ボードのフレックス、
特に足裏の感覚を最大限に活かすことの出来るこのRe:Flexこそ、
私がBURTONに信頼を寄せる要因と言って良く、
これがあるから、何だかんだ言っても今まで浮気が出来なかったわけだが、
だからこそ、ひと度この部分に疑いが及ぶと、
BURTON自体への信頼感が急激に揺らいでしまう。

以前バックカントリーのツアーが早めに終わって
せっかくなので近くのスキー場も滑って行こう、となった。
そのとき私はスプリットボードしか持って行っていなかったので、
そのままMAGIC38 Splitでコースを滑ったのだが、
やけにレスポンスが良く感じたことがあった。

MAGIC38をゲレンデで乗る事自体が久しぶりだったという事も
確かにあるのだが、以前、BURTONのライダーたちも、
Re:flexが登場したときに、それまでの硬いベースプレートを好んで乗っていた
という話を聞いたことがあって、なんとなくそれを思い出してしまった。

それはもちろん、私の滑り方が、
ここ数年で大きく様変わりしたことも大きいのだが、
そんな自分自身の変化を確認するためにも、
この気づきを試してみたいと思うに至ったわけだ。

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そうして、店頭でFLUXのバインディングを裏から覗けば、
昔懐かしい、ガッチリとしたベースプレートがそこには堂々と横断しており、
私がスプリットで感じた、ガッチリとしていて、
レスポンスの良い感覚を得られるのではないのか?
という疑問と、希望が、もう止まらなくなってしまった。

この論拠で考えると、SHIMANOのaccubladeもスチール製なので、
「レスポンスは良かったはずだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、
私はaccubladeの、固定位置を軸にして、ブーツがバインディングの中で、
ほんの少しだけ左右に動くように設定されたあの間の取り方が苦手で、
Re:Flex、ひいて言えばフリーソールのブーツに移籍したという背景もある。

という、長〜〜い浮気の言い訳は置いておいて、
自身の仮説が合っているのかいないのか?
早く試してみたくてウズウズしている。

ネットショッピング(Tポイント)の亡者と言っていい私が、
今回は珍しく実店舗で買った。
久しぶりにお茶の水のスキー街を散策していたときに見つけたのだが、
オークションを含むネット系よりもずっと安かった。
「実店舗を持たず、販売コストを抑えることで低価格が実現できています」
とは、ネットショップの常套句だが、ネットショッピング派と、実店舗派と、
その世界の中だけで完結していると、
こういった見落としを生むということですな。

『FLUX DS LTD』のディテール(主にBURTONとの違い)については、
また次の機会にお話ししたいと思う。
(つづく)

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2017.11.13 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

マイティ・ソー/バトルロイヤル

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ブレードランナー』の翌週にこういうのを観ると、
「高低差あり過ぎて耳キーンとなるわ!」((C)フットボールアワー/後藤)。

良い意味でも、悪い意味でも、
『マイティ・ソー:バトルロイヤル』は大いなる「悪ふざけ」だ。

そういう悪ふざけを、気楽に肩の力を抜いて楽しめるのも、
映画のもつ大切な役割だと思うので、私はこういうのも嫌いではない。
ただ、『ブレードランナー』で気持ちがすっかり哲学的になっている時に、
このお気楽さに気持ちをアジャストするのは正直かなり難しい。
肩の力が抜けたついでに、脳ミソまで活動停止に追い込まれそうだ。

監督はタイカ・ワイティティ。
コメディアンでもある彼の手がけた作品なので、
こういう作品になることを最初から意図していたと言うことになるのだが、
こういったおふざけ映画は、MARVEL作品の中では
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だけで
良いのではないかと思う。完全に映画のキャラがかぶってます。

悪い意味で『デッドプール』の成功に影響されたのではないかと思う。
ちなみに、今作でマイティ・ソーの単独シリーズは完結になるらしい。
1作目〜2作目と、比較的まじめな展開でやってきたのに、
こういうノリで最後を飾っていいのか?と、
余計なお世話ながら心配にもなるが、
日本と同時公開したアメリカでは、ダントツのオープニング成績で
スタートを切ったらしいので、本当に余計なお世話のようだ。

thor_ragmnarok_4.jpg

上に貼った予告編でもヘラジカのような角で目立ちまくり、
存在感MAXの魔女的キャラクターは、死の女神「ヘラ」。
このヘラさん、実はソーの姉君。
まだソーが生まれる前、親父さんのオーディンと二人で、
相当メチャクチャやらかしていたらしく、
途中で改心した親父さんにどこかに幽閉されていたらしい。
よって、その実力は伝説の王オーディンと肩を並べるレベルで、
つまりハンパなく強い。

そして、ソーの住む王国、「アズガルド」の終末の日を告げる、
古の『ラグナロク』の予言に沿って、
そもそもアズガルドの正統な女王継承者であるヘラが現れ、
アズガルドは彼女一人に支配されてしまう。

ソーは、そんなヘラにいとも簡単に異空間に飛ばされてしまい、
まずはそこから脱出しなければならない羽目に陥る。
捕虜となった異空間で、義兄弟のロキ、ハルクをはじめとした仲間を見つけ、
ヘラに対抗するチームを結成してアズガルドへ戻るソーであったが、
果たして、最強の敵を相手にいかに故郷アズガルドを取り戻すのか・・・・

という、いたって単純明快なお話。
そんなヒネリもない解りやすい物語よりも、
8割方が演技者のアドリブとも言われる、
かなり軽妙なギャク(コント)で観客を笑わせようとしている作品だ。
ちなみに、かなりの有名俳優がほんのちょい役でカメオ出演していたり、
しかもその場面がかなりどうでもいいシーンだったりして、
徹頭徹尾、おふざけに徹している。

なので、私のようなアベンジャーズしばりの人間でなければ、
興味があってもビデオレンタルで充分だと思う。
大きな画面で観る必然はIMAXであってもあまりない。
(一応、IMAX 3Dで観たけど)
そんなノリなので、お子様連れで観に行くにはちょうど良いかも。

もしくは、そうとう気分がクサクサしていて、
「いっそバカになってモロモロ忘れてしまいたい」
という方にならオススメする。

thor_ragmnarok_1.jpg

ケイト・ブランシェット(『ブルージャスミン』)好きの私の場合、
ケイトがボンデージファッションに身を包むってだけで必見ですけど・・・

というわけで、今作のエンドシーンから、いよいよ来年公開の
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(前編)へ、
物語はつづいていく様子。
さておき、ここへ来てアベンジャーズ・シリーズのマンネリ感はハンパなく、
すでに息切れ感も甚だしいけれど、
ファンとして最期を見届ける覚悟も含めて、楽しみに待つこととしよう。

(オススメ度:20)



というわけで、次は『ジャスティス・リーグ』(11/23(木・祝)公開)。
こうなりゃアメコミ映画にトコトン付き合うぜ!
  

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2017.11.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

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