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ドクター・ストレンジ

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こう言うとミもフタもないのですが、上に貼った予告編がこの作品のほぼすべて。
それだけシンプルで、分かりやすいということなのだが、
それだけに、もしこの予告編を観てピンと来たら、絶対に観るべきだ。
「あまり期待していなかったけど、観たら意外に面白かった」
という作品ではないので、
この予告編を観て悩むようだったら、別に観なくてもいいし、
なんならレンタル開始まで待ってもいいと思う。

でも、ピンと来た方には超オススメの一本です!

上から目線の主人公は『アイアンマン』のトニー・スタークのようだし、
修行によって魔術を会得していく様子は『バットマン・ビギンズ』のようだ。
そんな、ある意味イイトコドリの、デキすぎの感さえある、これぞまさに劇画!
かといって、子供じみているわけでもなく、その軽さと重さのバランスが絶妙で、
すでにハリウッドの屋台骨を支える強力な柱とまで成長したアメコミ作品の、
保守本流を真っ直ぐに突っ走る、『ドクター・ストレンジ』こそ、
さらにその中核をなす娯楽作品であります。

漫画は、読み手が虚構と現実のすき間を、
創造力を駆使して埋めてしまうが、実写だとそうはいかない。

コミックを映像化する上で一番重要なのは、
荒唐無稽でありながらも、幻想的だからこそ魅力的な世界観を壊さずに、
いかに現実世界に着地させるのかということ。

中でも「魔法」という、扱い方によってはディズニー的にも、
『ハリー・ポッター』にもなってしまう微妙な世界を描く、
『ドクター・ストレンジ』の場合は尚のことだ。

だからこそ、天才外科医という、そもそも知能指数が高く、
技術的な鍛錬に耐える精神力に加え、
多くの才能に恵まれた者だけが達することのできる世界に生きる生身の人間こそ、
強力な「魔法のマスター」になれるというバックボーンがとても重要だ。

私としては『マイティー・ソー』や『スーパーマン』の方が、
よっぽど存在として荒唐無稽で、おとぎ話じみていると思えたほど、
『ドクター・ストレンジ』の方が、すんなりとその存在を呑み込めました。

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それもすべてはベネディクト・カンバーバッチという
俳優の力業と言っていいのかもしれない。
『グレイズ・アナトミー』のパトリック・デンプシーも
候補に名を連ねたということですが、
『キャプテン・アメリカ』がまさにそうだったように、
ここにただの色男が納まってしまうと、
物語が安っぽくなってしまった可能性は高い。

もう一方ではジョニー・デップとの噂もあったようだが、
アクが強すぎても、観客を煙に巻くようで、
あまり良いことにはならなかっただろうと思う。

やはり、主演の俳優さんって大事なんですね〜〜とか、
まったく関係ないことに感心させられた作品でもありました。
  

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2017.02.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

北海道 3Days 2017【Day-3:岩内〜天狗山】

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前夜の『Boroya』で、Niseko Filmsの大泉カントクに、
KMさん、マッツン、ユカチンの三名の撮影の約束を取り付けた。
そんなわけで、最終日はカントクにアテンドしていただけることとなった。
中でもユカチンはグーフィーなので、同じグーフィーのカントクと滑るのは、
かなり勉強になるはず!

問題は滑る場所だ。いかに大好きなルスツと言えども、
遠路はるばる北海道まで来て、3日連続で同じ場所を滑るというのも何だし、
かと言って、ただでさえ混雑することに加えて、
ここのところ降雪の少なかったニセコは避けたいので、ここはひとつ、
行ったこともないローカルなスキー場を巡ろうということになった。

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そんなわけで、まずやって参りましたのは『ニセコ いわない国際スキー場』。
ニセコと言うには離れているし、キャットツアーもあるにはあるが、
3年前に経営企業が撤退してからは岩内町が運営している、
ペアリフトが一本だけ架かる質素なスキー場なので、
国際と言うより、素直に「岩内スキー場」と呼ぶべきか。

そんなひっそりと佇むように存在している岩内スキー場なので、
平日のこの日は尚のこと、我々だけの貸し切りかとも思われたが、
体育の授業とおぼしき地元の小・中・高校生が団体でいらっしゃっていたので、
意外と賑やかでありました。

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そして、リフト代は1時間500円と、価格破壊なお値段。
しかも、ご覧のようにすでに20分おまけしてくれている。

カントク自身もプライベートでよく訪れるという岩内スキー場の魅力を、
関東圏の方々に説明するとすれば、かぐらスキー場のみつまたエリアにある
『大会バーン』を、3本横に並べたイメージと言えばお分かりいただけるだろうか。
ペアリフト一本というイメージとは裏腹に、
カービングに適した、ほどよい斜度の圧雪コースが3本もある、
ローカルスキー場とは言え、なかなかどうして侮れないGOODなスキー場だ。

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何より、日本海と積丹半島を臨むオーシャンビューが、とってもステキっ!
気分もアゲアゲであります!
ニセコやルスツと言った大型スキー場に加えて、
こんな素敵なローカルスキー場が目と鼻の先にあるなんて、
なんとも羨ましい話だ。

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そんな岩内スキー場でNISEKO FILMSの撮影は開始された!!!
今回、三人は主にフォームチェックを目的にした撮影をお願いしたが、
それこそアゲアゲなファンなコンセプトの映像でも撮ってくれる。
追い撮りや、据え撮りを何本も繰り返しながら撮影は続き、
馴染みのカントクの口利きもあり、スキー場の方にオマケしてもらいながら、
結局2時間近く滑らせていただいてしまった。アリガトウゴザイマス!

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それから余市にある、新鮮な海鮮丼をとてもリーズナブルに戴ける
『ファミリーすし ガーデンハウス』に当て込んだ。
私は量も適度な「特大まんぷく握り」(¥1,500)を美味しくいただいたのだが、

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KMさん、マッツンは、同じ「特大まんぷく」でも、
ご覧のように握りに較べて酢飯が10倍近く多い
「特大まんぷくちらし」(¥1,500)に “思い出挑戦” を敢行し、見事に敗退。
この量でこの安さ!それでいて超美味いっ!これまた価格破壊!!

食後に『仁木町民スキー場』でホッコリと滑ろうかとも考えていたのだが、
カントクがニセコに帰るには遠くなってしまうのに、
小樽の『天狗山スキー場』まで付き合ってくれることになった。
ローカルと呼ぶには充分に大きなゲレンデで、
ホッコリどころか、いっそガッツリ滑ることになった。

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私は4年前にもここを訪れていたのだが、他のみんなは今回がはじめて。
そもそも小樽市を一望する展望台にかけられたロープウェイを使うスキー場なので、
ここの展望もまた超絶に素晴らしい。つまり、せっかくここまで来ても、
もし天気が悪ければ、摩周湖レベルでモッタイナイ目に遭う場所なわけだ。
そんな天狗山で、この景色を拝めれば、その感動は10倍になる。
呪いレベルの雨男達に贈る、私からのプレゼントだ!
どうだ!野郎ども、今一度その目ん玉ひんむいてよく観やがれ!

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なんて、私の挑戦的な声が聞こえたのか、
はたまた雨男たちの反撃の狼煙か、海上には雪雲が現れ、
ジリジリと天狗山に近寄ってきた・・・
(海に降る雪を見渡す機会もそうそうないので、これはこれで素晴らしい経験だ)

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・・・あっという間に吹雪。
まさに間一髪。タイミング外してたらこの絶景を見逃すところだった。
危ねえ〜危ねえ〜

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というわけで、キッチリ2時間券を使い切って、ツアー終了〜〜〜
カントク、お付き合いいただきありがとうございました〜〜〜〜!

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と、ちょうどその頃。
離陸までまだ4時間以上あるというのに、バニラエアからは、
機械故障のため出発時刻が1時間遅延する旨を報せるメールが届いていた・・・

・・・そしてそれは、雨男たちの呪いの序章にすぎなかった・・・
飛行機を使って旅行をすれば、誰しもが危惧するのは「欠航」の2文字だろう。
とはいえ、まさか自分に限って、そんな目に遭うなんてゆめゆめ思わないものだ・・・

【来週につづく】  

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2017.02.16 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 3Days 2017【Day-2:Groovy Session Photo by Shouter】

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今回もショウタくんに写真を撮ってもらった。
いつもいつもありがと〜でござんす!
このご恩はいつか、精神的に・・・・

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勝巳師匠

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マッツン

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ユカチン

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KMさん

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ユウタくん

写真は、動画以上に鮮やかに、旅の思い出を蘇らせてくれるね〜〜〜
気温適度、視界充分、見渡すロケーションも最高で、
浮きすぎず、沈みすぎず、とても操作のし易い走る雪に、
サイッコーの仲間たちと滑る、サイッコーの滑走でございました。
こういう日に恵まれちゃうと、ほんと止められなくなりますな〜〜〜

【Day-3 につづく】

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2017.02.15 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 3Days 2017【Day-2:Groovy Session】

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8時半の集合時間に合わせて、倶知安のホテルから、
今回のツアーのメインディッシュ、
佐々木勝巳さんと滑る『Groovy Session』の行われるルスツに向かう。
途中、朝日を浴びた美しい羊蹄山が我々を見送ってくれた。
最高の一日を予感させる、最高の朝の贈り物だ。

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そんな羊蹄山を観られる日はもちろん、ルスツも絶好の好天に恵まれていた。
雨男たちよ。その目ん玉ひんむいてとくと観よ!

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そして、この日は札幌からわざわざショウタくんも駆けつけて来てくれて、
丸一日我々に付き合ってくれた。ショウちゃんサンキュー!!!!

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毎度言うように、北海道は気温が低いだけでなく、湿度も低く乾燥しているため、
一晩で湿雪から水分が抜けてサラサラに戻るという
まさに魔法のようなことが普通に起こる。
そんなサラサラな雪が、ピステンの魔術師達が丁寧にかけた、
これ以上ない美しいコーデュロイに生まれ変わる。

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洞爺湖はもちろん、遠く太平洋までをも見渡せる絶好の晴天!!!
ルスツの誇る最高のピステンバーンを、
雲ひとつない晴天の下で味わえるなんてマジに最高だ。
KMさん、マッツン、どうだっ!これが本当の北海道だ!

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そんなルスツの味わい方を知り尽くした勝巳さんのルーティンを、
みんなでご一緒させていただく。

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何より、勝巳さんの後ろを滑るのは、これ以上ないほどの経験になる。
もちろん、一筋縄ではいかないそのライン取りに着いていくのは、
なかなかの修行ではあるが、この雪質なら多少の無理も聞いてくれる。
まさに最高の師範と過ごす、最高の道場だ。

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ピステンの合間に、林の中にも分け入って行く。
すでに新雪は残されてはいないが、
こういうややこしい場所の楽しみ方を、後ろから学ばせてもらう。
ほんと、勝巳さんは遊びの天才だ。

この日、ルスツに来ていたダウンチルクルーの横乗整骨院のダイちゃんこと、
鈴木大祐さんとも、一本ご一緒させていただいたり、
偶発的に起こるセッションも、アクセントになってとても楽しい。
同じルスツの同じコースなのに、
勝巳さんとダイちゃんとでは、ライン取りが全然違う。
ゲレンデの楽しみ方はそれこそ無限だ。

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ガッツリゲレンデを楽しんだら、続けて尻別岳へBCに連れて行っていただく。
1時間程度の軽ハイクであるにも係わらず、ガッツリとピステンをシバいたあとで、
久しぶりのスノーシューで登るため、結構ヘバったが、
勝巳さんはツボ足でスタスタと登っていく。
一応言っておくが、私と勝巳さんは同い年だ・・・

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稜線からは、真正面に位置するルスツのイーストエリアを一望できる。

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ドロップポイント到着!
前日は強風で、このポイントは事実上のクローズだったため、
ヨダレモノの新雪が待ち構えていてくれた。

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ドロップ!
重めながらも、3割増しに上手くなった気にさせる
足応えの良いとてもよく走る雪だ。気持ちイイ〜〜〜〜〜っ!

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一度上から見下ろしただけではここの美味しいライン取りは見極められない。
なので、それぞれが感じた通りにラインをつなげて行くわけだが、
一見、当て込みに適したバンク地形が、実は風で叩かれていたり、
なんてことないオープン斜面の方が、実は雪が乗っていて操作もし易く、
しかもノールをひとつやり過ごせば、その下には上からでは窺い知れない、
ナイスな地形が隠れていたり、下から見上げてする答合わせもまた楽しい。

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倶知安に戻った我々は、いつもの通りに『サスライ』にも寄ってお土産を物色。
今回私はダウンチル2のDVDパッケージに入れられている
タイポグラフィがレイアウトされた最新Tをゲット!

勝巳さんは、その晩も我々に付き合ってくれて、
大泉カントクも、その日撮影を引き受けていたガッツさんのツアーの、
ゲストさんと一緒に来てくれて、皆さんと盛り上がった。
こういうMIX上手なセッションもダウンチルの醍醐味だ。
毎度のことながら、ダウンチルクルーの楽しませ上手な心意気には頭が下がる。

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ちなみに、この日お邪魔したのは、
ここもまたダウンチルクルー行きつけの『Boroya』さん。
ピザが超絶旨いお店です!!!倶知安行ったら是非お立ち寄りください!!!

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勝巳さん、ありがとうございました〜〜〜〜!
これこそ北海道丸出しの、“ザ・北の大地” を味わった。
どうだ!KMさん、マッツン!これが本当の北海道だぜ!

【Day-2 Photo Sessionにつづく】

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2017.02.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

北海道 3Days 2017【Day-1:ルスツ】

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1月の最終週は、土〜月曜の3日間で北海道に行ってきた。
今回一緒に行くことになった、KMさんとマッツンは、
どういったわけか、雨やら、カチコチのアイスバーンやら、
北海道に行くたびに重度の悪天候に見舞われ続け、
極めつけは、滑走路に鹿が迷い込み離陸ができないという、
すでに超常現象と言っていいような、特別クラスの災いまで引き寄せている。
仲間内では、特にニセコとの相性の悪さについて、
「すでに呪われているのではないか?」とさえ畏れられる雨男たちだ。

こちらで、散々北海道の雪の良さを伝播している私からすれば、
そういう人間に「埼玉のへそ曲がりなら知ってるよ、
おれ、北海道行ったけどヤバいくらいの雨でさ〜超困りんぐ〜」とか、
吹聴されるのは、営業上とても困るので、
なんとか呪いからも醒めてもらうためにも、
ここはひとつ、本当の北海道を味わってもらわなければならない。

私は北海道に9日間いて、途中、パウダースノーにも恵まれながら、
9日間のすべてをピーカンの下で過ごした実績のある、かなりの晴れ男だ。
この際、雨男が二人まとまってかかってこようが、負ける気など毛頭ない。

という、私の余計な負けん気も追い風となって、
昨年の夏前から、私に海でさんざんルスツの雪の良さを叩き込まれた
KMさんとマッツンは、いよいよ私の仕切る北海道ツアーに参加することと相成った。
そんなわけで、マッツンの奥さまのユカチンに、
いつものOYくんを加えた5人で、今回はニセコ方面を訪れることとなった。

すると・・・

(1)まず、気圧配置が急激に変わり、週末は東北から北側で吹雪になるとの
   予報が出て、飛行機が新千歳に着陸できるのか、かなり不安な状況となった。

(2)そして、この前の週末に斑尾と、妙高杉ノ原で一緒だったOYくんに、
   持病の腰痛が悪化するという異変が起き、
   大事を取って今回のツアーはキャンセルすることになってしまった。

火曜日の時点で、OYくんの代わりに、北海道には何度も訪れていて、
頼もしい存在となるユウタくんが都合良く参加してくれることになり、
「なんだ、呪いじゃなかったのか」と、胸をなで下ろしたのも束の間、

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(3)宅急便の発送が間に合わなかったユウタくんの荷物が、
   往きの成田空港の保安検査場で引っかかってしまい、あとから預け直したため、
   かなり余計なオーバーチャージが発生するというアクシデントが発生。

(4)マッツンに至っては、手荷物にアーミーナイフを所持するという、
   すでに言い訳無用のハイジャック犯ぶりを披露し、
   当然、ナイフはその場で没収され、
   この二人の持つ呪いの強さを予感させるには充分な出来事が相次いだ・・・

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そんな不安をよそに、我々を乗せた格安航空会社の飛行機は、
何事もなく新千歳空港に降り立ち、
単なる取り越し苦労だったのかと、一度は一安心したのだが、

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千歳からこの日向かったルスツまではかなりの降雪量で、
視界不良に加えて、強風も懸念され、まだまだ呪いへの注意は怠れない状況が続いた。

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ルスツに着くと、雪は小降りに変わったものの、
まだ上部では風が強く、いくつかのリフトは運行を見合わせていた。
これにはさすがに危機感を募らせたが、
そこは私が世界最高と信じて疑わないルスツスキー場だ。
昼過ぎなので、すでに新雪は残ってはいないものの、ゲレンデの雪質は申し分ない。

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こう言っては嫌みに聞こえるかもだが、
今回の参加者全員、ここのところ深雪ばかり滑っていたので、
久しぶりにピステン斜面をガッツリと滑り込めたのは、それはそれでありがたい。
ここまでの顛末などすっかり忘れて、広いルスツを端から端まで堪能した。

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夕方には雲も流れ始め、翌日の好天を感じさせてくれた。
そんな、時間を追う毎に状況が好転していくルスツを、
あちらこちらと滑り回り、ふと気がつけば、すでにリフトの終了時刻。
いまひとつ滑り足らない腹七分目の気分だったので、
ウエストエリアに移動して引き続きナイターを滑る案も出ましたが、
翌日曜日に行われる『Groovy Session』の足慣らしだと思って、
この日は17時までで切り上げることにした。

そうしてルスツをあとにした一行は、倶知安まで移動し、
倶知安ローカル御用達の『よし鳥』で、翌日お世話になる佐々木勝巳さんに、
Niseko filmsの大泉カントクも囲んでの夕食と相成った。

私とユウタくん以外は、ナマのダウンチルクルーに会うのははじめてなので、
DVDのことや、滑りのことなど、お二人から伺う話にいつも以上に盛り上がった。

さあ、明日こそKMくん、マッツン、ユカチンに、
本気全開の「これぞ北海道!」ってやつを魅せてやりたいと思う。

【Day-2 “Groovy Session“ につづく】

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2017.02.13 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

マチネの終わりに

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本を読むのは好きだけど、
読みたい本が見つからないという人は多いのではなかろうか?

それを理由に本屋を徘徊するのは嫌いではないが、
そんな状態で読みたい本に出会えるはずもない。
かといって書評に目を通すほど好き者ではないし、
「一番売れてます」みたいな本に手を出すようなお人好しでもない。

そんなヒネクレ者に『アメトーーク 読書芸人』と言う番組は、
ことのほか役に立つ。

この『マチネの終わりに』も、番組中で紹介されていた本だ。

番組中、様々に紹介されていた本の中から、これを選んだのはもちろん、
最近すっかり恋愛方面にご無沙汰になっている私の諸事情のせいだが、
音楽でも文学でも、そういう心の空洞に、自虐的に当て込むのが、
芸術のもつ効果効能が、一番高く顕れることもまた確かなので、
この際、臆面もなく傷口に塩を擦り込むことにする。

そんなわけで、こちらは恋愛小説だ。

恋愛に限らず、人間関係の困ったところは、
これだけコミュニケーションツールが発達した現代に於いても尚、
相手の本心が読み切れないという所にある。
だから、ちょっとした誤解やボタンの掛け違いで、
いとも簡単に、人と人とはすれ違って行ってしまう。

本当の意味で文学が取り扱う恋愛とは、犬も食わないような色恋話ではなく、
すれ違いを含めた、恋愛だからこそ巻き起こる、
様々な人間の苦悩や葛藤、そのものなわけだ。

誤解という行為はまた、当該人物の知能指数が高ければ、
情報不足かも、認識不足かも、なんていう不確実な可能性に頼らなくなるので、
そもそも「勘違い」とかいう、ミスがなくなる。
そして、「勘ぐり」や「決めつけ」なんていう低レベルな人間のすることは、
誇りに賭けて絶対に避ける傾向も顕著だ。

そんな知能指数の高い人間が、もし何かの要因によってすれ違うような
ことがあれば、そのすれ違い方は、凡人の勘違い以上に悲惨な結果となり、
その傷の有り様は、より文学向きな題材となるわけだ。

なので、若くして名声を手にした天才ギタリストと、
世界的に活躍する外国人映画監督を父に持つ、
紛争地域を取材する女性ジャーナリスト、という男女の物語は、
私のような凡人には、これ以上ないくらいに嫌みな物語でもあるのだが、
だからこそ描ける人間の悲哀と愚かさというものもある。

「これまでたった三度しか会ったことがなく、
 しかも、人生で最も深く愛した人。」

あなたはそんな人に出会ったことがあるだろうか???
私にはない。と思う。(ひょっとしたらいたのかも?
でも、気づけていない時点で出会ってないのと同じか)

そんな知識と教養に富んだ二人だからこそ、出会った瞬間から直感的に、
相手を自身にとって最愛の相手だと理解し、運命の相手だと認めることができたし、
相手に対する尊敬も、強い思いや確信もあったからこそ、
相手の「心変わり」にもすぐさま対応できてしまったわけだ。

しかして、それが悲惨だと言ったように、
相手の心変わりだと察したことが実は、
頭の回転が速すぎるが故の「早合点」であることに、考えが至らないのは、
まさに英知を授かった人間に与えられた「罰」のようなものだ。

しかもそれが、そんな二人の才能に嫉妬する、知能指数の低い、
自己中心的な凡人の横恋慕から発生した、
人為的な事故であるという部分がこの物語のミソだ。

人が人の運命を左右するようなことを、
悪意を持って行うなんてことが、「紛争地域以外で起こるはずがない」という、
知能指数の高さ故のミスジャッジを誘発し、
想像だにできないような、心を打つ残酷性を、そこに発生させている。

そんなわけで、才能や知識に富んだ人間たちが、相手を思いやりすぎる割に、
簡単に自分を卑下して考えてしまうその特性故に、
結果、運命の相手と、完全にすれ違ってしまうという残酷性は、
とても文学的な試みであるわけだ。

ラストシーンまで一気に読み切ってしまいたくなるような、
素晴らしいラブ・ストーリーであり、人間の無知と英知がせめぎ合って導き出す、
矛盾した解答のもつ儚さや、惨さを描いた文学性の高い一冊だと思います。

さておき、来週はバレンタインデーですね〜〜〜
私には何の関係もございませんが、チョコレートと一緒に、
こんなほろ苦い一冊をプレゼントしてみるのはいかがでしょう?
諸般の事情で心の澄んでいない方、澄んだ恋愛にご無沙汰の方に、是非。
  

テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学

2017.02.10 | コメント(0) | トラックバック(0) |

P.RHYTHM MERINO SUPPORT SOCKS

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アウターシェル、もしくは、アウターレイヤーと呼ばれるようなウェアは、
そもそもアンダーレイヤー、ミッドレイヤーとの組合せで、
適当な体温管理をして初めて機能するものだ。

そういった種類のスノーウェアというものは、
それらの機能を協調させることを前提に、システムでデザインしていなければ、
用を足さないので、アウターレイヤーだけの専業ということは事実上あり得ない。
システムで選択できるように商品群を揃えるのが通常になるのだが、
それは言うほど簡単なことではない。

中でもソックスは、三足¥1,000なんてのを敵に回しながら、
一見どれも同じに見えてしまう「靴下」に、
差別化を持たせながら、そのブランドらしい機能性を加えるのは、
かなり困難なことだと、他人事ながら心配してしまう。

だからこそ、OEMにロゴがプリントされてるだけでそこそこの値段を取れてしまう、
メーカーにとっては利幅の大きそうなアイテムだな、とか、
ついうがった見方もできてしまう。

そんな色眼鏡の曇った、へその曲がりきった私でも、
P.RHYTHMの『MERINO SUPPORT SOCKS』には納得だ。

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ギチギチとは言わないまでも、ある程度キツ目の方がソックスの
サポート感としては、効果が高いように思いがちだが、
こちらのコンプレッション感は、それを強く訴求する商品と較べれば、
むしろ弱めの印象。
そして、暖かさを前面に押し出したボテッと厚手のタイプではなく、
どちらかというと薄手なので、履き心地はかなりソフト。
肌触りを含め、包み込み感重視の印象だ。

かといって緩く感じるわけでもなく、ブーツとの間に余分な空間を感じない、
レスポンシブな印象はきちんと確保されており、ブーツの中に履き込ほどに、
実はサポート感もしっかりあることが伝わって来る、かなり通好みの設定だ。
加えて、薄手ながらも足先が冷えるようなこともなく、保温性も高いと思う。

何より、私がコイツをオススメしたいのは、
そんな通好みなサポート力に加えて、高い抗菌性も併せ持つ部分。

大きな声では言えないが、
3日くらいなら一足で乗り切れるほどの抗菌力を備えている。
とにかく臭くなりづらいのだ。
もちろんそういう物ぐさな使い方は、ソックスの寿命を短くするのだろうが、
長時間の行動をする荷物を増やせない時には、最高の相棒となってくれるだろう。

そんな『MERINO SUPPORT SOCKS』なので、すでにファンも多く、
うっかりするとすぐに売り切れてしまう隠れヒット商品だ。
今季分もすでに完売のようで、もしまだ店頭在庫があるのを見つけたら、
それはかなりの幸運だ。間違いなくマストバイのアイテムであります。

P.RHYTHMは、実はこういったインナー用のアイテムが充実していて、
私的には、名だたるアウトドアメーカーを向こうに回しても尚、
それらのインナーウェアの機能性の高さがかなり気に入っている。
ソックス以外にも、今季揃えたインナー類があるので、
次の機会にまたご紹介したいと思う。
    

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2017.02.09 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

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プロフィール

埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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