オグナほたか【1/15】最強寒波襲来!!!!その2

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尾瀬岩鞍で遊んだその晩は、OYくん、マッツン・ユカチン夫妻と、
近くの民宿に泊まって、翌日曜日のオグナ武尊スキー場の
『スマートファーストトラック』を狙うことにした。

ちなみに、何が “スマート” なのかというと、いわゆる『ファーストトラック』や、
『アーリーモーニング』とは違い、特に別料金が発生するわけでもなく、
その日のチケットで、そのまま早朝も滑れてしまうと言うトコロ。
要は第2、第7の二つのリフトの営業時間が、
単に前倒しになるというだけなのだが、まあモノは言いようだし、
何より使う側にとっては何とも分かりやすく、とても有り難いサービスだ。

ともあれ、その営業開始時間はナント7時!

この日は前日から雪が降り続いているわけで、もちろん曇り空。
つまり、まだ辺りは真っ暗で、7時と言えども完全に夜明け前の状態だ。
こんなヘッデンが要るような暗がりから滑りはじめたことないし、
何よりその凍えるような寒さにビビる。

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この日はどこのスキー場でもボコボコに降り積もっていたようで、
Facebookでは、各地のパウダー自慢の、さながら狂想曲の様相。
そんなわけで、ここ武尊だけが当たりだったわけでは決してないのですが、
もちろん、当たりは当たりに変わりない。

し・か・も、か・な・り・空・い・て・い・る!

もちろん、いつでもここがこういった深雪になるわけもなく、
それに加えて、高速リフトを持たない、搬送キャパシティの低い、
いたってローカルなスキー場なので、かぐらや、八海山などに較べると、
その賭け率はかなり高めになるからこそ空いているわけで、
典型的なハイリスク・ハイリターン物件と言える。

そんな賭に勝って、この日もガッツリと深雪をいただいてしまった。

アリガトウゴザイマス。

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通常の営業開始時間まで、パウダースノーをたらふく喰ったらひとまず休憩して、
一本のリフトに非圧雪コースが3つもぶら下がる、
9時半から動き出す第4リフトの列に並ぶ。

このとき運行開始の準備をしていた方の話だと、
この時点でマイナス14℃!
先日の北海道でもマイナス5°程度の日が多かったので、
素直にその数字に参ってしまった。
実際、リフト乗車時には骨身に染みると言う表現が
びったり合うようなガッチガッチに凍える一日だった・・・

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そんな寒さに打ち勝って、改めてこれまた深〜〜い新雪をいただいたわけだが、
やはりこの日も、コースの長さ、斜度に対して少々雪が深すぎた。
美味しいっちゃあ、美味しいのではありますが、
欲を言えば、もう少し沈降してからの方が、更に美味しさは増したことと思われます。
これまた贅沢病で、あいスンマセンであります。

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おおよそ食べ終わってから、
あちこちに出かけるように、残りのコースバリエーションを楽しんだ。
は〜〜〜シアワセ。

この日はいつにも増して、関越自動車道上り線の渋滞が懸念されたので、
13時には上がって帰路に就いたのだが、チェーン規制は長くかかっていたものの、
結果的には特に大きな渋滞にはならなかったようだ。
さすがは最強寒波、そもそも外出を控えた方が多かったのかもしれない。

といったわけで、降雪量に比例して、諸々心配事も多い週末ではあったけれど、
美味しいとこだけいただいて、何事もなく帰って来ることができてしまった。
いつもいつも、こうも上手く物事は運ばないので、
これまたラッキー丸出しではありましたが、どういったわけか今季は、
石橋を叩いて手短に済ませる、心配性のへそ曲がりに向いたシーズンであるようだ。

とはいえ、“好事魔多し” とも申します。
明日から2月。そろそろシーズンも折り返しを迎えます。
みなさん気を緩めずにまいりましょう!
  

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2017.01.31 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーボード

尾瀬岩鞍【1/14】最強寒波襲来!!!!

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今冬最強寒波襲来!!!!!のニュースは、
ウィンタースポーツ系のニュースサイトのみならず、
テレビのニュースでも警戒を呼びかけるほどの一大事となった。

もちろん、毎週毎週、好き好んで雪山に向かっている我々とすれば、
まさに渡りに船のお話で、むしろ大歓迎と言っていいことなのではあるが、
残念ながら、スキー場にだけ最強寒波がやって来るわけではないので、
歓迎とは言っても、そこには限度というものがある。

高速道路の渋滞に遭うくらいならばまだしも、場合によっては、
スリップ事故など、その渋滞の原因になってしまう場合や、
陸の孤島なんていう、聞きたくもないような災害級のものまで、
わざわざ火中の栗を拾いに行く我々のリスクは、それこそ大小様々に存在する。

対して、そんな細かいことを気にしている及び腰の私とは違い、
世のパウダーハンター達の鼻息は荒く、
SNS等を通じて、その鼻息で、こっちまで吹雪になりそうな勢いだ。

でも、どんなに降雪量が多くても、スキーヤー、スノーボーダーが多ければ、
それらはあっという間に相殺されてしまう。っていうか、
むしろその需要に対して供給がショートしてしまうのが通常だ。

そんな、小心者と、へそ曲がり者が同居した私としては、
新潟県、長野県といった遠方への深追いは避けて、
逆にパウダーハンター達が大挙して関越トンネルを越えて北上して行くことで、
手薄になる可能性の高い、群馬あたりのスキー場で手を打つことにした。

そんな私に、OYくん、マッツン・ユカチン夫妻に、ユウタくん、
そしてミナちゃんが付き合ってくれた。

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前橋あたりから通行止めとか、笑えない状況も想定していたのだが、
さすがに外出を自粛した方が多いのか、関越自動車道はいつもよりも空いていて、
拍子抜けするほどアッサリと沼田に到着してしまった。

最強寒波は、土曜の晩あたりが峠ということもあり、早朝のうちは、
沼田I.Cを降りてもまだ、青く澄み渡る透き通った空が広がっていた。
それでも、寒波と低気圧は、ここ群馬県の山沿いを充分に覆ってくる予報だったので、
むしろ、嵐の前の静けさなのかもしれない。
ご存じの通り、こういうときに本当に怖いのは、豪雪よりも、強風の方だ。

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今回我々が目指したのは、ここ『ホワイトワールド 尾瀬岩鞍スキー場』。
スキーヤー、それも競技系の方々が多い、オールドスクールな文字通りのスキー場で、
バフバフの深雪を売りにする、近ごろ流行の未圧雪推しのスキー場ではありません。

こんな日は、そんなスキー場こそ空いているだろうという思惑と、
イザという状況になっても、ここからならなんとか帰ることもできるだろうし、
新雪がなくても、ここの長〜〜い緩斜面はカービングに最適だという皮算用。
私の知る限り、関東圏のスキー場で、
北海道ばりにカービングを楽しめるスキー場は、
ここ尾瀬岩鞍のミルキーウェイと、妙高杉ノ原の白樺コースだけだと私は思っている。
とかなんとか言ってはおりますが、要するに単なる逃げ腰のセレクトでしかない・・・

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・・・・だったはずが。ここ尾瀬岩鞍でも、
少ないところでも20〜30cm、吹きだまりでは40〜50cmの新雪が、
更に上積みされていた。

しかも、我々の到着したほんの数十分あとでは、
スキー場に至る最後の坂道でスタックするクルマが後を絶たなかったようで、
ここにアクセスする唯一の国道401号では、
スキー場の入口を起点に、そこそこの渋滞が発生していたらしい。
つまり、この時点のスキー場はかなり空いている!

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もちろんここ尾瀬岩鞍にも非圧雪コースはあって、
ピステンのかけられた上に積もるピスパウを味わってから向かっても、
ノートラックの斜面が我々を出迎えてくれた。

どういったわけか、今季の私は、
シーズンインからやたらとパウダースノーに当たっている
すでに昨シーズン滑った新雪量を、ダブルオーバーヘッドで超えている状況だ。

滑れないときは少しのパウダー斜面でも、大喜びして滑るが、
翻ってここまで当たると、つい贅沢病が顔を覗かせて、
これよりも斜面が倍以上の距離になるか、
もしくは45°くらいの急斜面が欲しくなってしまう。

それくらいに、いとも簡単にスピードが喰われてしまうほどの雪の深さで、
頑張ってもタテに落とした浅めの3ターンが限度。
もしくは引っぱって引っぱって、深めの1ターンに賭けるしかなくなる。

・・・とか考えていると、
1ターンに賭ける気持ちは、海にいる時と同じだということに気づくな。

だから、一本の大切さ、
まとめ方が大切だと最近思えるようになれたのかもしれない。
パウダースノーの上を滑れれば、それでいいという季節は、
私の中ではもう終わってしまったようだ。

とかなんとか、もの凄い贅沢を言っているのは重々に承知しているが、
ここまで毎回深雪に当たると、それはそれで、
お次はそういった不満を募らせることになるわけだ。
そうして、果てはアラスカにまで行きついてしまうというわけか・・・
まったくもって、この遊びに限度というものはない。

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こういったときは、どういったわけか、様々な幸運が重なるもので、
大会が開催されることで一部のコースが規制されていたのだが、
規制が解除されたあとにはまだ深雪斜面が残されているというおまけ付き。
NO END POWDER SNOW・・・新雪は続くよどこまでも〜〜

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それからやっとここの名物コース、ミルキーウェイに辿り着く始末。
ただ、残念なことに、いかにミルキーウェイと言えども、今回の降雪によって、
カービングが楽しめる、いわゆる「向き合える」ようなきれいな雪面ではない。
寒波襲来のつい数日前まで少雪に悩まされていたくらいなので、
当て込みの楽しい左右の壁への雪の付き方も今一つだった。
そんなわけで、肝心のカービングを味わうことができなかったが、
それこそ言い出したらキリがないレベルの贅沢病だ。

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そうして、8時の営業開始から、
15時までキッチリ遊んでこの日は打ち止め。
SNSでは各地の豪雪ぶりを、皆さん駐車車両に積もった積雪量で報せていたので、
私も載せておくが、尾瀬岩鞍の駐車場では言ってもこの程度。
クルマの高さが2倍以上になっていたり、
すっかりクルマが埋まってしまった、新潟や長野で撮られた画像に較べて、
なんとカワイイものでしょう。
雪かきもラクラク済ませて尾瀬岩鞍をあとにした。

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いや〜〜楽しかったね〜〜みんなまたよろしく!
というわけで、この日で別れたユウタくんとミナちゃん以外のメンツは、
ここで一泊して、翌日曜日も、
最強寒波の影に隠れたパウダースノーを狙う所存であります。
【つづく】

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2017.01.30 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

サイレンス -沈黙-

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原作は1966年に刊行された、遠藤周作の「沈黙」。
マーティン・スコセッシ監督作品『SILENCE』は、
いわゆる “隠れ切支丹” への弾圧を描いた作品だ。

隠れキリシタンへの弾圧は、教科書に載っているようなレベルではなく、
想像を絶する残忍なものであったことは、これを観なくとも想像に難くない。
それでも日本人は、この「沈黙」という作品の、その残忍な部分と、
それが果たして正当だったのかどうか?といった部分に、
つい目が行ってしまうと思うが、
外国人であるスコセッシも、遠藤周作も描きたかった世界はそこではない。

イエス・キリストの人間的側面を描いた
『最後の誘惑』を撮ったことからも知られるとおり、
スコセッシは敬虔なキリスト教徒だ。

欧米においてのカトリックの存在感や、その存在意義は、
日本人の我々には計り知れないものがある。
それは、欧米人にとって、すべての価値観の源であり、
すべてのはじまりであるとも言える。
スコセッシ監督自身が、この作品のことを
「壮大な試行錯誤の旅、学びの旅でした」と語るように、
だからこそ、常に彼らはそのこと自体と対峙し、
そのことの是非を、そこで定義される善悪と向き合い続け、
時に祈り、時に背を背けてきた。

それはつまり、常に価値観が揺らぎ続けて来た証と言い換えても良いだろう。

外国人宣教師たちが、極東の島国で行われている
肌の色の違う同胞たちの迫害を目の当たりにし、
彼らに救いや『赦し』を与えようとするが、
その同胞だと思っていた島国の人々が、
実は自分たちの信じる神を“錯誤” していた事を知る。
それでもなお彼らは生を放棄してまでゼウスを信仰していく。
縁もゆかりもない異国の地で引き起こされる、極限の洞察の中で、
宣教師たち自身の信仰心にも揺らぎが生じてしまう・・・

そんな、究極の答を求める人間が、
一番に神の存在を必要とするような不条理の中でも、
信じるべき「その者」は決して姿を現さないし、語りかけてもくれない。

“沈黙” したままだ。

「神の子でないこと」を王に認めるよう強要され、それを拒否したことで、
ゴルゴダの丘で磔にされ処刑された神の子キリスト。
その姿に自身を重ねながら、与えられた試練を信仰の本質だと信じる人々。
『沈黙』は、そんな究極の試練の中で、自身の信仰の本質、
自身の存在理由と対峙する人間を描いた力作だ。

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主演は『アメイジング・スパイダーマンの』アンドリュー・ガーフィールド、
そして『スター・ウォーズ エピソード7』で、カイロレンを演じた
アダム・ドライバーと、若手の注目俳優の出演に加え、
そこに名優リーアム・ニーソンが脇を固める。

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そして、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形といった、
日本を代表する個性派俳優達が、素晴らしい演技を魅せていました。

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中でも窪塚洋介演じるキチジローは、
家族を火あぶりの刑によって失うという悲惨な目に遭いながらも、
事あるごとに踏み絵を踏み続け、生きながらえ、それでも尚、
神への信仰を失わずに赦しを請い続けるという難役だ。

キチジローの “弱さ” は、一見するとズル賢く見えてしまうが、
“生きているからこそ” 果たせる信仰の責任以上に、
“生を大切にすること” というキリスト教の本質に根ざす、
それ自体の矛盾点をあぶり出す大事な役どころ。
そんな難しい役どころを、彼なりの “狂気” でもって、見事に演じきっていた。

ここで描かれる深い矛盾は、キリスト教に限ったことでも、
宗教に限ったことでもないと思う。
それは「生きるが故に生きる」ことで生じる人間の根源的な問題点だ。
これを機に、原作の方もまた読み返してみようと思います。
  

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2017.01.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

Karakoram Ultra Clips【固定力強化】

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FLYFISK Splitと共に、かぐらではじめて実戦に投入された
『Karakoram Ultra Clips』ですが、フックが緩んでしまい、
それまでのKarakoram Clipsよりも、更に強固になったと言われる、
Ultra Clipsの結合力を、残念ながら試すことができなかった。

レバーの方に開けられた穴はネジの径の通りの正円なのですが、
フック側の穴は、双方の距離を広げたり縮めたりすることで、
結合力を調節できるよう、楕円に開けられている。
その楕円の穴の適当な位置でしっかりと固定されてはじめて、
調整された結合力を発揮するわけですが、
ナットの底面とフック本体との接地面積が小さすぎたため、
フックの固定力が低く、フックが緩む方向に動いてしまっていた。

それに現場で気づくというふがいなさ・・・
現場で対処出来ることではないし、山行上、特に大きな問題にはならないので、
そのまま使ったのだが、大事な部分に不具合が出れば、即事故につながってしまう。
やはり、部品点数の多いスプリットボードの場合は特に、
運行前点検は重要であります。

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改めてメーカーが公表している画像を確認すると、
こちらはネジがデッキ側に来る仕様になりますが、ネジ頭のサラの裏側部分には、
足止め剤のようなものが入れられているのが見てとれる。

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そこで、平ワッシャを追加して接地面積を拡大し、
抵抗を増やすことで固定力の強化を図ってみた。

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取り付けナットがボードを貫通しない、インビス仕様のスプリットボードならば、
ナットではなくボルトになるので、このように接地面の大きいサラネジを使える。
やはり、Ultra Clipsは、今季から出始めた、
インビス仕様のボードを想定して開発されているのだろうか?

さておき、これで今一度、緩むことがないか様子を見てみることにします。
  

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2017.01.26 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

GENTEMCHOPSTICK Flyfisk Split

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今季初のスプリットボードツアーとなった、かぐらでの相棒は、
出発前からある程度のパウダースノーが見込めたので、FLYFISK Splitに決めた。

その数日前まで行っていた北海道では、その多くの時間をTTと過ごしていたのと、
今シーズンは、思うところあって、スタンスにアングルを含めて、
バインディングのセッティングに大きな変化を加えていたので、
尚のこと、久しぶりに乗る太いTTSSでする最初の数ターンはそこそこ面食らった。

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スプリットボードの場合、ソリッドボードのように、
スタンス幅とバインディングのアングルを自由に選べない。
VOILE式のインターフェースを使う場合、
バインディングを前後にスライドさせて装着するので、
前足は、脱着時にツーリングブラケットと干渉してしまうため、
センター寄りに下げるのも、アングルにも限度がある。

そもそもスタンス幅が広めに設定されたFLYFISKの場合、
その影響が顕著になるので、スタンス幅を優先するならば、
TTと同様の、前向きに振ったアングル設定は諦めざるを得ない。
そのため、その乗り方は、トップの太さ以上にTTとは異なってしまう。

そんな相違点による乗り換えに慣れるまで少々時間がかかるが、
思い出すように慣れてさえしまえば、TTとは違って、硬めのピステンバーンでも、
きっちりとエッジが噛み込んでくFLYFISKの走破性は、
さすがとしか言いようがない。とても安心感の高い乗り心地だ。

もちろん、その太いトップによる深雪での反応の良さ、
それを利したサーフライクな、水面を撫でるようなスムースで独特な動きは、
TTSSのならではの世界観。

本当の意味でサーフライクなパウダーランと、比較的ハードな斜面など、
微妙な操作が求められる場所でのハンドリングを両立した、
希有な存在であることは確かだが、逆に深雪がないと、
これを出す理由がほとんどないとも言える、言わば特殊車両だ。
それ故に今回のような良い斜面に当たると喜びもデカい。
特大ホームランになる逸材というわけだ。
  

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2017.01.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

かぐらBC【1/8】

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翌日曜日は、家族マイレージを獲得するため、
泣く泣く帰宅されたマッキーさんに代わって、KMくんがかぐらに来てくれた。
よってこの日は、私、OYくん、テッちゃん、KMくんの4人での行動。
しかして、リフト券売り場に現れたOYくんの背中にザックがない。
どうやら、昨晩に居酒屋で食べたものの中に腹下しの食物が入っていたようで、
それが元々消化器系に弱点を持つOYくんのお腹を直撃してしまい、
トイレから距離を置けないのだそうだ。コリャ残念。

そんなわけで、OYくんをゲレンデ(トイレ)に残し、
残りの3人でバックカントリーへと出かけることとなった。

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この日のかぐらは、太陽は覗くものの、
前日のような雲ひとつない晴天というわけにもいかず、雲の多い一日となりそうだ。
でもこの日は、前日の雲海に代わって、遠く日本海を臨むほど空気が澄んでいて、
見渡す山々の眺めがとても美しい。「女心と山の空」とは良く言ったものだが、
一日、一日、違う景観を魅せてくれるのもまた、山の素晴らしい一面だ。

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この日も5ロマの運行開始まで、かぐらメインゲレンデを数本滑ってから、
登山口よりハイクを開始する。
スタッフに登山計画書を提出し、この日の山の状況、注意事項を聞いてから、
ビーコンチェック機能付きのゲートをくぐる。
これはとても良い施策だし、良いルーティンだと思う。

山行の楽しみの究極的な世界とは、やはり自分の力でルートを見つけて、
自分の力でそこを歩き、様々な問題に自分の力で対処して、
安全に帰ってくることだと思う。
そういった、嗜みと言えるような、大人のバックカントリーを確立するために、
ガイドクラブでの山行を経て、山のことを知り、天候のことを知り、道具を知り、
何より自分自身のことを知って、
それに合わせたルートプランを立てられるようになってから、
プライベートでバックカントリーエリアに踏み出すという流れは、
とても素晴らしいことだと思うし、そういったことにチャレンジできるのも、
かぐらという場所だからこそだと思う。

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薄曇りながらも、この日も視界は良好で、
前日からの降雪もなかったので、中尾根まで、新たなルートで登ってみる。
いつものルートよりも若干斜度がキツ目ではありましたが、
距離的にはだいぶ省けることが分かった。
とはいえ、前日誰かが付けてくれたトラックがあってこそ。
視界が悪いときに同じルートを辿ろうとしても、まだ無理がある。
こんなちょっとしたチャレンジも、晴天ならではだ。

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1時間弱で中尾根の北側に到着。
斜面に刻まれたトラックも少なくないが、スキー場に滑り込むために、
沢伝いを滑り降りられるほど、まだボトムが埋まっていないので、
ここを落とすのであるならば、登り返して来る必要がある。
そのため、前日にここを滑り降りた人数もそう多いわけではない。
つまり、まだまだ美味しい所を選んで滑れる状況であった。

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3ターンほど落とすと、日射の影響か急に硬めの新雪に変化。
斜面の下半分はかなり手強い状況になってしまっていた。
この日に来たKMくんには申し訳ないが、前日の雪の良さ、
天候の良さを考えれば、正解は間違いなく土曜日の方だった。
それにしても、一日違うだけで、ここまで斜面状況が変わってしまうとは。
こればっかりは一見さんには読み切れない部分であります。

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この日もボトムには落とさず、沢の手前でリグループして、
中尾根に向かって1時間以上登り返し、昨日と同様に南側斜面を落として、
スキー場のコースに復帰するルート。
しかして、さすがは日射の影響をモロに受ける南斜面。
刻まれた多くのトラックの溝をそのままに凍ってしまっており、
昨日のドライなパウダーは一晩でねっちょり粘土質。
こじらないとボードが回らないほどであった。新潟の雪の命は短い。

テッちゃんとKMくんは、南斜面をそのまま5ロマの乗り場に向かって
トラバースして行ったのだが、私は悪い虫が疼いてしまい、
そのまま沢伝いに落としたのだが、これが完全な失策。
下側からコースに復帰するルートは、まだまだヤブが多く茂っており、
それを避けながら滑るのに無駄な苦労をするだけでなく、
絶え間ないヤブ攻撃によって、ゴーグルのレンズにも多く傷を付けてしまった。

そうしてゴンドラ降り場前でリグループした我々は、そのまま下山することに。
ちなみにゲーリーOYは、この時すでにクルマに戻っていた。

というわけで、この日はいつもの日曜日のルーティンで、
渋滞を避けるために14時にはかぐらを出発し帰路に就いた。
さておき、春ならまだしも、真冬のかぐらで、これだけの晴天の下、
二日続けてバックカントリーを楽しめる日も、そうそうあるわけではないと思う。
何に感謝したら良いのか分からないが、とにかく、
この得がたい幸運に心から感謝したいと思う。

ご馳走様でございました!
  

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2017.01.24 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

かぐらBC【1/7】

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年越し北海道旅行記を引っぱりすぎたせいで、
フィールドでのレポートが二週間遅れになっております。誠にさーせんっ。
というわけで、今日は遡りまして、成人の日の三連休のお話です。

北海道で雪、山、をたらふく喰ったあとのこの週は、
伊豆あたりの波が良い反応を見せそうだったこともあって、
海に行こうかと思っていた。でも、
こういうときには、大概、裏目の出来事が起こるもので、そんな意に反して、
木曜日あたりから甲信越地方の山沿いでは、多くの降雪があり、しかも、
土曜日はピーカンの晴天になるとの予報が出てしまった。

そろそろ登り用の筋肉にも刺激を与えておかないとならんし、
晴天と新雪が約束されているのならば、
ここはひとつ、バックカントリーに出るしかないだろう。

といったわけで、まずは土曜日、OYくん、テッちゃん、
そしてマッキーさんと4人で、かぐらを登ることにした。

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果たして、この日のかぐらは、予報通りをあっさり通り越して、
日中には雲ひとつない、トンデモナイ快晴に恵まれてしまった。
しかも、かぐらでは珍しく、標高を上げた尾根沿いでも完全無風。
まだボトムの沢は埋まっていないとのことでしたが、
斜面の積雪に関しては十二分の状況で、ラッキーすぎてあとが怖いほど、
まさに大三元並の揃い方だ。

我々を登山口へと誘う、5ロマが動く9時まで、
いつも通りに、まずはピステンを堪能して、
充分に心と身体を温めておくルーティンをこなす。

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平野部には雲がかかっていたが、そこより上に雲は一切ない。
つまり、眼下には美しい雲海が見下ろせる絶景が広がっている。
かぐらで雲海には何度か出くわしているが、
そういう日は決まって、中尾根の中腹より上が晴天で、
滑り降りる先は雲の中、という超フラットアウトで視界ゼロが関の山。
なので、スキー場全体が雲の上に出ているこの日のような状況は、
私の知る限り珍しい。まさにTHE DAY。

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ここまでの視界が確保されれば、迷いようもないというほどに、
遠く三角の頂上までクッキリスッキリと見渡せる絶好のBC日和。

素人バックカントリーにとって、視界の確保はイロハの「イ」だ。
雪崩れを心配するよりずっと以前に、
視界の確保は安全上最も重要なファクターなので、この晴天具合は、
シーズン最初のバックカントリーであることを差し引いても、とても助かるし、
何よりこれ以上に気持ちの良いこともないだろう。山行冥利に尽きる一日だ。

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そんなわけで、足取りも軽やかに、
拍子抜けするくらい呆気なく、中尾根の頂上まで着いてしまった。
「これだとエクササイズにならない」とか、少々生意気なことも頭をかすめるが、
そもそも素人にはどの山行も本番だ。感謝こそしても、文句をいう筋合いはない。

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もちろん中尾根より先へと歩みを進める。
そうするとゲレンデの喧噪も一切届かない、雪山ならではの静寂が訪れる。

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これだよこれ。これこそ冬山に登るバックカントリーの醍醐味ですよ。
かぐらのことを庭だなんて口が裂けても言えないが、
こんなに簡単にこんな静かな場所まで来られるなんて、とても幸福なことだ。

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そうしてハイク開始から2時間足らずで一本目。
画像からではこの斜面の美味しさは伝わらないな。
新潟らしい、乾いていても、ちょっと重い足応えのよく走る雪が、
膝くらいまで積もっていて、踏み込む足の裏側へ伝わる、
微粒子の流動感が堪らない。
返す返すも、あとが怖いくらいのラッキーが転がり込んできている。

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言ったように沢はまだ埋まっていないので、
ボトムまでは滑り込まず、滑った斜面のひとつ南側の尾根を登り返して、
中尾根の南側斜面を目指すことにしたのだが、
登り返しの斜面は斜度も強く、中尾根に戻るのに2時間近くかかった。
まあ、急ぐ旅でもないし、何よりシーズンはじめだ。ゆっくりと行きましょう。

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なんだかんだと、中尾根に戻った時点で、すでに12時半を回っていて、
いかに視界の良い晴天下であっても、これ以上の深追いはやめて、
素直に5ロマ乗り場へ下山コースを採ることにした。
っていうか、正直に言うとヘバっていた。

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中尾根の南斜面は、多くの方が滑ったあとで、
すでに無数のトラックが刻まれていたが、まだ日射の影響も少なく、
一本目の日陰の北側斜面ほどではないが、まあまあのパウダースノー。
ご馳走様でございます。

このあとゲレンデに戻った時点では元気だったのだが、
レストランでビールを引っかけたら、ドッと疲れが出てしまい、
あれよあれよと一気に終了モード。やはり、山登りに使う筋肉は、
滑走とも、もちろんサーフィンで使う筋肉とも、スキーとも違う。

今季はたまたま雪不足で秋の立山ツアーが中止になったのだが、
もし立山に行けていたら、と思うと、このザマではちょっと不安になる。

といったわけで、疲れた身体に乗っかっている脳ミソは、
「さっさと下山して、温泉に浸かれ」と、繰り返し指令を出し続けており、
いっそ素直にその指令に従うことにする。
温泉から上がったら、さっさと宿にチェックインして、
部屋のコタツに潜り込んだら、たちまち寝落ちできる、なんという幸せよ・・・

んで、目覚ましに起こされるまで昼寝ならぬ夕寝してから、
いつもの居酒屋に繰り出し、OYくん、テッちゃんと、
またまた飲み明かした。は〜〜〜〜楽しい。なんてタノシイトリップ。

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しかして、晴天だったこの日は、凍結を防ぐ噴水が出てはおらず、
道路はご覧のようなスケートリンク状態。
居酒屋から宿に戻る200メートル歩くだけで、すっかり酔いが醒めた・・・

翌日も晴天が続くようだ。明日もかぐらを登ろう。
【つづく】

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2017.01.23 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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オートバイと
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