サーフィンのこと:2

昨日に引き続き、私の思うサーフィンについて書いてみようと思う。

サーフィンも言うまでもなく道具ありきの遊びなので、オートバイやスノーボードと同様に、そこに込められた創り手の思いやアイデアを、そのディテールから読み取る醍醐味がある。
しかして、動力を千変万化する波から引き出すサーフィンは、実はそれら以上に道具に対する依存度が高いように思う。
私の知る限り「最初からもう少しはできると思ってた・・・」と言う方が多く、そういった方々が感じている問題のほとんどが、道具では到底解決できないように思えてしまうことにある。
しかして、サーフィンもまた道具によって進化してきたスポーツなので、初心者にとっては尚のこと、道具によって解決できる問題もまた少なくないと思う。

ロングかショートか
ロングボードからはじめべきか、ショートボードからはじめるべきか?
これは、ある意味サーフィンに関する永遠のテーマだ。
常に二通りの答が返ってくるため、これまた初心者にとっては混乱させられる話だろう。それだけこの両者は同じサーフィンというカテゴリーにありながら、その楽しみ方においてまったく違うと言っても過言ではない存在だ。
だからこそ、誰しもが遅かれ早かれ両方やってみたいと思うことにもなる。まさに「隣の波は青い」というやつで、海の上では他方がやたらと魅力的に映るわけだ。

ロングボードは、その浮力の大きさ故に波をキャッチする性能に長けていて、重量もあるぶん走り出しも速いので、乗り手が余裕を持って操作できるぶん、とても優雅な乗り物に見えるし、ショートボードは機動性に富んでいて、とてもクイックで俊敏な動きはとてもスポーティに映る。
でもその反面、いい波を奥からさらっていくロングボーダーに苦虫を噛み潰す思いをしているショートボーダーもいるし、これから自分たちが滑っていくはずのインサイドに無数に陣取るショートボーダーが邪魔に感じるロングボーダーもいるのは確かだ。実際ショートとロングのエリアをローカルルールで分けているポイントもたくさんある。
といった水と油のような相容れない要素も絡んでくるので、この問題に関しては一筋縄ではいかない議論が巻き起こってしまう。つまり、どっちサイドの人間なのかによってオススメが入れ替わってしまうという寸法だ。
そんなわけで、それぞれにもっともらしい理由や利点を述べられたり、場合によっては逆側をディスったりする発言もあるだろうが、それにしても所詮言いがかり程度のことだと知っておいて損はないだろう。

2016_0818-5.jpg

もちろんその方の年齢や、体力、住んでいる場所や環境などにも大きく左右される事柄なので、通り一辺倒のアドバイスはできない。
そういった点をご理解いただいた上で私の話も聞いて欲しいが、もし、私のようにたまの休みをストレスなく、楽しく有益に過ごしたいと願うのであれば、私がオススメするのはやはりロングボードの方だ。

ロングボードの利点はショートと比較すれば抜群にテイクオフ率が高いことにある。
もちろんショート側の方々から言わせれば、その質に関して疑問の余地はあるだろう。
でも、ショートは浮力が少ない分、波の一番パワーのある位置、言い換えれば、波の一番おっかない位置から乗らないとならないのと、おっとりと走り出すロングとは比較にならないほど走り出しが速いので、テイクオフの操作に使える時間が極めて少なく、コンマ数秒の世界でひとつひとつの操作を、しかも確実にこなす必要があり、ショートの場合マグレはほとんどあり得ない。だからこそ最高にスリリングな面白さがあるのだが、いかに未経験者であっても、ショートでテイクオフすることの苦労は想像に難くないだろう。

なんだかんだ言っても、たまの休日にする遊びなのだから、やはり数乗ってナンボでありましょう。吸収力の高い十代ならまだしも、たまの週末だけで質まで追い求めるのには無理がある。何より辛い思いばかりを繰り返していたら長続きもしないだろう。
翻って負けん気が強く、週末のサーフィンをスポーツとして捉えて、できるまで繰り返しぶつかっていくことにやり甲斐を見いだせる方であれば、逆にショートの方が向いているかもしれない。

2016_0822-24.jpg

近ごろは『キャッチサーフ』に代表されるような、人で賑わう海水浴場でも楽しめるほど安全で、構造的に頑丈なので気兼ねなくガンガン使えるとても取っつき易いスポンジボードもある。質量もあって重いぶん走り出しと安定感に富んでいるので、それらは何より初心者にこそうってつけのサーフボードだと思う。
こう書くとただの初心者用に思われるかもしれないが、私の周りの上手い連中もこぞって3rd. ボード的な意味合いで買い求めていて、それほどに実は性能も高く、ポップなその見た目とは裏腹に一時の練習用ではなく長く使えるという利点もあるのでオススメだ。


オルタナティブという “生き方"
もちろんロングとショートの間を埋める「ミッドレングス」と呼ばれる中間的な存在もある。
ショートよりも乗りやすく、ロングボードのように取り回しに苦労したり、置き場に困らないことから「ファンボード」とも呼ばれることもあるが、それはあくまでも初心者に向けた取っつきやすさを印象づけるためのネーミングであるので、上級者たちの中にはこの呼び方を嫌う人が多い。

だからと言うわけではないが、
この中間的なサイズは「オルタナティブ」とも呼ばれている。

「オルタナティブ- Alternative」とは、代替物、代案、 既存のものと取ってかわる新しいものといった意味があるが、これはそれまでの長いサーフボードに代わり爆発的に広がったスラスター系のショートボードに対する歴史的なアンチテーゼであり、カウンターカルチャーでもある。クイックな機動性を活かした動きやトリックをメイクするショートボードの生み出すメインストリームに対して「少しペースを緩めてもう一度海を眺めてみよう」といった感じのムーブメントのための呼称だ。

2016_0509-31.jpg

ショート側の方の中には、オルタナティブを「スラスターの代替物」だと説く方もいるが、私は「スラスターの性能が一番に発揮されるような大きな波以外の小さな波も楽しもう」という、まさに日本の海で多く遭遇するコシ程度の小波に対しても、今一度目を向けようという精神性だと思っている。
だから、ショートのように急かされず、かといって、ロングほどおっとりもしていないオルタナティブボードの動きは、サーフィンで得られる運動性と精神性を、高い次元で融合することを目的としており、私のような不真面目にサーフィンを楽しんでいる人間にはまさにピッタリでありました。

ですので、私はこのオルタナティブまでで短く(細く)するのは留めておくつもりではあるのだが、それにしても、このミッドレングスからはじめるのも、ロングボードからはじめることに較べれば、それ相応に苦労するであろうことはここでも申し上げておきたい。私はやはりロングから初めて徐々に短くしていった方が、お金は余分に掛かるかもしれないが、結果的に一番サーフィンを理解することができると信じている。

そんなオルタナティブを、ただ単に乗りやすい中間的なモノとしてだけ捉えるのではなく、それが「あくまでも『代替案』であり、それが『何の』代替物であるのか?」を理解することは、サーフィンを楽しんでいくい上でとても重要なことだと思っている。

そんなオルタナティブに代表されるように、サーフィンの長い歴史はそのスポーツ性の高さだけでなはく、得られる精神性にも根付きながらここまで発展してきたということが、私にとって大きな価値を感じさせる部分だ。
歳をとるにつれ、時間に対する密度を感じ取れるようになってくるが、そんなときにサーフィンのもつこの精神性は、そんな時間の密度を一気に押し上げてくれるし、みなさんにも一番に理解していただきたいと私が思う部分だ。

もちろんサーフボードは長さだけではなく、アウトラインをはじめ、幅、厚み、フィンセット、コンケーブなど水の流れを制御するボトムデザインなど、多くの要素が組み合わさってはじめてその乗り味が決まる。
ロングにせよ、ショートにせよ、オルタナティブにせよ、シェイパーが描くその味付けの仕方によって、更に広く深くボードデザインは広がっていくので、一本乗って決定版なんてことはあり得ない。
でも、だからこそ自分の目指すサーフ像を模索しながら、時に間違ったり、迷ったりしながら辿り着く、一本のマジックボードを夢見て探し続ける行為もまたサーフィンという世界の重要な一面なのだと思う。

そんな流体力学に則ったミリ単位の造作を、一本一本、手造りだからこそ籠められるこだわりによって、入念に仕上げられたサーフボードは、同じように創り上げられたスノーボードでさえ足許にも及ばないほど美しく、モノが放つ上質で魅惑的な仕上がりそれ自体を愛でる楽しさも存在する。

そんな嗜むことさえも内包するサーフィンという世界は本当に奥が深く、
私が大人になればなるほどその価値が高まる時間の使い方だと思わされる所以だ。
  

スポンサーサイト

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2016.08.31 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

(今現在の私が思う)サーフィンのこと

サーフィンについて話してみようと思う。

もちろん私はサーフィンが上手いわけではない。
ひいき目に見ても中の下。なんとか初級を脱した程度だ。

なので、サーフィンの本質的なことを話すなんて
おこがましいことはいたしませんが、
46歳からサーフィンをはじめた私の経験は、
サーフィンに興味があっても二の足を踏んでいる方々に対して
何かのキッカケにはなれるかもしれない。

だから「はじめたら突き詰めるまでやる」といった体育会系ではなく、
あくまでも仕事や家族が人生の中心にありながら、
そんな責任の要る人生に彩りやアクセントを持たせたい、
ひょっとして、一生の友となるような趣味を見つけたいとお考えの方々に
参考になるような話ができるかもしれないと思ってのことだ。


実はサーフィンはゲーム性が高い
サーフィンとは、ボードの上に立ってはじめてサーフィンがはじまる。なので、立たないと何も始まらないわけだが、それなのにテイクオフまでにひと悶着あるからややこしい。
流動性が高く、同じ形を維持できない水の上に浮かんだ板きれに立ち上がるためには、不安定な場所で、うつぶせの状態から立ち上がるバランス感覚よりも、その板きれを安定させる技術の方が重要になる。
スノーボードをやられている方なら分かると思うが、ある程度スピードに乗せた方がボードは安定する。サーフィンでもそれは同じで、ボードを安定させるためにはスピードに乗せる必要がある。そして、スピードを出すには波の斜面に乗る必要、そして、波の力を引き出す必要がある。
でも、山肌が描く斜面が固定されているように、波が作り出す斜面がいつも安定してそこにあるわけではなく、その日その時間、そしてその瞬間〜瞬間で、波のブレイクする場所、形、サイズ、速さは常に一期一会。だからサーファー達は「波に乗る」というよりも、「波を捕まえる」という表現を使う。
そんな気まぐれな波ではあるが、もちろんある一定の物理原則に則っているわけで、ときに野生の勘で、ときに戦略的に攻略することができるわけだ。
なので、最初はかなりの時間をかけてその原則と向き合う必要があるわけなのだが、仮説と結果の検証を繰り返すことで、再び似た状況に巡り会えれば、自分の意志でボードを走り出させることがきるようになってくる。
重力、推進力、ときに遠心力というふだん感じる事のない自然が生み出すチカラをバランスさせなければならないのは、自転車に乗れるようになるのと同じだが、それらに加えて揚力という千変万化する自然とのやり取りを組合わせ、瞬間、瞬間に最適解を導き続けるテイクオフ・ゲームは、その後始まるサーフィンと同じくらいスリリングで達成感のある、それ自体がすでにスポーツだ。

2016_0818-1.jpg

そうして走り出したボードは、波に根を張るようにガッシリと安定していて、身体を引き起こすのも容易だ。そうしてひと度ボードの上に立てってしまえば、その先には得も言われぬ快感だけが待っているので、一日のうちでほんの一回だけであってもテイクオフできれば、そこまでの苦労や辛い気分なんてふっ飛んで、そのままドツボにハマること請け合いだ。
だからこそ、テイクオフを安定させることが、初心者にとっては何よりも重要だし、それができればしばらくは楽しい気持ちでいられてしまうだろう。
私はそんなゲーム性の高い部分が楽しくて仕方がないし、検証すべき状況は一つとして同じモノはなく、常に千変万化しているので、その本質を掴むまでこのゲームに終わりはないところにも強い魅力を感じている。


海の上は社会の縮図
寄せてくるその波に乗れる者は、基本一人だけだ。
だから、そこには譲り合いと競い合いが絶妙の配分で混ざり合っている。ブレイクポイントは要するにエゴのるつぼだ。
もちろんサーフィンは歴史も長く、多くの方々がその場所を大切にしてきたので、ローカル達が築いてきたルールが存在する。ルールの必要性はここで言うまでもないだろう。楽しくやるためのものでもあるが、安全にも係わる重要なものだ。
もちろんルールを教えてくれる教習所なんかないので、新たなポイントに赴く度に自分で学び直す必要がある。手っ取り早いのはショップなどとの関係を深めることだが、すべてのポイントでそれをやっていたらお金が幾らあっても足らなくなる。私はまず遠慮がちに位置取りしながら、ルールや空気感を探るようにしている。そうしながら自分に合うポイント合わないポイントが見つかってきて、初めて行くポイントであっても、遠目に見ただけでなんとなく空気感が掴めるようになってきた。

2016_0818-2.jpg

でも、運転免許を持っていても、運転の仕方、交通法規の捉え方に違いがあるように、そのルールの解釈には個別性があることも確かだ。しかも、サーフポイントにそれらに一貫性をもたらす警察官のような存在は居ない。
だからとどのつまり、個人個人が自分の信じる理性や正義に則って、正しいと思われる判断を下し行動する必要があるわけだが、そこにいる全員に一貫したものは存在しないので、その解釈を巡っては少なからずいざこざが起こり得る。
それらへの対処法は敢えてここには書かないが、おもしろいのは結局のことろ、陸の上で生活するときと同じ方法でもって対処している自分に気づけることだ。つまり、ふだんの自分の社会との接し方に関して、悪いところを露骨に知ることができる。この歳になると少々遅きに失するが、それでも一生気づかないよりはましだろう。サーフポイントとは素晴らしい社会勉強の場所だと思う。


冗談抜きに神秘的な力に押されている気がする
そんな頭でっかちな私にしても、理屈なんか一切知らない状態であるにも係わらず、まさに何かの間違いでボードに立ててしまったから今がある。
はじめて乗ったのがスネ〜ヒザくらいの波で、しかもロングボードだったので、急かされることもなく、まるで時間が止まったかのようにゆっくりと波に押されて走り出し、そこからボードが止まるまでの時間は、永遠のように感じたあのときのことは、今でも鮮明に思い出すことができる。

2016_0818-3.jpg

自然の営みだけが生み出すことのできる “チカラ” に押し出される得も言われぬあの感覚は、何よりも私を海へと突き動かす最大の原動力だ。
それは最高に自然との一体感を得られた瞬間でもあり、誤解を恐れずに言えば神の存在すら感じた。あのスピリチュアルな感覚を1回でも多く、1秒でも長く感じたいと今でも思い続けて、気がつけば今日も海に向かっている。

ただ、上手くなればなるほどその時の純粋な感覚から離れていってしまうようで、あの感覚を忘れずにいたいと毎回毎回念ずるように強く願っていることも確かだ。
そんな神秘性とスポーツ性を併せ持つサーフィンだが、私はこれからもサーフィンで得られる神秘的な高揚感を大切にしながら続けていきたいと思っている。


何より海に浮いているだけで気持ち良い
私は苦しいこととか、面倒なことが大嫌いだ。
でも、苦しさのないこと、面倒でない人生には興味を惹かれない。
「休日は家でノンビリしていたい」、「寝坊したい」、何より「お金と手間の無駄を省きたい」という逆の意味で純粋な気持ちを超えるような強い思いがなければ、何をしても余計なストレスを溜め込むだけだろう。
海に行ったら行ったで、死ぬほど苦しいパドルアウトのあとに、一本も乗れないなんていう屈辱を味わうこともザラにある。それでもまた行きたいと思わされるのは、間違いなく海という存在のおかげだ。

1208_2013_10.jpg

天気のいい日に、渡る風を感じながら
海の上にプカプカと浮いているだけでも心地良い。
ましてや伊豆のように底まで澄み渡るきれいな海水ならば尚のことだ。

私も海水浴で訪れていた伊豆の白浜にあるサーフショップで、
ただの興味本位でロングボードを借りたのがキッカケだった。
はじめは夏の間の海水浴気分で構わないので、
まずは難しく考えず、気軽にサーフィンに触れてみてはいかがだろうか。
そうしてもし、私の言ったような感覚を持てたら、
是非更に前へと歩みだしていただきたい。

きっと身体にも、心にも良い経験となってくれることと思う。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2016.08.30 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

サーフィン@伊豆 8/20〜21

2016_0822-6.jpg

これまた一週間ズレて先週末に行ったサーフィンのお話。

8月に入るや否や、毎週台風がやって来るようになった。しかも、
今年の台風は沖縄を通らず、一直線に関東以北を目指してやって来る。

太平洋高気圧が日本列島にかからないため、
高気圧に沿って沸き立つ湿った空気をたくさん蓄えて勢力を増したまま、
列島を横断せずに北海道まで縦断するルートをとってしまう。
20、21日の週末は、一週前の台風6号の大気への影響も残したまま、
その後に続く9号の影響も加算され、茨城〜千葉の太平洋沿岸部は、
すでに週の半ばから週末の荒れ気味の予報を伝えていた。

この一週間前は山の日と翌金曜日の二日間で波乗りして、
土・日は家でノンビリ過ごしていたので、いつもより間が空いたことと、
翌週、翌々週の週末と、別の所用で海には行けないので、
20〜21日は、なんとしてもサーフィンをしておきたかった。

2016_0822-21.jpg

金曜の時点で、週末朝の波髙予測は
ご覧のように台風による真東からのウネリっでもって真っ赤っか・・・
しかして、房総半島の末端、館山のあたりと、大島の影になる伊豆半島の北側では、
そのウネリを上手い具合に避けていることが分かる。
本来であれば土・日のどちらかで日帰りで波乗りできればよかったのですが、
ここは一念発起して、距離的に一泊前提になる伊豆に向かうことにした。
といったわけで、金曜日の夜に急遽伊豆行きを決めたのと、
何よりお盆期間中なので、今回は完全なお一人様だ。

2016_0822-1.jpg

4時に家を出る時点では、埼玉も曇り空でしたが、
大橋JCTから山の手トンネルを出ると、そこは雨。
東名高速の多摩川を越える頃には雨脚はかなり強まってきた。

2016_0822-20.jpg

少々不安になってこの時点で天気予報を見てみると、
なんと前の晩に寝るまで存在しなかった10号とやらが、
9号を追い越すように突如として伊豆半島の目と鼻の先に発生していた。
更に11号も北側に発生しており、突然2個の台風が新たに加わったわけで、
ご覧のように台風の進路を示す図もかなりのカオス状態だ。

2016_0822-29.jpg

ちなみにこれを書いている26日(金)時点で、
台風10号は一旦は西に逸れていったにもかかわらず、
カットバックしてまたも関東に接近して来ている。
アリなのか?こういうの。本当に異常な事態だと思う。

2016_0822-2.jpg

その後、小田原を過ぎ、真鶴に向かう頃には、依然箱根の山側には
重い雲が低く立ちこめてはいるものの、相模湾側は気持ち良く晴れていたので、
気にしないフリを決め込んで先を急ぐ。

2016_0822-3.jpg

走りながら撮った上の画像では崩れた波しか捉えられなかったが、
途中の吉浜のあたりでは「これぞ台風スウェル」といった、
サーフビデオで観るような、きれいなビッグウェーブが
幾重にも重なって押し寄せていた。でも、私には無理なサイズ感・・・

2016_0822-4.jpg
2016_0822-5.jpg

というわけで、当初の予定通りに伊東の周辺までやって来た。
すると、大好物のコシ〜ハラ程度のファンウェーブが多く押し寄せていて、
台風どこ吹く風のナイスデーの予感。

2016_0822-30.jpg

東よりのウネリを遮られずに受けやすい、更に奥側のサーファーズレフトには、
頭を越すパワフルなグーフィーが炸裂していて、上級者オンリー丸出しの状況。
もちろん私は近寄りません。

2016_0822-17.jpg

このポイントの中央付近にある河口周辺は岩がゴロゴロしているリーフで、
しかも、潮が引いてきてはじめてそれらが顔を出してくる。
何度かチェックには来たことがあったが、入るのはこの日が初めてで、
レフトに長めに乗ったあとに着地した先がごつごつの岩だった。
まだ水深があったので、トンと踏む程度でしたが、最初はかなりビビった・・・

たまのセットでカタを超えるようなお化けが入りながらも、
サイズ的には乗りやすい状況だったのだが、いかんせん人が多すぎる。
朝のうちは居並ぶロングボーダーの合間からも、
何本かポン、ポ〜ンと数本たて続けに乗れたのだが、
潮が引くにつれて、ブレイクがインサイドまで引っぱる傾向に変わってしまった。
とはいえ、お化けが来るのは相変わらずなので、アウトに出ざるを得ず、
そこからデカいのに追いつけたとしても、インサイドには人が群がっていて、
テイクオフしても私の腕では絶対に避けきれずに轢き殺すこと必至の状況・・・
なので仕方なくインサイドに陣取るとお化けに掃除されるを繰り返す。

それでも7時半から昼まで粘ってから上がることにした。

2016_0822-8.jpg

土曜の晩は例によって下田に宿を取っていたので、昼から伊豆半島を南下。
朝の時点で下田近辺はオーバーヘッドのクローズ多数だったので、
サイズが下がっていることを願いつつクルマを走らせる。

下田の道の駅の手前まで来ると警察官多数警邏中。
傍らの事故処理車の屋根に着いている電光掲示板には
「下田市街14〜15時規制アリ」の表示が。
御神輿???でも、お祭りの時期じゃないし。何かあったのか??????

白浜から下田を抜けていつもの多々戸〜入田〜大浜とチェックして回るが、
すっかり波はなくなっており、逆にすごい数の海水浴客に驚かされる。
しかも、駐車場「一回1,500円」と「ナメとんのか!」の状況。
とてもじゃないが「せっかくだし試しに入っておくか」とは思えない。

2016_0822-9.jpg

仕方がないので3時には宿にチェックインすることに。
いつもなら、ネット予約でビジネスホテルや観光ホテルに泊まることが多いのだが、
さすがに夏休みはそれも無理で、今回は下田の観光協会に宿を紹介してもらった。
おかげで市街地に佇む雰囲気の良い温泉旅館に泊まることができた。

話し好きな宿の女将さんと話していて分かったのだが、
この日は皇太子ご一家が、訪れていた須崎の御用邸からお帰りになったのだそう。
あ〜それで、大勢の警察官で警備していたのか。
なんでも皇太子ご一家は伊豆下田駅から伊豆急で帰られるのだそうだ。
雅子さんは見てみたかったな。なんなら駅まで見送り行けばよかった。

なんてことを考えながら、温泉でゆったりと疲れを癒したら、
夕食まで至福のお昼寝の時間だ。
エアコンなしでも心地良い風が部屋を通り抜ける。
ビジネスホテルだとこうはいかない。
こういう風情を感じられるのは旅館ならでは。
極楽、ゴクラク。あ〜気持ちイイ・・・

2016_0822-10.jpg
2016_0822-11.jpg
2016_0822-12.jpg
2016_0822-13.jpg

夕飯はもちろん『たまきや』。
一人だったのだが、接客や料理の忙しい合間を縫って、
大将や女将さんが来てくれたので、久しぶりにたくさんお話しさせていただいた。
おかげで日本酒も進んだし、メニューに載っていない料理を戴いたり、
まさに常連冥利に尽きる展開。また来ます〜〜

2016_0822-14.jpg
2016_0822-15.jpg

翌朝は5時起きで多々戸へ。
もう少しポイントをチェックして回ってから決めたいところであったが、
「入れそうなら迷わず入れ」がへそ曲がり家の家訓。
前日、14時頃に覗いたときには、腹サイズのインサイドダンパーになっていたのを
見ていたので、この日も遅くとも潮が引きはじめる8時過ぎまでが限度だろう。
そもそも午後から用事があったので、居られても11時までだったことに加え、
波質を下げることが見えている海で、半日過ごすだけなのに駐車場代1,500円を
払うのはどう考えても理不尽。
駐車場の管理者が現れる8時までの2時間半が勝負と決めて入水した。

つながりがちながらもサイズはハラ〜ムネと充分。
ただ、こんなに砂浜の削られた多々戸は初めて見た。っていうくらいに、
砂浜が急激に落ち込んでいて、浅瀬がかなり短くなってしまっていた。
これだと昨日見た超インサイドの強烈なダンパーもさもありなんだ。

それもあってホレ上がり方はイン寄りで、しかもかなり急だ。
まだ寝ぼけているのか、二日酔いか、はたまた単に下手なだけか、
張ったフェイスのわずかな隙間にノーズを入れることができず、
テイクオフした先の急斜面での急加速に着いて行けずに振り落とされてばかり。

2016_0822-16.jpg

焦りが募る頃、想定よりも早くインサイドダンパーが始まってしまい、
今度は乗っても、良くても激しいスープの上、最悪は洗濯機のもみ洗い。

そんなこんなで2時間あまり海にいて、まともに乗れたのは2本だけ。
クゥ〜〜〜〜ッ!厳しいな〜〜〜〜〜
駐車場代を徴収される前にサッサと撤収して、帰りの道すがら白浜を覗くも、
インサイドが激しい白波に覆われた状況でありました。どっちもどっちか。
っていうか、この週末に下田という選択自体がそもそもの間違いでありました・・・

混雑しはじめた下り線を尻目に、スイスイと昼前には帰宅して、
久しぶりの伊豆トリップは終了。
波乗りの方はイマイチでしたが、温泉と昼寝と日本酒はことのほか格別でありました。
これもまた私のサーフィンだ。OK牧場(幸)。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2016.08.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

X-MEN アポカリプス

xmen_apocalypse.jpg



前作『フューチャー&パスト』が、思いの外面白かったし、
あからさまな後づけっぽさが鼻につきますが、「三部作完結」って話なので、
そうそうスベることもないだろうと、ある程度安心して映画館に観に行けた。

のですが、さほども面白くなかった。残念。

『フューチャー&パスト』を8点とすれば、
今作『アポカリプス』は、よくても5点といったところか。
単なる劇画ヒーローものに収まらないところがX-MENの見所だと思うのですが、
今回ばかりは起承転結も、紆余曲折もありそうでない単純なストーリー展開で、
何かこう歯切れが悪いというか、これといってツボがない感じ。

適役をアップグレードして、どんどん手強くしないとならないのは、
ヒーロー映画の宿命なので仕方がない。
そんな「神レベル」の難敵に、
あくまでも個々の力を活かしたチームプレーで勝つところに
X-MENのX-MENたる所以がある。

つまり、団体戦向きのコンテンツであるわけで、
誰かひとりの飛び抜けたチカラでもって一発逆転では能がないし、
かといって全員で囲って袋だたきってのもいただけない。
そんなX-MENにとって、今回のアポカリプスというピンの強敵は、
あまりに相性が悪い気がする。

何より、今回のカメオ出演をもって、
ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンは最後になるらしい。
この妙に盛り上がりのない展開を観るに、良い意味でも悪い意味でも、
映画版のX-MENはウルヴァリンの物語だったということが、
これでハッキリしてしまったようにも感じる。

とはいえ、20世紀フォックスにとって、
ドル箱のコンテンツであるX-MENを手放すわけにもいないだろうから、
ヒュー・ジャックマンなきあと、この物語をどう組み立て直すのだろうか。
今後はそこが要注目点だ。

というわけで、帰ってすぐに『フューチャー&パスト』を観て
心を落ち着けましたとさ・・・・
  

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

2016.08.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

リオ・オリンピック閉幕



リオデジャネイロ・オリンピックが閉幕しました。
私は開会式も閉会式もダイジェストでしか観ないし、
そもそもオリンピックにさほどの関心もある方ではありません。
加えて、例のシンボルマークや競技場のゴタゴタのせいだろうか?
「あ、はじまったんだ」と言った具合に、
今大会はいつにも増してオリンピックへの期待感が薄かった。

そんな薄〜〜〜い感じのモチベーションでありましたが、
蓋を開けてみれば、過去最多41個のメダル獲得。
そこは現金に手のひら返して、素直にテレビの前で沸かせていただきました。

世界レベルの選手が多くなり、
すでに「出場することに意義がある」とかいう時代でもないし、
マスコミが作り上げる、単なるお涙頂戴の苦労話を喜ぶ趣味もない。
かといって国家の威信とか、経済波及効果とか、次の開催地が東京だとか、
正直そんなものどうでもよくて、メダルの色はともかく、
世界から注目を浴びる檜舞台で、日本人選手が活躍する姿を何より誇りに思うし、
それは単純に観ていて気持ちの良いものだ。

とはいえ、深夜まで競技を観たりはしないので、
ほとんどの試合の結果は朝の情報番組で知ることになるわけですが、
オリンピック開催期間中は、オフィスのテレビで競技を流していたので、
逆に就業中の午前中に行われる競技はライブで観ていることが多かった。

2016_0822-22.jpg
2016_0822-23.jpg

中でも卓球女子団体戦にはシビれました。
福原 愛選手には惚れ直しました。仕事が手につかないほどに。

4連覇を成し遂げた伊調馨選手にも、悔し涙をのんだ吉田沙保里選手にも、
メダルラッシュの柔道日本代表に競泳日本代表、
体操日本男子代表に、初の金メダルとなったバドミントン 女子ダブルスの
高橋・松友ペア、銀メダルの日本男子陸上リレー、
そしてもちろん卓球男子代表の水谷隼選手の活躍にも感動しましたが、
私にとってリオ五輪は、ダントツで福原 愛の大会であった。

もちろん本人にとっては、夢見ていた成果にはほど遠い、
とても残念な結果であったのだろうことは想像に難くないが、
だからこそ余計に彼女へのインタビューにも注目して観ていました。

マスコミへの対応は、
アスリートにとっては余計以外の何ものでもないと思います。
とはいえ、注目を浴びるからこそ勝つことの価値が上がるわけですし、
その活動をサポートするスポンサーの存在なくして成立しない側面もあるので、
それらへの上手な対応は、もはや現代のメジャースポーツにおいては
切っても切れない関係にある。

そして、自負心や野心を秘めた上で、国民が勝手に押しつけてくる責任を、
チカラに変えるのか、逸らすのか、どう果たすのかの表現方法でもある。
だからこそ、そこでのパフォーマンスというものも、
優秀なアスリートの資質と言って過言ではないと思うし、
そこでも日本人のメンタリティの強さや、
豊かな感受性を世界中に発信して欲しいと
私なんぞは勝手に期待してしまうわけだ。

「泣く選手の気持ちは分からない」と言い放つ本田圭佑や、
イチローや内村航平のような世界基準をもつ者のクールな態度も
内に強さを秘める日本人らしい自己表現なのかもしれないけれど、
準決勝敗戦後、3位決定後、表彰式後、現地の放送ブースでのインタビュー、
そして帰国時の成田空港での記者会見を通して、福原 愛が見せた、
一貫した偽りのない話しぶりの方にこそ私は好感を持ちました。

彼女の「長く苦しく感じた」という言葉が、
一切の疑いもなく聞く者の中に染み込んだのは、
彼女を応援する側も同じ重圧を感じていたからなのだろう。
彼女の強い喪失感と併せて、凡人には窺い知れないような重圧から
解放されたことがハッキリと伝わる素晴らしい対応と内容だったと思います。

日本人女性は、豊かな包容力に併せて、
本当にしなやかな強さを持っているなあと、改めて思い知らされました。


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 閑話休題 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

はてさて、4年後の私はどうしているのでしょうか。

「期間中は通勤が面倒になりそうだなあ」とか、
「サーフィンに行きづらくなるなあ」とか、
余計なことばかり頭に浮かんでしまう。
生まれたときにはすでに東京オリンピックは終わっていた
1965年生まれの私にとって、日本で行われるオリンピックは
長野冬期五輪に続いて二度目だ。
長野の時も「赤倉温泉にスキーに行けないなあ」とか思っていたことを思い出す。
といった具合に、地元開催であっても、
相変わらずオリンピックに対して強い関心を抱けないのではありますが、
幸か不幸か東京オリンピックのマラソンのルートは、
会社のすぐそばを通っているのだそうだ。
今度はさすがに観に行ってみますかね。と、一応思ってはいたりする。
  

テーマ:オリンピック - ジャンル:スポーツ

2016.08.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然

コールマン イージー リフトチェアST

2016_0808-4.jpg
仲間はみんなワンボックスか、バンか、大型のRVに乗っていて、
それは荷物の積載性はもちろん、夏でも冬でも車泊することができ、
夜中であっても気兼ねなく現地に向かうことができるなど、
対応力が高くなるからだ。

そしてサーフィンの場合は、ラウンドの間に昼寝ができることが、
コンパクトカーに乗る私には何より羨ましい。
私のクルマでも昼寝はできなくもないが、
意外に繊細な神経の持ち主である私は、なかなかグッスリとはいかない。

そこで目を付けたのがこちらの『コールマン イージー リフトチェア ST』。
ぱっと見はどこにでもあるような、キャンプ用のフォールディングチェアなのだが、
2016_0808-5.jpg
背もたれに寄りかかるように座るとリクライニングして、
しかも足載せがせり上がってサマーベッドのように変化する。
身長178cmの私でも、頭からふくらはぎまで、充分カバーしてくれる大きさだ。

2016_0815-4.jpg

真夏に外で寝るのは暑いと思われるかもしれないが、
海岸沿いは想像以上に海風が抜けて涼しい日が多く、
日陰さえ確保できればかなり快適に過ごすことができる。
もちろん冬の車泊には一切使えないが、これから秋に向けては
益々の活躍が期待できる。これはいいっす!

2016_0808-6.jpg
2016_0815-6.jpg

難点は畳んでも長さが1メートルを超えること。
重さも6.7kgとなかなかの重量級だ。車載時もさることながら、
自宅の納戸のスペースも大きく喰ってしまうところが難点だ。
2016_0808-7.jpg
あと3千円ほど予算に余裕があれば、こちらの足載せ部がブルーになる、
2kgも軽いアルミフレームのモデルを選んだ方がいいだろう。
ちなみに私の買った「ST」はスチール製であることを指すのだろう。
アルミフレームのモデルには「ST」が付かず
『コールマン イージー リフトチェア』というモデル名となる。
とはいえ、こういった思いつきで買う商品に
パッと9千円は払えなかったので私は「ST」の方で我慢。

私はamazonで8月に入る前に5,652円で買ったのだが、
テナントの扱い商品ではなく、amazon自体が在庫している商品には
時価性のある場合があって、しかもそれが日々値動きとなって
表れるところが面白い。
キャンプ本番の時期には需要が高まるせいか、
私が買ったときよりもう少し高値になったりする。
季節性のあるものをamazonで買う場合はそういった部分を見極めて
安く買うのもまた楽しさのひとつだ。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2016.08.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーフィン

サーフィン@茨城 8/11(山の日)〜12

2016_0815-2.jpg

今回は一週間前に遡り、今年から施行された8月11日の祝日、
「山の日」と翌金曜日に茨城の海へ波乗りに行ってきた話であります。

なぜに山の日なのか?8月11日なのか?に関して、
明確な理由は探しても見つかりませんでした。
ときに、7月第3月曜日と制定されている海の日とは違い、
山の日は日曜日に重なると振替休日とはなる以外は、8月11日の固定の祝日なので、
いわゆるハッピーマンデーの対象ではないのだそうだ。
さておき、この休みができたおかげで、
お盆休みを取りやすくなったようにも感じるので、なかなか悪くない祝日だと思う。

2016_0815-1.jpg

OYくんは午後から休日出勤だというのに、
「10時まで〜」とか言いながら付き合ってくれた。ありがたや。
もちろん限られた時間を最大限に活かす意味でも、
夜明け前に大貫に到着せねばならない。
この日は雲も多く、余計に夜明け前が暗い。
海水は生暖かいが、陽が差さず風が入ると少しばかり肌寒く感じる。
さすがは茨城だ。

まるで台風5号の影響を受けた一週間前のデジャブのように、
台風6号は日本の太平洋沿岸を遠巻きに沿うように北上していて、
週末にかけては、ジャンク、ハードなど、かなりの影響が出そうだ。
逆にこの木曜はほど良く台風の影響を受けることが期待できるので、
山の日に海に行っておくことにしたというわけだ。

2016_0815-3.jpg
2016_0815-5.jpg

朝一はなかなか割れづらく、割れてもつながり気味のややこしい状況。
それでもサイズは常にコシ以上を維持しながら、ポンポンと続けて入ってきていて、
ほんの少しパワーが上がると厚めになって捕まえやすく、
フェイスも張って走らせやすくなる。

2015_1129-5.jpg

第2ラウンドはOYくんとボードを取り替えてみる。
私の6フィート後半のミッドレングスとは違い、
OYくんの5'11"のフィッシュシモンズは、走り出しも速く
テイクオフはしやすくても、波のポケットに居つづけるのはやはりシビアだ。
まだ私には5フィート台のボードは難しい。

とはいえボードが長ければ波を捉える力が向上するのかというと、
そういう単純な話ではない事もまた身に染みて分かってきた。

波の上を動くサーフィンか、波の上に居つづけるサーフィンか。
今の私には、5フィート台と、6フィート台には想像以上に大きな違いがある。
どちらも出来るようになりたいが、どうにも時間が足らない感が高い。
オジサンには割り切りも必要なのだ。

2016_0815-7.jpg

9時過ぎでOYくんはタイムアップ。
入れ替わりと言ったらOYくんに申し訳ないが、陽も差し始め気温も一気に上昇。
第3ラウンドのサイズはコシ〜ハラのままながらも、
たまのセットでカタと、ここのところの大貫の定番通り、
風の入りはじめに合わせて波のパワーも上がってきた。
つながり気味ながらも、同じ場所に切れ目が入るので、
そこで捕まえられれば、インサイドまでフェイスの張った厚めの波を楽しめた。

そのあと昼寝をキメて、1時過ぎには『2時間一本勝負』で来てくれたTくんと合流。
さらに風の影響は強まったが、ザワついた面に足をすくわれなければ、
走り出しのいい乗りやすい波であることに変わりなく、しかも波数も増えてきた。
上級者のTくんには物足りないだろうが、私には十二分の状況だ。あ〜楽しい。

サクッと乗って、3時過ぎにはキッチリと海をあとにした家族思いのTくんは、
本当に精神力が強いと思うが、私は精神力以前に家族も体力もない・・・
どんな波でもそこそこ楽しんで帰って来られていたロングボードの頃とは違い、
波の状況に楽しさが大きく左右されるミッドレングスにしてからは、
波の予報を良く見るようになった。
確かに多少は腕前も上がってきてはおり、
そこそこ数多く乗れるようになっているので、今まで以上に消耗しているわけだが、
いい波の日とはつまり、パドルアウトにもそこそこ苦労させられるので、
足腰と言った下半身だけでなく、全身の消耗が激しくなってきた。筋肉痛必至。

そんなわけで、Tくんが帰った30分後には、
押し寄せる最後の波をパドルで越えられなくなり、
この日は夕陽を眺めるずっと以前に終了。

2016_0815-31.jpg

もちろんその晩は、水戸にある『田吾作』の5時の口開けから、
一人カウンター席に陣取ってグイッとやらせてもらった。
あ〜旨ぇ〜〜〜〜

2016_0815-8.jpg
2016_0815-9.jpg

ほろ酔いで店を出てもまだ7時だ。せかっくなので水戸の駅ビルを散策する。
そもそも散策と呑みの順番が逆のような気もするが、
海から上がったら何はなくとも生ビールを流し込みたいので仕方がない。

もちろん駅ビルにあるようなお店に縁はないので、
半ば本能的に本屋を探してしまう。
すると、スターバックスも併設されるとてもイマ風でキレイな本屋さんがあった。
私は図書館は嫌いだが、本屋は大好きだ。
しかもこれだけキレイで大きな本屋なら尚のことだ。
近ごろ文庫化された『村上海賊の娘』の一巻を買って、
座り心地の良いソファに腰掛け閉店近くまで読みふけってしまった。
ナツイチだ(村上海賊の娘は全四巻だけど)。

2016_0815-10.jpg

金曜日は海からのエクストリーム出社も考えたが、
せっかくなので休みをもらうことにした・・・・
・・・ノダガ。というか、「なのに」疲れがとれていないようで、
5時からの1時間で、体力的にかなりキツくなってきてしまった。

2016_0815-12.jpg
2016_0815-11.jpg

この日も変わらずコシ〜ハラ。
割れる位置も前日と変わらずで、しかも風もなく面もきれいに整っている。
ただ、流れは強く、すぐにサンビーチの方まで流されてしまうので、
テクテクと1kmほど歩いて戻らないとならない。
もちろんこのサイズになると、流されながら割れる場所に合わせるのも難しい。

引き続きパドルアウトも手強く、本数は相変わらず稼げたが、
そんなこんなを繰り返していたら、2時間もせずに電池が切れてしまった。
休憩を挟んで第2ラウンドに臨むも、なんとかパドルアウトして、
ゼェゼェ言いながらテイクオフしても、ショートのオッサンと絡む始末。
テイクオフはほとんど同時だったが、「レギュラーに行くだろう」という
私の安易な予想は外れてしまい、バックサイド側に走り出したオッサンを
スレスレでプルアウトしてかわす。

オッサンに平謝りして、そこから流れは変わってしまい、
ぜんぜん乗れなくなってしまった。
つくづくサーフィンというものは、精神的なものに支配される遊びだということを
こういったことが起きる度に実感させられてしまう。

2016_0815-14.jpg

そんなわけで、スッパリと切り換えて8時には上がることにした。
どんなスポーツでも同じだが、最後はやっぱり体力がものを言う。
豊かな体力が弱い精神力をカバーしてくれることは確かだ。
もっと体力を上げないと。とは思うが、
ジム通いとか、地道なヤツは超苦手なので、たぶん私には無理だろう。

2016_0815-15.jpg
2016_0815-16.jpg

せっかくなので、高速には乗らず途中まで下道を走って
寄り道して茨城のきれいな田園風景を楽しみながら帰路に就いた。
というのは半分嘘で、スケートに適した良い坂道を探していただけだ。

会社も休みをもらったし、軽くスケートを流して、
映画でも観て帰ろう。という束の間の盆休みでした。
(もちろん夏休みは別でいただくわよ〜)
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2016.08.23 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

«  | ホーム |  »

FC2Ad

プロフィール

埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR