私の男(映画)

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昨日書いたように、原作は映画と違って時系列を逆に遡るかたちで書かれている。
映画は時系列に沿って描かれているので、
つまり映画と原作では描こうとするポイントが違うのだと思う。

それは、予告編にもあるように、この映画は、
淳吾と花の関係を、男と女の「愛」だと捉えている部分だと思う。

二人が紋別で暮らしはじめて少し経った、
中学生からの花を二階堂ふみが演じているので、
昨日言ったように幼女趣味感はかなり抑えられていて、
そのぶん普通に観ることができる。

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奥尻島のシーンの子役がこの役を務めていたら、
それこそ悪い意味で問題作になっただろう。

花は実の父親であっても、否、実の父親だからこそ、
他人以上に愛することができると信じていて、そういった間違いを犯すことを、
観る者にもすんなりと理解できるようにできている。
少女に芽生える「普通の恋心」なのだと、映画の方だと思える。

だから、本来、その狂った世界の源であるはずの淳吾(浅野忠信)の方が、
どちらかというと添え物で、あまりその狂気が伝わって来ない。

つまり、映画では狂気の根源は少女の方とされている。

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「子どもの頃は淳吾のすべてが見えた・・・
 なのに、今はぜんぜん見えなくなった・・・」

花が大人になるにつれて、自分の愛したはずの男の本性が見えてくるぶん、
それまでに抱いていた男としての魅力も、
親子だからこそ抱くことのできる強い絆として映っていた関係も、
すべて消えてしまう。

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それは、小学校の同級生と恋に落ちて、大学に進学したとたんに
男に対して抱いていた魅力が霧散してなくなってしまう、
普通にどこにでもあるような話とまったく同じだ。

人間は、子供という狂気の時間を経て大人になるという示唆なのかもしれない。

小説では、新婚旅行から花が帰る頃には、
淳吾はそれまで二人で暮らしてきた部屋をきれいさっぱり引き払って、
(あるものと一緒に)花の前からその姿を消しますが、
映画は結婚式の前日で終わっている。
自身が狂人であることを理解していた
淳吾の覚悟と引き際が、映画では描かれないので、
余計に男の方が添え物に見えてしまうと思った。

そんなわけで、私にとってこの『私の男』という作品は、
映画と小説、両方体験してはじめて完結する番(つが)いの物語でありました。

さて、二階堂ふみにしても、浅野忠信にしても、
そもそもこの2人をイメージしながら原作が書かれたのではないか?と
思えるほどのハマり役と言っていいだろう。
ただ、ハマるということは、その役者のイメージが強い場合は、
そのイメージに役柄が引っぱられてしまうので、それもまた良し悪しだ。

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そんな強烈な個性のぶつかり合いの中、
少なくとも私にとっては役者としてのイメージのまったくない圏外から、
突如として現れたのが、淳吾の彼女「小町」役を演じた河井青葉。

小説ではそれほど重要な役どころではないのだが、
映画の方では花の恋敵として、
ある意味、花の暴走を加速させる触媒の役目を果たしています。

そして、つかみ所のない淳吾という男に惹かれてしまう、
泥沼の男女関係に沈んでいく女性の姿を見事に演じています。
  

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2016.07.29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

私の男(小説)

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とある人間から、完全に抜け落ちてしまった理性や社会性。
ひょっとしたら知性すら失ってしまったのかもしれない。
そんな人間の存在を、どう思うか?どう感じるか?
この本で語られる物語は、思わず目を背けたくなるほどの不愉快さでもって
読む者を刺激してくる。

文学の役目とは得てしてそういった人間の暗部を明るみに晒すものなのであるが、
「近親相姦」という暗部は、本当に胃に来るような、猛烈な不快感を伴う。

タブーなんて横文字を使うとその罪の重さが希薄されてしまいそうで、
そうやって、読み手の私が主人公の犯した罪から逃れようとしていることに、
嫌悪感すら抱いてしまう。

(ただ、Wikipediaで「インセスト・タブー」と引くと
 面白い見解を読むことができる)

それに加えて、今作では「幼児趣味」という
更に輪をかけた悪意を伴って襲いかかってくる。
幼女を近親相姦する・・・・
戦争や、猟奇殺人なんかよりもずっと、人間を人間で無くす獣の行為だ。


そんな『私の男』を読むことにしたのは、同名の映画を観たからだ。

原作のある映画なんて死ぬほど観てきたが、
(コミックが原作である場合を除いて)映画を観終わったあとで
その原作を読みたくなったのは『ハンニバル』以来。
(『レッドドラゴン』は映画よりも先に読んでいた)

それというのも、
映画では台詞もぼそぼそと良く聞き取れなかったし、
何よりも淳吾と花という親子が、“なぜそういうことになったのか” を、
映画を観ただけではまったく理解することができなかったからだ。

そして、映画は花が9歳のときに奥尻島で震災に遭うところから、
24歳で結婚(もちろん別の男とだ)するまでを時系列に描かれたのとは違って、
原作は花の結婚からはじまり、奥尻から紋別に連れて来られるところで終わる、
逆順に遡るように組み立てられていると知り、小説の方に興味が沸いたからだった。

どんな悪事や罪にも、酌量されるべき「赦し」が必要であると、
その赦しは過去にあるのだと言いたいのか、はたまた、
幸せに(?)結婚するという結末を先に提示することで、不快感を減らそうとしたのか。
残念ながら、なぜ逆順に書かれたのかについては、
読み終わっても尚、私にその意図は伝わらなかった。
いずれにせよ、読み終わったあとでも、この男を赦す気になど到底なれない。

もちろん、現代社会だからこそ歪んでしまう人間関係というものもある。
そういった「歪み」を文学によって顕在化するときに、
近親相姦というのは確かに悪くない題材だ。でも、少女趣味はそれとは話が別だ。

村上龍の小説でもそういった類の人物は多く登場するが、
こちらに登場する淳吾という男にはポップさがまったくない。
変態も行き過ぎたファッションと捉えられなくもないが、
ここに登場する男女は、ただの狂人にしか見えない。

レイプではなく、同意の下でそういった関係が結ばれていて、
そもそも中学生との間に「同意」が成立するのか?ということを置いておいても
いかに震災でショックを受けていたり、育った家庭の方が本当の家族でなかった
という真実が隠されていたにせよ、9歳の女の子がそれを受け入れるとは
私には思えない。

結論としては、私は淳吾にしても花にしても、
そのものの考え方には、一切の理解はもちろん、
同情さえもすることができなかった。何かがおかしい。
もう少しでいいので「こういう歪みならあり得る」と思わせて欲しかった。
その空洞を私の想像でもって埋めるべきなのでしょうが、
映像という、より現実に近い表現方法でもって、
同じ物語を先に反芻していたので、私にそれを埋める作業は難しかった。

まあ、こういった逡巡に揉まれるのもまた、
文学の素晴らしい精神作用でもあるので、
そういう意味でも良い作品だと言えるのですが。

(映画の感想につづく)

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2016.07.28 | コメント(0) | トラックバック(0) |

HP2 Enduro : 車検

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二年ごとの梅雨が明ける頃、それはHP2 Enduroの車検の合図だ。
(とか言いながら、今年の関東地方の梅雨明けは明日あたり?だいぶ遅れてますが)
クルマに1台に、オートバイを2台も所有していると、
ひっきりなしに車検が襲ってくる感じがする・・・・・・

クルマの車検は、もちろんその高額な費用の方が怖いが、
ユーザー車検で通しているオートバイに関しては、
費用は2万円程度と安い代わりに、自前の整備点検作業に加えて、
自分だけでは調整しきれない光軸検査がA型の私は超苦手。
そんなわけで、未だに緊張する検査ラインが、ときたま夢に出てくることさえある。
もちろん嘘です。でも変な汗くらいはかきます。

ここで車検の内容についてお復習いしておこう。

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上にあるのが私の使っている整備記録簿。
ここにある各部のチェックや、清掃、調整、注油、部品交換などをする。

ディスクブレーキなのにドラムブレーキの点検項目にチェックを入れてあったり、
チェーン駆動なのにドライブシャフトの点検項目がチェックされていたり、
明らかに整備した痕跡の伺えない汚れた車両であったり、
チェックされた整備内容が疑わしく見えたりする等、よほどのことがない限り、
本当にその整備が行われているのかどうかの確認はされない。
自己責任と言えば聞こえは良いが、
慌ただしく入れ替わり立ち替わりクルマが入ってくる検査ラインでは、
はっきりと流れ作業だ。

だから、洗車だけして検査ラインに持ち込んでもぜんぜんOKだ。
車検に合格することと、2年間安心して運行できる点検整備とは、
実はまったく別の話。合格だけさせる業者もいるそうなので注意が必要だ。

んで、実際の検査ラインで確認されるのは、

・書類一式に不備がないかどうか
・車体番号
・原動機番号
・車体幅、車高
・ウィンカー(左右動作、前後確認)
・ブレーキ灯(前/後、各ブレーキ操作)
・警告ホーン
・ナンバー灯
・ハンドルロック
・総走行距離(オドメーター)

以上が、検査官による目視で確認されてから。検査機器を使ったラインへと進む。
社外マフラーが装着されている場合は、ここで騒音検査も行われる。

私のBMWには、両車共にアクラポビッチのスリップオンマフラーが
装着されているが、検査官によって測られたり、測られなかったりする。
言ってもBMW純正のアフターパーツなので、
測られても規制値以内に収まっているので問題なくパスする。

・排ガス検査(CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素))
・前/後ブレーキ
・スピードメーター誤差(40km/h)
・光軸

実は検査ラインで確認されるのは、この4点だけしかない。

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会社に行く前にササッと済ませられるので、
オートバイの車検はいつも通勤路にある練馬の陸運局に行く。
ここ練馬の陸運局には、よせばいいのに、
二輪専用の検査ラインなんてものができてしまったので、
余計に検査内容が厳格化してしまい、緊張感は更に高まってしまう。

特に、ヘッドライトがボディマウントされるR1200GSと違って、
ハンドルにマウントされるHP2は光軸が鬼門だ・・・

四輪車と検査ラインを兼用していた頃は、ハンドルを左右に動かせば、
左右方向の光軸はいかようにもできたのですが、
二輪専用の検査ラインになってから、フロントタイヤをバイスで挟んで
固定して検査するようになり、ごまかしが利かなくなってしまった。

ただでさえ転倒も多く、転べば光軸なんてあっという間にズレる。
HP2はフロントフェンダーを支持するステーに、
ヘッドライトも取り付けられているので、以前の転倒時にこのステーを
曲げてしまい、ヘッドライトを留める左右のネジを緩めても、
すでに左右方向の調整しろを超えてしまっている状態だ。

加えて、3種類のタイヤサイズを使い分けているので、
その度に前が上がったり下がったり、車体姿勢が変わってしまうので、
ぶっちゃけ光軸もへったくれもない。

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おかげさまで、今回も2回ハネられ、3度目の正直で合格した。
その日のうちなら書類も手続きもそもままで、再検査が受けられるが、
最後の試験官の方に「3回目ですから回数に気を付けて」と、はじめて言われた。
何度でも受け直しができるようではなさそうだ。

上の画像の左側が最初にハネられた時に渡された不具合の状況を示す書類。
最初の検査では完全にトンチンカンな方向を向いてしまっている。
これでも10m離れたところから壁に照射するチェックはしたんだけど・・・
キセノンに変えたせいか、光の一番強い芯が思ったところと違ったようだ。
いずれにせよ、上下方向はなのとか確認できたとしても、
左右方向はハンドルが少しでも傾いたら正確に出せないので時前では無理だ。

ここまでズレるとさすがに昼間の車検場で光軸調整するのは無理なので、
民間のテスター業者で調整してもらった(2,500円也)。なのに、
それでももう一回ハネられた・・・・光軸検査、マジ嫌い。

すでに2年後の車検に気が重くなる。
  

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2016.07.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | HP2 Enduro

サーフィン@茨城 7/24

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先週末はまたも茨城の海へ。
大洗は外環道寄りに住む埼玉っ子にとって、
都心に出ずに向かえるので何かと重宝する。
ちなみに、我が家から大洗までの距離は約130km。
首都高都心環状線〜京葉道〜東関道で向かう鹿嶋は140kmで、
距離はほとんど変わらないが、高速代は鹿嶋の方が500円ほど余計にかかる。
千葉の一宮周辺まではだいたい120km。伊豆下田で210kmほどだ。

外郭に都心を囲む環状線が整備されつつある昨今では、
一年中海や山で遊ぶ者にとって、埼玉の暮らしやすさってかなり素敵だと思う。
高速代、ガソリン代はそれなりにかかるケドね・・・

ちなみに、サーフィン目的で湘南には行ったことがない。ただの食わず嫌いですが。

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3時過ぎに家を出て5時頃到着。
海開きからこっち、サンビーチの公共の駐車場に停めても、どうせ1,000円徴収
されるので、一般駐車場の『海の子駐車場』に、はじめて停めてみた。
サンビーチから一番遠い駐車場なので、南側の海岸へのアプローチがかなり楽になる。

前日までの予報通りに、スネ〜モモ、たまのセットでコシとかなり寂しい状況。
ただ、朝のうちは懸念された風もなく、なかなかの面ツル。
しかも曇りの予報は覆され、太陽が燦々と降り注ぐ夏らしい朝だ!
ちなみにこの日は久々にお気楽極楽なお一人様サーフィン。
仲間のいないところでコソ練に励む所存でございます。

私は、集中すると頭が真っ白になるタイプの人間なので、
操作や動作を頭で憶えてもあまり意味がない。
考えるよりも先に身体が反応できるようにならないとダメなので、
身体に染みつくまで繰り返すことが必要になる。

そんな今の私に必要なのは、兎にも角にもテイクオフ訓練だ。
サーフィンはテイクオフしてからがサーフィンだが、
テイクオフの数を増やせないと、サーフィンの質も上げられない。

こういう波の日だからこそ、目先の楽しさに囚われずに練習に没頭できる。
とはいえ、3人くらいは並んでテイクオフできるくらい繋がった波だったので、
波の前後の位置取りは練習できても、ピークの幅の狭い波の時に必要になる
左右の位置取りの見極めの練習にはならない。
それでも、奥から波を追いかけるロング癖の染みついた感覚をリセットすべく、
ひたすら前後位置の確認を繰り返した。

8時半に休憩を挟んでの第2ラウンドの頃には、北東寄りのオンショアが吹き始め、
面もザワつきはじめたが、風波も上乗せされて全般にサイズアップ!
選べばなんとか横に滑れる程度に面も残ってくれていた。こりゃ遊べる。

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そんなこんなで10時半まで5時間やって昼飯にした。
いつも行列になってしまっていて、まったく食べられていない
『かあちゃんの店』に今年になってはじめて来店!
10時開店ですが、到着した11時の時点ですでに3組くらいが並んでいた。
久々の『しらすの二色丼』はやっぱり旨しっ!!
このすぐ近所にもしらす丼を出す店はたくさんあるが、
『かあちゃんの店』のしらす丼は、新鮮さにかなりの違いがあると思う。

この際だ『プレミアムソフトクリーム』もいただくぜ!

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食後はもちろん港周辺でスケートだ。
この日の大洗は熱中症注意のドピーカンでありましたが、
やや強めのオンショアのおかげで、むしろ過ごしやすい。天然クーラー。
1時間近くスケートに勤しでいたが、汗もかかないような快適さでありました。

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むしろ、スケートが追い風でもの凄く走るということを初めて知った。
ムササビのような服を着れば、かなりのスピードで走りそうだ。
暑そうだけど・・・

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昼過ぎに海の子に戻ったが、更に風は強くなり、
ダンパーというわけではないのだが、テイクオフしてもそのままスープに飲み込まれる
つながり気味のブレイクになってしまった。

というわけで、午後は海に入らずに、この日はここでお開き。
それでもこの日はかなりの練習(テイクオフ)量を稼げたと思う。
でも、その成果が次に活かせるかどうかは神のみぞ知るだ・・・・

とにかく、1本のボードと付き合い始めたら、
そのボードとありとあらゆる波を経験して、
対応力を鍛えないと上手く乗れるようにならない。
特にボードの長さを極端に変えると、波との関係がまるっと変わってしまうので、
ほとんど0からのスタートになるので尚のことだ。

気まぐれな自然を相手にする遊びはどれもみんな同じだとは思うけれど、
中でもサーフィンは経験値に左右されるスポーツだとつくづく思う。
まあ、そこが最高に面白いんだけど。

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ちなみに海水浴客で賑わうサンビーチの様子はというと、こんな状況。
(画面真ん中辺りに見えるテトラの堤防から先が遊泳エリア)
ものすごい盛況ぶりだ。昨年のはっきりしない天候不順で落ち込んだ
売り上げを取り戻さないとね。
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サメに襲われ、男性サーファーが16針縫う大けが
高知・黒潮町

高知・黒潮町で24日、サーファーがサメに襲われ、足に大けがをした。
男性がサメにかまれたのは、黒潮町の海岸で、24日午後7時すぎ、地元の29歳の男性が、サーフィンをしていたところ、左足に痛みを感じた。
砂浜に戻って確認すると、足は血だらけで、かまれた痕があり、仲間が119番通報した。
男性は、左足を16針縫う大けがだが、命に別条はない。


とのことです。千葉北のポイントではアカエイも多く出没しているようです。
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2016.07.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

MAKE (芽育) Design Baked Hill



MAKE 芽育 Designの『Baked Hill 7ply / 32" x 8.75"』を買ってしまった。

もちろん雪板をはじめ五明 淳さんの名前も『MAKE 芽育』のことも知ってはいた。
でも、私の行動範囲では “わざわざそのために出かけない限り”
雪板の出番もないだろうし、何より私にとって雪板は、技術的にはもちろん、
雪中を行軍する体力的にも、少々ハードルが高い。

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そんな私ではありますが、
もちろん雪板の価値がそこだけに留まらない事も知っている。

佐々木勝巳さんと3月後半の富良野でご一緒したときに、
五明さん自身が削った、芽育の『Phenomena』を見せてもらったのだが、
いかに芸術に疎い私であっても、
ハンドクラフトだけが放つモノの存在感には、完全に魅了されてしまった。

それからは、「乗ってみたい」とか、
「ワークショップに参加してみたい」といった欲求よりも、
むしろ工芸品としての美しさの方に興味が移ってしまい、
「五明サンの削った雪板が欲しい・・・」という、
使う予定もないのに欲しくなる、例の悪い虫が疼き出してしまった。

それから数ヶ月が過ぎた頃。まさにその勝巳さんが、LADEで芽育のスケートデッキが
販売されているFacebookの投稿に「イイネ!」をしていて、
芽育にはスケートデッキもあることを知ることとなったわけだ。

雪板は使う機会がないかもしれないけれど、スケートデッキならイケるっ!と、
思ったが早いか、クリックが速いか、その刹那(0.1秒)に、
ポチっといってしまったというわけだ。まさに瞬殺(されました)。

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最初からデッキには砂加工が施され、デッキテープ不要。
グリップさせるために施された処理もまた、そのままアート領域。
美しいデッキをそのまま思う存分に使うことができる。

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トラックに隠れてしまうところに「MADE IN JAPAN」の刻印。
「HAND MADE」の方が説得力あるとか思うのは、私がシロウトだからか。
スケートデッキって、手作りが主流なのか?

それはさておき、仕上げに機械のような正確さはないが、
だからこそ生み出されるディテールには、人間味といった暖かさが宿る。
こういった数式や数値では、決してはじき出すことのできない、
感性と直結したモノづくりをアナログと言うのは容易い。
デジタルに生み出されたモノの良さももちろんあるが、
こういった命の宿ったモノに触れると、
デジタルも結局人の使う道具でしかないことが良く解る。

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部屋にこのまま飾っておきたい衝動にも駆られるが、
道具の幸せは、やはり使ってナンボだ。
デッキをポチったそのすぐあとに、札幌のModerate(モデレイト)、
つまり和田直也くんに連絡を入れて、
すぐさまダウンチルホイールを含む、足回りを一式見繕って送ってもらった。

ちなみにモデレイトでは通販にも応じてくれる。
まずはFacebookをチェックしよう!

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というわけで、『芽育 × ダウンチル』の強力タッグ完成。
とか言って、こういう異種交配を喜んでいるのは、これまたシロウトの私だけか?
でも、今の私がしたいのはスケートではなく“ダウンチル”なので、
このホイールは外せない。

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今回はダウンチルの新作(?)“イエロー”のホイール。
私のダウンチル・フルコンプに装着されるホイールは “オレンジ”。
サイズはこれだけ違うが、硬さは78aと同一。

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ダウンチルのフラットデッキしか他に知らないので、
インプレなんておこがましいことはできませんが、
32インチという長さがもたらす安定感は、
まだまだヨチヨチとやっているプッシュ動作をかなりアシストしてくれるし、
相対的に速くて大きくなるターンを、レスポンスの良い
コンケーブの入れられたデッキで、小気味よく操作するのが超楽しい。

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コイツのもつ乗り味のほとんどを理解できていない話はさておいて、
心の底から所有欲を充たしてくれるスケートボードだ。

1万7千円(税別)という値段が、高いと感じるか、安いと感じるか。
スケートデッキの相場から言えば高いのでしょうが、
そんな相場感に疎い私には、むしろ絶対的に安いと思った。
銀座の画廊で売ったら10万円くらいだったら払う人いるんじゃないのかな??

ヒトでもモノでも、その関係性において大切なのは「尊敬」だといつも思う。
「畏敬」だと行き過ぎ、「好き」とかだとちょっと足らない。
その人を、そのモノを「尊敬できるか?」が、いつも私の琴線の線引きになる。

尊敬できるモノと暮らす幸せに関しては、
すでに言わずもがなでございましょう・・・良い買いモノでございました(幸)
  

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2016.07.25 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーボード

アリスのままで(と、エージェント・ウルトラの話も少々)

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痴呆症や認知症、アルツハイマーといった病気は、
ある意味ガンなどよりもずっと残酷な病だ。

そして若年性のアルツハイマーは、頭の良い人ほど進行が速い。

主人公アリスはコロンビア大学で言語学を教え、
多くの著書を世に出してきた知識人。
同じ教授を務め、仕事への理解もある優しい夫や、
すでにそれぞれに独立した、真面目な三人の子どもたちにも恵まれた幸せな女性だ。

そんな言語学者がある日突然に、若くしてアルツハイマーを患い、
すこしずつ言葉を失っていく様を、ある意味残酷に描き出した作品です。

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主演を務めたジュリアン・ムーアは今作でアカデミー主演女優賞を獲得し、
まさに彼女の代表作となったが、今作で見せたその演技はまさに圧倒的だ。

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自身がアルツハイマーだと分かったその日。
アリスは愛用のMacに “その時が来た自分” 宛にビデオレターを残し、
それを後の自分が観るシーンがあるのだが、
スクリーンに映るアリスと、それを眺めるアリスは、
同じ人間が演じているとは思えないほどの違いようで、
果たして記憶を失ったあとでも、人はその人として生きられるのか?という
本作の投げかける大きな問題を象徴しているシーンでした。

(上の画像でジュリアンがかけている、私も愛用のトム・フォードの眼鏡が、
 とても似合っていて、それもまた素敵でありました)

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次女のリディアは、ロスでひとり暮らしをしながら役者を目指していて、
他の兄弟とは違った言ってみれば変わり者。
そんな距離も時間も離れた母娘が、
最後には寄り添っていくようになる家族の物語でもある。
そんなリディアを演じたクリステン・スチュワートもなかなかの好演を魅せていた。

「トワイライト・サーガ」で一気にスターダムに駆け上がった彼女ですが、
『オン・ザ・ロード』ではなかなかの汚れ役に挑戦していて、
かわいこちゃんタイプに見えて、その実、とても役者魂にあふれる女優さんだ。

ここでも一人、画面の中での存在感が抜きんでていて、
今作でアカデミー主演女優賞を受賞した、主演のジュリアン・ムーアを
喰ってしまうような魅力を放ってもいた。
今後がとても楽しみな女優さんでもあります。

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そんなクリステン・スチュワートの、日本で観られる最新作(ビデオ)
『エージェント・ウルトラ』ですが、正直・・・な印象でありました。

ジェシー・アイゼンバーグ演じるマイクは、
実はCIAが巨費を投じて造り上げた人間兵器。
計画の中止とともに記憶を消され、一般市民として生活していたが、
ある日、秘密の露呈を恐れたCIAが、マイクの暗殺を企てて・・・というお話。
要は『ボーン・アイデンティティー』の悪ノリ作品なのですが、
いかに「うだつの上がらないコンビニ店員が、実は最強のエージェントでした」
という出オチ感の高い設定であっても、
見るからに “帰宅部” にしか見えないジェシー・アイゼンバーグに、
屈強な戦士を表現するための、過酷なアクション・シーンを求めるのは
はっきりと酷というものだろう。というわけで、この作品に関して、
クリステン・スチュワートに、一切の非はないのであるが、
かなりの残念賞でありました・・・
  

テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想 - ジャンル:映画

2016.07.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

SHOEI HORNET ADV

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『Arai Tourcross2』を使いはじめてから早5年。
真夏以外の時期の平日に、ほとんど毎日被り続けて来たので、
使用期限云々の以前に、かなり見た目にクタビレ感が高くなってきており、
そろそろ買い換えのタイミングだ。

永らくアライ・ヘルメットファンを自認してきた私だが、
いよいよをもってショウエイを使うことにした。
とはいえ、現在もゴーグル・ヘルメットでは『VFX-W』も使っているので、
「シールド付きオフロード用ヘルメットとしては」という但し書き付きではある。

春先から使っていたので、朝晩まだ冷え込む時期から、梅雨時の雨の中まで、
様々な状況で使ってみたので報告しておこうと思う。

んで、買っておいていきなり否定的な話から入って恐縮ですが、
正直にこの『HORNET ADV』はカッコイイとは思えない。
いや、思えなかった。か。

細かい話はさておき、何より私が一番気に入らないのは、
チン(顎)ガードが上下に薄いことだ。
やはりここは男らしさの象徴だと言っていい部分で、
SIMPSONのヘルメットのように、ここが無骨に太い方が男らしいと私は思う。

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せめてこれくらいにこの部分をガッチリと太くしてくれたらと思う。
ね?顎のフレームが太い方がカッコいいでしょ??

というように、デザイン的にはかなり気に入らないのに、
それでもなぜこれを購入したのかというと、
このヘルメットのことを知れば知るほど
機能性と使い易さを徹底して追求していることが解ったからだ。

それではそんなHORNET ADVのカッコ悪さに隠された
高い機能性の話をはじめよう。
何はなくともまずは被り心地から。

ヘルメットの被り心地とは、激しい動きにも追従するホールド感と、
それでいて締め付け感の少ないフィット感という
二律背反した要素のバランスを、百人100色の頭のカタチすべてに対応させる、
実は途方もない仕事だ。

この部分に関しては、特にアライ、ショウエイという、
この国を代表する2大ヘルメットメーカーに関しては、
まさに世界をリードしているといって過言ではないと思う。
それほどに被り心地は両社製品共にMADE IN JAPANを体現する出来映えだ。

昔は「アライは頭で合わせる」「ショウエイは頬で合わせる」(逆だっけ?)
と言われたものだが、今ではそんなことは一切ない。
敢えて個人的な印象を言えば、Tourcrossの方が若干タイトなスポーティな印象で、
HORNET ADVの方がコンフォート感の高いラクシュリーな印象に映る。

ただ、被ったときに感じる重さ(軽さ)に関しては、
HORNET ADVの方が明らかに頭の中心から遠い部分が軽く設定されているようで、
実際の重量以上に走行中に軽さと、それによるホールド感の高さを実感できた。

※ここで比較しているのは、この間まで私が使っていた『Tourcross 2』。
 現在の最新型となる『Tourcross 3』は、さほどの違いがあるようにも見えないが、
 私自身試していないので、この比較の限りでないことは申し上げておく。


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内装はアライのインナーが採用するドライなタッチの生地よりも、
かなりシットリ感が高いものだが、比較して水分の吸収力が高く、速乾性にも優れ、
もちろんデオドラント加工にも手抜きのないものだ。
これに関しても機能、性能に大きな差はない。
あっても単なる好き嫌いの範疇と言っていいだろう。

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私はインカムの類は使わないので関係はないが、
スピーカーを納めるための穴が、カバーを外すと現れてくる。
最初からこれが設けられていることからも、
ユーザーの視点で機能性が追求されていることが窺い知れる。

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実はHORNET ADVの内装に関して一番評価できるのは、
頬パッドの上側にトンネルを設けて眼鏡の柄を入れやすくしてある部分だ。
アライの方は「コンタクトにすれば?」とでも言いたいのか?と思えるくらいに、
この部分への配慮は最低限で、はっきりと使える眼鏡を選ぶ。
柄の太い鼈甲のフレームを使う私には、もはや雲泥の差と言っていいだろう。

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では問題の外装に話を移そう。
“悪い意味で“ 一番に興味をそそられたのはこの穴だらけのバイザー。

あまりにも醜いその姿に「何か訳があってのことなのか?」と、
逆に好奇心旺盛な私の関心を喚起することになった。

高速走行でこのバイザーが風に煽られると、首が後ろに折れるんじゃないか?
というくらいに頭を持って行かれてしまう。この穴だらけのデザインは、
言うまでもなくこの部分の空気抵抗を抑えるためのものだ。
「それにしてもやり過ぎだろう?」と、誰もが思うだろう。
でも、これを被って実際に高速走行させてみると、冗談抜きに
「バイザーが着いてないのか?」と、思えるほどに風の抵抗を感じる事がない。
それでいて、この部分が発する耳障りな風切り音も
まったくと言っていいほど聞こえてこない。

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対してアライのTourcrossだが、HORNET ADVと較べると、
デザイン性を考慮してか、通気孔の開け方、数も、最低限で済ませていることが
一目でわかるし、実際こちらの方がだいぶ格好は良い。
代わりにそれなりに強い空気抵抗を生み、ある程度風向きに敏感になって
気をつけていないと、ふいに顎が上がってしまうことになる。

そして、Tourcrossのバイザーは、上下に調整できる可動式で、
HORNET ADVのバイザーは固定式。
好みの角度に調整できる方が良いように思われるかもしれないが、
それだけショウエイはバイザーの取り付け角度にも細心の注意を払っている顕れだ。
エアロダイナミクスの世界に、ユーザーの好みは不必要なのだ。

高速走行でも、このようにデザイン性をある意味捨ててまで追求した
フラッシュサーフェース化によって、風切り音のボリュームをかなり削減しながら、
「ボー」とか「ビュー」など、濁点の付くような耳障りな風切り音を、
「ホー」「ヒュー」といった具合に角の取れたまろやかな音質に
変えることに成功している。

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これからの季節に重要になるベンチレーション機能だが、
大きなエアアウトレットを持つアライのものと較べると、
HORNET ADVの形状はかなり小型で何より奇抜。
アライの分かりやすい形状に較べると、
換気性能に「?」が付くだろうが、その換気効率に大きな差は感じられない。
これに関してはヘルメット内の風を一番感じられる
ボーズ頭の言うことを信じて欲しい。

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それと、アライには耳の後ろにもエアアウトレットが設けられているが、
ショウエイにはそれが装備されない。
実際アライのように耳の後ろに籠もった熱が換気されないので、
首にかけてモヤモヤと暑い。これはアライの方が優れている点だ。

ただ、これは大型のウィンドシールドを備えるR1200GSでの印象。
風防装備のないHP2 Enduroで試すと、ヘルメットの下側、
首の辺りを流れる風によって、負圧が発生していることが感じられ、
内装から首回りの熱気を吸い出してくれていることが分かる。

でも、GSをはじめとした、ウィンドシールドを装備する
ビッグ・デュアルパーパス・ユーザーがターゲットだろうから、
これはちょっとあべこべな印象。

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シールドはもちろん「PINLOCK®」製の二重シールドが採用されているが、
こちらは「PINLOCK EVO lens」と呼ばれる最新式。
防曇効果に関しては後述するが、その歪みのない視界にまずは驚かされる。
アライもPINLOCKを採用しているが、アライの二重シールド越しの景色は
それなりに滲んで見えてしまうので、両者の差はかなり大きい。

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シールドとヘルメットが触れるモールドの造りも、
偏執的と言っていいほどに凝った形状をしていている。

そしてそして、
PINLOCK EVO lensにしても、この凝ったモールドにしても、
それらのポテンシャルを最大化しているのは、間違いなくシールドのヒンジ部だ。

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通常、ヒンジの回転軸を中心にして、同じ弧を描いて上下に開閉するわけだが、
HORNET ADVは、なんと回転軸を偏心させており、閉まる寸前に
シールドをモールドに押しつけるように、後退してから位置決めされる!
これによってシールドの密閉性を高め、防曇、防音効果を、
最大限に引き出しているわけだ。

もちろん全てが良い方に出ているわけではなく、
この凝ったシールドの開閉方式によって、
片手で気軽に開閉できるようなヒンジの硬さではなくなっており、
走行中の開け閉めには、それなりの慣れが必要となるのが少ない難点のひとつ。

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ヒンジ以外にも、ノーズリフレクターに、
シールド越しに通気させるデフロスターなど、
シールドの曇りに対する処理に関して、これでもかと徹底している。
実際、鬱陶しい梅雨時の雨の中であっても、シールドが曇ることは一切なかった。

これには本当に驚かされた。
凄いじゃないか!昭栄さんっ!!!!

Tourcrossは、ノーズ部分が大きくそそり立った、オフロードヘルメット然とした
そのカタチ故か、吐いた呼気が下に出て行かずに、シールド越しに這い上がる印象で、
イヤって言うほどシールドが曇った。
アライのPINLOCKも何枚か試したが、すぐに傷だらけになって視界が悪くなるし、
肝心の防曇効果もかなり限定的で、雨の日はシールドを開けて走らないと、
前が見えないほどに曇りまくるので、この点に関しては、
TourcrossはすでにHORNET ADVの比較対象ですらない。


冒頭デザインの悪さの象徴として話したチンガードの狭さに関しても、
それはシールドの視界を上下に限界まで広げるための設計だ。
というように、デザインを優先していたら到底達成できない領域にまで、
このHORNET ADVというヘルメットは微に入り細に入り踏み込んでいて、
見てくれ以上に実際の路上での説得力を増した内容となっている。

同じ内容のモノ同士なら、デザイン性に富んだモノの方が良いに決まっている。
でも、残念ながらここまで高い機能性、快適性、安全性を兼ね備えた
オフロード用シールド付きヘルメットは、いかに世界広しと言えども、
今のところ他に存在しない。

多少の機能性を犠牲にしても、デザインの優れたヘルメットをやせ我慢して
使い続けることもいいのだけれど、今回は機能性を重視して、
オートバイを運転する長い時間を快適に過ごす道を選んでみたというわけだ。
  

テーマ:オフロードバイク関連 - ジャンル:車・バイク

2016.07.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヘルメット

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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