ハンガーゲーム FINAL:レボリューション

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4部作にするほどの内容もないのに
よくぞここまで引っぱったと逆に褒めてやりたいくらい
ダラダラに中だるみした第一級の駄作ではあるが、
それでも結末まで観てしまいたい自分がいたりもするので
なんとも評価がしにくい作品だ。

いわゆるアメコミ風のフォーマットなのですが、
主人公は「矢の名手」というだけで、超人だったり、サイボーグだったり、
宇宙人だったりすることもなく、特に戦闘能力が高いわけでもない。

かといって一般人がサバイブしていく様子を描いたパニックものでも無く
そんな無力な主人公が訳あってカリスマ的な存在に祭りあげられてしまう
というところが面白いと言えば面白い。

近未来の独裁国家パネムは、国を12区に分け、
キャピトルと呼ばれる富裕層だけを優遇し、
その他の地区の住民達を奴隷の如く扱う酷い圧政に苦しむ世界だ。

富裕層のための娯楽として、そして、奴隷地域の粛正を意図した
『ハンガーゲーム』と呼ばれるショウが開催されており、
ハンガーゲームは各地区2名ずつの24名で最後の1人になるまで殺し合う
残酷なサバイバルゲームで、第1作はそのゲームの模様が描かれた。

ジェニファー・ローレンス演じるカットニスは、
ハンガーゲームにおいて、その美貌と類い希な行動力と決断力で、
視聴者から圧倒的な支持を得ることになり、
同地区から一緒に選出された男性ピーターと恋人同士であると偽装することで
大会史上初の2人の生存者を出してゲームは終了する。

そして、その後のカットニスの人気は独裁者に対しても影響するようになり、
暗殺もできないほどに大きな存在になってしまう。
そこで、生存者は以降のハンガーゲームへの参加を免除されるはずが、
今までの生存者達を集めたハンガーゲーム記念大会の開催によって
カットニスを葬り去ろうと画策されるのが第2作。

第2作の最後にカットニスはゲーム会場から救出され
そこから圧政と戦う反乱軍のアイコンとなっていくのが
『ハンガーゲーム FINAL』の第3〜4作目というわけ。
(あ〜説明に疲れた・・・)

もちろん矢が得意だというだけで、サバイバルゲームならともかく、
ガチの戦争では「矢の名手」もほとんど役には立たないので、
そこからは反乱軍の広報活動の一環として、あくまでも地下アイドルとして
活躍する主人公の姿を描いているわけで、その設定は面白いのですが
戦争の広報活動場面を引っぱられても観る方はかなり退屈させられる。
よって、第3作はまったくもって主役の存在感なし。
なので4部作ではなく、3部作でも充分。
本音を言えば前後編の2部作で納めてくれれば
もうちょっと内容が濃くなったのではないかと思われる。

そんな間延び感はハンパないダラダラの展開なのに、幼なじみとの三角関係や、
そもそも身代わりになってまで助けたはずの妹があっさりと死んでしまったりと、
長引かせた割には肝心な箇所があっさりと端折られていて、
何を主軸に描きたいのかもイマイチ見えてこない。
配給会社はうれしいのだろうが、一作ごとにきちんとしたカタルシスを
持たせなければならない製作サイドも4部作化に苦労していたことが伺える。

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そして、撮影が無駄に長引いたおかげで、
こんな駄作が名優フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作になってしまった。
しかも撮影を一週間残したところでの訃報となってしまい
撮影も完了していないという駄作の上塗り状態だ。悲しすぎるだろ。

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それでも観てしまうのはクドいようだがジェニファー・ローレンスのせいだ。
『ハンガーゲーム』や『X-MEN』などの大型の娯楽作品に出演しながら
『アメリカン・ハッスル』『世界にひとつのプレイブック』などの
多くの興行成績の見込めない芸術作品にも多く出演してその存在感を示している
人気と実力を兼ね備えた女優だ。

そして、何より私が好きなのは、そんなアウトラインからも優等生かと思いきや、
実は自由奔放さを隠しもしないかなりの破天荒な女性だという部分。
つまり、アメリカン・ハッスルの彼女の方が実像に近いということだ。
ポッチャリ系の不良娘にしてあのハスキーボイスってこりゃタマランわ。


そんなジェニファーの次回作は
『アメリカン・ハッスル』『世界にひとつのプレイブック』の
デヴィッド・O・ラッセル監督と三度タッグを組んだ『JOY』。


そして、『X-MEN:アポカリプス』
どちらも楽しみであります!

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さて、ゴールデンウイーク中の更新はお休みとさせていただきます。
次回の更新は5/9日(月)を予定しております。

それでは皆さんHave a nice holidays !!
  

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2016.04.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

春の立山 2016【Day-2】

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その晩は夕方の4時半には風呂上がりに生ビールをジョッキで二杯煽って、
続けざまにBC姐さんの持ち込んだビールに良く合うつまみと白ワインを空け、
それから夕食のときに瓶ビールで改めて乾杯したら、疲労、寝不足、空腹、標高差と
満貫揃って7時前にはすでにヘベレケになっていた・・・・・

その後、ヘパリーゼHYPERを注入して
自分で持ち込んだ日本酒とともにラウンジになだれ込んだが、
それを飲みきることなく8時半には無念のノックダウン・・・
この日も多くの知人達との再会を繰り返していた付き合いの良いBC姐さんを残して
男3人は布団に逃げ込んでしまった。姐さんスマヌ。

ちなみに私も多くの方々と再会した。
そしてコチラをお読みいただいている方にもお声がけいただいた。
こんなへんぴでニッチなブログを読んでいらっしゃる偏った嗜好の方々は
やはりトドノツマリ春の立山に集まってしまうのだろう。
放っておいてもオフ会の様相だ。いつもお読みいただきありがとうございます。

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さておき、早寝のおかげで朝の6時にはパッチリとお目覚め爽やか。
前日までの予報は「曇り」と心配させられたが、
朝食中にはすでに青空が広がりはじめ、8時には雲ひとつない晴天となっていた。
しかして、夜中のうちにうっすらと降雪もあり
かなり冷え込んでいたようだったので、斜面の雪の状態が気がかりだ。

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8時過ぎに雷鳥荘をあとにした我々であったが、
実はこの時点では一ノ越方面に向かうことだけ決めていて
どこを滑るかは決まってはおらず、余分な荷物をデポするために
とりあえず室堂ターミナルに向かった。

雷鳥荘に荷物をデポして、もう一度雷鳥沢を登る選択肢もあったが
これだけ天気が良いのならば、昨日とは方向を変えようというわけだ。

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上の画像は往きのロープウェイから見渡したタンボ平の画像だが、
ご覧の通りのかなりの藪ヤブしい状況であった。
本来であればトロリーバスとロープウェイ、ケーブルカーには乗らず
昨年同様にここを滑って一気に黒部ダムまで滑り降りてしまいたいところではあるが、
あえてアドベンチャーは避けて確実に室堂内部を楽しんでからターミナルまで戻り
往きと同様に乗り物に乗って扇沢へ戻ることにした。

ガイドツアーではロープウェイ乗り場まで滑り降りたパーティーもあったようだ。
一応様子は見たものの、最初から全行程往復のチケットを買っていたので想定内。
こういった判断も、先週のオープンに引き続き二週続けて立山乗り込んでいる
BC姐さんの事前情報あってのことだ。ありがたや。

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というわけで、上の画像左の雄山か、右の浄土山か、はたまた龍王を落として
一ノ越に登り返すかの3択となったが、一ノ越の稜線に出るまで決定保留で進む。
行き先も決めずに先に進むのが好きでない方もいらっしゃるかもしれないが、
予め視察をしていないからこそ、間近に見てから決めることも大切だし、
何よりこんな優柔不断なところもプライベートツアーのいいところだと私は思う。

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さておき、それもこれも経験豊富な仲間がいるからこその物種だ。
もちろん経験豊富ではあっても、決してプロのガイドではないので
最終的な判断や有事のバックアップはガイドツアーには遠く及ばない。
だからこそ自分たちで出来ることの限界をそれぞれが把握し合って
行動する必要があるし、天候や状況が悪ければ余計に
臆病でセイフティな判断を心がける必要がある。

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もう春だし、チューブが凍ったりすることもないので
今回も立山はハイドレーションを使っての水分補給。
これだけ天気が良いと汗をかく量も多く、水分の残量が分からないので
補給のペースが掴みづらいのが玉にきずではあるが、
とはいえハイドレーションはとても便利だ。
粉末のポカリスエット(1L用)を充填して飲んでいたのだが、
家の水道水で作った一日目のぶんより、
雷鳥荘の水で作ったこの日のぶんの方が美味しかった。

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そして、案の定一ノ越の稜線に出る手前の斜面はカチンコチンに凍っていた。

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もちろんクランポン出動!
同じシールの効かない雪面でも、昨日のグサ雪を登ることに較べれば、
サクサクと歯が食い込んでむしろ直登の方が登り易い。
しかして、こんな硬い斜面を滑っても1mmも楽しくない。
つまりこの向きの斜面はまだしばらくの時間は硬いままだ。

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よって、雄山はやめて逆面になる浄土山のボウルを滑ることにした。
上の画像の遠く富山を覆う雲海の左に見えている斜面がそれだ。
龍王岳から左に巻いて浄土山の山頂を目指す。

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立山連峰の主峰、雄山を背にして龍王岳をひたすら登る。
いちいち絶景だ。

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龍王岳との分岐点、富山大学の観測施設を過ぎると、
山の裏側を覗くことができるようになる。
この日は立山以外は低く立ちこめた雲に覆われていて
まるで飛行機から見るような雲海が広がっていた。
あまりの美しさに涙が出そうになる。「荘厳」の意味を細胞で理解する。

この画像ではその迫力の1%もお伝えできていない。
是非ご自分の目で確かめてもらいたいと心から思う。

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室堂ターミナルから2時間半で無事浄土山山頂に到着。

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遠くにまるでミニチュアのような蛇行する『雪の大谷』を臨む。

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絶景をバックに雷鳥荘で用意してもらったお弁当を食べる。
これがまたやたらと美味い!

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お腹も心も充たしたほぼ正午に一本目をドロップ!
IK隊長の見立ての通りに、すでに雪も充分に緩んでいて
前日以上に踏み応えのあるナイスザラメ!

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私は画像右手の稜線に近い岩の上からスタート。
出だしがかなりの急斜面でちょっとビビったが、2ターン目から絶好調だ!
ここもMAGIC38の本懐を果たすべく、限界までターンを引っぱるラインで落とす。
画像だとこの斜面のスケール感が出ないので悲しい。
恐ろしくデカイとだけ言っておきます。
気持ちイイ・・・・・

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言ったようにこの日は室堂ターミナルから帰るので、
同じラインを登り返して、次は浄土山をターミナル側に向かって落とす。
さすがに二回目は速い。40分程度で再び浄土山の山頂に戻る。

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せっかくなので私一人だけ北峰にある『軍人霊碑』を見に行った。
この慰霊碑は明治42年に建立され平成17年に再建された
日露戦争で戦病死した富山県出身者2,595名(第9師団歩兵第35連隊)を
祀ったものであるらしい。これがここに建立されているのは、
浄土の名の通りに、ここが天国に近い場所だからだろう。

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室堂ターミナルからほぼ目の前に見える浄土山まで
一旦浄土山を通り過ぎるようにして一ノ越に向かい、一ノ越手前で右折して
龍王岳の稜線を登ってターミナルの真裏側から山頂にアプローチしたわけだが
お次はターミナルに戻るために北側の来た方へと落とす。

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ここが泣きたくなるくらい足応えの良いフィルムクラスト。
ここを隊長に続き二番目に落とさせてもらったのだが、
一人滑り降りる度に通り雨のようなザーーーッという音と共に
凍ったフィルムが砕けて滑走者を追いかけるように斜面を滑っていく・・・・
神秘的だ・・・

立山に感情を揺さぶられてかなりナイーブになっていることは否定しないが
いちいちの出来事に感動してしまう。
山自体が神と崇められる理由も良く解る。
山には人智の及ばない磁場のような特別な何かがあることだけは確かだ。
少なくとも私にはそこら辺の山でそれを感じることはない。
ここ立山こそまさに霊峰と呼ぶに相応しい場所だ。

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そんな幸せな時間もあっという間だ。
浄土山からは登り返しも歩くこともなくターミナル前に滑り込み
無事14時半頃に室堂ターミナルに帰着。さあうちに帰ろう。

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室堂ターミナルはアジアからの団体客の方々でごった返していたので
それ相応に帰りの乗り継ぎに時間をとられることを覚悟したが
団体客と個人客とを分けて乗車させてくれるため、一切の待ち時間もなく、
むしろ往きよりもスムースで流れるように乗り継ぎを済ませながら
あっさりと扇沢に戻って来られた。ヘトヘトのところこれはとても助かる措置だ。

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昨年から続けてやって来たので、昨年の経験もある程度活かせたし、
斜面のイメージも持ってドロップできたし、
今回の立山は昨年よりも更に楽しむことができた。
それもこれもこのウソみたいな晴天による視界の良さのおかげだし、
何より経験豊富なこの仲間たちのおかげだ。

来年ももちろんここに戻ってくるつもりだ。
毎回毎回こんな幸運に恵まれるはずもないので、
次あたりは立山の厳しい一面を見せつけられることになるかもしれないが
それも楽しみにして、次に訪れるその日を待つことにしよう。

そして、立山をもって私の2015-16シーズンの滑り納めであります。
シーズンの総括と、細々としたことはまだ書き綴るつもりでおりますが
また次のシーズンまで、ひとまずは雪の上からあがらせていただきます。

BC姐さんやIKさんのように、
まだまだこの冬が終わらない方々も多いことと思いますが
最後まで怪我のないように楽しんでください。

それではひとまずお疲れ山〜〜!
  

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2016.04.27 | コメント(4) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

春の立山 2016【Day-1】

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バックカントリーを志す者、立山に一度は行っておくべきだ。
ひとたびここを登り、滑ってみれば、
「バックカントリー」なんてそれらしいカタカナ言葉で理解していたものの定義が
一気に変わってしまうくらいの体験になるはずだし、
その「一度」はそこから繰り返し続く「毎度」になっていくはずだ。

それほどにここで見るもの経験するものすべてが規格外で、
自分の小ささを実感させられるような特別な経験を
安楽なアクセスでできてしまう特殊な場所だ。

存外に厳しい場所だし、
自分の未熟さを思い知らされることばかりが起こるので、もしも天候が悪かったら
そんな立山の思い出は180°変わったかたちで心に刻まれることだろう。
実際、この一週間前は大の大人が這いつくばっても数メートルさえ進むことが
出来ないようなとんでもない突風が吹き荒れ、
そこに居合わせた人みんなに心底山の怖さと辛さを実感させてくれたという。

それが標高2,000mに観光客と一緒に公共交通機関でアクセス出来てしまう
立山という場所の凄さだし怖さでもある。
そんな厳しい場所だからこそ、
立山の雄大さ、凄さ、厳しさ、素晴らしさを、一度でも晴天の下で経験してしまうと、
それでもう完全な虜になること間違いなしだ。

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そして、昨年から引き続き、
今回の行程のすべてを晴天の下で過ごすことが出来た。
これ以上の幸運があるなら教えて欲しい。
誰に感謝したらいいのか解らないが、本当に有り難いことだ。

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今回のメンバーも昨年と同様
BC姐さん、IKさん、R子さんにOYくんと私の5名。
マッキーさんも来るはずだったのだが、
お子さんがインフルエンザにかかってしまい無念の不参加。

さておき、前回の北海道トリップでも一緒だったR子さんがアラスカ帰りの
アラスカ女であることはすでにここに書いたが、
実はIKさんも同じツアーに参加していた「アラスカ男」でもあるわけだ。
そして、BC姐さんに至っては標高8,000mの『ガッシャーブルムII峰』を制しており、
(もちろん滑りじゃなくてガチ登山です)
行動食に『湖池屋ポテトチップスのり塩』を持って来ることを差し置いても
このお三方は混じりっけなしのド変態だ。

中でもBC姐さんとIKさんに関しては、
「一体いつ仕事をしているのか?」と各所でささやかれ
シーズン滑走日数は優に50日を超えるスキモノ通り越したキワモノだ。
一説には日本国内のバックカントリーガイドのGDP(国内総生産)のうち
3%程度はこの二人が支えているとも言われている・・・

といった具合に5人の中に3人ものド変態を抱える高密度なパーティー。
誇らしい気持ちにもなるが、反面、あらゆることに不感症になりそうで怖い。

今回もそんな濃い方々の先導で、春の立山を楽しませていただくツアーになる。

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4時半に関越道大泉JCT付近に集合。
今回は5名になったので全員OYくんのノアに同乗して、
6時半に立山の長野県側の玄関口、扇沢に到着した。

なんと、今回は行けなくなってしまったマッキーさんが、
わざわざ4時半に差し入れを持って集合場所まで見送りに来てくれた(涙)
マッキーさんのぶんまで楽しんでくるよ〜〜〜ありがとう〜

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長野県側からだと往復のチケットが1万円近くする『立山黒部アルペンルート』
でありますが、トロリーバス〜ダムの上を500m徒歩〜ケーブルカー〜
ロープウェイ〜トロリーバスと乗り継いで、
乗り換えに待ち時間がなくても2時間近くかかる。
これが結構身体に堪える・・・しかも前日の睡眠不足もあってダブルパンチ。

そして今年からアルペンルートでの手荷物の規則が変わり、
スキー、スノーボード、アイゼン、ストックなどの道具類を
剥き出しで携行することが禁止され、ザックに仕舞うか
カバーで覆うかしないと乗せてもらえなくなったので注意して欲しい。
ちなみに私はボードを宅急便の袋に入れて行ったのだが、
現地でも「立山黒部アルペンルート」とプリントされたビニール袋が売られている。
お土産っぽくてそれもいいかも。

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早起きの甲斐あってロープウェイも2便に乗れたし
スムースに移動して10時前には雷鳥荘に到着した。
それでも家を出てからこの時点ですでに6時間行動している。
かなりの疲労度でありますが、室堂からの景色を観ればすぐに回復する。
この景観のもつ滋養強壮効果は異様に高い。つまりアガる景色だ。

ここ立山もご多分に漏れず例年に較べれば雪は少ないのではあるが、
そうは言っても立山だ。充分の積雪量でございます。ファンタスティック。

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着替えや苦労して持ってきた酒を宿にデポして早速出発。
とはいえ、ガイドツアーではなく完全なプライベートツアーなので
行き先はその場で決める。というかIK隊長をはじめとした
このパーティーの誇る変態方が決めてくれる。悩み無用。

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まだ雪の状態が掴めていないので、今回の一本目も昨年に引き続き
素敵なザラメを期待して雪が緩んでいるであろう雷鳥沢へと向かう。
毎度のことだが、あまりに壮大な景観にスケール感が完全に狂う。
歩けど歩けど山頂が近づいて来ないのだが、我を忘れるほど一歩一歩に没入して
ハタと気づくと目的地が目の前に来ていたりする。
ゴールを目指して残り時間や距離のことばかりを考えるのではなく、
一歩一歩、一息一息の呼吸の積み重ねに集中することの大切さを学ぶ。
人生も一緒だ。 たぶん。

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比較的直線的にアプローチできた昨年とは雪の付き方が違っていて、
向かって左肩の稜線まで上がってから、
ご覧のナイフリッジをトラバースして剣御前に向かう。
「確かにナイフィだけど岩も出ていないのでたいしたことない」と
ケロッとしているIK隊長に軽くあしらわれながらも、
高所恐怖症だったら一発で目が回るであろう景色に
こんなところで強風に煽られたりしたら・・・とか
余計な考えが頭をよぎってしまい正直に足がすくむ。
繰り返すが、ここはバックカントリーなんて範疇を超えたアルパインエリアだ。

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ちょうど正午頃に剣御前小屋に到着。
少し休んだら岩場を歩いてトラバースし、開けたドロップポイントへ。

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今回の一本目!遠慮なくいただきます!

雪はとてもよく走るナイスザラメ!
しかも踏めば踏むほど足応えのある
厚みのあるシャウダースノーでございました。春雪万歳!

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ここは大走の下部に残る雪崩のデブリ。
実際に近づくとゴジラが通ったあとのような巨大さだった。
こんなのに巻き込まれたらそれこそ最期だ。

そして二本目はその大走りを登り、テント場や室堂から正面に位置し
その見渡しの良さから『ギャラリーバーン』とも呼ばれる面を狙う。

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ここの登りルートに選んだ斜面の雪の表面がかなりグズっていて、
シールがきちんと噛まないため、
踏み足が支えきれずに足場がボロっと崩れてしまいそうで怖かった。
なかなかの斜度なので、踏み外せば一気に滑落だ・・・
体力もさることながら、気力もかなり削がれるので
集中力を維持するのにかなり苦労する。
「なんでこんなことやってんだろう?」と今さら思わされつい心が折れそうになるが
こんな場所で滑走準備など出来るはずもなく、
かといって歩いて下れる斜度でもないため当然引き返すことなどできない。
よって写真どころではなく、ここのハイク時の画像がまったくない。

そんなこんなで気苦労を重ねながらも約1時間半でドロップポイントに到着。
途中の肝を冷やした核心部ほどではないが、
それでもかなり急峻な場所で滑走準備をせざるを得ない。
スプリットボードのモードチェンジも命がけだ。

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この頃にかかり始めたガスの合間を縫って、視界が開けたら迷わずドロップ。

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誰が観ているわけでもないのではあるが、
勝手に観られていると想像しながらこの一本をまとめてみる。
MAGIC38の持ち味を最大限に活かした深くて大きなターンをつなげた。

パウダースノーとは違って大きな抵抗感を生み出す深いザラメ雪によって
適度に速度が殺されてボードコントロールがしやすく、
かといってこれだけの斜度があれば
どんなにエグるようにエッジを食い込ませて深回りさせても、
そこから切り返しも含めてフロントもバックサイドも速度が一切落ちない。

だから速度の変わり目をきっかけに切り返しをするのではなく、
とてつもなく広いバーンの端から端まで使うようなイメージでもって
足にかかるタテGの限界を感じるまで踏み込み続ければ、
MAGIC38はそれに応えるように深いドライブを続けてくれる。
BIG MOUNTAIN シリーズの名に恥じない、まさに “水を得た魚” だ。

昨年ここ立山をセイフティにコントローラブルなSLASHERで滑ってみて、
「次来る時は絶対にMAGIC38だ」と確信したことに迷いはなかったし、
思った通りに立山はMAGIC38 Splitのためにあるような場所だった。

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というわけで、初日の2本はご覧のライン。
毎回自分の中の「最高」がアップデートされるような高揚感に包まれる。
滑り終えて自分のラインを見上げたときに自分を誇りたくなる。
そんな滑走になる。

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さあ、滑り終えたら大浴場にドロップだ!
急いで雷鳥荘に戻ろう!湯上がりの冷たい生ビールが待っている〜〜〜〜〜〜
(つづく)

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2016.04.26 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

Kashiwax C.W.D. を買ってみた【インプレ編】

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北海道ではDub 535で初日のキロロを、
SpoonfishでDownchillセッションと、翌日のチセヌプリのバックカントリー、
そのあと立山で二日間(立山の模様はまた明日)MAGIC38に
『Kashiwax C.W.D.』を使ってみた。

Dubのソールは買ったままだが、
こちらには出荷時からオリジナルのストラクチャーが入れられていて
Spoonfish、MAGIC38の方には今年ニセコのBONTAK
ストラクチャーを入れてもらった状態。
そこにKashiwax KWX-1をベースに入れた上でC.W.D.を施工した。

まずは初日のキロロですが、到着する寸前まで雨が降っていてかなりの保湿度。
表面の汚れが流れていいという考え方もあるが、それはこの翌日以降の話だろう。
さすがに雨が降った直後ではそうは問屋が卸さない・・・
逆に言うと滑走ワックスのテストロケーションとしてはこれ以上ない状況とも言える。

んで、
結論から言うと、特に滑走痕のないある意味フレッシュな雪面では
きっちりとブレーキがかかってしまった。
とはいえ、急激にブレーキがかかったり止まってしまうこともなかった事と、
フラットに近いような緩斜面では、一緒に滑っていたOYくん、エヌヨメよりも
ほんの少しではあるが走っていたので、今まで試した春用ワックスよりも
滑走性能は高くなっているものと思われるが、やはりC.W.D.をもってしても
「止まらないワックスはない」という結論に未だ変わりはない。
トップシーズンのように滑ってもらいたいとまではさすがに思わないが、
正直に言って、もう少し滑って欲しかった。とは思った。

翌日、場所をアンヌプリに移して試したSpoonfishですが、
この日は朝のうちほんの少しですが降雪があったほど気温が低かったため
前日のキロロに較べると雪はかなり締まっており
ええ沢を含む滑走痕のないような箇所でも良く滑ってくれたため
いまいち滑走ワックスのテストにはならなかった。

最終日のチセヌプリでも同様によく走るザラメだったので
C.W.D.の効果を検証するには至らなかった・・・・

惜しむらくは初日のキロロでもSpoonfishを滑らせてみて、
せめてストラクチャーによる違いを試しておけば良かった事が悔やまれる。
頭には浮かんでいたのだが、駐車場に戻ってバインディングを着け換えるのが
億劫だったことと、早く飲みに行きたい気持ちに負けてしまい
それを試さずに帰ってしまった・・・

そして、その次の立山にC.W.D.を施工したMAGIC38を持って行ったわけだが、
立山もなかなか良く滑るザラメでしたので、ワックスの性能差は出ない・・・
・・・かと思いきや。

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お陰さまで立山では二日ともウソのような晴天に恵まれ
正午を過ぎる頃には日射の影響を受けやすい箇所では
水分を多く含んだしっとり保湿スノーになっていた。
そして中でも噴出する硫黄で雪面が黄色くなっているような箇所で
他のメンツのボードとの滑りに差が出た。

特に止まりそうな緩斜面で止まらないことはもちろん
スピードが落ちることなく滑り切れた。
やはり、表面が汚れている雪の上で効果が発揮される種類のワックスのようだ。
ただ、私が試した春用ワックスで、こういった優越感を感じるような
性能差を体感できたのはこれが初めてなので、
たとえその効果が現れるのが限定的な場面であっても充分納得ではある。
『Kashiwax C.W.D.』オススメできます。

それとやはり春雪に滑走面のストラクチャーは必須です。
排水性の高さが効いているのか、ワックスの浸透性と保ちが良いからか、
はたまたその両方か、まったく別の事由か、
私には科学的な根拠はまったくわからないけれど、必要であることだけは解る。

といったわけで、春用ワックスというのは
結局のところ雪面に浮く汚れとの闘いなのかもしれない。
繰り返すが、ストップスノーの上をまるでトップシーズンのように
引っかかりのない完全な滑走力を生み出せる
春用ワックスなど存在しないことに変わりはない。
そしてその滑走力が雪の良さではなく、
ワックスの性能によってもたらされていることを判別できるのは、
同じ所を滑る自分以外のボードが滑っていないことが判るときに限られる
あくまでも “比較論” であるということだ。

春用ワックスというのは、とても儚い自己中の世界でありますが、
だからこそ大事なのかもしれませんな・・・
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2016.04.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

【実写版】進撃の巨人

熊本県を中心とした九州地方大地震により被災された皆さまに
謹んでお悔やみを申し上げます。
一日でも早く安心してお過ごしいただける日が来ますことを
心よりお祈りいたします。


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原作の方は新刊が出れば発売日に買って読むほど好きなのだが、
やはり実写版ともなると二の足を踏む。
いわんや劇場に足を運ぶなんてことはまずあり得ない。
そもそも私はこの映画のターゲットにはされていないという事もあるだろうから
余計なお世話かとも思うが、そんな疎外感を感じる以上に
『GANTZ』のときの残念感の方が先になってしまい、どうしても期待ができない。

そんなわけで、被害を最小限に留めたいので、
本来ならばテレビでの放映を待つべきトコロなのではあるが、
私なりのご祝儀として前後編まとめてビデオを借りて観るわけだ。

しかして、そんな予感は見事に的中してしまい、
ビデオで観るのもかなりの苦痛を伴うものであった。
しかも二本立てなので余計に辛い。早送り必至。

原作とは物語が違うということは事前に聞いてはいたし、
GANTZ同様に原作が完結していない時点で映画化される
そのことの意味を問いたい気持ちはあるが、
それが商業主義というものだ。この際それは置いておこう。

でも、なぜ原作がヒットしているのか?を考えれば
アナザーストーリーでその深みを出そうとする行為自体が
無謀であることもまた確かだ。一筋縄ではいかんでしょう。

・・・・なのに。小手先感がハンパない。
もっとじっくりと脚本を練ってからにすれば良かったのに・・・

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あと、主演の三浦春馬の演技のサイズがえらく小さいのが気になった。
彼の演技プランなのか、こういう演出なのかはわからないが
小劇場で見せられる演劇のように芝居がかっている。
映画なのに劇団四季より演技が小さい。

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逆に原作がコミックであることで、それらしくキャラが立ってる
この3人の演技の方が、このあからさまな空想世界の中では
むしろ自然で安心して観ることができた。
何より水原希子の才能には心底感心させられた。

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それと、実写版の罪として、漫画ベースなら納得できていたことが
リアルなCGで観てしまうと、そのこと自体の無理さ加減が
逆に際立ってしまうということがある。

『21世紀少年』でも、覆面を被った男が新興宗教の教祖として
絶大な人気を誇るなんてこと、やはりどう考えてもあり得ないわけですが
漫画ではそんなことひとつも気にならなかったが、実写版観て目が醒めてしまった。

憤怒して自傷すると巨人化が発動するくだりは原作と同様なのだが、
巨人化したあとに首の付け根に衣服や立体機動の装具を着用したまま
元の人間が存在するという設定は、
実写化されることで、そのあり得なさが際立ってしまっていた。

超人ハルクは服が破れる程度に巨人化するが、
それは人間の分子構造も肥大化するからだと思える。
では、人間の姿はそのままに、鉄筋コンクリートでできた
分厚い壁を撃破するほど強靱な肉体を持つ巨人を構成する強固な有機体は
一体どこから発生してくるのか・・・・・?
何某かの液体を注射されただけでそれが可能になるなんてあまりに馬鹿げてる。
漫画なら気にならなかったのにまた目が醒めてしまった・・・台無しだ。
夢は夢のまま置いておいてくれた方が幸せなことは多い。
3Dプリンター的な発想でも空想科学でも構わないので、
ここに一応の屁理屈でも置いておいて欲しかった。
今後漫画読んでてもこの違和感感じちゃうわ〜ほんと余計なコトしてくれる。

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あと、今回の巨人って
CGじゃなくて着ぐるみ(特殊メイク)でセット撮影なんだね・・・
不気味な裸の巨人が人喰ってるあたりまではパニックものとして及第点だったけど
人から変身する巨人同士が戦う場面はそのまんまウルトラマンの特撮ノリだった。

脚本も、それを実写化する土台となる特撮とCGを駆使して生み出すリアリティも、
全てが中途半端な感じであります。
これだけの大作を慌てて作っちゃあだめだろう・・・
かけたお金ももったいないけど、原作の価値も下げてしまっては元も子もない。
ホントもったいないよなあ〜

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なんて寂しい思いを抱きながらたまたまWOWOWでやっていた
『ビリギャル』を観たら、そんなクサクサした気分が納まった。
こちらも映画館に足を運んでまで観たいとは思わないけど、
ドラマとしてはとても秀逸でした。ちゃんと泣けるし。
有村架純かわいいし。
まだ日本映画界は特撮の域から脱することができないのか・・・



というわけで、樋口真嗣監督の次回作『シン・ゴジラ』もかなり不安だ・・・
こっちを優先して「巨人」の方は手を抜いていたと信じたい。
  

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

2016.04.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

POC Receptor BUG Re: Re: Paint

熊本県を中心とした九州地方大地震により被災された皆さまに
謹んでお悔やみを申し上げます。
一日でも早く安心してお過ごしいただける日が来ますことを
心よりお祈りいたします。


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POCのReceptor BUGをまた塗り直した。
以前はヘルメットを被るのは安全装備と言うよりも
Goproのマウントとしての役割の方が大きかったのだが、
近ごろはザックのハーネスにマウントを付けてGoproに対応しているので
ヘルメットを装着するのかしないのかは基本気まぐれだったりしている。

バックカントリーはさておき、ゲレンデでヘルメットをかぶるのは
オシャレとは言えないかもしれないが、オサレもまた自己主張だと考えれば、
私はヘルメットもそんな選択肢のひとつだと思っていたりもする。
つまりヘルメットを被ること自体は決して嫌いではないので、
たまーに自己主張アイテムとしてヘルメットを被りたくなる。

誤解のないように言っておくと、それはもちろん安全第一という自己主張だ。

とはいえ、ヘルメットもまた、ビーニーと同様にセットアップが大切だ。
ウェアとのコーディネートには是非ともこだわりたい。

私は(これまた定義がややこしいので説明は省くが)
北海道以外の場所でバックカントリーに出る場合、
ほぼArc'teryxのウエアを着て行くので
ヘルメットは基本Arc'teryxとのコーディネートとなる。
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そんなわけで昨シーズンこの『K2 Route』を買ったワケなのだが、
シェルがとても小さくそのためとても軽量であることはいいのだが、
その反面、内装が割愛されており、被り心地はPOCのものとは雲泥の差だ。

小型軽量であることに重きを置ける気分のときはいいのだが、
シーズンオフに自宅で試しに被ったりしていると
そのフィット感の低さが余計に気になってしまうので痛し痒しだ。

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そこで今季、こっそりと『POC Receptor BUG』のグリーンのものが
古いモデルのセール品として安く売られていたので買ってみた。
しかして、シェルの小さいK2 Routeならば気にならなかったのだが
やはり膨張色を頭に持って来るのは余計に頭がデカく見えてしまう。
・・・まさにイタチごっこだ。

という無駄に長〜〜〜〜〜い逡巡を繰り返した結果、
手持ちのPOC Receptor BUGをまた塗ることにしたわけだ・・・

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塗料は言ってみればシンナー系の溶剤なので、
シェル自体を傷めてしまう危険性が高く、
何度も塗り重ねていいことは何もないので、
良い子は決して真似しない方がいいだろう。

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さておき、近ごろ「ミリタリースペック」にハマっている私なので、
使う塗料はもちろん『TAMIYA COLOR』!!!!
小さなプラモデル用に用意されている塗料なので
クルマ用より塗料の粒子が小さくきめが細やかなところがナイスだ。

例によって「HIGH OCTANE」のレタリングに意味はない。
それらしいので入れてみただけだ。

ちなみに。ヘルメットは球体なので、
このテのロゴやマークはもちろん直線的なラインを描くときも
曲線に沿って弓なりに曲がってしまう。
なので、真横から見たときにレタリングが真っ直ぐに見えるように
マスキングから視覚補正して切り出しているのはプチ自慢だ。

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そしてプラモデル用に用意されているこの艶消しクリアの仕上がりがまた美しい。
ラジコンなどのアウトドアで使うことを想定したUVカットバージョンなら
ヘルメットにまさにうってつけだ。

といったわけで「ただ単純にミリタリーカラーに塗りたかっただけ」
だとも言えるんだけどね〜〜そういう意味でもまあ満足。
(グリーンのReceptor BUG買う前に試せよって話なんだけど・・・)

シーズンラストではありますが、立山で再デビュー予定でござんす。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2016.04.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

TESLA Model-3

熊本県を中心とした九州地方大地震により被災された皆さまに
謹んでお悔やみを申し上げます。
一日でも早く安心してお過ごしいただける日が来ますことを
心よりお祈りいたします。


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近ごろ都内だとなかなかの確率でテスラを見かけるようになった。
「うわっ!テスラだ!」とインパクトも大きく記憶に残りやすいせいもあるが
私のイメージだと日産リーフとの遭遇率とほとんど肩を並べるレベルだ。
電気自動車が普通に街中を走る未来は、すでにやってきている。

そんなテスラのニューモデル『Model-3』が発表になった。
その汎用性のない革新的なプラットフォーム故、高額にせざるを得ず
仕方なく高級路線を貫いてきたテスラが、いよいよ汎用モデルに進出する。
売れたおかげで高価だったプラットフォームの価格が抑えられてきたのだろう。
未来は多くの人々にまで広がってはじめて未来と呼べるもの。
理由はさておき、とても悦ばしいことだ。

1度の充電で215マイル(約346km)以上の距離を走行でき、
0-60mph(約96.6km/h)加速は6秒以下であるというModel-3を
3万5,000ドル(約390万円)で来年末までに発売開始するという。

通常、クルマの積載能力を表すときには旅行用バゲッジや
ゴルフバッグが比喩で用いられるが、Model-3の発表会では
7フィートのサーフボードが中積できるという話が
プレゼンターからあったそうだ。
どういったわけか欧米のお金持ちにはサーファーが多く、
そしてサーファーは自然環境への関心度が高いので、
(はたまた自然環境への関心が高いからサーファーになるのか)
そうしたマーケティングの方向性も良く解る。

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さておき、特徴的なのは大胆なこのグリルレスのデザインだ。
一見コンセプトモデルか??と思ってしまうが違う。
もちろんこれは冷却の必要のある内燃機関を持たない
電気自動車だからこそのアイデンティティだ。

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フロントにラジエターなどの冷却装置を配置する内燃機関をもつクルマは
通気性の良い格子状のグリルをどうしてもこの位置に配置せざるを得ない。
だからこそ、グリルのデザインによって差別化やブランドのアイデンティティを
この部分で強調してきたわけだが「そこにグリルがない」という主張は
それまでの自動車業界に対しての完全なカウンターカルチャーだ。

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同じテスラでも『Model-S』までは、
グリルを想起させるパネルのデザインによって
擬似的にも既存のカーデザインとの類似性を持たされていた。
そこから更にメッセージ性を強め、
過去との決別を示唆するようなModel-3に施されたグリルレスのデザインは
テスラというカーメーカーが、自動車業界ではなくIT業界から生まれたことを
端的に顕すことはもちろん、未来のモビリティへの暗示をも含んでいるのだろう。

さて、あなたはこれを斬新ととるか、マヌケととるか?

逆に「昔の名前で出ています」的な、懐古主義なネーミングやバッジを掲げる
レトロフューチャーなデザイン言語が横行する昨今の自動車業界に対しての
明らかな反抗と挑戦は「ケータイ電話用のバッテリーによって走るクルマ」から
すでにはじまっている。

内燃機関と一緒に死にたい自称カーガイの私が
生きているうちに電気自動車を所有することはまずないとは思うが
デザインが示すイノベーションって、やっぱこうでなくちゃあな〜とは思う。
そういう意味でもテスラの今後の展開には期待していきたい。
  

テーマ:自動車・バイク関連ニュース - ジャンル:車・バイク

2016.04.20 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

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