PLUS ONE WORKS Shumari35

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バックパックも買っちゃうね〜〜つい買っちゃう。
小物類を際限なく買い揃える私ではありますが、
それでなくても鞄や靴ってソソられる。取りも直さずそれは
こういった小物類こそ自己表現をしやすいからだと思う。

使っているもので自分を顕すというか、
自分という者がどういう人間なのかを自分で確認する作業って楽しい。

その自分なりの観点になるのは「何がしたい」に他ならない。
「私は○○をしたい人間です」は機能に顕れるので
やはりウエアやボード以上に鞄や靴などにこそ自分自身が投影されやすいと思うし、
だから自分らしさを表現できるモノに出会うと
つい居ても立ってもいられなくなってしまう。

しかして、近ごろはバックカントリー用バックパックも
エアバッグをはじめとしたハイテク化のみならず、
デザインもどんどん未来的になってしまっていて
それはそれなのでしょうけれども「自分らしさ」に照らしてみると、
多少使い勝手が悪くても昔ながらのまさに「ザック」と呼べるようなモノへの欲求が
フツフツとわき起こっておりました。

それは私にとってはまさに登山用ウエアである『Arc'teryx』と、
ゲレンデ用に割り切って使う『Green clothing』のあいだにある隔たりと
かなり似通っている性質の感情であります。

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そんなわけで実はArc'teryxのSILO40を探していたんですけど
同じ思いの人が多いのか、ヤフオクでも中古が
新品のような価格で取り引きされていてなかなか手が出せませんでした。

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そういった私の趣味趣向もあって、2シーズン前あたりに登場した
この『PLUS ONE WORKS Shumari35』というバックパックの放つ
王道のアウトドアブランドにはない、何処か古くて懐かしい
旧陸軍歩兵部隊の支給品みたいなオーセンティックな佇まいは
そんな私の気分にズッポシでありました。が、
モデルチェンジ前まではどこか付け焼き刃というか、
山の道具としてはひどく薄っぺらい印象があって、その風情は好きだったのですが
どうにも食指を動かされることはありませんでした。

それがマイナーチェンジなのかデザインだけ踏襲した
フルモデルチェンジなのか、はたまた私のただの勘違いかは分からないのだが、
今季モデルでは一転してショップのサイトに掲載される画像からすでにその品質の
高さが垣間見えるほどになっていて、いよいよそのオーセンティックな佇まいに
相応しい道具としての完成度に達していると確信することができた。

実際に手に取ってみてもその感想は変わらず
一体どこがどう変わったんでしょうね?と思わず口をついて出ちゃうほどに
本当に些細な変更なのでしょうがすでに放つオーラから違って見える。

詳細な理由は分かりませんが、同じ形とデザインで
ここまでガラッと印象が変わるというのも
かなり珍しいことなのではないでしょうか???(単に私の嗜好が変わっただけか?)

さておき、ファッション性が高いというわけでもない
この何気ない普通っぽさって、誰もが狙うけどなかなかできない。
普段使いのバックパックでもこの風情ってなかなか出せないよね。

一番上の画像のようにARC'TERYXなんてガチのアウトドアブランドのウエアにも
Greenclothingなんてナンパなブランドのウエアでも似合っちゃうところが
一番の推しポイントであります。

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すでに何度か使っているのでインプレも書いておく。
コンパクトに見えるのに意外なほど容量もあってメインの荷室はとても使いやすい。
トップにあるゴーグルポケットは予備も含めて2個入る大容量なので便利だ。

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アバランチギアを入れる荷室はクライミングスキンも軽々と飲み込む容量があって
便利なのでありますが、雨蓋のように使ってアウターレイヤーやヘルメットなどを
括り付けられるロールトップ状の蓋は、荷室が深く奥まるので見えづらいため
逆に肝心のスコップやプローブを仕舞いづらいし出しづらい。

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ヘルメットも括り付けづらいので
私はヘルメットネットを新設した。

それと、サイドベルトにポールを括り付けているのだが、
ナイロンベルトとバックルの滑りが良すぎて絞った状態でロックが緩く
気がつくとベルトが緩んでしまう。これは要改善点だ。

それ以外はデザイン含めて概ね満足といったところ。
こいつとなら長く付き合っていけそうだ。
  

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2016.02.29 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

オデッセイ

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土曜日に尾瀬戸倉に滑りに行った翌日曜日は
天気予報も芳しくないようなので、山はお休みにして、
久しぶりにゆったり過ごすことにした。

とはいえ、落ち着きならない私が家でジッとしているはずもなく
起き抜けにサクッと座席を予約してずっと観たかった
『オデッセイ』をやっとこさ観に行くことができた。

内容は予告編を観ていただければすぐに分かっていただけるだろう。

要は
火星に取り残された宇宙飛行士の1年半に及ぶサバイバルの記録だ。

そういう意味では『ゼロ・グラビティ』や、
古いところでは航空機事故によって漂着した無人島での生活を余儀なくされる
トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』などが思い起こされる。

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ゼロ・グラビティは、宇宙という極限空間によって浮き彫りになる
人間が純粋に「生きよう」ともがく命の強さを謳った物語だと言えるが、
この『オデッセイ』は、同様に宇宙を舞台にしながらも
どちらかというとキャスト・アウェイのように、
ひとりぼっちになってしまった主人公が
むしろその状況を楽しむかのようにとにかくあっけらかんとしていて、
別の角度から人間の強さを描いた作品だと言える。

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とにかくマット・デイモン演じる植物学者でもある宇宙飛行士マークは
「空気なし」「水なし」「食料なし」の絶望的な状況にあっても
とにかく底抜けに明るい。その態度はポップだし、ある意味ロックだ。

しかして、アナログな通信回線でしか会話ができないため、
そうとは知らずに地球で彼を心底心配している地上クルーとの
コントラストがとても可笑しい。

だから、どこか安心して観ていられるし
ひょっとするとこれはコメディととってもいい作品なのかもしれない。

ただし、そこに嘘くささが混ざると、とたんにマンガになってしまうので
そんな演出を可能にするためには徹底的なリアリティが必要になる。
クスッとした笑いをとるために、膨大な時間と労力とアイデアと予算を
惜しげもなく遣っているところが今作の一番の観どころと言えるかもしれない。

それはまるで、昨今溢れるニュースに、冗談にしか思えないような
にわかには信じがたい滑稽なものが多いように、
「真実は小説よりも奇なり」を壮大で緻密な脚本と撮影技術で生み出している。

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そんな今作で一番重要なサバイバルツールは
食物でも、空気でも、水でもなく、ましてや科学的な知識でも勇気でもなく、
実はこのローバー(クルマ)だったりする。

そんなわけで、他は知恵と技術でどうにかなりそうなのだが、
こればっかりは替わりがないので、
コイツに何かあったらと観ていて気が気でなかった。
これが壊れなくてホントよかった・・・




話は変わって、主演のマット・デイモンの次回作はご存じ『ジェイソン・ボーン』!
言わずと知れた『ボーン・シリーズ』の最新作で、
監督も『スプレマシー』『アルティメイタム』でメガホンを執った
ポール・グリーングラスが復帰している。
日本公開は10月!!!!

監督のリドリー・スコットの方の次回作はこちらも注目の
『Alien: Covenant』。そもそも『Alien: Paradise Lost』という題名で
企画が進められてきた『プロメテウス』の続編でありますが、
いよいよ題名に『エイリアン』が入ってまいりました。

『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督が、
正式に『エイリアン』の最新作のメガホンを執ることが発表されておりますが、
そちらは本家リドリー・スコットの『Alien: Covenant』とは
まったく別の流れにある作品になるようです。

ううう〜〜〜ん。気持ちは複雑ですが、
二人とも私の大好きな監督さん。
どちらのエイリアンも早く観たいでありまっす。
  

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2016.02.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

GENTEMCHOPSTICK Flyfisk Split【ツアーモード インプレ編】

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滑走感に関しては再三こちらでべしゃりまくっているので、
そろそろ『Flyfisk Split』のツアーモードでの使い勝手に関して書いてみたい。

先日の東北トリップまでで、のべ4日間使ってみたわけだが、
第一印象としては「この太さは想像したほどハイクに影響しない」というものだった。

私が細いモデルでも足を交差する際に逆側のボードを踏んだりすることが多く
それに対して少々ビビり過ぎていたというのがコトの真相のようです。
片足の板を踏むのはバランスを崩したときに多く観られるようで、
太いぶん片足を持ち上げたときに足許が安定していてバランスを崩しづらく
むしろFlyfiskの方が一歩一歩の踏み込みを確実に行えるようだ。
これには良い意味で拍子抜けさせられた。

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その反面「これだけ太ければ、その表面積を利してシールグリップも上がるだろう」
という私の稚拙な予想もまた裏切られた。
シール面積によるグリップ力への影響は想像するほどにはないようだ。

というのも、これだけ太いスプリットボードをはじめて使ってみて
痛いほど良く解ったのは、ソール面が雪面に平行にヘバりつくようなことは
ほとんどないという事実。太いので尚のことそのことを感じやすかった。

つまりシール全面を雪面に押しつけられる場面というのはきれいに面が整った
雪面であって、そういった雪面は斜度のない平らな場所に多く見られ
強力なグリップが必要となるな急斜面ではほとんど見られない。
やはり大切なのはシール面積よりもシール自体のグリップ性能ということになる。

その点に関して言うと、やはりBlackDiamondの『アセッション ナイロン STS』の
グリップ力は安心感が高い。
個人的に比較したかった『G3 ハイトラクション』と較べてみても
同じ日に同じ場所で試したわけではないので参考程度にしていただきたいが、
BlackDiamondの方が更に毛足の長い引っかかり方をしているように感じる。
そして、シールのスムース方向の滑りに関してはBDの圧勝だと思う。

ラッセルとまではいかなくても
スプリットでもくるぶしくらいまで埋まる場面はよくある。
それがサラサラの乾いた雪なら問題はないが、トルコアイス的な湿雪の場合は、
沈んだぶんトラックの脇がきれいな壁になってしまう。
そこで前走者がいる場合、前走者がつけたトラックが、Flyfiskには細すぎる(泣)。
その壁にボードが微妙に乗ることになり、ソール面を平行に雪面に落とせないのだ。
いっそトレースを外れた方が楽な場面もあったりする。

逆に私の後ろを登るOYくんが「Flyfiskのあとのトラックは歩きやすいっす」
というように、私のトレースラインは後ろを登る人には好評のようだ。

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それともうひとつ。
上の画像はツアーモード時のFlyfisk(左)とSLASHER(右)の
ツーリングブラケット部を比較した画像だが、
ブーツのつま先、もっと言うと力の入れ易い足の指の付け根のあたりから
エッジまでの距離がこれだけ広がってしまっていることがわかる。

体重を載せた足裏の力を、垂直にエッジに伝えられないので
斜面を斜めに切って進むトラバース時にかなり神経を遣わされました。

というわけで、太くなったことによって生まれる弊害もなくはないのですが、
冒頭に第一印象を述べたとおり、太いからと言って
基本的にはFlyfiskのツアーモードの使い勝手に大きな違いや不自然さはありません。

ただ、それもこれも、ある程度のスプリットボードでのハイク経験があればこそ
対処できる種類のものであって、誰でもこの太いスプリットボードを
最初から普通に使いこなせるかと言えば、そこには少々疑問符が付きます。
ですので、スプリット初心者の方でFlyfisk Splitを使いたい場合は、
経験豊富な方と一緒に登って、いくらかのレクチャーを受けながら
行った方が良いと私は思います。

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最後に今シーズンから導入した『SPARK PUCKS』についても話しておくと、
プラスチックとアルミのハイブリッドであったり、
何より完全なブランニューモデルであるため、
ネジが緩んだりパック自体がズレたり、予想外の問題も懸念されたが
今のところなんの不具合もなく使えている。
というわけで、あらためてオススメさせていただきます。
  

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2016.02.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

16-17 GENTEMSTICK COLLECTION CAMP @尾瀬戸倉

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というわけで、昨日のK2 TTブーツの話に続いて、今日は試乗会の本題であります
GENTEMSTICKのインプレをお届けしようと思いますが、特に来季は
ニューモデルの投入はないようなので(レイトモデルの投入を増やす方針か???)
今年の試乗会は尚のこと冷やかし感が高い。
そんあわけで毎年ここで話すインプレと基本変わり映えはない・・・・・
はずでした・・・


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この週末は先週に続き西から雨の予報で、したがって泊まりの選択はなし。
土曜か日曜かの選択は「雨の前に滑るか」「雨のあとに滑るか」の二択で
状況としてはどっちもどっちだが、日曜日をゆっくり過ごせるということと
この予報なら土曜の方が空いているのでは?という予想の元
OYくんと二人、土曜日に繰り出すことにした。

会場となったこの日の尾瀬戸倉スキー場は、朝のうちは
エッジで簡単に美味しそうなかき氷ができるほどのカッチコチバーン。
こんなん滑ってたらすぐにヒザを悪くしそうだ。

少しばかり陽が差し込んでいたが言ったように予報は午後から雨。
雪には早めに緩んでもらっていっそシャーベットにでもなってもらいたいが
この日射ではそれも望めない。

今年は2月中旬に行われる試乗会ということで、
雪の良い状況で滑ることが出来るのでは?とかなり期待していたのですが
結局3月に行われるのとほとんど変わらず(むしろ悪い?)で、
ゲンテンスティックを評価するのに一番向かない状況でありました。残念。

話はそんな天候とは関係ないが、戸倉ではなくお隣の岩鞍での開催だったら
売れるボードが変わるのではないか?といつも思う。
諸事情がおありかとは思うが、
岩鞍の方がゲンテンのテストには向いてると思うんだけどなあ。

と、会場に向かうとそこにはユウタくんの姿が。
というわけで図らずもOYくんとユウタくんと三人での試乗会となった。


SPEEDMASTER
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まず一本目は『SPEEDMASTER』。
やっぱいいわ〜〜〜これ〜〜欲スィ〜〜〜〜。

昨年は「リムジン」と評させていただきましたが、
あらためましてこちらは『ヨコノリのメルセデス』であります。

他のボードであれだけ苦労して曲げてる感がある場所でも
放っておいても勝手に曲がっていってくれる。
しかもそんな安楽性に加えて破綻の兆しすらない安定性があって
ほとんどオートマチックにサーフライドが楽しめる。
返す返すもジジィになったら欲しい。

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ちなみに、スピマスに限らず、私に『ホーク1号』を思い起こさせる
来季モデルのV字を描いたウルトラ警備隊的なデザインはいただけない。
欧米人にはこのテのデザインがウケるのだろうか。
この色づかいもちょっと微妙だ・・・・


Barracuda
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この「十字軍」みたいなこのデザインは更にいかがなものだろうか?
財布の紐が締まってくれるのは非常に有り難いことだが、どこかモノ悲しい。

さておき、Barracudaですが、昨年の試乗会で用意されたものよりも、
プロダクトモデルはかなり柔らかくなったということで、そこんとこ要確認。

んで、乗ってみますれば、確かに柔らかさは感じられたものの、
BIGFISH Outline Coreを持つ私には
相変わらずBarracuda独自の使い道が見えてこない。

なんとなくBIGFISH High Performanceの位置づけかと思っていたが、
ひょっとしてBIGFISHに違和感を憶える人向けに
チューンされた(デチューン?)モデルであるということか?
乗れてる乗れてないは棚に上げて言うが
BIGFISHに満足している私には依然として用途不明なままだった。

ただ今季Barracudaを買ったatuは北海道でかなりゴキゲンだと言っていたので
やはりこの日のコンディションが大きく影響しているのかもしれない。
ことごとく私とは縁がないのね・・・


FLOATER
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先日、限定モデルとして発売され即完売した『FLOATER ミズメ・ヒノキ』。
TTのミズメヒノキで良い思いをさせていただいている私は
要りもしないのに気になって仕方がない。
とはいえ、要らないものは要らないので、ほんとに要らないのか確かめてみた。
というちょっと精神的に患ってる系の確認作業でございます。

FLOATERってこんなに硬かったでしたっけ???
ちょっとおっとりしているくらい
反応のやさしいボードだったと記憶していたのですが・・・・
MAXFORCEのような「ゲレンデ+α」といったしなやかな印象だったように
思うのですが、ビッグマウンテン・フレックスとでも申しましょうか
どちらかというと欧米メーカーのBCモデル的なイメージに変わっておりました。

まあ私の記憶もあまりアテにならないのでその真偽はさておき、
返す返すもこの日の面倒なコンディションだと尚のこと
GENTEMSTICKの中でのFLOATERのポジションニングが不明瞭な印象でありました。
(くどいようですがスピードを抑え気味にせざるを得ない
 面倒な場面こそFLOATERの面目躍如だったように思うんだけどなあ・・・)
というわけで、そういった部分にはMAXFORCEが納まっているので
幸か不幸かFLOATERはちょっと圏外になっておりました。


INDEPENDENT STICK
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最後は「苦手」だの「乗れない」だのと毎年毎年文句を言いながらも、
それでも試乗会に来る度に試乗してしまう “インディ” 。

TTをはじめとした先の尖ったディレクショナルボードは、
ターンすること自体が目的なので、抜重などのアクションによって
そのキッカケを自分で作りだせるように設定されていると思う。
対してインディは「曲がった先」にその存在理由があるような気がする。
だから曲がりはじめに引っかかっていたら門前払いを喰らうようなもので
その本質に触れる以前に一切楽しめない。

先日、INTERSTYLEの紹介でOUTFLOWに熱を上げている話を書いたが
やはり「ツインのボードの放つ自由さ」には惹かれっぱなしだ。
それはやはり、私が「そこから逃げてきた」という
重い十字架を背負っているからに他ならない。

スイッチもほとんどできないし、
オーリーもそんなに強く踏めない。
ましてや跳んだり跳ねたりなんて怖くてできない。

そこからディレクショナルボードに逃げてきたという負い目がとにかく強い。
なので、インディはやはり私にとってTTと並ぶ憧れの存在なのかもしれない。

だから、年に一度、自らが背負った業を再確認するためにも
このお遍路を避けて通るわけにはいかないのであります・・・・

・・・・・のはずが。

「あれ???乗れてる???」

この日のややこしいコンディションならば尚のこと難儀しそうなモノなのだが
どういったわけか上手いこと乗れちゃってる〜〜?

いつもならターンの入口で跳ね返されて、曲げたい場所から
どうしても一拍おいてしまうような硬質な印象がなく
トップもテールもトゥサイドもバックサイドも、ボードの一番膨らみのある部分が
きちんと反応してターンのキッカケになってくれているのが
良〜〜〜〜〜く分かる!
となればあとは豊かに描かれたサイドカーブに身を委ねればいいだけだ。
そこを越した先のインディは、誤解を恐れずに言えば
まるでSPOONFISHのようなショートボード的な扱いやすさを持っていた。

曲げ始めてからアクションを変えても、すぐにエッジが入る安心感があるので
思いつきでのショートターンもロングターンもエッジングもドリフトも
ある意味自由自在だ!

これこそまさに私がOUTFLOWに対して勝手に夢想していた乗り味だ。

一体何が起こった?????

オレが上手くなったのか????
はたまたボードが私寄りに変更されたのか????
「パ〜〜〜ンッ」と入口で跳ね返されていた硬質なレスポンスが影を潜め
同じポイントでも一瞬粘るというかごく小さな「タメ」があるというか
とにかく私にもターンのキッカケが掴みやすい!

まるで記憶の中のFLOATERとセッティングが入れ替わったような
扱いやすさだ。

そして、皆さんにはどうでもいいことかもしれないが、
来季モデルのこの濃紺のカラーリングの
GENESIS TTとの相性の良さは捨て置けない。カッケー。

GENTEMSTICKには絵柄のないデザインの方が似合う。と思う。
その方が私がゲンテンというプロダクトから読み解くストーリーに
沿っているように感じられてやはり好みだ。

というわけで、プロダクトモデルの印象が、
このテストモデルから変わらないことを節に願いながら
私、来季モデルのインディ買おうと思います!

あ〜〜おれ、今回一皮むけたわ〜〜〜爽快だわ〜〜〜


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そのあと戸倉はそんな私の門出を祝うかの如く、
雨予報(それも豪雨)を覆して雪を降らせてくれた。
湿雪ではあるがあっという間に数センチ積もってくれて
意外に足応えの良い雪面を用意してくれた。
期せずして降り出したこの雪に、日曜日も滑って帰ろうかと
邪な思いも交錯するが、ここは敢えて自重することに。

この日は予想通りにゲレンデも空いていて
試乗会の方もいつものようにボードは常に貸し出し中で
いつまで経ってもお目当てに乗れない、なんてこともなく、
ノンビリムードが漂うほどにかなり空いていた。
帰りの関越道もそのあと3時前から降り出した雨のおかげか
ガラガラに空いていて、すいすい〜〜っと快適に帰宅することができた。

TTブーツの件は返す返すも残念ではありましたが、
そんなこの日のラッキーが重なることからも
「いまは止しておけ」というお告げともとれた。
積年の(インディ)問題も解決して気分もハレバレ。
なんだか小さな幸せの降り積もる週末でありました。
  

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2016.02.24 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーボード

K2 TARO TAMAI SNOWSURFER【試着編】

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先週末は『16-17 GENTEMSTICK COLLECTION CAMP』に参加するため
土曜日に尾瀬戸倉スキー場まで行ってまいりました。

もちろんGENTEMSTICKの試乗会なので、ボードにも試乗しましたが、
そちらはついで。
あくまでも今回のお目当てはコチラでございます。
『K2 TARO TAMAI SNOWSURFER』。

本来なら目をつぶってポチッといってもいいくらいに
かなりソソられていたのは確かではありますが、
コトが肝心要のブーツなだけに何をさしおいてもまずは試着しなければと
この機会を逃すわけにはいきませんでした。
そんなわけで、今回このブーツの出典がなかったら
雨予報の週末にわざわざ戸倉まで試乗会に足を運ばなかったと思います。

それでは早速順を追って印象を書いていきたいと思いますが、
まずは手に持ってみた印象から。

小さくて軽い!

27.5とか28.0cmとかだとMサイズのバインディングでギリギリの印象ですが
かなりの余裕を残して装着できています。
ドラグの心配と常に葛藤する馬鹿の大足にとってこれは朗報です。

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懸案のダブルboaシステムも、上側を締め上げるダイヤルは、
脱ぎ履きがしやすいように巻き取り方向にバネが仕込まれていて、
タンを引っぱって開口部を広げて足を入れたあと手を離すと
するするっと定位置まで巻き上げてくれる。
そして、ワイヤーが引き出された状態でもロックでき
開口した状態でワイヤーをホールドすることも出来る。

このモデルに限った機能ではないのだろうが、これはちょっと目から鱗だ。
私の『DEELUXE SPARK SUMMIT』にも足首の部分にのみboaが使われているが
あくまでもサポート的な役割なので、私にとってほとんどこれが初boaだ。

とはいえ私はboaを全面に使うブーツについては初級者用だと思い込んでいたので
こんなことでもない限り最新のboaシステムに触れることもなかったと思う。
デザイン的に余計な出っ張りが生まれることがちょっと気に障るが
機能的にはなかなかよく考えられていると感心した。
もちろん故障の心配はあるだろうが、それを言ったら靴紐でもSpeedzoneであっても
起こり得ることなので、それは言ってもキリのないことだと思う。

ただ、後述するが、とにかくブーツが柔らかく
boaがいくらでも締め上げられてしまうので最低限の注意が必要かもしれない。

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それと、最初見たときは近ごろ流行の「徒渉用の防水カバー」と見紛った
ワイヤーを保護するためのカバーが甲の下側に着いているが、
このファスナーが上げづらい。実際ファスナーの縁が破れかけているサイズもあった。
スタッフの方の話だと、この部分は改良される予定なのだそうだが
まだ試作品の段階とはいえ、これは耐久性に対して心配にさせるポイントだ。

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試乗は叶いませんでしたが、自分のボードに装着することはできた。
さすがに同じ人間がプロデュースしているので、
メーカーは違えどGENESIS TTとの色的な相性はとても良い。

んで、肝心の履き心地の話に移るが
歩いてみてもバインディングに填めて足を動かしてみても、最初に感じる印象は

「あれ?意外と普通じゃん・・・」

というもの。
“とんでもなく柔らかい” ことは疑いようのない事実ですが、
至極真っ当なスノーボードブーツだと思いました。

「グニャグニャ」だとか「とにかく柔らかい」とか「ソックスのようだ」とか
とかく噂が先行しすぎていたきらいがあるので
この普通っぽさにはちょっと拍子抜けさせられてしまうほどでありました。

ただ、「360°柔らかい」との触れ込みでしたが
ハイバック側(後側)に関してはSPARKよりもむしろ硬い。
これは、たぶんですが、他が柔らかすぎるのでここだけ異様に目立っていることと
母指球を軸にして指先に力が入れやすいくらいに足裏が極端に柔らかいので、
後傾でふくらはぎに体重を掛けやすく、
それによって余計に硬く感じさせているのかもしれません。

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「へたってきたブーツの柔らかさとは違う」なんて話もありましたが
「ヘタる」と「馴染む」では、聞かされる方が受ける印象はだいぶ違う。
そこで、この日はすでに私の足と同化したと言って過言でない
『DEELUXE SPARK SUMMIT』を履いて行ったのですが、
少なくとも屈伸方向(前方向)への柔らかさはほぼ同等。
ただ、SPARKが横剛性に富んでいることに較べて
TTは斜め方向の入力も許容していて、その部分を「動かしやすい」ととるか
「頼りない」ととるかでこのブーツへの評価が分かれるように思いました。

そんなわけで、現在使っているSPARK SUMMITと、
BURTON ROVERと比較してしまうと
硬めの包まれ感が好きな私の目には、やはり剛性不足に映ってしまいました。
少なくともスプリットボードでの使用は止めた方が無難だと思います。
ヘタするとハイクのトラバースで足首を傷めます。
もちろん買うにしても最初からTTブーツをスプリットで使う気はありませんでしたが
下手くそな私の場合、滑走時にも転倒の仕方によっては足を捻りやすいように
感じてしまい、そういった意味でも上級者用だと言えるのかもしれません。

ただ返す返すも、想像よりも「普通のブーツだった」ことが
私に剛性不足だと感じさせる主な理由で、
そもそもこのブーツは他のブーツと較べてはいけないモノなのかもしれません。
それくらい使用用途の違う今までにないモノだと考えた方が正しいように思います。
ですので、叶うならば試乗をしてみて「ライディングに特化した」と言われる
その神髄を是非一度味わってみたいものであります。

といったわけで、結論ですが、

今回は予約を見送ることにしました。

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まずは、名前も『Inprint』から『LIFE』へと大きく変更され
いままでの包まれ感を維持しながらもかなり柔らかくなったという
BURTONの来季のインナーを搭載したモデルを試し履きして、
そのえうで、もし奇特なショップさんが完全受注生産といわれる
TTブーツの27.5cmを在庫していてくれたら、
その時にもう一度考えてみようかと思っております。

かなり期待していたので、買いモノ好きの私にとっては
とても残念な結果となりましたが、まだまだ探す楽しみが残ったわけなので
結果オーライとしておきましょう〜〜

明日は “ついでに乗った” ゲンテンのボードのインプレをお伝えしようと思いますが
購入未遂に終わったブーツとは一転して、
私の来季のボード選びに意外な進展がありました。
“ついでに乗った” はずなのに〜〜
(つづく)

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2016.02.23 | コメント(3) | トラックバック(0) | スノーボード

INTER STYLE 2016

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今年も行って来ました “ヨコノリカルチャー&ファッション展示会”
『インタースタイル』。
いつもなら、ちょうどこの時期にランドマークタワーにある
クライアントのお仕事でこちらに呼ばれるので、
まさに一石二鳥でございましたが、
今年は仕事の予定自体がズレこんでしまい、そうは問屋が卸さず・・・・

そんなわけで、仕事の合間の午前中の2時間勝負。
いつにも増して駆け足で会場を見て回りたいと思います。

FIELD EARTH
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まずは『FIELD EARTH』。
毎年ここでしか新品をみることのない私が言うのもなんですが、
工作精度や製品品質が年々上がってきているように思える。
フィールドアースの代名詞と言ってもいい『3D-デザイン』ですが、
その効能に関してはいぶかしく思えるのもまた事実。しかして、
品質向上に併せてそういった部分への説得力が増してきているように思う。


OUTFLOW
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ゲンテンかぶれの私が、
最近どういったわけか気になって仕方がないのが『OUTFLOW』。
スタッフの方が丁寧に、そして強めにリコメンドしてくれたのだが、
真ん中の『dub535』。
私のおじさん臭を嗅ぎ取ったのか(ひと目見りゃわかるか)
「こいつのキーワードは回春ですよ!」「滑りが若返ります!」と、
かなりアツく推してもらった。
これからの時代にはオジサンに合うスノーボードが求められているのか。
フリーライドの世界にも高齢化の波は容赦なく襲いかかる・・・

冗談はさておき、OUTFLOWが気になりだしたのは
『KAYA 藍染めソールカバー』を買ってからなので、見た目から入ったわけだが
「回春」とか言われてまんざら思い当たるフシがないでもない。
そうしてふと気づくのは
なぜ今私がOUTFLOWに惹かれているのか?という問いへのヒントだ。
それはやはり先の尖ったディレクショナル・ボードでは(私には)なかなかできない
馴染み深いツインならではの安定感とクイックネスの生み出す
塩梅の良い “自由な動き” に惹かれているからだ。

一度はボードの描くサイドカーブに囚われた私の魂が開放を願っている。

ん。待てよ?それってつまり『INDEPENDENT』ってことか???
おれぜんぜん乗れね〜〜んだよなインディ・・・
(しかして、私のインディ嫌いには後日談があったりします
 その話はまた今度・・・)


Greenclothing
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紹介する順番が逆かもしれませんが、お隣の、というか
どちらかというとOUTFLOWの母屋に位置する『Greenclothing』。

インタースタイルは私のような一般客も入れますが、基本はメーカーと
ショップさんのための見本市なので、接客中だと
商談の邪魔になってしまいそうでブースの中には入りづらい。
何度か会場内を巡回しながら隙を探すが、比較的空いているブースが多い中、
グリーンのブースは通りがかる度に必ずどなたかが説明を受けているので
結局いつもブースの外からチェックするだけで我慢。

何を言いたいのかというと
購買意欲のそそり方がGreenclothingの場合はまたちょっと違うと感じる。
ファンの作り方が性能や機能訴求ではなく、もっと心情的な訴求なのだと思う。
いつも誰かしら来訪客がいて、しかもみんな長居していることからも
そんなブランドの強さを感じます。


P.RHYTHM
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お次はそんなGreenclothingとガチのアウトドアウェアブランドとの
ちょうどド真ん中を征く “ザ・スノーボードウェア”『P.RHYTHM』。
今季から『COURSE GUY』『SMILE』『YOTEI』などの主力モデルが
薄くて軽い生地に変わったわけですが、それをおいても気になるのが、

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『POLARTEC NeoShell』を使った『PEAK JKT』と『PEAK BIB』。
正直今までネオシェルに関してはあまり良い噂を聞かなかったのですが、
そろそろイイ感じに性能が安定してきたとの情報アリ。

高い透湿性能を保ちながら、コットン調の生地の質感が良く
Gore-Texのようないかにも「山用」といった野暮ったさがない。
ハイテクとオールドファッションをバランス良く配合している感じがとても素敵だ。
果たして汗かきにとって福音となり得るのかどうか???
性能とデザイン性のバランスの良いP.RHYTHMなので、
そんなネオシェルへの期待感は高い。

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カラーバリエーションも拡充された様子。
個人的には『LEAF』という色がキレイでスキだなあ〜

うう〜ん。これいいんでないの???

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「P.RHYTHMのインナーがかなり良い」という事実を知らない方は多い。
私はPOLARTECのインナーを使っていますがなかなか良いです。
あまり市場に出回らないので、実物を手に取るチャンスが
ほとんどないからだと思うのですが、機会があれば是非チェックしてもらいたい。

私は来季、このプリマロフトの膝丈ミッドレイヤー
『ALPHA CROPPED PANTS』(16,500円税別) を買おうと思っております。
近ごろは滑り終わったらシェルを脱ぐだけでインナーのままで車に乗り込み
移動したり帰ったりするので、インナーなのにポケット付いてるってのが
とても重宝の予感であります。


MSR
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いままでインタースタイルに出展していたか記憶にないくらい
今ではどこでも見ることができるくらいのテッパンブランドとなった『MSR』。
だからこそメーカーの方にお話を伺うのは貴重な機会でございます。

今回私の数年前のモデルの『Lightning Ascent』と
最新の現行モデルの違いについて、ご担当の方に根掘り葉掘り聞いてみた。
まず『ハイパーリンク バインディング』と呼ばれる
ラチェット式のベルトがどれだけの山行まで対応できるのかについては、
「バックカントリーで安心してオススメできるのはAscentの方」だそうです。
やはりブーツの固定力の高さがその理由であることと
もしもの際にベルトを個々の位置で融通し合えることなどを挙げられていた。

それと、新しい『REVO』に関しても良い意味でも悪い意味でも
「LightningとEVOの中間」だという理解が一番であるようで、
ある意味値段通りに性能配置がなされていると考えていいようだ。
つまり悩んだらLightning買っとけ、というわけですな。
私の場合、買い換え不要ってことで一安心。


GoPro
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最後におまけ的にGoProのお話。
たいして動画を撮ったりしないのにも係わらず、
気になって仕方がない『HERO4 SESSION』ですが、
その小ささがポイントなのに、
フロートを付けるとこんな大きくなってしまうのは残念だった。
後悔先に立たず。やっぱり実物を見ることは大切だね〜〜〜
通販って怖いわ〜〜〜〜

高度情報化社会だからこそ、自分の目で値踏みすることが大切であります。
だからこその見本市。ってことですな。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2016.02.22 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

秋田駒ヶ岳 滑走動画



久しぶりに動画なんか撮ってみた。
実は北海道でもGoProを装着までしたのだが、
純正バッテリーがおシャカになっていたようで
スイッチを入れてもすぐに電源がダウンしてしまう
トラブルに見舞われてしまっていた。
やはりこまめに動作チェックは行っておかないといけない。

それにしても動画冥利に尽きる天気の良さだ!
もちろんこの壮大なロケーションあってのことだが
動画という記録にも、心のメモリーにも残る滑走でありました。

感謝です。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2016.02.19 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
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近ごろ波乗り。

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