ウィンカーのシーケンシャル点灯って知ってますか?



もう昨年の10月のことになるが、国土交通省は「装置型式指定規則」と
「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」を一部改正すると発表した。
その改正案の中で、動画にあるような連鎖式点灯による
方向指示器が認可されたのだが、そろそろ街中で、
この連鎖式点灯(シーケンシャル点灯)のウィンカーを装備したクルマを
ちょくちょく見かけるようになった。

連鎖式点灯が何かについては動画を観てもらうのが話が早いし、
すでにお見かけになった方も多いかもしれないが、
この改正の発表当時は「連鎖式点灯???シーケンシャルってなんだよ?」と、
その呼称だけでは、なんのことかさっぱりわからなかったし、理解したあとも、
なぜこれが今まで規制されていたのか、逆に疑問に思ってしまった。

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話は逸れるが、私のアウディA3もコーディングという作業を経て
スモールランプを昼間も点けっぱなしにする「デイライト化」を
施しておりますが、ここが点きっぱなしでは車検には通らない。
なんでもスモールランプが、スモールランプ以外の目的で
点灯されてはいけないのだそう。

2015_0626-4.jpg

なので、このGT-Rのようにスモールランプ以外に日中用のデイライトを
装備されているぶんには問題がないわけだ。

ちなみにオートバイでは古くからヘッドライトの常時点灯が義務づけられているが、
クルマでもこのデイライトの点灯によって、明るい日中でも
歩行者や対向車からのクルマへの認識率が上がることは実証されていて
オシャレアイテムっぽいデイライトは、むしろ安全性が高かったりもする。

といったわけで、ライトひとつとっても、
意外なほどに細かい法規制でがんじがらめだったりするわけなので、
たとえ効果が実証された有用なカスタマイズであっても
おいそれとは施工できないというのがこの国の実状なわけだ。

とはいえ「今までは技術的にこういった点灯方法ができなかった」と
言った方が話は早いし適切なのだろう。電球じゃこの速度で点灯消灯を繰り返せないし、
何よりそんなことしたらすぐに球切れしちゃうしな。これもLEDさまさまだね。

さておき、この飲み屋のネオンのようなシーケンシャル点灯もまた、
周りから認識されやすく、安全性も高いのだろうけれども、
古い人間には、見た目のイケイケ感の方を優先しているように思えてならない・・・

nightrider.jpg
nightrider2.jpg

それはつまり、私世代なら尚のこと、
この『ナイトライダー』を思い出してしまうからだ。

このシーケンシャル点灯のウィンカーというのもまた
クルマの未来を拓くひとつなのだろうけれども、
どこか笑えてしまうのは、その昔、この『ナイト2000』を模したと思われる
光り物パーツが大流行したのを見ているからに他ならない・・・

クルマのアフターパーツでブームが起こるなんて、
良い時代だったんだね〜〜〜
  

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2015.09.30 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

Josh Hall PIG 9'6"



近ごろatuがショートボードにご執心のため、
すっかり出番のなくなってしまっていたロングボード、
『Josh Hall PIG 9'6"』を、譲ってもらえることになった。

とある対象物に対して、それが光って見えたり、
そのモノと目が合ったような気がすることがたまにあるが、
atuが持ち込んだJoshとの初対面は、まさにそんな感じで、
ビリビリと何か伝わってくるものがありました。

もちろん、ハンドシェイプのサーフボードが醸し出す、緻密なディテールの
織りなす高級感は、このボードの場合かなりのレベルにあるので
その仕上げの丁寧さを見るだけで、恋に落ちるのは造作もないことだ。
どれだけ私が神秘的なつながりがあったとか言っても、信憑性は薄いだろう。

joshhall_pig_3.jpg
2015_0927-13.jpg
グラスリーシュループ(ロービングリーシュ)が高級感を演出しています

でも、そういった表層的で神秘的な要因や、思い込みだけでなく、
このサーフボードに惹かれたのには他にもワケがある。

山の道具でも、オートバイでも、スキーでも、スノーボードでも、
サーフボードでも、凡百ある目的の中から、
それは常にクリエイターの描くとある単一の目的に絞って創られている。

そのモノが与えられたとある単一の目的を見極め、
それを自分のやりたいことに照らして、
そこに少なくない可能性を見い出すことができれば、
そのモノはまさに “光って見える” と、私は信じている。

そして、私がいま海の上でしたいこととは、
「1秒でも長く波を捉え続けていること」だ。

今年に入って、一旦はマニューバー系になびいてしまい
ミッドレングスのボードに手を出してしまったこでもわかるように、
この先私がサーフィンに対してどんな傾向を持つかは分からない。
でも、ミッドレングスに乗ってみたおかげで、
波の上でワンアクション入れたり、
マニューバーを描いてスタイルを表現することよりも、
いまはとにかく1秒でも波の上に乗っていたいという
自分の思いの核心点に気づけたと、今はそう前向きに解釈している。

だから、いわゆるパフォーマンス系よりも、
ロングボードがロングボードらしく存在していた
クラシックログに心惹かれてしまうわけだ。

そんな思いをぶら下げて、ネット上を徘徊すれば、
必ずぶつかるのが “PIG(ピッグ)” というボードだ。


joshhall_pig_1e.jpg
左:Josh Hall Pig 右:Harbour H3 (9'4" Tri-fin)

joshhall_pig_5.jpg
触れると手が切れてしまいそうなほどトップが薄い

joshhall_pig_2.jpg
これを見ればロッカーの違いが良く解ると思います

素人解釈で恐縮だが、PIGに関して簡単に説明申し上げると、
ボードの中で一番ワイドになるエリアが、センター付近よりもかなり
テール寄りになっていて、トップ部分が薄くシャープにシェイプされ、
ロッカーも少な目に設定されているサーフボードのシェイプのことを
PIGと呼びます。

サーフィンに関心の少ない方のためにもう少し説明させていただくと、
つまり「PIG」とはシェイプの名前であって、
とあるブランドのモデル名ではありません。
スノーボードで言えば『ツインチップ』『ディレクショナル』、
オートバイで言えば『スーパースポーツ』『エンデューロ』といった、
系統や用途を指す名称ですので、Josh Hallに限らず、
多くのシェイパーが “PIGタイプ” をリリースしています。

そして、このJosh HallのPIGには、
機動性に富むナイフィーなレールが組み合わされていたり、
抱えた瞬間にハッキリと感じられるほどに、かなり軽く仕上げられていたりと、
そんなクラシックなシェイプに、かなり現代的なレスポンスを生み出す仕掛けも
施されているところも重要なポイントです。

ロングボードはテール部分を踏んでターンのキッカケを生み出すことを踏まえ、
このPIGでは、テール部分を太くして入力に対する反応良くすることで、
ターンの動き出しの良さを狙っています。
そしてテールを軸としたターン時のトップ側に発生するスイングウエイトを抑え
ターンを軽快にできるように、トップを薄く軽く仕上げられております。

とはいえ、あくまでもピボットターンの中では軽快、といったレベル。
レールを入れたマニューバーとはまったく違い、反応はもっと緩やかなもので、
サッと向きを変えたら、あとは波に任せて滑っていくためのものであります。

乗り手の入力に対して、ボードの反応するエリアがテール寄りで、そのため
アクセルエリアが前後に狭いので、比較的狭いスタンスでリラックスした姿勢のまま
ボードを操作することができ、自然とクラシックなスタイルを出すことができます。

ロングボードはどれも浮力が強く、波の力を捉え続けやすいようにできておりますが、
この大きなお尻と、ロッカーが軽く薄目のコンケーブが施されたトップによって、
波のパワーを捉え続ける能力は更に高められています。
ターン時の入力エリアが前後に狭いと申し上げましたが、ターンを終えて
ボードが安定しはじめた状況では、逆にこのテールの広さが生み出す安定感によって、
トップからテールまでのデッキのほぼすべてを前後に広く移動して、
最後の最後まで波のパワーゾーンを捉え続けることが容易にできます。

joshhall_pig_4.jpg
このタグが刷り込まれた位置が、ポジションの確認を容易にしている

そして、テイクオフ直後の動き出しの良さに加え、
この大きなお尻が波のフェイスを捉まえることに長けていて、
上手いこと波のフェイスにレールを噛み込ませられれば、
波を駆け下りることなく、長い時間波の一番高い位置をキープしたまま
横に滑っていくことができます。

そのときはもちろん後ろ寄りに立っているので、空中に突き出たボードトップが、
これでもかとその存在を主張してくる波の上の景色は、
良い意味でも悪い意味でも慣れるのに時間がかかるほど印象的な光景でした。

そんなターン時の軽快さを狙ったPIGですが、逆に滑走時は、
テール側が太いことでポジションの真下に滑走を妨げるような抵抗感を感じ、
尚のこと走りは遅く感じます。
でも、そのおかげで滑走していくときに波から足裏に伝わってくる感触が、
とてもたおやかで、おおらかなものになります。

そんなサーフィンの神秘性を増幅するかのようなマイルドなライドフィールは、
ファーストライドで私を病みつきにさせました。
これぞまさに私が想像したとおりのクラシックなロングボードのフィールです。

ただ、
冒頭申し上げたとおり、単一目的で設えられているということは、
それによるネガももちろんあります。

これは慣れの問題なので、さほど深刻なことではありませんが、まず気になったのは
センターからトップ部分に広さを持たせた一般的なロングボードとは、
走り出しの感覚が、まさに180度違います。

通常(というか、私の知っているロングボードはみな)波の力を、
センターから前寄りで受け止めて、前から引っ張られるように波を滑り始めますが、
PIGの場合はテールから押し出されるように走り出します。
上半身を腕で反らして起き上がるので、手の置き場に近いところで
波の力を感じられた方が、ボードの走り出しの瞬間を見極めやすいと思うし、
レールの入りやすいボードであれば、腕の力である程度向き替えも可能だったりする。

しかして、走り出しを私に察知させるボードからの「キュー出し」が、
ボードに腹ばいになった胸の下あたりからではなく、
膝下あたりから伝わってくるPIGの場合、
それを感じ取れるようになるまで時間がかかってしまい、
最初はとても分かりづらく感じてしまいました。

そして、私にとってネガの際たるものは、
ロッカーがあまりに軽いために、楽しいはずのモモ〜コシ程度のサイズの波でも、
フォローな波、つまり、斜面の長さがボード長に対して短い場所でのテイクオフだと、
たとえボードが走り出しても、ボトムで簡単に刺さりやすいことだ。

フォローな巻き波でないことが一番ではあるが、ボードが走り出す寸前に、
そのターンの素早さを活かして、なんとかフェイスに取りついて横に滑らせるか、
立った瞬間に広大なテールエリアを踏んでトップを持ち上げて
ボードを平行に立て直すことができれば、ボトムに刺さらずに走り去ることができる。
でも、言ったようにボードからのキュー出しが一拍遅れるので、
尚のことその操作がピンポイントになってしまい、ちょっと難しい。
よしんばそれができたからと言って、このボードが最高に光り輝く瞬間を
知っている身にとって、そういう日は楽しいわけでは決してない。

私の腕の足りなさもあるのだが、
こいつは、良い意味でも悪い意味でも波を選ぶサーフボードだと言える。

2015_0922-10.jpg
atuがセレクトしたそのライドフィールにとても合うDANOのピボット系のフィンをそのまま使っています

道具は万人を便利にするために存在しているわけだから、
シーンを選ぶような偏ったモノは、有り様として逆行している。
何より、私がロングボードを好きなのは、どんな波の日であっても
きちんと楽しんで帰ってこられるハズレのなさにあるわけなので、
ボードに波を選ばれるのは、少々困りものだ。

でも、ここでも毎度言わせていただいてるように、私にとっては、
オールマイティで様々な場面で融通の利くモノほど結果あまり使わなくなる。
やはり趣味のモノこそ自分のしたいことに即して選んで、
結果したいこと自体を増幅するような選択が、良い出会いなのだと改めて思う。

その日の波に合わせようと右往左往するよりも、
当たるも八卦当たらぬも八卦の方が性に合うし、
一日中、波の上にいたとして、そのうちのたったの一本であっても、
最高の当たりくじ(波) を引くことができた波乗りの方がずっと楽しいからだ。
  

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2015.09.29 | コメント(9) | トラックバック(0) | サーフィン

サーフィン@茨城 9/27

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この週末の(私のよく行く)海は、
太平洋側に張った前線からの吹き出しと、台風21号からのウネリが相まったのか
どこもジャンク&ハードの荒れ模様。
この週末はF1日本GPもあり、現地開催ということは、当たり前だが時差がないので、
放送は昼間ということになる。本音は決勝のある日曜日は家で過ごして、
海には土曜日に行っておきたかったのですが、
波の様子を見ておきたかったことに加えて、
TくんOYくんも日曜日なら茨城に行けるということで、
もちろんさみしんぼの私は、むしろ積極的に日曜日に海へ行くことに決めた。

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土曜の晩から前乗りしているOYくんが、6時半頃に南側のポイントの状況を
知らせてくれるということで、茨城の北側、南側、
どちらのポイントに決まっても対応できるように5時に家を出た。
日の出は5:30。所によって雨のパラつく曇りの天気もあってまだ暗い中の出発だ。

2015_0927-9.jpg

すみません、暗いためシャッタースピードが遅くてきちんと写っていませんが、
どなたかが覆面パトカーに捕まっているの図@常磐道。

そもそも私も含めた数台で、追い越し車線を列になって走っているときに、
私には三車線の真ん中の車線を走る怪しいオーラを放つシルバーのクラウンが見えて、
追い抜きざまに車中を覗くとやっぱりお巡りさん。
近頃はヘルメットも被っていない高速道路交通警察隊の方もいらっしゃいますが、
こちらのお巡りさんはまじめにヘルメット着用だったので、暗がりでも一目瞭然。
私はすぐにパトカーの前に車線変更して減速しましたが、
こちらの方は気づかれなかったようで、
そのまま颯爽と覆面パトカーの前を走って行かれました・・・・

さておき、日曜朝のしかも夜明け前ですよ!?
確かに違反は違反ですけど、そんなに危険があるとも思えないので、
仕事熱心にもほどがあると私は思うのですが・・・
さておき、常磐道は早朝から厳しい取り締まりが行われておりますのでご注意を。

この一悶着のあと頃にOYくんから南側のポイントはグチャグチャとの一報が。
というわけで、先週と同じポイントに入ることとなった。
今年はすっかり茨城づいている。LOVE IBARAKI.

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駐車場に到着するとKMさんに、その同僚のMさんもいらっしゃっていて、
フタを開けてみれば総勢5名でのにぎやかなパーティーとなった。

しかして、6時半に入水するタイミングにはいよいよ雨も降り出して、
北風も入っていたこの日のまあ寒いこと寒いこと・・・
この時期にありがちな現象だが、海水に浸かっている方が暖かいほど。

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波の方も相変わらずで、基本激しくボヨつきながらサイズはハラ〜コシ、
セットでカタ〜アタマとドデカイのが入っている。
できればアウトのビッグセットは遠慮して、イン側のハラ〜コシくらいのカワイイ波で
遊ばせてもらいたいところだが、イン側はボヨンボヨンで乗れたものではないので、
仕方なくでも何でもアウトに出て行かないとならない。しかして、
繰り返し襲い来る波に阻まれて、サーフブレイクまでのほんの5mくらいの間を
進んでは引き戻され、進んでは引き戻されを繰り返えすあからさまなパドル修行系。
超ツライっす。

それでも8時半くらいまではピークを中心にきれいに割れていたので、
大きなフェイスを横に滑ることができていたのですが、
潮が引ききると、グシャッと潰れる手強いラインダンパーに変わりはじめ、
後半は波をまっすぐ滑り降りるだけで、運が良ければもう一度割れ直して
もうひと乗りイン側でつなげるか?といった程度でありした。

そして、ここより南側のポイントがほぼクローズしているようなので、
ここに茨城のサーファーが全員集合しているかのようなものすごい大混雑。
海の上での気遣い以上に、このサイズになるとテイクオフ後は超特急になり、
ボードコントロールもままならないので、イン側に誰かいると思うと怖くて仕方ない。

超特急でも何でも、テイクオフ出来ればまだいいのだが、
一度はアタマ越えのサイズの波で、フェイスを滑り降りてから
海面に突き刺さるのではなく、鞭のように撓るリップ(波頭)から、
フェイスに触れることなく、そのまま海面まで投げ飛ばされた・・・
身長175cmの人間の肩の上から3mあるサーフボードと一緒に
海面に叩きつけられるところを想像して欲しい・・・むち打ちになるかと思った。
といった具合にひっちゃかめっちゃかのモミクチャにされながらも、
なんとか30分に一本くらいは投げ飛ばされずに無事波のフェイスを駆け下りて
サーフィンらしいライドを楽しむことができた。

身体も心もクタクタになりながら10時まで3時間半乗ったところで
ギブアップというか「もうゲッティングアウトするのヤダ」と、
先に心が折れた格好だ。まあ、いい練習になったと言っておこう。

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波乗り後は『あさりラーメン』と『ミニマグロ漬け鉄火丼』でシメて
午後ももうひと乗りするという皆さんを差し置いて、
F1の決勝スタートに間に合うようにそそくさと帰路に就いた。



前戦シンガポールGPで、
一人勝ち状態のメルセデスにまさかの失速という大波乱が起こり、
日本GPも荒れた展開になるのではないか?と、
淡い期待を抱いてテレビ観戦に挑んだが、文字通りにその期待は淡いまま、
まるで泡のように消えていってしまった・・・ガックシ・・・

さてと、気を取り直して、
夜に放送されるMotoGPのアラゴンGPの方を観ようっと・・・
(ロッシとペドロサの、ラスト3周の攻防は見物でしたね〜〜!これぞレース!
 F1もこうあって欲しいものです・・・)
  

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2015.09.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーフィン

セッション

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『セッション』観ました。

原題は『WHIPLASH』といってジャズの曲名でもあるのだそうですが、
直訳すると「鞭で打つ」と言う意味。要は “シゴキ” ですね。
イマ風に言うと「ハラスメント」とも言います。

少し前にも高校野球か何かで体罰に関して、かなり問題になりましたね。

体罰や、浴びせかける罵詈雑言によって、
果たしてその対象者が精神的に強くなったり、
更なる高みを目指したりするのか?

私は根性論真っ盛りの世代なので、
中・高と部活動でもかなりヤラレたクチです。

そもそもかなり悪い部類に属する学生でしたので、
部活動以外でも普通に教師に職員室の前で正座させられたり、立たされたり、
みんなの前で殴られたりは日常茶飯事。
要は、体罰や悪口くらいではまったく懲りないタイプだったし、
子供ながらにも、そんなことでヘコんでいたら生きていけないような時代でした。

という時代と地方で生きた人間なので、
『WHIPLASH』を『セッション』と改名したことに
一方ならぬ違和感を感じてしまいました。

作った側は『体罰』に関して述べていて、
日本人の誰かはそれを『交わすことで高め合う』ことを描いた作品として
売り出そうとしていると感じたわけです。

しかして、
実際はそのどちらでもありませんでした。

そりゃあやり過ぎだろ?という(まじで)目を背けたくなるような
“指導” がコレでもかと続き、被害者意識を観る者に強く植え付けてしまうが、
その指導を受けている側もその間ちょいちょい朝寝坊や、
音楽の最高峰の大学に通っているという自負心を隠そうともせず、
音楽のためだと言って、ガールフレンドに酷い仕打ちを与えるような
強すぎる自意識を持つ、実はとんでもない勘違い野郎で、
実は「どっちもどっち」であることが描かれている。

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だから、マメを潰して血だらけになってドラムを叩き続ける主人公や
その息子を必至になって大切にしようとする父親の姿や、

「チャーリー・パーカーはジョー・ジョーンズにシンバルを投げられ、
 観客から笑われながらステージを降りた。
 もしあの時にシンバルを投げられてなかったら、
 我々の知っているのあの“バード” は生まれていない」

という師匠のセリフが示す価値観のいずれかに偏って、
それを鵜呑みにしてしまうのは危険だし、もったいない。

これは部下を持つ一人の社会人として常々思うことだが、
厳しい態度や発言が、前向きに必要な人間は、間違いなく“いる”。
正確に言うと「いた」。

強すぎる自負心と自尊心が、その人間の成長の足かせになっていて、
それをなくすためにも、自分自身を客観的に見つめさせる必要のある人間は
確かにいる(いた)。

逆に言うと、そういった指導方法が効果的な人間、
指導し甲斐のある人間がいなければ、
そういった指導者の「思い」は決して成就しないのだ。

(そして、数少ない指導し甲斐のある才能ある人間の中の一人が
 劇中交通事故で亡くなったことを告げられるシーンがある)

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長い間、そういった「相手」を探し求めた男と、
強すぎた自分の野心を腹に据えかねた男が出会ったとき、
反発するが故に、憎しみや悲しみといった醜くも最大にすさまじい憎悪という
エネルギーがぶつかり合って、共鳴する姿がラストの9分間に一気に炸裂する。

そして、そうした剥き出しの感情こそ、
最高の『ジャムセッション』を生み出すのであり、
それこそがジャスの神髄であると作者は語りたいのだと私は思う。

とか、さも分かったふうに偉そうに言ってますが、
私は音楽のことはさっぱり解さない人間だ。
そんな私でも十二分に分厚い人間ドラマとして観ることが出来たので
ジャズのことが分からないからと敬遠している方にも是非観て欲しい作品です。
  

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

2015.09.25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

サーフィン@茨城 9/21〜22

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シルバーウィークは山にツーリングに行きたかったのだが、
先日の大雨の影響でいつもの栗原川林道は根利側が通行止め、
それ以外のいつも行く山々でも、法面崩落による通行止めをはじめとして、
かなりの影響があったようだ。
いつもソロでツーリングに行く私は、もしもの場合を考え
この連休の林道ツーリングは自粛することにした。

では海はどうかというと、この連休に合わせたように台風20号が太平洋上を北上し
千葉〜茨城の太平洋側のポイントは、ウネリに加えて風も強く入っていて
はっきりとオジさんにはキビしい状況・・・というわけで連休後半に希望を託し、
シルバーウィーク前半の19〜20日は、家でF1シンガポールGPを観ながら
ダラダラと過ごすことにした。

いよいよ退屈もMAXになった日曜日、月〜火曜日泊まりで海に行いこうと
海の状況を調べると、未だ千葉〜茨城の海は台風の影響が残っている。
台風から遠い伊豆方面が比較的安定していそうなのだが、
伊豆には先週も行ったし、遠いし、
何より連休の東名高速なんて、ちょっと考えただけで胸やけがするしで
なかなか気持ちが伊豆方面には向かない・・・

いっそ連休全部映画でも観ながらゴロゴロ過ごすか・・・と
諦めモードになってきた日曜日、TくんOYくんの二人が
その日の夕方に茨城のポイントに行くという情報が入った!

いいの〜?茨城大丈夫なの〜〜?

やはり他人の情報よりも知人の行動は一番のカンフル剤だ。
ダメならアウトレットもあるし、なんなら偕楽園でも観光するし、というわけで、
水戸駅の近くに宿を取って、月〜火曜日の一泊二日で茨城に行くことにした。

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月曜日の朝、6時に埼玉を出発。
朝のうちは雲は多かったのだが、予報は茨城県内の晴天を伝えている。
いい朝だぜ〜〜!と、二日間さんざん無精を続けた人間には
朝日がとてもまぶしい。

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下り線の連休渋滞も済んだ高速道路は超スムーズ。1時間半で到着!
何はなくとも波をチェックすると、いつも入るポイントは、
打ち付けられた波が泡立つ「スープ」で、海は沖から真っ白・・・
意気消沈して南北にとても広〜〜いビーチの反対側を振り返ると、
おやおや、比較的おとなしい波が・・・・・?

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このポイントには左右を堤防に仕切られていて、中でもサーファーズライトに来る
北側の堤防がかなり長あ〜〜〜〜い。ビーチ自体が気持ち南を向いているので、
その長い堤防が東寄りの風とウネリを抑えてくれる。
それでも波はムネ以上のサイズで入って来ていて、なかなかにハードな状況でしたが
ビーチの反対側に較べればかなりまともに見える。

まあなんとかなるさと8時前には入水。
すると、想像以上にイケるぅ〜!
駆けつけ三杯とばかりにいきなり3本続けて気持ちのいいやつをいただいた!
来てしまえばなんとかなっちゃうもんだね〜〜〜
っていうか、オレ上手くなってる???

そのあと10時くらいにサイドオンの風が入り始め
波質を落としはじめたところで一旦休憩。
すると、急遽実家にいたOYくんがこれから来てくれるという一報が!
おお友よ〜〜〜

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11時過ぎにOYくんと合流した頃に波は持ち直しはじめ、
そのあと14時近くまで合計6時間乗りまくった。

一週以上間を開けると、身体がなまってスタミナももたなくなるが、
週末続けて波乗りをしていると、意外と体力がついているようで
その日の海の状態にもよるが、そこそこ長時間イケるようになる。
そして、体力だけでなく、波に対する勘もまだ鮮明に残っているので、
ひとつとして同じではない波のピークを、短時間で見極められるようになる。
なんでも続けてやるといいことがあるね。まさに鍛錬。

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クタクタになって思考能力の落ちたOYくんを拉致って、
水戸駅周辺に強制連行。

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黄門様に助さん格さんのお三方の前で、地元の美食と美味い酒を求めて
二人で食べログにぐるなびを調べ倒したが、
悲しいかなまだ多くの店の開店時間である17時前だったので、
選択の余地もなく、16時から開店している居酒屋に決めた・・・

・・・のだが、一見まったくイケてない駅前の居酒屋がまた大当たり。
海で太陽に晒されてボロボロになったお肌のために、
『西のふぐ鍋、東のアンコウ鍋』と称されるほどの茨城の味覚、
アンコウ鍋でたくさんのコラーゲンを補給した。
そして、刺身で出すにはかなりの鮮度が要る秋の味覚さんまの刺身もまた旨しっ!
脂がのってる〜〜〜

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気がつけば二人で5時間近く飲んでいたわけだが、それでもまだ時間は21時。
ヨッパライは目につく甘い物にヨワイ。
閉店前のミスタードーナツで翌日の朝飯をGET。

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もちろんラーメンには更に目がない。
地元のラーメンでもなんでもない『東京 つけ麺 TETSU』で、
なぜかつけ麺ではない中華そばをいただいて、
22時にはベッドにバッタリと倒れ込んで寝てしまった・・・いい旅だ。

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通常サーフトリップならば早朝を狙うものだが、
私のトリップは晩の深酒が基本なのでヘパリーゼ HYPERの力を借りながらも
7時起きが限界。よって、海にやって来たのは埼玉から来るのと変わらない8時。

サイズは前日と変わらないものの、セット間隔はかなり広めで、
ちょっと力ないトロ速めの波・・・・・・ってことは!?〜〜〜

そう!
この日は紛う事なきロングボードの日!!!!


もちろん海の上は多くのロングボーダーたちで賑わっていたので
いつもよりも場所取り含めてかなり緊張感高し。一触即発。
わざわざ混み合った海に行きたいとは思わないが、
一旦海まで来たら混んでるくらいで引き返せない。
これもサーフィンの一部だ。遠慮なんかしてたら何もはじまらないし
いつまで経っても上手くはならない。

ピークを中心にして左右にきれいに割れる波だったので、
その代わりにブレークポイントは広くても幅約5m。
そこを捉まえられれば全員を置き去りにするアウト側から乗り込んで
分厚いフェイスを長く捉え続けられる。
ショルダーを横切り、時にボトムまで滑り降りてから駆け上がりして、
その後イン側で今一度割れるショルダーを捕まえたら、
一気にビーチまで滑り込む。カ〜〜〜ッやめられん!

というわけで、ショートボードのOYくんには申し訳ないが、
十二分に楽しませてもらった!

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しかも、この日は雲ひとつない晴天!!!
晴天のシルバーウィークはサーファーのみならず、
海水浴ではなく純粋に海を眺めに訪れた観光客の方々も多かった。

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途中なかなかピークが当てられなくなってシビれる時間帯があったり、
腕が上がって、パドルの最後の2〜3かきが回らず、
かなりの波を逃したりもしながらも、
正午のチャイムが鳴るまできっちり4ラウンド乗ってサーフィン終了。

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いつものしらす丼を食べようと『かあちゃんの店』に向かったが、
さすがはシルバーウィーク、店員さんも対応が面倒だと
はっきり顔に書いてあるほどの盛況で、30分待ちの行列。
そこで、漁港の食堂の中でも一番大きい店の待ち名簿を盗み見ると5組待ち。
名前を書いて・・・・・待つこと10分ほどであっさり席に通された。
前の晩も刺し盛りをたらふく食べていたし、牡蠣小屋も併設されている店なので、
ここは海鮮丼を避けての牡蠣フライ!美味し!アーンド、量が多い!満足感高し!
ミッション・コンプリート。

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もう一泊車泊して、この日のサンセットに翌火曜日も波乗りを続けるという
OYくんとはここで別れ、私は帰路に就いた。

火曜日には汗ばむほどの残暑日だったが、
前日の月曜日はウェットスーツが濡れて風に当たると肌寒いほど。
今年は長雨が残暑が済むより早くに始まってしまったり、
長いのか短いのか分からないちょっとおかしな夏になってしまったが
着替えのときなど、ふとしたときに秋の気配を強く感じるようになり
そろそろ海パンではキツい季節になってきた。
過ぎゆく夏もまた愛おしいね。No End Summer.

それにしても充実の茨城ツアーでありました。
OYくん急遽参加してくれてありがっとうっ!またよろしく!
  

テーマ:サーフィン・ボディボード - ジャンル:スポーツ

2015.09.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーフィン

ジャージー・ボーイズ

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シナトラ以降、ビートルズ以前のアメリカの音楽シーンを席巻した
『フォーシーズンズ』の誕生から解散までを描いた実話。

同名ブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、
監督は言わずと知れたクリント・イーストウッド。

実はこのミュージカルが元ネタというあたりがポイントで、
イーストウッドが、数あるミュージカルの映画化作品と
どういった違いを見せるのかが注目でありました。

そして、イーストウッドが出した答は
ミュージカルとして脚色された部分はそれとして使いながら、
あくまでもドキュメンタリーとして映画をまとめ上げることでした。

イタリア移民の多く住む街で、窃盗を繰り返しながら
バンド活動を続けていた少年たちが、
いかにして成功していったのか。

手に入れた余るほどの成功や名声によって、
逆に失われていく家族の絆。
お金の魔力によって崩れていく友情。
そして、メンバー間に生まれる疑いの心。

まさに起承転結、喜怒哀楽をそのまま脚本にしたような物語は
これが本当に実話なのか?と疑いたくなるほど波瀾万丈だ。

だからこそイーストウッドは、今作のドキュメンタリーの位置づけを
登場人物のキャラクターや、考え方、移り変わる心の機微が、
観る側にきちんと伝わることに主眼を置いた群像劇に仕立てたのだと思う。

そして、作中に出て来る数々のヒット曲は、
フォーシーズンズを知らなくてもどこかで聞いたことのある楽曲ばかり。
現在でも歌い継がれているほどの曲たちなので、もちろん心に響く名曲だ。
真っ直ぐなストーリーなだけに、そんな名曲たちを素直に楽しむことができる
近ごろ珍しいほど、素直に心を温かくしてくれる映画でした。





まったくもって音楽に疎い私としては
『君の瞳に恋してる』は、高校生の時に聴いたボーイ・タウン・ギャングの
ディスコチューンがオリジナルだとばかり思ってた・・・
こういうことって知らずに死ねないね〜
  

テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想 - ジャンル:映画

2015.09.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

HONDA CRF1000L Africa Twin

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New ホンダ アフリカツインがベールを脱いだ。

KTMのような専門メーカーならまだしも、
ホンダのようなフルモデルラインナップする巨大メーカーが
長引く不況の中で、ビッグオフローダーのような
ニッチなモデルを出すことには少なくない困難があったことだろう。

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何より、
"Africa Twin" と言えば、BMWのG/Sと肩を並べるレジェンドネームだ。
「もう出ないかもしれない・・・」そんな悲観的な予想が多く見られる中、
ニューモデルの登場を信じて、まさに待ちわびたファンも多かったことだろう。
もちろんアフリカツインマニアでなくても、日本のオフロードバイク好きなら、
是非伝説の続きを見てみたいと思うだろうし、出してくれただけでも朗報だ。
心からホンダに感謝したい。

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998cc直列ツインエンジンは約95ps(70kw)の高出力を誇り、
そのパワーを、オフロードモデルとしては稀な
DCT(電子式6段マニュアル変速機)で駆動させる(マニュアルミッションも有)。

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もちろん想定されるライバルは『BMW R1200GS』や、
『KTM 1050 Adventure』ということになるだろう。

そのライバルたちの採用する前:19、後:17インチのホイールサイズに対して、
アフリカツインの採用する前:21、後:18インチのホイールサイズは
もちろん走破性を重視した結果の選択だ。
先行する競合他車たちとは違い、
DCTといった快適性をサポートする機構が装備されていながらも
アフリカツインの軸足はオフロードに置かれていることが分かる。

つまりそれは、アフリカツインが都会派のクルーザーではなく、
本当の意味の冒険心をくすぐるリアルオフローダーであるという主張だ。

しかして、
だからといってBMWやKTMが、アフリカツインに簡単に後れをとるかと言えば
答はもちろんNOだ。

KTMはまさにリアルオフローダーのど真ん中を征くブランドだし、
BMWもこのカテゴリーの第一人者として、
タフなオフロードモデルに、オンロードでの走破性と快適性を加えてきた。
それは、オフロード性能を削ってオンロードに寄せたわけでも何でもなく、
オフロードでの走行性能を一切犠牲にすることなく、
むしろそこをも嵩上げしながら、オンロード専用モデルを凌駕するような
走行性能を実現してきている。

そういった手強いライバル達に対し、
オンロード性能を多少犠牲にしてでもリアルオフローダーとしての道を選んだ
アフリカツインの方向性には強い関心を引かれる。
果たしてどういった新しいアフリカツインの世界が拓かれているのだろう。
とても楽しみだ。

ただ、ひとつ確実にライバルを超えることが予想されるのは、
アフリカツインが紛うことなき
ジャパンクオリティで仕上げられているという点だ。
耐久性や、故障などへの心配は皆無といっていいだろう。
もちろんパーツ代を含むメンテナンスコストも、欧州のライバルたちに対して
かなり抑えられるはずだ。ダートロードに分け入るという行為は、
オートバイを壊しに行くようなものなので、この安心感とコストメリットは
大きいと言わざるを得ない。

つまり最大の問題となるのはお値段だ。
現在12,100ユーロ(約163万円)と発表されている価格が、
日本国内でいかほどに設定されるのか、まずは要注目だ。

そんなアフリカツインへの思いを伝える、
パリ〜ダカールをはじめとしたコンペティションシーンと、
世界中をオートバイで旅する人々をフィーチャーした動画があったので
それも貼っておきます。



  

テーマ:オフロードバイク関連 - ジャンル:車・バイク

2015.09.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

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Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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