立山 【Day-2】

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翌28日(日)。
前夜飲み過ぎた割には標高のせいか朝6時にぱっちりお目覚め。
奇跡的に酒も残ってはおらず、朝食も旨いし、とても快適な朝だ。
そして朝飯を食べたらさっさと出発。
朝の山荘に余韻に浸っている時間はない。行動あるのみ。

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この日、まずはIK隊長が狙うのは龍王カール(画像矢印の裏側にある)。
一ノ越の稜線を向かって右方向、西側へと上がるルートだ。
まずは一ノ越の沢筋に取り付くキャットロードまで、
雷鳥荘前からできるだけ一ノ越に近づく方向にトラバースしながら滑り降りる。

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一ノ越までは、雷鳥沢に較べて斜度も緩めで快適ハイクかと思いきや、
結構キツイ。
目覚めは良かったのだが、これはやはり深酒の影響か・・・
なかなか調子が出てこないので、気分もまた上がってはこない。
少々離されながらなんとかみんなに着いて行く。

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一ノ越の手前で休憩。バテバテだ。

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しかして、すでに雪のない一ノ越の稜線に走る登山道に出てから、
なぜか急にスイッチが入ってしまった。謎の絶好調。
どういったわけか歩みが止まらない。まだまだ登り足りない気分だ。ゾーン?

そして雷鳥荘から2時間。
龍王岳の下側に位置する富山大の研究施設までなぜか先着で登頂。

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どうやらこの時期の緩んだ雪をシールで登行するよりも、
ツボ足で登った方が私には楽なようだった。
それもあって、今回特に感心したのはこの『DEELUXE SPARK SUMMIT』だ。
ビブラムソールは大小様々な石を確実にグリップし、本革製のシェルは
高い剛性感を維持しながらも、しなやかに足首の動きをサポートしてくれる。
ゴロゴロと転がる石の上に足を載せてもグラつきが抑えられ安心感が高く、
一切緊張させられることもないので、精神的にかなり楽だ。
体力の消耗を抑えることに一番効果があるのは、
間違いなくこのテの精神的なサポート力だと私は思う。これまたプラシーボ。

ただ、これまでは「いくらバックカントリー専用ブーツとはいえ、
ここまでゴツいブーツって果たして私に要るのかね?」と疑心暗鬼であったのだが、
岩場をはじめてこのブーツで歩いてみて、その実用性の高さを実感することができた。
雪の上だけでなく、こういう場面までをも想定したブーツなのだ。こりゃ驚いた。

毎度わざわざ雪山まで足を運んではいるが、関東圏に住む我々にとって、
4WDのクルマがその威力を発揮する場面なんてほんのたまの事だ。
私が行くような場所なら尚のこと、大概の道はFWDで事足りる。
このブーツもそれと同じレベルのことなのだが、
クルマよりも、このブーツの方により有り難みを感じてしまうのは、
滑りやすい登坂でクルマがスタックする心配以上に、
歩いて登ることへの苦手意識の方が格段に高いからだ。

これからは今回の立山での出来事を思い出すだけで、
このブーツを所有する意義を十二分に思い出すことができるだろう。
高い買い物であったが、これですっかり元を取れた気分だ。

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遠く富山市まで臨むことができるここからの眺めもまた絶景だ。
とにかく観るもの観るものいちいちに感動させられてしまう。
大自然の放つ力は偉大だ。素直に神の存在を感じてしまう。

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そして、龍王カールにドロップ!
この日は朝から晴れ渡り、すでに雪は良い塩梅に緩んでいた。
私とIKさんは、龍王の真下からドロップしたのだが、
入ってすぐの急斜面でボードを食い込ませるように踏み込み、
ターン出口で後ろ足を踏みきってグイグイ切れ上がるように向きを変えるターンが
最高に気持ち良い。ここもまた素晴らしい斜面だ!

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そのあと龍王岳と一ノ越に挟まれた雄山谷の上部で昼飯。
雷鳥荘で用意してもらったおにぎり弁当は、
晴天の山で食べる最高のお弁当かもしれない。旨すぎだ。

昼飯のあとは下の画像の左側の斜面に見える登山道を歩き
ロープウエイの架かっているタンボ平に向かう。

そう、帰りは厄介な乗り換えをせずに黒部ダムまで滑り降りるのだ。

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しかして、お腹も満たされた我々(というか私)は、
眼前の雄山谷の斜面にすっかり魅入らされてしまい、
誘惑に負けてつい登山道の下まで滑ってしまった。

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「ここを登ってください」と言わんばかりに、登山道に向かって
まるでハシゴのように伸びるハイマツ帯に覗く岩場を登り返していたのだが、
登山道まであと10mほどの最後の雪渓が斜度も厳しく、
ここへ来てまさかのアイゼン登場。
実は私、アイゼンはもうだいぶ前から持ってはいましたが、使うのはこれが初めて。
一見何の変哲もないグリベルのエアテックライトですが、よく見るとちょっと違う。
コチラの話はまた明日。

さておき、ガイドツアーだとこういう先を読んでいないハプニングのような出来事は
基本起こったりはしない。ガイドの方が事前の視察含めて上げ膳据え膳きちんと整えて
効率的で無駄のない、一番安全と思われるルートとペースを考えてくれているからだ。

でも、「あそこ行けるんじゃないか?」「自分なら上がれるんじゃないか?」
「もしだめなら、こっちに迂回してみよう」とか、今までのそういったガイドツアーで
培ったきた経験則に照らして、自分自身でルートファインディングしてみる楽しさが
プライベートでは体験できる。

そうして(もちろん危険のない範囲で)選択を誤ることもまた、
ものすごい経験になるし、何よりガイドツアーの有り難みもまた増すというものだ。

そういった経験に、春山はもってこいだ。

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さらに、春の立山ではこんな壮大なおまけまで付いてくる。
夏山なんてオートバイでしか近寄ったことのない私ですので、
山の遊歩道ですらほとんど歩いたことなどない。
そんな私がいきなり標高2,500mに位置する登山道を歩くわけだ。
何から何まで立山という場所はいちいち本格的だ。一皮むけた気分。
でも、SPARK SUMMITのお陰で岩場の足取りも実に軽やかだ!

逆に、YONEXのTRIPPER ABを履くOYさんは足裏の金具に何かあると
バインディングを填めることが出来なくなることもあり得るので、
岩場はかなり慎重にならざるを得なかったそうだ。

それと、今回の立山行は、IKさんもいるので
実はスキーで来ることも頭をよぎっていたのだが、そのIKさん曰く
スキーブーツで長時間歩くのは、スノーボードブーツで歩くのとは
わけが違って、それなりに苦労されるようだ。止めておいて良かった。
なんて言っていると、いつまで経っても出来るようにならないのだが・・・

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そんな岩場の登山道を30分ほど歩くと東一ノ越に到着。

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見下ろせばここからすでに黒部ダムが見える。
戻って来たって感じだね〜

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ここからタンボ平にドロップするわけだが、ついつい目の前の斜面を
ロープウエイ乗り場に向かって真っ直ぐに落としてしまいそうになるが、
経験豊富なBC姐さんのナイスアドバイスにより、
ライダーズライトの斜面を奥の斜面までハイトラバースするラインを選ぶことにした。

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すると、こんなに巨大で斜度もかなりあるナイス斜面に出て来るわけだ!
画像中央付近を滑っている人影でこの斜面の大きさが分かってもらえると思う。
後から斜面を見上げれば気がつくが、上から覗き込んでもこの斜面は見つけられない。
クゥゥゥゥ〜〜〜〜ッ!姐さんナ〜イス!

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そして、ロープウエイ乗り場の真下まで戻って来られた。
滑りもさることながら、登山道も含め、トラバースですら楽しくなってくるのは、
間違いなくこの晴天のおかげだ。
天気が悪かったら180度変わって、かなりの苦行となるだろう・・・

時に人数が増えているのは、登山道でBC姐さんのお知り合いの
Mさんチームとたまたま会ったから。
広い立山で知り合いに会うって、どんだけ顔が広いんだ。
IKさんに至っては盛岡駅前の焼き肉屋でたまたま居合わせた
スキーのお仲間に声をかけられていた。やはりこの二人はどうかしている。

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そして、森を抜けて黒部湖畔の登山道に突き当たり、
これにて滑りの箇所はすべて終了。皆さまお疲れちゃんでした。

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行動時間約6時間、総移動距離11.8km、登り729m、下り1,522m。
この日もまさに大冒険でありました。山と仲間に感謝!

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そして湖畔を10分ほど歩いて行けば黒部ダムに到着だ。
返す返すも観光客で混み合うトロリーバスやら、ロープウエイやら、
ケーブルカーやらに乗り換えながら移動するのは頭が痛い。
そこを滑り降りて来られるなんて、これを幸せと言わずして、何を幸せと言えようか!
これぞ春立山の醍醐味(なのだそうだ)。

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多くのスキーヤーやスノーボーダー達から愛されてきた立山であるが、
私にはこれまでその魅力が今イチ、いや、まったく分からなかった。
もっと近くて、手軽に楽しめる山だってだくさんあるし、
何より私はこの時期はもうゲレンデで充分楽しいと思ってしまっていた。
それらと較べて、ここまでの移動距離や苦労に見合うとは到底思えなかった。
だから「立山行かないんだ・・・」と、どこか不思議そうな顔で私を見つめる方々の
その視線の方が、むしろ私にとっては不思議であった。

でも、今回、そんな謎が一気に解けた。

立山の魅力はもはや破壊的ですらある。
たぶん誰もがここのスケール感や、底の知れないバリエーションの豊富さと
その奥深さに一撃で虜にされることだろう。
経験豊富な人ほど、この場所の魔力に囚われてしまうハズだ。

それほどにここは
心奪われ、囚われ、憧れ、そして志すべき場所なのだ。

その理由について、残念ながら言葉で説明したり、説得することは不可能だ。
もし、今の私が、ここへ来る前の私に出会っても、
決してこの場所へ行くことを勧めたりしないだろう。

この魅力を知ってもらいたい、分かち合いたいと強く願えば願うほど、
それが不可能だという無力感に嘖まれるくらいなら、
最初からここのことは口に出したりしないだろうと思うからだ。

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何より、経験豊富な仲間たちがいてくれたこと、
そして、そんな仲間たちに「こいつなら連れて行っても大丈夫だ」と、
信じていただけたことに心からお礼を言いたい。

ありがっとうっ!



と、こんな事を書いていたら、立山と同じように “志す場所" でありながら、
喰わず嫌いを続けてしまっている山が、もう一箇所あることに気がついた。
そう、日本一のあの山だ。

今シーズンはもう無理だが、近いうちにチャレンジしてみたいと(今は)思う。
これもきっと分かりやすい立山効果なのだろう。
  

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2015.04.30 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

立山 【Day-1】

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コトの発端はBC姐さんからの「八幡平のメンツで立山に行きたいんだけど」
というメールだった。
立山かあ・・・・

私がへそ曲がりだということ以外にも、
私の足が立山に向かない理由はいくつかあって、
まず第一に挙げられるのは、何はさておき立山は遠いという事実。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、念のために説明しておきますと
立山へは富山側と長野側と、それぞれアプローチできるのですが、
関東圏からは長野側から上がるのが一般的。

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マイカーでアクセスする場合の立山黒部アルペンルートの入口である扇沢までは
白馬のあたりまで滑りに行くのと変わらない程度の距離なのだが、そこからが遠い。
そして、高い(too expensive)。まあ交通費の話はさておいても、
移動だけでなく、トロリーバス~600m徒歩~ケーブルカー~ロープウェイ~
トロリーバスと乗り換えまくってやっと到着する面倒くささがとにかくネックだった。

そんな距離と手間に加えて、ご覧の通り拠点となる室堂駅で標高2,450m。
ガチのアルパインエリアであるため
ここを滑ることが出来る期間は秋の数週間と4月中旬以降と、ごく限られている。
秋のシーズンはじめにそんなアルパインエリアへ向かうのは精神的にキツいし、
春は春でこの時期すでに気持ちが終わってしまっているため、これまたキツい。

BC姐さんは、そんな限られた時間を名残惜しむように、
滑れる間は毎週でも通い詰めるほどの立山フリークだ。
そして、前回も説明したとおり、IKさんもまた、BC姐さんと肩を並べる
バックカントリー経験の豊富なスキーヤーだ。
一説には日本全国のガイドクラブで、このお二人が参加していないクラブは
モグリだと言われるほどで、要はミシュランの認定検定員のようなお二人なのだ。

そして、マッキーさん、R子さんも立山の経験は豊富。
何より気の合う仲間との山行は掛け替えのない人生の宝だ。

毎度言うが、旅の目的地は場所ではなく「人」だ。
今回私の重い腰が上がったのは、技術も体力も気力も、そして気心も知れた
そんな八幡平のメンツが全員揃って来てくれることになったからだ。

というわけで、八幡平組の、私、BC姐さん、IKさん、マッキーさん、R子さんに
幸か不幸か先日のかぐらで私とR子さんと滑ったために、
半ば強引に引き込まれてしまったたOYさんを加えた6名で立山に行くこととなった。

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男性陣は元より、BC姐さんにしても、R子さんにしても
数百km程度の運転くらいは何事もなくこなしてしまう方々ではあるが、
そこを敢えて、みんなで仲良く2台に便乗。
私はBC姐さんとIKさんの巨匠二人の乗る車に同乗して
3時過ぎに練馬インターを出発。
お二人の濃い話に耳を傾けつつ、ときに爆睡しながら7時前に扇沢に到着した。

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そして扇沢からは、言ったように乗り換えがとても面倒なアルペンルートだ。
立山がオープンした先週と、ゴールデンウィークに挟まれたこの週末は
比較的空いているらしく、一週間前にも来ていたBC姐さんのロープウェイの整理券は
「15」だったそうなのだが、ありがたいことに我々の整理券番号は「3」だった。
超スムーズ。

噂通りにアルペンルートの乗り換えは面倒であったが、
来て見れば「これだけややこしい場所なのだからそれも仕方ないか」とも思うし
何より標高2,000メートルを超える場所に、乗り物に乗って来られることの幸せを
素直に実感できるので、そんな面倒な乗り換えにも納得がいくというものだ。
とはいえ、そんな秘境だからこそ、この時期だけの雪の立山連峰を観るために
わざわざ早朝からやって来た国内外の観光客も驚くほど多い。
スキー場に架かるロープウェイとは気遣い含めて勝手がかなり違うので
相応の覚悟と心構えが必要だ。

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そうして9時過ぎに室堂に無事到着。
はじめて見渡す立山は、まさに想像を絶する景観であった。
はっきり言って、これは写真なんかには到底納まりきらない。
自分の目で見てはじめて理解できる超絶の世界だ。
それもいくつかの山を経験した今だからこそ、ここ立山の凄味が理解できる。

何より驚かされたのは、私でも聞いたことくらいはある、
名だたる滑走ラインが、見渡す360度の景観の中に納まっていることだ。
簡単に言えば要諦山を途中で切って拡げて、ラインを一度に見渡すような感じ。
もしくは苗場、野沢温泉、蔵王、白馬八方尾根を円状に並べた感じと言ったらいいか。
バリエーションというより、これはすでに滑走ラインの展示場だ。
スケール感が狂うほどコンパクトにまとまってるようでもあり、圧倒的でもある。

室堂駅前からまずは今晩の宿である雷鳥荘まで移動するわけだが、
その間の雪には数日前の雨の走路が縦に無数に走り、
そのまま凍った縦スジのウォッシュボードを形成する手強い状況・・・
景観に圧倒された反面、この雪には正直に心が折れかけた。

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でも、ここまで来た以上は行くしかないっ!
雷鳥荘に泊まりの荷物(主に酒)をデポしてから、雪が緩むのを信じて、
雷鳥沢を登り、剱沢を目指すことに。
ちなみに今回のルートはBC姐さんとIKさんの巨匠二人によって決定されている。
私はいつものようにただただ後に着いて行くだけだ。

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まずは雷鳥荘前の斜面を、下のテント場に向かって滑り降りるわけだが、
その縦スジを横切るようなラインの組み立てをしないと足を取られて確実に転ぶ。
まだ雪は硬いままだ。
ときに、斜面が黄色いのは硫黄のせい。故に雷鳥荘の温泉はとても有名だ。
出発して早々すでに頭の中は温泉と生ビールでいっぱいだ。

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雷鳥沢を一心不乱に進む。
ここにいると明らかにスケール感が狂うので、
逆にそれが功を奏していたのかもしれない。
とにかく集中して足を前に運ぶ以外にないので
余計なことを考えずに自然と登行に集中できる。

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雷鳥沢のちょうど中腹の辺りで休憩。

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天気の良いこの日は、中腹ですでにこの壮大な景観が拡がる。
今改めて写真を見てみても、記憶に残るあの景色を写せてはいないと思う。

写真には本当の立山を写すことはできない。
もし、見てみたいと思ったら、とにかく自分の目で見てみることだ。
もちろん知らなければ、知らないに越したことはない。
でも、知ってしまった以上は、これを知らずに死ねない気分にさせられる。

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一歩また一歩と剱御前小屋が近づいてくる。あともう少しだ。

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小屋を過ぎてもう一登りすると標高2,790mの剱沢の上へ到着。
雷鳥荘から約2時間半。
着いてさえしまえば、意外と近く感じるから現金なものだ。

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14時過ぎにいよいよ剱沢にドロップ!
まだ縦スジは残るものの適度に緩んだ雪は充分にボードを掴んでくれる。
踏める!キレる!つまり~~気持ちいいいいいっ!

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ボトムに着くと、それまで流れる雲に覆われていた剱岳がその姿を現した。
ふとどこかのメーカーのロゴマークを思い出す。迫力のある山様だ。

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剱御前小屋まで30分足らずを登り返し。

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そして雷鳥沢へドロップ!
雷鳥沢上部に例のタテ溝はなく、ノートラックのナイスザラメ雪!
斜度もあってスピードに乗せやすい素晴らしい斜面だ。

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そのあともタテ溝の少ない斜面を選んで、
標高差約500m、1kmに及ぶ雷鳥沢を2ランに分けて滑り降りた。
斜度、雪、太陽、そして素晴らしい景観!
春の山スノーボード冥利に尽きる大斜面だ。

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そして最後に雷鳥荘前の斜面を登り返して、無事帰着・・・と言いたいところだが、
途中ザックに括り付けていたヘルメットとジャケットが50mほど滑落・・・
山裾まで拾いに戻り、せっかく登ったぶんをフイにして余計に登らされるハメに。
最後は生ビールへの思いだけを頼りに気力を奮い立たせて登りきった。

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久しぶりにログなんか採ってみたが、
やはりこの山行は見返したくなる内容の濃いものだった。

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16時30分頃、雷鳥荘に到着。
そのあとの生ビールの味は筆舌に尽くしがたい喉ごしであった。
噂の温泉を堪能したあとは、
山荘と、立山連峰を赤々と染める夕陽を眺めてから夕飯をいただき
そのあとはいつものように酒宴になだれこんだ。

立山ツアー中のリズムワークスの旭さんに加え、
巨匠二人に惹きつけられるように集まるツアー中のガイドの方々も次々参加しての
濃ゆい宴会となり、なかなか聞けないお話を伺うことができた。
そんなわけで、例によって飲み過ぎた・・・
さあ、翌日曜日は朝からまるまる一日晴れの予報だ。
早い時間から雪も緩んで、気持ちのよいザラメになってくれるだろう。
とても楽しみだ。(Day-2は30日にアップいたします)
  

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2015.04.28 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

初 立山(予告編)

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さきほど(26日 23:00)帰宅いたしました。
立山は想像以上の場所でありました。

『ノルウェイの森』を読んだのは初版から10年後だったし、
六本木ヒルズに初めて行ったのはオープンから5年経ってたし、
スカイツリーにもついこの間初めて行った。
でも、ディズニーランドは開園二日目、ディズニーシーに至っては、
無理矢理に仕事にしてプレオープンのときに行っていたり、
みんながこぞって飛びつくものに、距離を置いたかと思えば、
意外なところにはガッツリ飛びついてしまう超のつくへそ曲がりの私は、
「ドイツもコイツも、揃いも揃って立山、立山って、一体ナンボのもんじゃい!」
とか思ってしまっておりました。

本当に馬鹿でした。どうかしてました。
やはり何事も食わず嫌いはいけません。

というわけで、今日のところはこのへんで寝かせてください
私の初立山の模様は、明日、明後日でお届けいたします。
おやすみなさい・・・zzzzz
  

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2015.04.27 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

女子ーズ

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く、くだらねえ・・・・・

しかし、しかし、異常にツボだ。
ブルーとネイビーって色近いしっ・・・っていうかなんでピンクいないのっ?とか、
つい世知辛い大人の事情を垣間見せるが、
実はそれも瞬間芸のための周到な計算だったりする。

上の動画は予告編だが、下に貼った動画はフルムービー!
観るなら覚悟してから観よっ!(予告編だけでも充分おもしろいけど)



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しかし、すごいキャスティングだね。
頼む方も頼む方だけど、受ける方も受ける方だよ。

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とか言いながら、レッドかネイビーか、いやいやグリーンも・・・などと
真剣に悩む自分がいて、とてもファンタジーな異次元に連れて行ってくれる。
こんなキャバがあったら・・・とか、ついつい夢想してしまう自分がそこにはいるが、
桐谷美玲や、山本美月がいる店なら、コスプレである必要はどこにもないことは、
BUDガールのいる店に行くたびに思うことなので、それは単なる思い違いだ。

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ここへ来て、綾波レイではなく、あえての003(フランソワーズ)のコスプレだったり、

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敢えての野球(しかも、野茂とカブレラ)だったり、

近ごろおじさんの琴線を強烈にかき鳴らしてくるコンテンツが多いのは
気のせいか???
ひょっとして世の中がおじさんに追いついてきたのかっ!?
(もしくは、近ごろはもうおじさんしかお金を遣わないのかっ!?)
  

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

2015.04.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画

Turtoise キャンバストート

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他愛もない話で恐縮ですが、意外とこういった脇役グッズこそ、
思いがけず重宝したりしたときのヨロコビは大きかったりする。

今シーズンは特に北海道を含め、トリップに多く出かけていることもあり、
荷物を宅急便で先に送っておくことも多かった。
そのとき私はオールインワンのスキーケースで発送するわけだが、
問題はケースの中での個々の荷物の詰め方だ。
ブーツにバインディングなどギア類の他、インナーウエアなど着替え、タオル類など
その広大なスキーケース内に無造作に詰め込むと、あとで見つからなくなるので、
それぞれの役目に合うモノ同士で分類しておきたいものだ。
もちろん忘れ物のチェックにも役立つ。
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そうしたときに一番に思い浮かぶのは、こういったアレンジケースなどの
インナーバッグ類でありますが、メンズLサイズ以上を着用している私の場合、
大きく嵩張るスノーウエアやグローブなどがすっぽりと納まるサイズとなると
これがまた見当たらない。

そして先日の苗場のプリンスホテル内のショップをブラブラしていたときに
こいつと出会ってしまいました。

こいつのいいトコロは、 約25LのH35cm x W46cm x D16cmという
この絶妙なサイズ感もさることながら、トートバッグが本来持つ
開口部の広さによってとても使いやすく、それに加えてコイツの場合、
トップにファスナーが装備されていて荷物が飛び出さない部分だ。
そのお陰で、宅急便での荷造りに重宝するだけでなく、クルマでの移動時、
特に日帰りであれば、バッグはこれひとつで済むドンピシャなサイズだ。

そして、私の場合、往きは収まっていた荷物が、なぜか復路になると
入りきらなくなるというとてもミステリーな状況に陥ることが多く、
そんなときにこのサイズであれば機内に持ち込むことも可能なので
納まりきらなかったぶんや、お土産をこいつに入れて持ち運ぶ自由度も増すわけだ。

自分の用途に合いながら、デザイン的にもツボにはまるモノって、
なかなかないんですよねぇ〜。
だからこそ、こうやってビビッと運命の出会いなんかしちゃうと
それだけで堪らない幸福感に包まれてしまうのが私という単細胞だ。

求めよさらば与えられん・・・・
  

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2015.04.23 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

SPARK R&D AFTERBURNER に BURTON ハンモックストラップ

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シーズンも終盤になってから道具にモディファイを加えるのは
命を預ける山の道具の場合は尚更に
決して褒められたことではないのですが、
いろいろあって、もう今シーズンはLサイズのBURTON DIODE
使うことはなさそうなので、思い切ってハンモックストラップを
AFTERBURNERに移植してみることにした。

そもそも最初からこうするつもりで旧モデルのDIODEを買っていたので、
すでに確定路線ではありましたが、やはりいざとなるとちょっとだけ
腰が引けるものだ・・・

さておき、このBURTON HAMMOCK STRAPの良いところは、
まずもってこの見た目だ。
まあ単なる好き嫌いの話なので、それは置いておくと、
一番に挙げられるメリットはもちろん、締め付け感の少ない快適な着け心地だろう。

BUROTNはこのハンモックストラップに至る前から、
「締め付け力」と「快適性」という反比例するふたつの要件を
高次元でバランスさせる技術を追求してきた。
そういった探求の現在のあるべき姿として、
この “ハンモック" 型のアンクルストラップが登場したわけだ。
今までBURTONが巡ってきたその変遷を知る者としては、
まさに究極形態と言っていい出来映えだ。
ガッツリ締め付けても足が鬱血するようなこともなく、本当に快適で疲れ知らず。

このハンモックストラップと時を同じくして導入された
「ダブルテイク バックル」と呼ばれる、斜めに歯が刻まれたベルトによって
スピーディーで強固な締結を実現するラチェットもあるが、
これに関しては取り外しが前提のスプリットボード用バインディングであるので、
特に差し込まれるだけのトゥストラップ側のベルトが、
ベースプレートから抜け落ちることが懸念されるため交換は控えた。

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よって、今回のハンモックストラップへの換装のために
交換したスライダーは一箇所(両足)のみ。
トゥストラップだけでなく、反対側のストラップを留めるベルトも、
そもそもBURTON OEMであるSPARKのものをそのまま流用しています。

と、良いことずくめに思えるハンモックストラップですが、
バックカントリーで使う道具として考えたときに、
このラチェットと一体化された構造故に、
ラチェットのみを交換することができないのは
もしもの時を考えたときにまさに「命取り」にもなり得るのでちょっと心配ではある。
今まで以上に使用前点検はきっちりと行う必要があるだろう。

使用前点検で思い出したが、これは私のSPARK AFTERBURNER
だけかもしれないが、ヒールカップを留めるネジがいちいち緩みやすい。
メスネジの空けられたベースプレート素材(アルミ合金)と、
ステンレス製であるオスネジとの熱膨張率を含めた
素材同士の相性の問題が主だと思われる。

今回もガバガバに緩んでいたので、いよいよネジロックでガッツリ留めることにした。
(ネジロック剤を使いすぎるとネジ山に影響が出る場合があるので
 極力使わないようにしています)

というわけで。
そうなんです。私、今シーズンまだ登る気なんです。
そろそろ気持ちは山から海へと向かっておりますが、その前に
充実した今シーズンのまとめの意味も込めてもう一登りして参ります。

そして、この時期に「登る」と言えばあなた、
もちろんアソコに決まってるじゃないですか!
  

テーマ:バックカントリー - ジャンル:スポーツ

2015.04.22 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

【春ワックス完結編】Kashiwax Spring Wet Snow スプレーワックス

kashiwax_sws.jpg

先日の北海道トリップには、
この『Kashiwax Spring Wet Snow スプレーワックス』と、
念のための『HEIWAX』の二種類の春用ワックスを持ち込んでみた。

使い方はブラシで滑走面の汚れを落としてからスプレーして、
マイクロクロスで滑走面に染み込ませながらまんべんなく塗り拡げれば完了。

ピステンが掛けられたアンヌプリスキー場と、ゲートの外の
汚れが雪の表面にまだら状に浮いている斜面とで使ってみました。
ベースはDominator BOOSTER DSで、最初の二本のゲレンデ滑走と、
最初のバックボウルはBOOSTER DSだけで滑ったのですが
朝一のゲレンデはもちろん何の問題もなく、最初のゲートの外も、
標高の低い水分量が増える箇所からは多少引っかかり出すものの、
朝のうちは私のボードも他の方々と同程度に走っていた。

そして、二本目、いよいよKashiwaxを塗布してみた・・・

・・・のですが、標高の低い箇所では
先ほどのBOOSTER DSだけの一本目よりむしろ引っかかりを感じる。
標高の高いボトムまでの3分の2の距離までは何の問題もなかったので、
雪の状態の悪化が原因か?距離的に最後まで持たないのか?
それともこちらもDominatorと相性が悪いのか?
他の方々のボードにそこそこ置いて行かれた。

これはワキシングの問題ではないが、ストラクチャーの有無も大きいようで、
ワキシングにはとんと無関心なのぶのSTINGRAYがこれまた良く走っていた。
atuのストラクチャー入りのTT160も良く走っていたが、
地元ニセコだという思い込み含め「BONTAK」でストラクチャーを入れられた
のぶのボードは見た目にはそれ以上に走っていたように感じた。
同様にBONTAKとT-Tuneで、深めのストラクチャーと独自のチューンが施された
ガッツさんのTTもかなり走っていたので、やはり、郷には入れば郷に従え、
ストラクチャーの入れ方にも、その場所の雪質との相性があるのかもしれない。
これまた私の知的好奇心をくすぐる課題だ。

それ以降は一本毎にKahiwaxのスプレーを塗布し直して滑ったのだが、
最後の一本はHEIWAXを入れて滑ってみた。すると、
HEIWAXの方が水分に強いのか標高の低い箇所ではより走ったように感じた。
ただ、すでに日陰ができはじめ、雪温も下がっていたことも好感触に
繋がった可能性もあるので、参考までに。

さておき、
目くじら立ててするような遊び方はしたくないいい加減な私にとっては
これでワキシングに出来ることの限界点も見えてきた。

現場でのワキシングは、しないよりはした方がいいことは間違いないが
あくまでもホリデーボーダーとして、フリーライディングしかしない人間にとって、
春用ワックスの銘柄毎の差は微々たるものでしかないことが
アレコレ試してみて分かった何よりの収穫だった。

前にも言ったが、ワキシングは宗教のようなもので、
科学でありながら、実は信じる者は救われるという類のものだ。
そして、ストップスノーに特効薬などなく、つまりは悩むことなく
自身が信じられるいつものメーカーや銘柄を選べば良いということだ。

そして、肝心なことがもうひとつ。
間違いなく “走らせ方" があることを、今回痛いほど理解することになった。
ウスウスそんな予感はしていたが、
勝巳さんのあとを滑っていてそこがあからさまになった。

比較的平坦な斜度の少ない場所では勝巳さんのボードはお世辞にも走っていなかった。
勝巳さんはワックスをかけ直していなかったので、平坦部での差とはつまり
ワキシングの差と考えていいだろう。

それなのに勝巳さんは、そこに至る途中の壁を駆け上がるほどのスピードを
アプローチ部分で蓄えることが出来ていた。
これはもう技術的な差以外に考えられない。走らせ方があるのだ。

残念ながらこればかりはお金で買うことができない、ただただ修練あるのみ・・・
でも、ストラクチャーの方はお金で買えるので、
ズボラな私は、そちらをMaster Cardでお願いしたい。Priceress.
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2015.04.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

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Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
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近ごろ波乗り。

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