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新谷暁生『北の山河抄』

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佐々木勝巳さんにチセをガイドしてもらった帰り、
佐々木さんがすーっとクルマの速度を緩め窓を開けると「チワー!」と
すれ違う御仁に挨拶をされていた。
新谷暁生さんだった。

新谷暁生さんの『北の山河抄』を読んだ。
内容的には今まで読んだ作品と重複する部分も見受けられるが、
総集編のように読めて、私は楽しかった。

冒険。

冒険の定義は私にはわからないが、
非日常なんて、ありきたりな境界線を除いても
人ぞれぞれに、それぞれのレベルで、自身の好奇心を満たす行為であれば、
冒険と言って差し支えないのではなかろうか。と、私は思うが
そんな冒険の安売りに繋がるアウトドアブームに警鐘を鳴らす新谷さんなので、
きっとそれには該当しないのかもしれない。

まあ、それがどんな呼び名でも構わないのだが、
新谷さんの経験してきたことと、私のしていることが、
その規模は大きく違えど同じ軸線上にあるものだと信じたい。

と、とにかく新谷さんの本は、いつもそんな心のどこかに眠る
私の冒険心というやつを刺激してくれる。

それと、新谷さんは、知識と経験について、どの本でも語られている。

これは自然と対峙する山行に限らず、
現代社会を生きる上でも当てはまると思う。
特に、ネットからあらゆる情報と知識を得られる現代において、
自身の肌で感じることで、模索し獲得していく経験量が減っていることが
果たして本当に「効率的」なのかどうか、考えさせられる。

安易に「検索」などぜずに、自分で解決法を「模索」し、
時には先人が犯した失敗を、あえて繰り返してみることもまた
大切なことだと、新谷さんの本から学ばされる。

そして、道具の進化は必ずしも「スポーツ的ではない」と語り
いつも物欲に溺れっぱなしの私を、少なからず反省させてくれる。


本文中新谷さんは、
現代は「多様な価値観」という言葉で、
本当に価値のあるものが退けられる時代のように思う。

と書いている。私も同感だ。

他人のためになること、他人に認められること以外に、
人間の存在理由はない。
自身の生の意義を測る上で、そのような価値観の分散はとても悲惨なことだ。
その末路は自分勝手な「他人には分からない」という安易な結末を迎え
場合によってそれは社会を拒絶することに繋がっていく。

人間が成し得る価値あることとは、そんなに多くあるとは私には思えない。
重箱の隅をつついて、価値を増やすことを考えるより
本質を見極めることの方が大切なのだと思う。
そこで輝くことは難しくても、それに挑戦する悦びは、容易く得られるはずだ。
 

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

2014.04.17 | コメント(3) | トラックバック(0) | 徒然

iMac 27inch

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突然電源を落としてみたり、ブンブン冷却ファンを回しはじめてみたりと、
会社で使っていたMacPro (Early2008)が、怪しい動作をしはじめた。
それでも腫れ物に触るようにどうとかこうにか作業を続けてきたのだが、
いよいよヤバい雰囲気を醸し出し始めたので、買い換えてもらうことにした。
ちなみに同時期に弊社に導入された同機種は、ほぼ時を同じくして
不具合を多発しはじめことからも、設定された時限爆弾のようなものなのだろう。
つまり寿命というやつだ。

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言ったように、今まで使っていたのはMacProなので、仮にもプロな私が使うのは
見栄的にも引き続きMacProで、と、いきたいところなのだが、

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いかんせん最新型のMacProは、そのゴミ箱のような外観とはうって変わって、
4Kの映像編集を念頭に置いたスパコンもかくやの高性能を誇っているらしく、
弊社のシステム管理者から「不必要です」と、ばっさり却下されてしまった・・・
そんなわけで「iMacで充分」と促されたが、とはいえ、自分で言うのもなんだが、
これでも会社の要職に就く身だ。駄々をこね、せめて27インチの方にしてもらった。

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Mac信者は元より『スティーブ・ジョブズ』を読んだ方なら尚のこと
梱包やパッケージを解くところからすでにはじまる、
Apple Computerに貫かれた哲学に感じ入ることだろう。
私も心からこの儀式を楽しませてもらっている。
マーケティングを生業とする者の端くれとして、Appleから学ぶべき点は実に多い。

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と、大は小を兼ねるという古い人間の陥りがちな買い物であったが、
まさにデカ過ぎるほどにデカい!A3レイアウトが原寸でできるほどだが、
それよりもこいつでYoutubeを堪能すれば、腰が抜けるほどの臨場感だ!
さておき、往年のシネマディスプレイが小さく見えるその様に
時代の流れの速さを感じずにはいられない。

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今回データの移行にTimeMachineを使ってみたのだが、これが完全に裏目。
MacProには2台の1TBのHDを本体内のストレージに差して使っていたのだが、
これらも外付けHDと同じ扱いになるようで、そちらのデータは移管されなかった。
TimeMachineをかけていたそのMacならば、HDが別れていても
その通りに復元するので、同じように新しいMac上にパーティションを切ってでも、
作業環境を復元するのかと思っていたので超ガッカリだ・・・
大容量のデータ移管作業を繰り返しすることになってしまった。メンドクサイ。
時に、移行アプリケーションを使っても結果同じようで、本体のスロットに追加の
HDを差すよりも、ハナから外付けでバックアップしていた方が面倒がなかった。
でもさあ外付けってスマートじゃねえんだよなあ・・・

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買ってから解ったことだが、イマドキのiMacにはディスクドライブが内蔵されない。
自家用のPCがMacBook Airなので、純正のポータブルドライブは持っているが、
こんなにデカいのにディスクドライブを装備しないというのもなんだよな。
とか心の底では思うのだが、これまた『スティーブ・ジョブズ』を読んだ私には
ジョニー(・アイブ)がこれでいいとデザインしたんだから・・・と
変に納得できてしまう。
ただ、そういった時代を反映して、イマドキの『ATOK』は
ディスクではなく、このように最初からUSBメモリーに入れられている。

ちなみに、私はデファクトで搭載されている『ことえり』は“クソ"だと思っているので
日本語入力システムは必ずATOKに入れ替えている。

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で、現在はオフィスの改装もあり、それまでよりもデスクを広く使わせて
いただいていることもあるのだが、余計にiMacの快適性に感心させられている。
ハードディスクがカリカリいうあの耳障りなノイズもないし、
例によってクーリングファンを装備していないのでブンブン言わない。
このスクリーンの持てる力を十二分にユーザーに享受させようと
Macを使う環境までもMac自身がコントロールしようとしている
その徹底ぶりが垣間見える。

もちろん今まで使っていたMacProをあっさりと凌駕する性能で
グラフィック屋の私には充分以上であった。
ときに、今まで使っていたMacProは、銀座のジーニアスに
ロジックボードを交換してもらい、新入社員へと受け継がれていくことになる。

さてさて、新しいおもちゃを買ってもらったら、
そのぶん倍返しで働かないとなるめえ・・・

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2014.04.16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 徒然

GOPRO HERO3+ Blackout ハウジング

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また私が自分で塗ったと思われるかも知れないが、
これは、塗装ではなく、素材からすでに黒い『Blackout Housing』という
れっきとしたGOPROの純正部品であります。

それにしてもこれは買うでしょ!どう考えても!迷わずに!ってくらいに
そもそもなんで透明のケースに入れられているのか?
改めてそこに疑問が湧くくらい、見事にハマっているカッコ良さだと思う。

透明の方もそれはそれで高級感があって嫌いではないのだが、
やはりその存在を目立たせないのは、カメラ機材の基本と言えば基本なので、
使っていることを声髙に主張する必要もすでになくなったアクションカメラが、
はっきりと市民権を得た昨今を象徴するようなオプションアイテムと言えよう。

で、例によって本国のGOPROから届くニュースメールで、今回新たに登場した
このBlackoutハウジングの発売を知ったわけだが、本国の最新情報を知っても
実際に日本の店頭で手に取れるようになるのはずっと後になることが多い。
もちろん在庫はまずは本国優先に割り振られ、その上人気のアイテムは
すぐに売り切れてしまうため、日本への仕分けぶんは
だいたいサードロット以降になることがほとんどだからだ。

特に急ぐ用事でもないのだが、
今回は試しに本国のオンラインストアでポチってみたら、
なんとシンガポールから中3日で届いてきてしまった。
アジア市場向けの出荷体制まですでに構築されていたとは!

ちなみにいまだにオンラインストアでは売り切れていないようなので
不人気????それとも余裕を持った生産数確保????いずれにせよ、
慌てなくとも早晩ここ日本でも普通に手に入れられるようになるはずだ。

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ちなみに、本体を買った時よりも豪勢なステッカーセットも同梱されており、
これなら本国のオンラインストアで買った方が得なんじゃね?と思えなくもない。

事実、本国のGOPROが用意したサイトでは、日本語での閲覧はもちろん、
オンラインストアでの価格は円で表示される。しかもサイトのインターフェースも
GOPRO NIPPONとして用意されるサイトよりもずっと見栄えもする
きちんと「金かかってんなあ」と感じさせるものだ。

正規総代理店を各国に用意するメーカーでは、
代理店を通さずに各国のユーザーに直で販売するのはとても珍しい対応だと思うが、
私の知る限り、ハンディGPSのGARMINも同様に
各言語向けのサイト構築には力を入れており、こういったことは
信頼のおけるデジタルガジェットメーカーにとって、
すでに当たり前のことなのかもしれない。

そのGARMINも、さすがにオンライン販売までは日本で行ってはいないので、
ひょっとしてGOPROは、オンラインセールスに関しては
日本の販売総代理店とは契約外なのかもしれない。

時間と距離を超越するのがデジタルの強みでもあるわけで、
デジタルガジェット・メーカーとしては、むしろAmazonのような、
ワールドワイドに時短を達成する販売網の構築の方が大切なのであろう。

日本国内の企業からすれば「黒船」級の問題ではあるが、
しがらみから解放されたその素早い対応は、
ユーザー視点からするととても共感できるメーカーの姿勢と言えよう。
いずれにせよ、GOPROは、ただのニッチホビー メーカーかと思っていたら、
実はここまでしっかりした販売戦略を展開するメーカーであったことがわかり
ちょっと驚かされた。

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さて、話をブツの方に戻そう。
このBlackoutハウジングには、密閉式の防水タイプのドアと、
風のあたならい場所で使う時に重宝するハウジング内の冷却性の高い、
スケルトンタイプのドアも同梱されていた。
このスケルトンタイプのドアは、集音マイクを塞がないため
密閉タイプと比較して、クリアな音声を拾えるというメリットも併せ持つが、
やはり、黒い色が熱を溜め込みやすいことを危惧しての装備だと思われる。

そう考えると、本体のシルバーという色と、透明のハウジングが
標準で用意されることの意味が解ってくるな。

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同梱品でおもしろいのは、液晶の窓すらも“ブラックアウト"できる
黒いシールが入っていたこと。
液晶で動作確認出来ないと怖いので、私は使わないけど、
ここまで徹底して隠蔽性に固執するヲタクなところとか、オレは好きだな〜〜〜

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2014.04.15 | コメント(5) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

サーフィン@伊豆 4/13~14

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この週末は思い立ったように海へ。

雪のあるなしが大前提になる雪遊びと違い、
海遊びのシーズン始めに計画性はいつも皆無だ。
つまりいつ始めても良いので、それはいつも気分次第なのであるが、
そのシーズン始めの足を引っ張るのはもちろん寒さだ。
天気予報は気温18°と告げるが、気象庁発表の表面海水温はまだ15°程度。

まあ寒さを理由にしているあたりで、私の思い入れも髙が知れるが
いつも好きこのんで雪山に行くわりには、とにかく寒さに弱いのだ。
ちなみにタイヤはスタッドレスのままだ。

サイトで渋滞予測を調べると、7〜12時に東京〜海老名間で20kmだったので、
7時までに海老名を抜けられる時間に出発。
もちろん週末の東名高速は事故渋滞もまた頻発するので、
それによって予測は大きく変わってしまうのだが、
この渋滞予測ってやつがまた良く当たるんだな。
実際7時に海老名の辺りを通過していたのだが、
まさに車の数がギリギリ飽和した渋滞の始まる様子だった。

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伊豆の山間部は葉桜ながらも、
山はまだたくさんの山桜に覆われていて、まだ春の訪れの時季だ。

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雪に覆われた山々をシーズン最初に見てもワクワクするが、
それはどこか引き締まるような緊張感を伴う複雑なものだ。
でも、久しぶりに海を眺めると、同じワクワク感でも
逆に解放されるような気持ちになる。やっぱり海は母だねえ。

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伊豆に来るといつものルーティーンで、まずは白浜を覗く。
サイズはまあまああるようだが、面の整わない波の形は悪く、
風向きの変わりやすい、ちょっとジャンクな様子だったので、

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結局多々戸浜へ。っていうか、この二ヵ所しか知らんし。
で、その多々戸は白浜とはうって変わって、スネ〜モモの大人しい波。
でも、ここ多々戸の波はいつも形がとても良いので乗りやすい。
波のサイズに加え、この時期だということもあって海はガラガラに空いている。
雲は多めながら天気もまあまあだし、波開きにはもってこいだ。

心配された海水温も5mmのウェットスーツならなんの問題もなし。
むしろ強めに陽が差す場面では汗ばむほどだった。心配ご無用。

よく雪山で「へそ曲がりさんはサーフィンやってるから、体力あるね」とか
言われるのだが、海の上では上手い人なら絶対にやらないようなことでも、
見た目なんか気にせずに、極力手を抜けるところは抜きながら楽しんでいるので、
正直自分自身でサーフィンに体力が要るように感じたことはあまりない。

なのであるが、久しぶりのこの日の海は、いちいち息が上がりやがる。
こんなに穏やかな海でこれなのだから、先が思いやられる。
やっぱり海って体力要るのね。

サイズは小さめながら整った形の波が、そんな息を整えるのにちょうど良い間隔で
繰り返しやって来るので、良い意味で降りられない波だった。
9時から13時までので4時間でもうヘトヘト・・・・・

いやしかし。
海はやっぱりいいなあ〜〜
最初に言ったように、山は背筋が伸びる思いがするけれど
海は思いっきり気の抜ける感じがする。
浮き世の面倒なんか、みんなどこかへ行ってしまう感じだ。

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グルっグルに腹を空かせて下田市内と白浜のちょうど中間辺りにある『磯一』へ。
トップシーズンはとても混む店なので、こういうときに行っておかないと。
目の前で火を通す、さざえの磯焼きの炎が食欲を更に煽る
『おまかせ定食』をいただく。旨〜

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まだホテルのチェックインまで時間があったので、ひとっ風呂浴びに
電車なら下田駅から駅一つの蓮台寺駅近くの、蓮台寺温泉 石橋旅館へ。

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創業130余年の老舗旅館なのだが、クアハウスとしても営業されている。
正面から見ると、すぐ後ろに山が迫る立地なので、奥行きがないように見受けられるが
実はその山をトンネルで抜けた先に、客室群が現れる粋な演出が施されている。
お風呂ももちろんそのトンネルの先にあるわけだ。

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で、ホテルに入った途端にビールをキューッといただき感無量・・・
夜まで昼寝ブッコいてから、夕飯はモチロン『たまきや』で
しゃぶしゃぶっと茶美豚をいただく。ダメ人間の極楽な休日〜

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明けて14日 日曜もスネ〜モモ、時々ハラといった波の状況に変わりはないが、
天気は薄曇りで、太陽が顔を覗かせないぶん、肌寒い一日となった。
そんなわけで、一日砂浜でダラダラと過ごす予定を
渋滞を回避する意味でも午前の半日集中で乗りまくる作戦に変更。
それでもクタクタになるほど乗って、13時には帰路に就いた。

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往きはまったく気がつかなかったのだが、
伊豆縦貫道が東名高速の沼津i.Cから伊豆中央道の入口までの区間で開通していた。
空いている朝はともかく、帰りの時間ともなると沼津市内はかなり渋滞するので
これは助かる!
ちなみに伊豆縦貫道はこのまま下田まで開通する計画で、
そうなれば一気に1時間は短縮されるまさに革命的な道路事業なのだが、
私の生きている間にそれは叶うのだろうか・・・と思えるほどに途方もない計画だ。
とはいえ、この距離感が伊豆のいいところでもあるので、
今はまだそれを楽しむこととしましょうか。
 

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2014.04.14 | コメント(4) | トラックバック(0) | サーフィン

キャプテン・フィリップス

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海賊行為の横行するソマリア沖で、アメリカ船籍の大型貨物船
「マースク・アラバマ号」が、武装したたった4名の海賊に乗っ取られるという
2009年に実際に起こった事件を元に制作された映画です。

トム・ハンクス主演ということで、
フィリップス船長の重厚な人物像を描く人間ドラマかと思われるかもしれないが、
そこはさすがの『ジェイソン・ボーン三部作』のポール・グリーングラス監督。
軍が船長の奪還を目論む後半の展開は、
特にそういった人間性に光を当てたドラマ的な部分よりも、
『ゼロ・ダーク・サーティ』のような、その緻密に描かれた軍事行動が焦点になり、
まるでディスカバリーチャンネルの軍事番組を観るような
そのリアリティの高い描写によって、実はスリリングさが売りの、
ガチの軍事アクション大作だったりする。

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それほどに米海軍の全面協力によって実現した
その緊迫の救出作戦の全貌には、まさに息を呑むといった表現がよく似合う。

と、私は例によってついついソッチ(アクション)の方に目が行ってしまうが、
ソマリア沖で暮らす漁師達の生活の中に「海賊行為」という「仕事」が、
なんの矛盾もなく普通に存在しているという、もう片方に現実に存在する
「今そこにある危機」をも描き出し、単に「アメリカ万歳」の勧善懲悪に終わらせない、
真に何が正しいのか、観る者に訴えかける内容にもなっています。

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というわけで、例によって本国のポスタービジュアルの方が
そんな作品の意図に沿っていて私は好きだ。

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2014.04.11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

SPARK R&D AFTERBURNER (黒) 調整

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先日のかぐらで、NADAさんにTT160 CHOPSTICKに乗ってもらったわけですが、
そのときに私のSLASHER Splitに装着されていたAfterburnerの黒いヤツ。
実は私のなんです・・・・

このシーズン終了間際ともなると、オークションにはゾクゾクと魅力的な中古物件が
数多く出てまいりますが、こんな時期だからこそ見逃されることも多く、
魅力的な商品をとてもお値打ちな価格で落札できてしまうのも
この時期特有のオークションの楽しみであります。
といった建前を突っ立てて、例によって節操もなく買ってしまいました。

色違いとはいえ、すでに持っているものをわざわざ買ったのは、
淡いグリーンのSLASHER赤いバインディングって、やっぱり・・・」
という最初からわかりきった至極当たり前の話が発端だ。
単純に「赤いAfterburnerがカッコイイ」という理由もあったが、それに加えて
柿色のTT160に似合いそうだ、という気持ちもあって買ったこともまた確かだ。
しかし、蓋を開けてみれば一番使うのはSLASHERの方であったこともあり、
そのミスマッチ具合が心に暗い影を落とし続けていたわけだ・・・

それともちろん、Teslaユーザーならばご存じの通り、
例のピンが折れるというその存在意義に係わる、耳を疑いたくなるような
大問題もあって、気の小さい私はどうしても
バックアップしておきたくなってしまうわけだ。
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なんだかんだ言って、ベースプレートは穴あきの方が軽そうだし、
Voileのアライメントガイドがなくても現場で調整ができるしで、
追加で買うならMAGNETOの方だとは思っていた。
もちろんMAGNETOの残念なストラップ類には目をつぶらなければならないが
色の相性で考えれば、できればこの今季のMAGNETOにしか設定されない
lichenが良かったのだが、そうそう都合良く出物などあるはずがない。

まあ、今季以前のモデルをTesla Systemに換装する、ベースプレートキット
を買うよりも安く落札できたので、いい買い物だったと言っておこう。

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【装着時に問題発生】
と、ここでお話ししたいのは、そんな散財自慢ではなく、
今まではシリコンスプレーさえ塗布しておけばなんの調整もしなくても
スルスルと気持ち良く填め外しができていたものが、
この黒いAfterburnerに関しては、途中でVoileのユニバーサルパックと
ガッツリと引っかかってしまい、それ以上バインディングが
スライドしていってくれない。という困ったお話。

よくよく観察してみると、パックの高さと、バインディング側の溝の高さが
合っていないようで、そのどちらかを削る必要がありそうだった。
赤い方はTTに着けたパックでも、SLASHERに着けたパックでも問題なくスライド
させられるので、どうやら問題なのは黒い方の溝の高さのようだ。
ほんと、欧米製品の精度は低くて敵わん。

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溝の部分を観察すると、ユニバーサルパックと当たる部分の処理が赤い方よりも粗く、
これはひょっとすると抵抗を増やすことで結合を強める意図があっての
ローレット加工なのかもしれないが、明らかに赤い方よりも雑な印象。
何よりモードチェンジに余計な時間と気を割かれる方がイヤなので、
ここはその粗い面をザックリと削ってしまった。

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これでかなりの抵抗は減らせたのだが、
それでもまだスムースに入っていってくれないので、
ほんの少しだけユニバーサルパックの方も削ることにした。
このユニバーサルパックは、そもそもグレーだったものを
私があとから黒く塗装しているので、尚、削った箇所が分かり易い。

これで、ストレスなくモードチェンジが可能になった。

ちなみに、この削ったユニバーサルパックに赤い方のAfterburnerを装着すると、
気持ち抵抗感がなさ過ぎるきらいがあったので、この組合せだと
ライディング時には剛性感含め、なにか問題が発生するかも知れない。

といったわけで、本来あってはならない話だが、SPARKバインディングと
Voileユニバーサルパックとの相性は個々に存在するようなので
次にバインディングを買い換える時には、また新たにユニバーサルパックも
買い換える必要が出てしまうかもしれないということだ。

ただし、赤いAfterburnerにしても、それまで使っていたVOILE Light Railにしても、
サンライズヒルでLight Rail加工したYONEX Accubladeにしても、こんなことは
今まで一度もなかったので、これは今回買ったこの黒いAfterburnerに限った
不具合なのかもしれないが、少なくともこういった個体差による事象もあることは、
頭の片隅にでも置いておいた方がいいかも知れない。
いわゆる “アタリ・ハズレ" というやつだ。

あ、そうそう。
ヒールカップをベースプレートに留めている(片足)4箇所のボルトですが、
1シーズン私が使っていた赤いのも、今回買い足した中古の黒い方も
全てのボルトが緩んでいたので、ここは緩みやすい箇所のようです。
サイズ調整時にこのボルトを外したことのある方はもちろんのこと、
現在お使いの方はご確認されることをお勧めいたします。

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さておき、やっぱりボードとバインディングのコーディネートって大事よね〜〜〜と
物思いにふける今日この頃。
ユニバーサルパックもそうだが、それ以外のパーツ類も色を選べるようにしてくれると
非常にウレシイのですが、いかがでしょう?

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2014.04.10 | コメント(9) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

2015 スノーアイテム事情

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例によって、私の独断と偏見によって単に気になっただけの、
来季登場予定のニューアイテムをいくつかお届けします。

【K2 FLOAT AirBag】
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まずは、頭の先から爪の先まで一揃えできてしまう、一気通貫戦略で
バックカントリー市場への意欲的な展開を見せるK2から
bcaのエアバッグシステムを搭載したバックパック
が出る様子。
一番上のグレーのものが15L、黒いのが30Lだそうで、楽天あたりで検索するとすでに
30Lが税込113,724円で予約が開始されていた(値段的にキャニスター込み?)。
私としてはbcaのエアバッグシステムを使用したバックパックの
選択肢が増えることはウエルカムなのだが、よくよく調べてみると、
製品名にはbcaもFLOATも残されているが、これはコラボとか
提携とかいった類の話ではなく、どうやらbcaはK2に買収された模様だ。

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これに気づいて慌ててキャラバンのHPを見ると
bca製品の取り扱いは、2014年4月1日付でK2ジャパンへ変更との記載があった。
オレに何の断りもなくイキナリかよ?しかもこんなサイトの記載一つで済ます気か?
補償は?充填協力店は?ボンベの耐圧検査許認可は?
心配は山積みだ。面倒なことにならなければ良いのだが。
逆に大手のK2に変わることで、サービスが向上する可能性もあるので
今後の展開に要注目だ。

それにしても、フルラインナップメーカーが次々と専業メーカーを飲み込みながら
ドラスティックに展開されるスノー業界再編の動きは本当に激しい。

【Black Diamond Jetforce airbag】
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それと、電気式エアバッグとして話題の『Black Diamond Jetforce airbag』は、
日本ではまだ正式に発表もされる前から、
早くも正規取り扱い分は完売との噂もあるほど、
いま雪崩エアバッグ市場はここ日本でも熱い盛り上がりを見せているわけなのだが、
先ほどの再編話も、そのほとんどがバックカントリーブームが引き金になっている。
それほどに巨大市場に膨れ上がりつつあるわけだが、
これにはバブルの匂いがプンプンと漂っていて、本当に嫌な予感がしてならない。

【BURTON HITCHHIKER】
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Spark R&Dに供給しているものと同仕様の、ちょっと残念なストラップを
装備していたBURTON版スプリットバインディングが、装備も新たに
『Hitchhiker』として発売開始
57,000円と記された値札が見えるが、ベースプレートがMagnetoタイプながら
高級なリアクトストラップはもちろん、ハイバックもCartelっぽいオリジナル品に
換装されているにも係わらず、本家のAfterburnerよりも安いけど、これでいいのか?
それと、BURTONのロゴ入りのクライミングスキンはG3製。
色づかい的にハイトラクションのように見える。
さすがにBURTONもK2同様、客にあれこれ悩ませない一気通貫戦略の模様だが、
G3を選んでくるあたりがシヴい。

【BURTON Flex Slider】


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それと、これもすでにご存じの方も多いと思うが、BURTONの新しい
“外側に倒れる切り込み入り"のストラップベルト
その名も『Flex Slider』。
目的はモチロンバインディングへのブーツの足入れをし易くするためだが、
そのあまりにもグニャリと曲がる様に疑問の声が続出の様子。そんな、
見た目の不安を払拭するため一年間の補償付きという問題作だが果たして?
※上のHitchhikerに装備されるわけではないのでご注意ください。

【Burton X Frye colab Women's Snowboard Boot】
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私的にはRedwingや、Carharttとのコラボがスマッシュヒットだった
BURTONの異業種コラボの続編で、

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『Frye』とコラボしたレディースブーツ
足首の金属製のリングがバインディングと干渉しそうに見えるのだが?
大丈夫なのか?まあオレには関係ないのだけれども。

【burton Dual sidewall dampening】
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同じくBURTONの『Dual sidewall dampening』
詳細不明だけどなんかスゴそう。っていうかなんか硬そう。
まあこれに関してもオレには関係ないのだけれども。

【ZEAL HD CAMERA Goggle】
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そういえば、ZEALってカメラ付きのゴーグルあったよな〜
とか、ちょっと懐かしい気分になるくらい久しぶりに見たが、
気がつけばここまでデザインが洗練されていた。
詳細は同じく不明だが、Wi-Fiも装備しているようで、
そのデザイン同様使い勝手もかなり向上している様子だ。


※動画は今季モデル

ヘルメットをかぶるのは正直鬱陶しいし、かといってゴーグルストラップマウントだと
ブレるしと、なかなか最適解のなかった、ハンズフリーで楽しむアクションカメラの
マウント方法だが、これなら見た目にスッキリ存在感ゼロで、とても良さそうだ。
あとは肝心の画質とバッテリーの保ち次第だが、これなら買ってもいい???
人柱求む。

【OAKLEY Flight Deck】
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oakleyflightdeck.jpg
近ごろ毎年ニューモデルを投入するOAKLEYですが、来季の新作は、
遅ればせながらついにOAKLEYも流行のフレームレスデザインを採用した
『OAKLEY Flight Deck』が登場。
なんだかんだ言ってゴーグルレンズに関しては、OAKLEYが最高だと思うので、
これなら久しぶりにOAKLEYに触手が伸びそうだ。
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Flight Deckと聞いて、このヘルメットともビーニーともつかない
空母の甲板作業員のヘルメットを模した被り物を思い出したあなたは、
かなりのOAKLEY通とお見受けする。しかして、
新作のゴーグルとこれとの間にデザイン言語に共通性は見当たらない。
あえて言えばパイロットのヘルメットバイザーに由来するといったところだろうが
それならすでに命名してしまった『CANOPY』が正解なので、
仕方なく手持ちのネーミングからの流用といったところか。

   oakley_medusa.jpg

OAKLEYはその昔、この『MEDUSA』というヘンチクリンなキャップとゴーグルが
セットされたこんなおバカ製品を、マジメに販売していた過去を持つ。
※もちろんおねーさんは含まれませんので悪しからず
つい先日のこと、ヤフオクにも出品されていて驚いたのだが、
しかもそれなりのお値段で落札されていたので、
いまだに好きな人にはたまらない、アイコン的なアイテムなのだなあと感慨深い。
つまりは、あの頃のOAKLEYが一番刺激的だったなあ〜とそういうことだ。

近ごろのOAKLEYとNIKEは、コジンマリとまとまり過ぎててツマラナイ。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 注意 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
あくまでも個人ブログとして、私が気になったり注目しているアイテムをこちらで紹介しております。
したがいまして、こちらで紹介しているアイテムの内容や情報に関しまして、噂話レベルの話から、一人のモノ好きとしての勝手な思い入れや希望的観測など、独自見解が含まれている可能性がございます。
こちらを見て気になられたアイテムや情報の詳細に関しましては、個々にメーカー等へご確認いただきますようお願い申し上げます。

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2014.04.09 | コメント(16) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
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