奥只見丸山【3/29】

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終わりよければ全てよし。
後ろ髪を引かれるような、いい雪の印象で終わっておくのもいいことだ。
しかして、これでまた8ヵ月以上雪の上には立てないと思うと
「せめてあともう一回」という気持ちが頭をもたげて、
この時期はシーズンの納め方に頭を悩まされるものだ。

先週の野沢温泉が、いい意味で予想を裏切るこの時期としては恵みと言っていい、
とても貴重な新雪を楽しませてくれたので、
よけいに幕の引き方が難しくなってしまった。

とはいえ、自然を相手にするこの遊びの場合、そんなこちらの都合とは無関係に、
終わり方を決めるのは私ではなくやはり天候の方だ。
特に今シーズンは度々降雪が週末に巡ってくる天候シフトだったようで、
一雨毎に季節が春へと向かうこの時期、
それはつまり、週末に雨が巡って来る可能性が高いということだ。

この週末は苗場にBillabong Attackを観に行くというプランもあったのですが、
日曜日はかなりの荒天が予想され、滑れそうなのは土曜日のみになりそうなので、
ここはシーズン終盤らしく、滑りに集中しようと奥只見丸山に行くことにした。
シルバーラインの開通の遅れで、約一週間遅れてその長い冬眠から明け
これから5月まで春シーズンの営業を行う奥只見丸山スキー場ですが、
この日はそれを祝うかのようなまさに春らしい好天に恵まれた。

ときにシルバーラインとは、江戸時代に銀が採掘されたことに由来するそうなのだが、
江戸時代の人がよくもまあこんな山奥まで分け入ってきたものだと、クルマに乗る
現代人の私が感心するほどに、ここは秘境という呼び名が相応しい場所だ。

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話変わって、この日は高速に乗るなりフェラーリ458イタリアに遭遇!
しばし後ろからその美しい肢体と、窓を開けては感応的なエキゾーストノートを
鑑賞させていただいた。朝一からこりゃラッキー。
そうして渋滞もなく気持ちのよい走行が続き、
すんなりとリフト運行開始前の8時には奥只見丸山スキー場の駐車場に到着した。

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この日はMAXFORCEを連れてきた。
ときにこの日の奥只見の雪質は、朝のうちはエッジの効く硬い雪質だったものの、
気温が20°近くまで上がったこの日、1〜2本滑るうちには
まだザラメにもなりきれない手強い融雪になってしまった。つまりシャバ雪だ。
とはいえ、シャバ雪は多少飛ばし過ぎても、抵抗が強く、
スピードコントロールのし易い、とても御しやすい雪なので
MAXFORCEであれば尚のこと、私でもきっちり縦に真っ直ぐ落としていける。
いわゆる「上手くなったように感じる」雪とボードのコンビネーション。
この時期ならではの楽しみ方だ。

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頂上ヒュッテ脇に設けられた展望台からは、スキー場をぐるっと360°囲む
新潟県と福島県の両方の山々の景観を眺めることができる。
これも春の奥只見に訪れる楽しみのひとつだ。
ときにウスウスお気づきの方もいらっしゃると思うが、
この日はカメラを持って来るのを忘れてしまい、全編iPhoneによる画像・・・
あ〜もったいない。

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そしてここ奥只見は、パークの充実具合でも評判のスキー場だ。
まるでピラミッドのような巨大キッカーに思わず手を合わせたくなる。南無〜
まあ私には関係ないんだけど、くれぐれも怪我のないように楽しんでください。
ここまでは救急車もなかなか来れないよ〜

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昼過ぎまで4時間集中して滑ったあとは、
大好きなゲレ食の誘惑を断ち切ってでもへぎそばの『中野屋』へ。
いつもの湯沢本店ではなく、
今回は上越国際にほど近い17号線沿いの塩沢店に寄ってみた。
独特ののどごしが相変わらず美味だ!

もちろんこの時間であれば高速の渋滞もなく、F1第2戦マレーシアGPの予選開始に
充分に間に合う時間に戻って来れた。いい週末だ。
朝の458イタリアとの遭遇が、我がスクーデリア・フェラーリの活躍を予感させたが、
それは単なる思い過ごしだったようだ・・・現実は甘くない。
フォルツァ!スクーデリア!



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逆に冬の間、オーナーにまったくと言っていいほど構ってもらえない
HP2 Enduroのバッテリーを充電。言ってみれば季節労働だ。
まさにゆくシーズン。来るシーズン。

そんな来たるべき新しいシーズンに向け、ぼちぼちメンテナンスを始めないと。
そして、
そろそろスノーボードではなく、サーフボードのワックスがけの季節でもある。

ということもあり、雪遊びも良いシーズンファイナルに向けて
思い残すことなくしっかり滑りきらないといけない。
来週はスキーを滑ることにしようか。

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2014.03.31 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

UKpro POLE 22 をジョイント式に改造する〜その2【撮影動画】

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だいぶ前になりますが、一度は切断して16インチ(41cm)にした
Gopro用の自分撮りポール、通称「オレオレ棒」を、
画角の問題から、元の22インチ(56cm)に戻した話のつづきです。


今回実際に撮影してみた動画がこちら。


前回かぐらで撮った16インチバージョンがこちら。

15cm違うだけで、結構画角が変わるもんですねぇ〜

しかして、その15cm長いぶん、重心が遠い場所に移動するので
腕にそれなりの負担がかかるようになったことは報告しておこう・・・



話はちょいと変わるが、
gopro-app.jpgGoproのアプリが2.0にバージョンアップしてから、
今さっき撮影したばかりの動画を、スマホでプレビューできるようになった。
これは本体にモニターを持たないことで、超のつく小型軽量化を実現した
このテのアクションカメラのネガを、一気に払拭する画期的な進化であったわけだが、
先日野沢温泉でもプレビューを観ようとiPhoneとWi-Fiで接続すると・・・

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突然ワイヤレスでファームウエアのアップデートを促してきた!
今まではPCに繋いでダウンロードしていたのに、
なんてコンビニエンスな展開!
このようにデジタルガジェットの進化は止まらない!
ほとほとすごい世の中になってきたものだと感心させられるが
それもこれも、使ってみてはじめて解ることだ。

アクションカメラの購入を躊躇されているそこのアナタ!
こういった激しい時代の移り変わりを肌で実感できるのも
こういったデジタルガジェットの楽しみです!
モチロンそれは早ければ早い方がいいに決まってます!

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2014.03.28 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

TTSS Flyfisk

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今年の2月の初旬にレイトデリバリーされた『Flyfisk』ですが、
ギリギリまでデリバリーの詳細が明かされず、ショップも発注がかけられない状況で
ほぼ突然に発売の開始が告げられたという。
そんな全世界限定50本というファーストロットだったのだが
さすがは東京神田の男気ショップ『Juice』だ。
いつものように客注なしでもすでにオーダーはかけていたという。
それでも結局入って来たのはわずかに1本だけで、
おかげさまでその貴重な1本を手にすることができた。

しかも、直後に迫っていた北海道トリップにも、
かぐらでのテストライドまでできたほどに余裕で間に合わせることができた。
そしてもちろん、消費税は5%だ。

頭の悪い私の場合、考えすぎてもいいことなどひとつもないので、
どのインプレでもいつも熟考などせずに、最初に感じたインスピレーションに従って
極力回り道せずに真っ直ぐに書くように心がけている。
なにせ思い込みで書いているので、そんな誤解や勘違いにより
多少なりとも迷惑を被った方がいたら申し訳ないと少しは思う。

そんないいかげんな私にしては珍しく、
このFlyfiskのインプレだけはなかなか筆が進まない。

それというのも、大感激したBIGFISH OutlineCore
ほぼアピアランスを共にするこのFlyfiskというボードが、
ダブルピンテールとダイアモンドテールというテール処理の違いはあれど
「まさかそれ以外に差がないなんてことあるわけないはずだ」という
疑念がず〜〜〜っと頭にあったからなのだが、その結論がなかなか出てこない・・・

つまり、開発中のFlyfiskの存在を最初に知った時に感じた
「BIGFISHの走破性に、自在なテールの取り回しが組み合わさったとしたら・・・」
という希望観測的なインスピレーションがそのまま実現していたことに
「まさか、それだけのハズがない」と、
むしろ疑心暗鬼にかかってしまっているというわけだ。

そういったわけで、この二機種を直接比較しないことには結論が出せないと、
先日の野沢で二日つづけてこの2台に乗ってみて、改めて較べてみることにした。

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深雪の中では、その破壊的なほどに広大なトップ形状が、ほぼ自動的に
強力な浮力を生み、それによって遠慮なく前足の荷重を受け付けることで
圧雪斜面と同様の操作感覚で、柔らかくも自在なターンを可能にする。
かといってパウダー専用ボードかと言うことそうではなく、圧雪斜面であっても
前足の反応の強さを利して、キレまくるカービング性能をも併せ持っている。

そして、多くのトラックが刻まれた荒れた斜面であっても
その上を渡るように突き進む走破性を持つ
見た目とは違ってとても遊びの懐の深いボード・・・・・・
・・・というところまでは、この2本はほぼ同じと言っていい兄弟機であった。

ターンの後半、出口付近で糸を引くようにテールが描くターンの残像を
深雪であっても圧雪であっても、ツツツーーーーッと
長くキレを感じさせ続けるのがBIGFISH。
ターンの後半から抜くもヨシ、同様に抑え続けるもヨシ、
強めに当ててリズムにアクセントを入れるもヨシと
自在に動きを選べるのがFlyfiskだ。

ややこしいのではあるが、
BIGFISHもツリーランを含め、小回りが効かないわけではない、
むしろかなり効く方だ。でも、Flyfiskと較べてしまうと、
オーリーを入れやすく、ボードの反発を積極的に利用して生み出す
その自在な操作感にはBIGFISHであっても太刀打ちできない。

しかして、トップの浮力と反力を最大限に活かして、
慈しむようなメローな感覚で、心に残るような
美しいターン弧をボードまかせに描けるのは
まさにダブルピンテールを持つBIGFISHならではの仕事だ。

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で、今回の野沢温泉では、
期せずしてNSPさんの『TT160ミズメ/ヒノキ』をお借りすることができたおかげで
適度な反発力を伴い、とても踏み込みやすい
ミズメ/ヒノキのテールの感触を知ることとなった。そのときに、
私がFlyfiskのテールにそれほどの反発力を感じられていないことに気づかされ
改めてFlyfiskを眺めてみると・・・

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このように、Flyfiskには広範囲に渡りかなり深めの
えぐるようなキャンバーが与えられていることに改めて驚かされた。

これはもちろん世界最長飛行記録を持つマッズさんのパワーを受け止めるための
措置なのだろうが、このキャンバーを確実にツブしたときに現出するサイドカーブで
乗れるかどうかがFlyfisk攻略のカギになってくるということだ。

ちなみに私は身長178cm、体重74kgで、Flyfiskを硬いと思ったことは一度もないので
このキャンバーをある程度踏めているものと思うのだが、
私が採用するFlyfiskのスタンスは幅は、一番内側に位置する540mmで、
これは通常520mm幅にセットすることから何も考えずにセットし、
今の今までなんの疑いもなく使い続けてきたスタンスなのだが、
それだとアクセルキャンバーを効率的に踏み込める場所を
後ろ足が抑えられていないのかもしれない。

と、改めてこのキャンバーに目を向ければ、私がまだまだダイヤモンドテールのもつ
反発力を活かし切れておらず、Flyfiskの本領を引き出せていないのでは?
という疑念が当然湧いてくる。ということで、
次の機会には無理にでも後ろ足の位置を1インチほどセットバックさせて
よりキャンバーに乗れる位置にポジションを変更してみたいと思う・・・

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・・・のですが、今季のFlyfiskはここでお役御免かと思い
野沢温泉から戻ってそうそうに、凹んだエッジの修復のため、
すでにFlyfiskは入院してしまっているので、その次の機会とはつまり、
来シーズンということになってしまうわけだ・・・

う〜〜ん。
インプレを書いているうちに次に試したいことが浮かぶことも多いのだが、
今回は筆が進まなかったおかげで、そんな簡単なことに気づくのもまた
後手に回ってしまった。明かな消化不良だ。

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2014.03.27 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

DEELUXE ID with THERMOINNER® PREMIUM その2

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先日お話ししたDELUXE IDにTHERMO INNER PREMIUM®を入れてみる試みですが
先日の野沢温泉で実際に試してみました。

で、結論から申し上げて完全に失敗でした。

いかに同シーズンの同じ足形をベースにされたモデル同士とはいえ、
そもそも違う靴の内部で熱成形されたインナーがピッタリと合うはずもなく
やはり若干ながらもアウターの内側でインナーが遊ぶような感触があり、
プレミアムインナーのフィット感で、ソールが薄く、軽いIDを味わうという
イイトコドリを画策した私の浅はかな目論見は、
「ちょっと考えれば分かるだろう」的なオチで、脆くも崩れ去った。

と、結局初日のみでIDを見限って土曜日からはSPARK SUMMITに戻したのですが
おかげで文字通りに “元の鞘に収まった" プレミアムインナーが、
アキレス腱からふくらはぎまで包むようにフィットしていることを知ることとなり
改めてこのインナーブーツの出来の良さに感銘を受けた次第です。

そんなわけで『DEELUXE ID』の持つ本来のポテンシャルは
(凍った雪面でもソールがよくグリップすること以外)測れませんでしたが
逆にSPARK SUMMITの持つメリットに関しては良く理解することができました。

まずはうれしいことに足裏感覚に大きな差はなく、ゴツいビブラムソールが
さほど足裏の感覚を鈍くさせるものではないことが分かり一安心。
これはむしろ登行時の歩行を考慮した設定だと思われますが、
むしろあのビブラムソールが柔らかく反応していることが分かりました。

それと、軽さに関してもリフト上で足をぶらぶらさせている時には
確かにIDに軽さを感じますが、一旦滑り出してしまえば
その差が滑りに影響することがないことも今回分かりました。

あとこれは履き心地の件とは違いますが、設計からの違いか、個体差か
もしくは単にBURTONのハイバックとの相性か、IDの方が前傾が緩く感じ
ご存じの通りに前傾角の違いが及ぼす操作感の違いは雲泥の差で、
最初のワンターン目で切り返しができず、これにはかなりビビりました。
すぐにハイバックを倒してなんとか急場をしのぎましたが
おかげで目の前に広がるせっかくのパウダースノーをフイにするところ。危な。

そんなシーズン後半でブーツを入れ替えるというこの実験(暴挙)によって、
意外にもSPARK SUMMITはバックカントリーからゲレンデまで、
一年を通して使えるブーツだと言うことが判明しました。ヨカッタ良かった。
そして、妙にプラスチッキーな硬さを感じさせるIDとの比較によって
リアルレザーのもつ時間を掛けて自分の足に馴染むという触れ込みもまた
事実だったことを実感することもできました。

結論的には私にとってはDEELUXEがいいというよりも、
SPARK SUMMITが良かったということのようです。
といったわけで、これでしばらくSPARK SUMMITから離れることはなさそう。
発売されているうちに、予備でもう一足買っておこうかなあ・・・・・
・・・・反面、IDはノーマルのPFインナーで履く気は1mmもないので、
事実上今回の一回きりでお役御免だ・・・

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最後に余談ですが、
DEELUXEのディーラー用の来季カタログでは、いくつかのモデルに
この『THERMO FLEX PREMIUM』インナーが選べるような表記があり
私もこれを見てかなり色めき立ってしまったのですが、
ショップで確認したら日本向けのモデルでこのプレミアムインナーを装備するのは
来季に関してもSPARK SUMMITだけなのだそうだ。
プレミアムインナーの単体販売の予定もないということです。

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う〜〜ん。評判のいい『Independent』でPremiumインナーを試してみたいなあ。
とか、懲りずに思ったりもしているので、これは残念。

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2014.03.26 | コメント(10) | トラックバック(0) | スノーボード

TT160 ミズメ/ヒノキコア

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『TT160 ミズメ/ヒノキコア』は、
オーダー受付開始のニュースリリースよりも前にオーダーを入れたほど
私の中で感じるものがあったボードなのだが、
またも短気で忍耐力ならない予約購入に向かない性格が災いして
納期が遅れるとの報せを聞いてすぐにキャンセルしてしまった経緯もあり、
気になっているのに見ないフリを決め込んでいた、私にとって特別な一本だ。

そんな『TT160 ミズメ/ヒノキコア』を、
まさにその発案者と言っていいNさんのご厚意で、
半日に渡り乗らせていただくことができた。

で、早速ですがその印象を簡潔に申し上げますと、
ヒトコト。「素晴らしいボードだ」

というよりも私の解析力ではこれくらいしか言葉が浮かばない・・・

プロのライダーでもこいつに乗ったあとに
「スノーボード観が変わった」とさえおっしゃる方がいるそうで、
それほどに概念を覆すような独自の乗り味を持っているのだろうが、
残念ながら私には素晴らしいとしか言いようがない・・・

本当に残念だ・・・・・・・ではオチにもならないので、
あくまでも私のTT168との比較でしかないのだが、
もう少し頑張って書くことにする。

そんなわけで唯一私に言えるのは、トーションを含めたボードのフレックスが、
トップの先からテールの端まですべてに一環しているということだ。
つまり、トップ、足許、テールと、個々に不等圧がかけられ
ターンの開始から、踏み込み、解放と、掛けた荷重がボード上を伝搬して
移動していく様を明確に感じるのが、Gentemstickの持ち味だと私は思うのだが、
このミズメ/ヒノキに関しては、それがすべてにおいて同じ感触で貫かれており
まさにボード全面に神経が通うような感覚がある。

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聞けば、車やオートバイでよく使われる
【不等ピッチスプリング(プログレッシブサス) 】のように、
外側のヒノキが低速 (低荷重) 側を、内側のミズメが高速 (高荷重) 側を
個々に受け持つ設計なのだそうだ。しかも、
その二つのコア材はトップからテールまで継ぎ目のない一枚板から造られており、
それによって縦方向に荷重設定が途中で寸断されることなく
衝撃吸収にお釣りが来ないような一貫した振幅数を達成しているように思える。

「バイ〜〜〜〜〜ン」とボード上を伝搬するイメージではなく
「バイ〜ンッ」と1〜2発で納まるような、そんなイメージだ。

かといって硬質な印象ではなく、あくまでも振動の吸収率やフレックスは
ノーマルモデルと同じで、その吸収スピードが違っているというところだろうか。

それ以外はノーマルモデルのプロファイリングとまったく変わらないように感じ、
ノーマルモデルの全体的な印象を10で表せば、
ミズメ/ヒノキは11とか12といったところだ。
その1〜2ポイントの違いの中に、数値的な物差しでは決して測れない
官能性能が詰まっているわけで、
それほどにこのモデルはマニアックなスペシャルモデルなのだと感じる。

そして、
この水目も檜も、あくまでも天然に育った材木にコダワって選ばれているので
その材料の確保も相当にたいへんなことらしい。
Nさん曰く「20万でも安いくらい」

そんなわけで
「このミズメ/ヒノキが、はじめてのGentemstickというような乗り手に渡るのは
 ボードも乗り手も不幸せなことだ」
とNさんは仰る。

つまり、今までに数本のGentemstickを乗り継いで来た人間、特にTTを
所有したことのない方であれば、それこそ「いいボードだね」で終わってしまい、
間違いなくその真価に気づくことができないだろうということだ。


そこでフェラーリの話を持ち出すのもどうかとも思うが、
『エンツォ』や、『ラ・フェラーリ』などの超限定車は正規ディーラー
(つまり日本ならCONES)で数台のフェラーリ購入実績が(つまり上客で)ないと
注文する資格すらないらしい。
まあそれはいかにもヨーロッパらしい買い手を選ぶという
特権階級の好みそうな格差の演出の話なのではあるが、
お互いのためにも乗り手を限定するという意味合いにおいては
これは悪いことでもないと思う。

なので「ミズメ/ヒノキ」も、
今までに買ったGentemstickの保証書提示で、しかもそこに捺印された
正規ディーラー印のショップでなければ買うことができないような仕組みに
いっそしてしまってもいいのではなかろうか・・・・
・・・・とさえ思わせる、これは本当の意味で特別な一本だ。
 

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2014.03.25 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

野沢温泉スキー場【3/21〜23】

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春分の日の三連休は野沢温泉へ。
それまでの穏やかな気候から一転、この週末は爆弾低気圧と寒波が同時にやってきた。
なんでも東北の太平洋側に強い低気圧が通過する影響で
東北から北はものずごい雪になるということだったので
上越及び信越はさほどでもなかろうと思ったのだが、トンデモナイ。
関越トンネルから先の新潟側は真冬もかくやの雪の降りっぷり。
しかして、雪質はといえばこの時期特有のベタッとした湿雪で
特に湯沢から津南に抜ける353号線はその超シャーベットによって
何度チェーンを巻こうかと思わされたか。
シーズン終盤にして、今シーズン最大の苦戦を強いられた。

そんなわけで、
雪が降っているとはいえ、さほどの期待もせずに野沢温泉スキー場に到着すると・・・

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ドパウじゃねーかよ!

しかもガラガラに空いてるじゃねーか!

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それなりに水分を含んでいる雪なので、ドパウは言い過ぎだとしても、
時ならぬ貸し切りパウダースノーに、思わずdososin.jpg野沢の道祖神に感謝だ。

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スキー場下部ゲレンデはもちろん
こういった日は必ず戦争状態に陥るやまびこ方面も平和そのもの。
午前中だけでゲップが出るほど新雪を堪能してしまった。

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しかも、15時を過ぎても雪の勢いは衰えることなく、
ご覧のようにリフト上の1分ほどで雪だるまになれるほど。さ、寒いっす・・・
その後上部はミゾレ交じりの猛吹雪に見舞われはじめ、
いそいそと退散。

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冷えきった身体を癒すのは、やっぱり温泉だ!
まずは【大湯】へ!

夕飯どきの地元のニュースでは、この日の野沢温泉の積雪量が41cmだと言っていた!
しかも結局雪はそのあとも夜半過ぎまで降り続き、しかも翌土曜日は晴れの予報だ!
もちろんスパッと飲んで、サッサと寝ることに・・・・

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なのに!すっかり出遅れた!

これでも始発よりだいぶ前に山麓駅に到着していたのだが、
昨日の空きっぷりに完全に油断したかっこうだ・・・

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仕方ない!みんながやまびこに長蛇の列を作っている間に
ここは切り換えてグルーミングバーンのノートラック狙いだ!

クゥ〜〜〜〜ッ!気持ちイイ!
とてももう4月って時期の雪じゃあないね!こりゃあ!
そう言えばここしばらく圧雪斜面を滑っていなかったなあ。

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と、下側を攻めてからリフト待ちのなくなった毛無山頂上に残パウ処理に向かう。
う〜んそれでも充分。何より天気のいい日の毛無山からの眺めは素晴らしい。

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ちょいと裏側を覗き込めば、美味しそうな斜面が・・・・
しかし。ご存じの通りこの前日、栂池で雪崩事故があったわけで、
ここは慎まなければなるまい。

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と、この日も15時まで滑りさっさと温泉めぐり。
この日は【松葉の湯】へ。

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そして日曜日も晴天!
くどいようだが本来シャバ雪を堪能すべきこの時期に、
完全予想外の雪のコンディションだ。
こりゃたまらんわん!

そして、

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昨年の成人の日の連休にここ野沢温泉ではじめてお会いした
Nさんにお声がけしたところ、
予定を調整していただきこの日曜日にお会いすることができた。

Nさんはスノーボードへの情熱はもちろん
木曽の製材所の多い土地のご出身で、子どもの頃からの木曽檜への
強い思い入れとが合わさり、愛する木曽檜で自作のボード作りをされている方だ。

そうしてGentemstickに自身でコア材を送りヒノキコアのMaxforceをオーダー。
その時にヒノキ以外のコア材と組み合わせたら面白いかも知れないという
ゲンテン側からのアドバイスによって、Nさんは組合せる木材を探しはじめ
木製の弓の存在に辿りつく。

その弓の材料が「ミズメ」で、本来竹で造られることの多い弓に用いられる木材が
スノーボードに悪いわけがないと、これまた地元のミズメをGentemstickに送り
さらにヒノキと組み合わせたZPHYERをオーダーする。
ちなみに梓川の「梓」とはミズメのことで、その名の通りに
梓川の流域にはミズメが多く群生しいるのだそうだ。

そんなわけで、例の『ミズメ/ヒノキ コア』の
そもそもの発案者と言ってもいい方で、実際使われているコア材は
Nさんの地元の天然(ここ大事)木材が使われているのだ。

今回も貴重なお話しをたくさん伺うことができた。
Nさんありがとうございました!今度は一杯やりながらでも!

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Nさんと別れたあとは【河原湯】でひとっ風呂浴びてから帰路に就いた。

それにしてもちょっと考えられないような雪だった。
まだパラパラと降ることはあっても、
間違いなくこれが最後と言っていい降雪だろう。

今日の東京地方はすっかり春めいていて、昨日までの出来事が嘘のようだ。
さて、そろそろシーズンも終わりだ。
雪山に向かうのもあと数回になるだろう。

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2014.03.24 | コメント(6) | トラックバック(0) | スノーボード

サイドエフェクト

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スティーブン・ソダーバーグ監督の『サイドエフェクト』を観ました。

こういった記事を書いておいてなんですが、
ストーリーに関しては一切の事前情報なしで観た方が絶対的に面白いです。

そこを敢えてネタバレなしにギリギリのセンで書きますれば、
『トラフィック』や『エリン・ブロコビッチ』などの社会派サスペンスに加え
最近では『コンテイジョン』など、
科学パニックモノまで手がけるソダーバーグですので
冒頭の展開は薬害を題材にした「ケミカルサスペンス」かと思いきや
何をしでかすかわからない精神障害を患った女性に面倒に巻き込まれる
「サイコサスペンス」に一気になだれこみ、
とどめは「推理ミステリー」へと進む展開力がとにかくすごいです。
そしてあれよあれよと大どんでん返しのラストへ一気呵成に突き進む展開は
さすがとしか言いようがないところ。
超オススメです!

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そして何より、
ドラゴン・タトゥーの女』での印象が強烈だった
個性派女優ルーニー・マーラの怪しげな魅力が大爆発!
こりゃたまらんです!が、そんなわけで、ご家族、奥さまのいらっしゃる方は
家庭円満のためにもお一人で観た方が良いかと存じます。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

2014.03.20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
スノーボード。
近ごろ波乗り。

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