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DEELUXE ID with THERMOINNER® PREMIUM

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今季から使うことにした『DEELUXE SPARK SUMMIT』だが、
滑走時にはブーツ内で足がピクリともズレない抜群のホールド感で足許を支え、
登行時にはスプリットボードのエッジングなどを最大限に引き出す剛性感と
それでいて足首など可動部にかかる余計な締め付け感のないしなやかな歩きやすさの
絶妙なバランスを持つまさに “頂" を目指すための最高のブーツだった。

それはBURTON信者の私をあっさりと宗旨替えさせるほどに
強烈な体験となったわけだが、その反面
BURTON IONに感じた足裏感覚の豊かな軽快感という無い物ねだりが頭をもたげる。

なので、SPARKのゴツいビブラムソールではない、DEELUXEの定番モデルを
試したいという思いはこれを使うほどに深くなって来ていた。

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そんな抜群のホールド性を誇るDEELUXEではあるが、
中でも熱成形によって唯一無二の自分専用のインナーブーツを生み出す
DEELUXE独自の『THERMO INNER®』が、
それらを生み出す核心であることに疑いの余地はない。
しかして、単に自分の足形にすればいいというものではなく、
あくまでもそのカタチを保持したまま固める剛性感がなければそれは成立しない。
特にDEELUXEはその部分への取り組みが他の追随を許していない(と思う)。

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中でもSPARK SUMMITにのみ装備される『THERMO INNER PREMIUM』
インナーブーツの内装のかかと部分にまでリアルレザーが奢られており、
ここが一般的なクロス張りのタイプ(下の画像はPerformance Innerで
サーモではありません)とは違って、レザーだからこその、柔らかに吸い付くような
ホールド性能には同じサーモインナーであっても差があるらしい。
事実、かかとが填まりすぎてブーツを脱ぐのに苦労する時があるほどだ。

つまり、試すならこのPREMIUMインナーを流用して試さなければ
本当の意味での比較にならないというわけだ。

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で、諸々底値を打つ時期とはいえ、すでに春一番も吹き荒れたこの期に及んで、
オークションで『DEELUXE ID』の格安中古物件を落札した。これで果たして
「SPARKのビブラムソールがどれほど滑りに影響があるのか?」
という疑問に答えを出すことができる!
ちなみにIDにしたのは、単にサイズと、わざわざ高価なTHERMO INNERモデルを
買う必要がないというだけの理由で、あとはタイミングだけ。要は出会い系だ。

そうして届いたIDをまずはそのまま履いてみたのだが、
驚いたのがまさにそのかかとの浮きだった。どれだけレースを締め上げてみても、
かかとがスコスコに動いてしまうことには正直面食らった。
もちろんノーマルのサーモインナーを使ったことがないので、サーモインナー同士の
比較はできないが、少なくともTHERMO INNERと熱成形のできない
このPERFORMANCE INNERとの差は想像以上に歴然と存在していて驚かされる。
そういったこともあってだと推測されるが、日本で正規に売られているDEELUXEは
このIDより上位機種にあたるモデルではTHERMO INNERしか選べない。
それだけにTHERMO INNER搭載モデルを買わなければ、そもそもDEELUXEを買う
意味がないということで、逆に言えばこのTHERMO INNERの履き心地が
肌に合わなければDEELUXEを買っても仕方がないということだ。

それともうひとつ、IDとSPARK SUMMITを履き較べてみて感じたのは
予想以上にSPARK SUMMITが柔らかくなっているということだ。
これはSPARK SUMMITがグニャグニャだという意味では決してないのであるが
明らかにIDの方が硬くこのあたりの滑りへの影響の差にも興味が沸く。

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一応アウターシェルのみの重量を量ってみたら、やはりIDの方が200g近く軽い。
そしてまさにビブラムの黒いブロックソールぶん約2cmSPARKの方が嵩が高い。

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ときに、SPARK SUMMITには縫い目をズラして防水効果を上げる構造に加え
防水透湿素材SYMPATEX®がブーティ加工されていているが、
IDには防水構造だけで防水ライナーの類は装備されていないので
それもこの軽さに一役買っているのかもしれない。

余談だが「DEELUXEのブーツにした」と言うと10人中9人が「水浸みない?」と
聞いてくるほどDEELUXEブーツは水が浸みてくるイメージがあるようなので、
この春の融雪時期に防水装備を持たないIDのブーツ内への浸水がかなり心配だ。

さておき、
・ソールの薄さ
・ブーツの軽さ
・ブーツの柔らかさ

の滑りへの影響に注目して今週末の比較テストに臨みたいと思う。

結果はまた来週!

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2014.03.19 | コメント(8) | トラックバック(0) | スノーボード

DAKINE BC VEST



予告してから少々お時間かかりましたが、
『DAKINE BC VEST』のご紹介です・・・・・って、
上の動画でほとんどの説明は済んでいないかって?
まあそう仰らずにお付き合いください。
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ご存じの通り、この分野では『The Northface Powderguide Vest』が先行していて
はっきりとそれの追随商品。

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これら以外にも『Freeride-V ( P01 x MSPC )』なんて
こんなオサレ物件もあったりする。
バックパックをベスト型にすることでバックパックでは得られない一体感や
サイドカントリーなどを手軽に楽しめそうな機能的な部分に加え
ファッションアイテムとしてもただいま要注目の新しいカテゴリーだ。

素直にノースフェースを買えば話は早いのだが、
ノースは昨年売り切れるほどのスマッシュヒットを飛ばしたのと、
すでにHAMAさんが使っていることもあり、
保守本流を避けたいへそ曲がりな私としては、ここは敢えてのDAKINEなわけだ。

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で、改めて見回してみると、
後発としてノースフェースとはそれなりの違いを強調している。
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特にポケットを多く装備して様々なBCアイテムを格納するようにしている
ノースフェースに較べて背面に大型のポケットをひとつ用意して、
それで全てのアイテムの格納を済ませようとしているところが一番の違い。
事実、「ベスト」として、ウエア類に分類させているノースフェースに対し、
DAKINEは「Backpack」のカテゴリーにこれを分類していることからも
似ているようでいて、実はそもそもの立ち位置は大きく異なる。

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そんなわけで、その容量は18Lのバックパックに相当するほどで
放り込めば諸々済んでしまうのはかなりお手軽ではあるのだが
そもそもバックパックよりも軽快でいてスマートに済ませたいといった願望に
フィットする製品だということを考えれば本末転倒と言えなくもない・・・

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背面の大型ポケット以外にも正面のポケットに加え、
内側にもそれなりに大きいポケットを装備しているが、
ここに荷物を詰め込むと、それこそ着ぐるみのように丸々としてしまうので
外見を気にすればあまり使うことができない。

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実際の使用にあたっては、ベルトループを背面のベルトの両角4箇所に装着し
Deuterのヘルメットホルダーを装備できるように改良した。

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2月に北海道に行くにあたり、いつも使っている『bca FLOAT32』は
飛行機へのボンベの荷物持ち込み手続きが面倒だったことと、
今回の北海道は何が何でも『FLYFISK』で滑りたかったので尚のこと
スノーシューの装備が苦手なFLOAT32はハナから持って行く気はなく、
そういった事情も後押ししてこのDAKINEを買ってしまっていたわけだ。

だが、事前にテストもしないでいきなり本番を迎えていいことはあまりない・・・

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まず、背面ベルトを留めるアルミ製のフックだが、
引っかけづらくて手がかじかむと一気に扱いづらくなる。
カッコいいのは分かるが、ここは素直にプラスチック製バックルでいいと思う。

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しかもベルトが少々短く設定されており、嵩張るスノーシュー装着時には
引き手になる部分が足らなくて、右手の親指を負傷していたので
これにはよけいに困らされた。
そこでベルトの末端にロープを輪留めして引き上げやすくした。

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そしてそして。
一番困ったのが、使用時に荷物の重さに引っ張られて胸元がはだけるように
フロントのファスナーが勝手に開いて行ってしまうこと。

バックパックにも左右のハーネスを結ぶチェストストラップが装備されているが
それを留めない状態で背負っていることを想像してもらえれば分かると思うが
ここが留まっていないと肩からザックが容易に落ちていってしまう。
キャバのおねーさんだったら悦ばしい現象だが、これでは
ベストにすることで生まれるバックパックにはない荷物との一体感が台無しだ。
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で、改めてノースフェースの方を見てみると
Powderguide Vestにはそれを防ぐためかバックルが装備されていることが分かる。

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そこで、先日近所のリフォーム屋さんでチェストストラップを縫い着けてもらった。
せっかくなのでホイッスル付きのバックルにしてみた。
ベルトを縫い付ける部分の強度やら、はめやすい長さなどを
リフォーム屋さんのおばさんと協議した結果、このような装着の仕方になった。
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これは余談だが、
HAMAさんによるとノースフェースにも以前はここにベルトがなかったそうで
同様の問題に対してアップデートが施された可能性は高い。
やはりノースフェースには一日の長があるようだ。

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ここまでやってから気が付いたのだが
さて、次にこいつを使うのは、果たしていつのことになるのやら・・・
 

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2014.03.18 | コメント(16) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

DEELUXE SPARK SUMMIT メンテナンス

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先週の焼岳の最後の最後にまたも山の樹木さんと絡んでしまい
その時にほんの気持ちだが膝を捻ってしまった・・・
たいした怪我でもないのだが、まだ膝に若干の違和感があったので
来週の三連休に備えて今週は山へ行くのを自粛することにした。
(ほんとツリーランが下手だなオレは・・・)

この週末はatuさんが再び札幌ののぶさんの元を訪れていて
先日もガイドをお願いした佐々木勝巳さんのガイド
(に加えて今回もシークレットホストの登場があったらしい。
 詳しくはお二人のブログをお楽しみに!)で羊蹄山を滑られたそうで、
土曜の晩にほろ酔いののぶさんから電話をもらい
羨ましさ半分悔しさ半分、充分焦りになるような刺激をいただいたが、
この週に開幕したF1を観ながらなんとか山への衝動を抑えることができた。

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中でもウイリアムズで復活したMARTINIカラーが超カッケーっす!要注目っす!

何より今年のF1は大変革と言っていい大きなレギュレーション変更が行われ
特に開幕戦はまったく予測のつかない大波乱のレース展開が期待され、おかげで
しばし雪の誘惑を忘れて開幕戦をフリー走行から全セッション通しで観てしまった。
復帰を果たした小林可夢偉に、我がスクーデリア・フェラーリも
シーズン序盤は苦戦を強いられそうだけれど、レギュレーション変更以外にも
新人の台頭もあったりと、今年のF1は11月の最終戦まで
目が離せない展開が続きそうで楽しみだ。

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そんなわけで、F1以外は来週末に向けたボードのワックスがけをしながら
ブーツのメンテナンスもすることに。
このSPARK SUMMITはご覧の通り表皮に本革が使われているので、
登山靴同様長持ちさせるには手入れが必要になります。
スムースレザーならば手早くレザーオイルを塗り込んでしまうところですが、
スエードレザーが使われているので、スエードの風合いを生み出す
起毛が寝てしまうためオイル系のコンディショナーの使用は避けたいところ。
加えて面倒なお手入れ方法も避けたいところです。
で、私がいつもスエードの靴に使っているのが『Collonil NANO COMPLETE』。

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使い方はカンタン。プシューっと塗布して、

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きれいなタオルにも塗布したら、
そのタオルを使って全体にまんべんなく伸ばし、

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30分ほど乾かして水分シミが消えたら、
起毛を起こすように丁寧にブラッシングして完了。

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それにしても、いつ見てもオットコ前なブーツだぜ!
さあシーズンも終盤!もうちっとがんばってもらおう!
(と、いいながら、また新たなイタズラがふつふつと・・・近日公開)
 

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2014.03.17 | コメント(4) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

Douchebags™

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北海道に行くことが決まってから長らく気になっていたキャスタースキーバッグ
Douchebags™』を買うことにした。

ときにこの「Douchebag」とは【馬鹿】とか【ウザい奴】とかいった意味の
その語源に関してはここには書けないくらいのスラングだ。

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ただ、このバッグのブランド・プロデュースを務めるヨン・オルソンですが

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雪山を駆けるフリースキーヤーでありながら、
大のスーパーカー好きであることはそのスジでは有名な話で、

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NISSAN GT-Rでスキーに行くのはまだギリ許せるとしても、

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このようにAudi R8にルーフボックスを載せたり、
(もちろんR8にもGT-Rにもルーフボックスはおろかルーフキャリアの設定など
 あるわけもなく、自らプロデュースして販売したりしている。需要あるのか?)

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中でもまともに見えるAudi RS8 Avant は車高がベタベタに低いシャコタンだし、

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いかに4WDだからと言って、ランボルギーニで雪山に行くのはいかがなものか?
(間違いなくフロントスポイラー何個か逝ってるね)
というかなりの変人奇人であることは予め知っていたので、
私としてはそのネーミングセンスもさもありなんといった感じであった。

ニセコなど外国人観光客の多い場所でこれを引いていると
「何も知らずに馬鹿な日本人・・・」と、胸に大きく「艶歌」と漢字で書かれた
Tシャツを着ているマッチョな外国人を我々が笑うように、その意味を知る人に
後ろ指を指されることだろうから、使用にあたってはそれなりの覚悟が必要だ。

まあ、へそ曲がりな私はそういう部分も逆に大好きなので、
そうと知りつつも買ってしまうわけなんですけどね。

さておき、
詳しくは上にメーカーHPにリンクを張っておいたのでそちらをご覧いただきたいが
そんなおバカなバッグの、私が中でも気に入ったのが

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このように巻き上げて小さく畳むことができるところ。
狭小住宅に大荷物たちと暮らす私にとって、これは超便利!
これはもちろん現地で荷物を出したあともとても助かる機能だ。
ちなみに畳む作業は一度でもテントやエアマットを畳んだことのある方なら
あのノリでやればものの3分できれいに畳み上げられる。

通常仕舞うボードの長さ毎にサイズバリエーションが展開されているものだが
これは巻き上げることでボードの長さに合わせることができワンサイズ展開。
私の場合は長さの異なる複数のスノーボードを持っているし、
何よりスキーまで対応できてしまうのでこれはホントに助かる。

収納力に関してもロールアップできるくらいに柔らかいので
型崩れしないメリットを持つハードケースに較べれば、
ある程度の無理して詰め込んでもなんとかなってしまう。

しかしだ・・・・・キャスターホイールが付いているので
「これなら大荷物もラクに引けそう」とか思うのは大きな間違いだ。

コイツに限らず2m近い長さのバッグに荷物を詰められるだけ詰め込めば
その重さは推して知るべし。
そして、自ずと重心が高い位置まで来るので腕にかかる負担もハンパなし。
正直にこれを引いて歩くのはかなりの重労働だ。
空港パーキングから手荷物カウンターまでの距離だけで
気が遠くなってしまったので、埼玉から電車での移動なんてもっての外だ。

次にまたこいつを使うにしても、私なら荷物を背負える大型のダッフルバッグに
極力詰め込んで、このバッグにはボードとバインディングとブーツくらいにして
軽く引けるようにしようと思う(実際旭川からの帰りはそうした)。

というわけで、このテのバッグに収納力を求めても
実はそれは大した問題ではないということで、
私的にはこいつを使うのはスキーの時だけで、
スノーボードの場合はそれまで使っていた
ショルダー式のボードバッグに戻そうかなと真剣に考えている。

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2014.03.14 | コメント(7) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

POC Receptor BUG Re:Paint

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北海道に行く前に、気まぐれにヘルメットを塗り直すことにした。

しかも出発の2日前に急に思い立って塗り始めたので
生乾きのまま北海道行きのバッグに放り込んで行ったため
バッグの中はシンナー臭が充満していて実はかなり臭かった。

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理由は特にはないのだが、
なんとなく今までのグレーが明るすぎたように思えたのと
レタリングがゴーグルストラップに対して傾きすぎていて、
しかもそのレタリングのサイズがちょっと大きすぎだったと後悔していたから。

こういうことって一度気になり出すと熱病のように頭から離れなくなる。
「このグレーのままでも悪くはないし・・・・」
「でも、直したいし・・・・」
「そもそも作業は面倒だし・・・」
「暗いグレーの方がカッコ良さそうだ・・・」
「いやいや出発までもう何日もないし・・・」と数十回逡巡を繰り返して、
さあ出発、という段になって
「やっぱり!」と、結局慌てて作業を開始してしまう。

後悔先に立たずを誰よりも恐れる私が、
イベントの直前に慌てて買い物をしてしまうことと同じ原理だ。

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このペイントの是非は置いておいて、
ベンチレーションの開け方といったデザイン的な処理に加えて
前方から見た時の全体の厚みの薄さを際立たせる頭頂部のフラットさ加減や、
後頭部の張り出し方とか、このPOCのReceptor BUGのフォルムが
フリーライドヘルメットとしては一番キレイだと思う。

とか言っている間にもまた塗り直したくなってきた・・・



チセヌプリで使った一番上の画像で着ている
『DAKINE BC VEST』の話もしないとな。

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2014.03.13 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー

Rhythm Works 平湯/焼岳BC 滑走動画



大切な一本をきっちり滑りきる集中力、そして、
わざわざ危険なところに向かうのだから判断力、決断力と
バックカントリーには体力はもちろん「気」の充実が不可欠だと思う。

単独行ならまだしも、そこに協調力の必要性が加わるBCツアーに参加するとなれば
当日までにかなりの気力を充実させる必要が出て来る。

そもそもムラッ気があり過ぎる私は
体力的な調整よりも気持ちの部分が整わないことが多くて
エイヤッと思い切って飛び込めればいいのだが
考え出すとつい億劫になったり、長距離運転や早起きが面倒になったりして
行かなくていい理由探しをつい始めてしまう。
ご存じの通り、最後は意を決して家のドアを開け放つのだが
そんなわけで約束のない週末は出発のギリギリまであーだこーだと葛藤している。

なので、すでに様々なツアーへの参加を繰り返しているであろうこの時期に
予め今回のようなどう考えても濃い味になるはずのツアーの予約は
なかなか前もって入れることができない。

だから今回のようにふと生まれた心の空洞に、
ポッと降って湧いたようないい話に乗っかるのは
勢いという意味でも最高のタイミングであったわけだ。

そこに青空と太陽のプレゼントが乗っかって
全てが噛み合った最高のツアーになりました。

幸運というのはこういう風に使わないとだめなんだね。

ついつい思い出し笑い・・・・
また大切な宝物が増えました。

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2014.03.12 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

Rhythm Works 平湯/焼岳BC Day-2

東日本大震災により被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

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明けて日曜日はとんでもない晴天になった。
真冬の北海道に9日間もいて、そのほとんどを晴天の下過ごしたことは伊達ではない。
これはちょっと自慢だが、私は仕事のオープンロケ(屋外撮影)で
予備日を使ったことがないほどの晴れ男だ。

滑るときはもちろん、ハイク中の天気というのもまた大切だ。
特に今回は4時間以上のハイクが予定されているのでよけいに大切になる。
憂鬱な曇天を眺めて歩くより、美しい山並みを眺めながらの方が苦しさも紛れるし
何より気分がいいに決まっている。

8:11am 標高1,544mの中ノ湯温泉からハイクをスタート。
(文中の標高を含めたデータはGPSのログデータから参照)
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8:49am ひたすら森の中を行く。
前日からのトレースにかなりラクをさせていただきながらも
1,650m近辺までは急な勾配でシールが噛みづらく苦しい時間が続く。
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9:45am スタートから約2時間。体力的に最初の峠を迎える。
息が上がってあからさまに気力が低下する。
こういう時に吹雪だったりすると引き返したくなる。でも、ここを超えると
またしばらくの間は息が上がらなくなることも分かっているので
それを頼りに足を動かし続ける。
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10:40am 急に森が開け、突如として目の前に焼岳が現れる!
南峰と北峰二つの頂を持つ双頭の山だ。
それにしても男らしくもなんて美しい山なのだろう。本当に格好のいい山だ。
鳥肌が立つほどゾクゾクする。
興奮度は一気にMAXになり、ここまで来られただけでもかなりの満足度だ。
そこまでの苦しかった道程が一瞬で報われる。
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11:03am 寒暖差の激しかったここ数日を考えれば、
気の抜けない状況であることは確かで、ルートを決める旭さんの顔にも緊張が見える。
この青空の下、焼岳を間近に拝むことができただけでも大満足だ・・・・
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・・・・とか弱腰になりはじめた私に
旭さんは北側の稜線から雪の結合を測りながら行けるところまで行くという。

昨晩、旭さんは宿で前日にここまで登られた方々から
雪の状況など情報収集していて、土曜はガスっていたことを知っていた。
つまり核心部はノートラックのまま残されているわけだ。

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上の画像は南側を登る大勢の方々で、そこから南峰への登頂は禁止されている。
焼岳の象徴と言っていい南峰と北峰の間を貫くお釜のオープンバーンを
滑るためのポイントに最短距離で向かうには北峰側に上がるしかなく
みなさんが南峰を上がられたこととはつまり、
北峰側の危険度を考慮した上での選択ということだ。

そして、この日の焼岳を北側から上がったのはついに我々だけだった。
旭さんの覚悟に俺の男気が震えるぜ!

11:43am 焼岳が見えてから手前の岩場の下側辺りまでは
意外にすんなりと取り付けたのだが、そこからは歩けど歩けど北峰に近づかない。
そして足許を見下ろせば吸い込まれそうな白い急斜面に足がすくむ。
正直にそこからの時間は永遠に感じた。
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映画のシーンを思い出して台詞を反復しながら気を紛らわせ、一歩一歩足を動かす。
ちなみに思い出していたのは『ゼログラビティ』
すっかりサンドラ・ブロックの気分に浸っていた。私にとって焼岳はすでに宇宙だ。

12:24am そしてついに山頂直下のドロップポイントに到着!
長かったし苦しかったが、いざ上がってしまえばこっちのものだ。
ここに至ってはアルピニスト気分はすでに最高潮だ!いっそ登山家と呼んで欲しい。
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画像上が噴煙の上がる北峰で下が南峰。標高2,455m。

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裏側の爆裂火口を覗く。
それにしても絶景とはまさにこのことだ。
自分の足で登ってきたという達成感を伴って私には最高の景色に写る。そして、

目の前に広がるこの大斜面を滑り降りるのだ!

これ以上ない青空の下、夢にまで見た焼岳の山頂直下に立って
前日まで降り続いた雪の積もるノートラックの斜面をこれから滑り降りるのだ。
これを最高と言わずに何を最高と呼ぶのか。
ジェレミー・ジョーンズ何するものぞ!

1:00pm 雪の状態は決して油断はできない状況だ。
斜度の強い箇所を避けたラインを睨み、レフトにセイフティゾーンを確認し、
エアバッグのトリガーを何度か握り直してからついに一本目をドロップした!
上部の新たな積雪は20cm程度だろうか。
クリーミーで強めの抵抗感が伴いコントロールもし易く、
それでいてものすごく良く走る雪だ。
広いお釜の中はどこまでも加速していきそうだ!

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最高だ!

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そうして雪の安定性を確認しながら、
計3本に別けて焼岳の核心部の下に位置するボウルセクションまで滑り降りた。

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そこからは穂高方面に尾根沿いを大正池に向かって滑り降りる。
森の中はクラストしながらも深い積雪が残っていて、
ツアールートと言いながらもとても楽しく滑り降りて来ることができた。
これまた3月のツアーでは考えられない幸運だ。

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2:50pm そうして大正池に到着し、この日の滑走予定部分はすべて終わった。
なんとも名残惜しいけれど、体力的にも、もちろん時間的にも
バッチリ使い果たしたスケジュール進行で、さすがは旭さんのガイディングだ。

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大正池からは上高地とを結ぶ『釜トンネル』を歩いて国道に戻る。
ちなみにこのトンネルの出口まで中ノ湯温泉の迎えの車が来てくれるのだ。
そうして全行程が無事終了した。

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登り4.5km、標高差888m、4時間39分。
下り釜トンネルまで3.8km、標高差929m、1時間33分だった。

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東から見上げる焼岳は、北側から見た美しい姿とは違って
人間を拒絶するかのような荒れた岩肌を曝している。
そして、あの美しい姿は下からは窺い知ることができない。
そこまで行った者のみが見上げることのできる姿なのだ。
改めて畏敬の念を抱くとともに、同じくらい自分を褒めずにはいられない。

確かにあの斜面の広さや斜度、そして雪質を持つ山ならいくらでもあるだろう。
あれ以上の斜面もきっとあるだろうし、事実私にとっては去年の
白川郷BCの野谷荘司山が、積雪量、雪質、斜度含め最高のコンディションであったし
今年滑ったチセヌプリのオープンバーンは目眩がするほど広大だった。

でも、今回の焼岳以上に思い出に残る斜面はない。
登行にかかる技術、体力、精神力、もちろん持てる滑走技術と山への思い入れ、
そして頭上に広がる突き抜けるような青空が作りだしたこの記憶に勝るものは
これからもそうそうには現れないだろう。

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そして、初対面ながらこの人生最高の思い出を一緒に作ってくれた仲間たち、
Ytinさんご夫妻、Aさん、もぐらさん、そして旭さんに感謝!
皆さんにこれからも素晴らしい時間が訪れることを!
そして、その時にまたご一緒できることを願っております!

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2014.03.11 | コメント(16) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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埼玉のへそ曲がり

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オートバイと
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近ごろ波乗り。

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