R1200GS - MICHELIN Pilot Roadは、減りが異様に早いという話

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昨年の9月に交換した『ミシュラン パイロットロード4』ですが、
私の運転か、はたまたR1200GSとの相性なのか、とにかく減りが早かった。

実は、リヤタイヤに関しては1万キロを待たずして溝はなくなってしまい、
一旦交換していたので、たった1年の間にリヤだけ2本使い切ったわけだが、
ご覧のようにフロントはまだまだ使えそうな雰囲気。

言ったように、そのハンドリングは、GSとの相性という意味でも、
タイヤ特性という意味でも、かなり極上の部類に入るものでした。
特に、高速域のコーナリング中の、深いバンクでの安定感と、
そこからアクセルを開けやすい、豊かなグリップ感はかなりのもので、
それを味わいたいがために、無駄に首都高に乗ってしまったりしたほど。

なので、この消耗の速さも、
そんな絶品の美味しさとバーターなのかと諦めるしかないのかもしれないが、
基本通勤用であるR1200GSに、そんな贅沢を許せるほど、私に余裕はない。

ちなみに、「『Pilot Road 3』だと、消耗の仕方に違いがあるのかも」と思い、
リヤタイヤを交換した際には、試しにパイロットロード3にしてみたのだが、
減り方に違いはなかった。

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というわけで、2年ぶりに同じミシュランの『ANAKEE 3』に戻すことにした。
ちなみに、もちろん中古タイヤだ。ヤフオクで前後¥5,000(送料別)。
交換工賃(バルブ代、廃タイヤ代含)を入れても1万円でお釣りが来る。

やはり、オンロード専用タイヤであるパイロットロードの
ビビッドでソリッドな反応の仕方と較べてしまうと、
アナキー3の舗装路での多少の腰砕け感は否めない。

アナキーよりもパイロットロードの方がケース剛性が高いのだろう。
タイヤのトレッド面(コンパウンド)で、
路面のアンジュレーションを伝えてきたパイロットロードとは違い、
アナキー3はラジアル構造からサスペンション、フレーム剛性を含む、
足回り全体で路面を捉えている感触が強く、
特にリヤ周りの動きは、ほとんど手に取るように鮮明に伝わって来る。
そのために路面追従性が高くなっていることが肌で感じられる
いわゆる「メカニカルグリップが高い」というやつで、
アナキー3が、オフロード走行も許容する、
ダブルパーパスタイヤであることを分かりやすく伝えてくる。

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両タイヤの乗り換えに際しては、アナキーが少々減衰力が弱めで、
そのためにサスペンションが動きすぎているようにも感じるため、
腰砕けに感じてしまうが、もちろん砂利道を含めて路面状況が悪化すれば、
それは逆に「脚が良く動く」というメリットに変わるわけだ。

これはこれで、無駄にあぜ道に分け入りたくなる誘惑に駆られるし、
消耗の仕方に関しては太鼓判を押せるレベルであるこちは分かっているので、
まさに痛し痒し。
これは場面場面での使い分けであって、要は甲乙付けがたいってやつだ。

また気まぐれにパイロットロードを味わいたくなるかもしれないが、
少なくとも2万キロはアナキーと付き合おうと思う。
そんなわけで、タイヤ選びもまた楽しい。
だからこそ悩ましいことも多いわけなのだが・・・  
  

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2017.08.08 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

海にも行かず、かといって、山にも行かず。な週末。

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7月最後の週末。
立て続けに発生した台風でしたが、
残念ながら、私はこの週末にスウェルの恩恵にあずかることは出来なかった。

土曜日の海は、ジャンク、ハードな状況が予想されたため、
金曜日の時点で、いっそ土曜日は海を諦めて、
諸々溜まった所用を片付けながら、
日曜日に海が落ち着くのを期待して待つことにした。

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まずは、もう長いこと溝がない状態で走らせていた
R1200GSのタイヤ交換をするために練馬のボンバーさんへ。
見ていて気持ち良いくらいに手際の良い作業、
いつもお世話になっております。

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せっかく練馬までやって来たので、
この日、『DEELUXE FOOTLOOSE』のサンプルが展示されるという
bottomlineさんに立ち寄った。
こちらの話はまた後日。

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そのあと、練馬からの帰り道にある、和光市の『樹林公園』でスケート。
タイヤ持ち込みで交換をお願いすることの多い私の場合、
ホイールをオートバイから外して、クルマに積んで行くことが多い。
なので、こういった思いつきの寄り道も可能になるわけだ。

さておき、久しぶりにスケートで転んで腰をしこたま打った・・・
転倒直後、森の中から突然現れた、そこにお住まいになっていると思われる、
いわゆる “アーバン・ジプシー” の方に「大丈夫かい?」と、
かなり心配されてしまった。
こちらこそ、お休みのところお騒がせいたしました。

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天気予報は一日中の曇り空を報せていたので、すっかり油断していたのだが、
このあたりから雲行きが怪しくなってきた。
とはいえ、私の用事はまだ片付いてはいない。
今日を逃すと、翌日曜の行動にも影響するので、慌てて帰宅する。

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実は、昨年の北海道ツーリングの途中から、
HP2 Enduroのシフトインジケーターが壊れていた。
使用中のギアを表示するインジケーターが見れなくても、特に困らないのだが、
ニュートラルランプも一緒に点かなくなるので、それは少々面倒だ。
もちろん、足応えでニュートラルは出せるのだが、
BMWはニュートラルランプが点かないと、
クラッチを握らないとスターターモーターが回らない。
つまり、暖機運転の時に面倒だし、何より精神衛生上よろしくないので、
極力トラブルは避けたい林道ツーリングに、このままの状態で出たくはない。

そんなわけで、修理に出さないとならないことは昨年から分かっていたのだが、
ここのところのサーフィン熱のおかげで、
なかなかディーラーに持ち込むタイミングがなかった。
この日を逃すと、自堕落な私の場合、
このままズルズルと「今年はツーリングなし」なんてことにもなりかねない。

帰って急いで身支度を整えてHP2に跨がったころにポツポツ・・・
・・・やがて土砂降り・・・・しかして、ここで引き返すわけには行かない。
レインウェアを着込み、土砂降りの中、自宅からは20km離れた越谷市にある
『原サイクル』に向かう。越谷はまだ降り始める前でありましたが、
浦和のあたりは豪雨よろしく、かなりの勢いで降っていた。

でも、雨の中であっても、否、雨の中だからこそ、
久しぶりに操るHP2はやはり楽しい。
もっと早く直しに行っておけばよかった(と、あとになっていつも思う)。
多趣味のもつ功罪の典型例だな。みんな中途半端な事になってしまう・・・

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さすがはオフ系BMWの聖地と言われる原サイクル。
先ほど発売が開始され、引く手数多であろう『Urban G/S』
即納車なんてのがシレッとあったりする。
そして、ファクトリーにはブロックタイヤに交換され、
納車準備が進められるUrban G/Sもいた。
やっぱ、こいつに似合うのはブロックタイヤだよね。
そんな気分全開の以下の動画をご参照いただきたい。



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※こちらの画像は東京モーターサイクルショーのときのもの

原サイクルはハスクバーナの正規販売店でもあるのだが、
言ったように、オフ系聖地の責任として、
私の大好きな『701 Enduro』の即納車もある。
聞くところによると、HP2 Enduroからの乗り換えで
この701を選ぶ方が多かったのだそうだ。ワカル気がする。

極端に「即納」に弱い私にとって、返す返すも危険なショップだ。
ここにいると、一秒ごとに私のHP2 Enduroへの愛が試される。
「気がついたら下取りに出していた」なんて、
マジにあり得そうでシャレにならない・・・
滞在時間は30分が限度。それ以上は感染度が高すぎてとても危険な場所だ。


そうして迎えた翌日曜日。
朝4時に目を覚ますと、外は雨。
すっかり気の削がれた私は、各ポイントの速報が届く5時過ぎまで二度寝。
南側に位置する台風から離れた北側のポイントの方が、
海が落ち着くのが早いのではないか?という素人考えはあっさりと外れ、
行こうと思っていた茨城の海は変わらずのハードボイルド系。
それでは昼からにしようと三度寝して、10時に確認するも状況に変化はなく、
スケートで打った腰も痛いし、この週は家でダラダラと過ごすことにした。
(ちなみに、大貫周辺の波は、このあと落ち着きはじめたらしい。
 行っときゃ良かった・・・)

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とはいえ、しておきたいことならまだまだ山積みだったりする。
おかげで、長いこと放っておいた、
フィンを好みのフォルムに削る作業もできてしまった。

というわけで、『交換したタイヤの話』、『DEELUXE フットルースの話』、
『削ったフィンの話』と、今日ご紹介した話は、
明日から順次お話させていただく予定なので、お楽しみに。
今日の記事は奇しくも今後の予告編のようになってしまったな。

さて、来週はもう8月。
台風5号は、相変わらずフラフラと優柔不断な動きを見せている。
台風ではツーリングにも行けないし、かといって、海も波が大きくなりすぎて、
私の身の丈を超えてしまうしでいいことなしだ。
何より、夏らしくカッキーンッと晴れ渡った空の下で、
気持ち良く海に入りたいもんだね。

あ、涼しげな日陰を楽しみに、山間部にツーリングにも行きたいね。
  

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2017.08.07 | コメント(4) | トラックバック(0) | R1200GS

RAM Mount iPhone 7 Plus オートバイマウント

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クルマ用にiPhoneのマウントを探すときに、
RAMマウントにすることは早い段階で決められたのですが、
豊富なRAMマウントのラインナップには、
ピッタリとiPhone Plusにはまる専用品と、
スマートフォン全般に使える汎用品とで、2種類のマウントが用意されている。

セッカチな私は、ラインナップを見渡す前に、このピッタリとはまり込む、
iPhone Plus専用タイプを買ってしまっていたのだが、
これだと保護ケースを外さないと装着できないなど、作業がかなり煩雑。
携帯電話なので、車の乗り降りに際しては取り外しを繰り返さないとならない。
つまり、それだといちいちメンドクサイ。

そこで、先日紹介したもう一方のX型のスマホ用マウント
買い換えたわけなのだが、せっかくなので、
残されたこちらのマウントも、オートバイで使うことにした。

私はツーリングでは、防水・防塵機能に、振動にも強い、
オートバイ用のカーナビ『Garmin zūmo 550』を使っているが、
そのズーモの使用感の悪さと言ったら、それはもうハンパではない。
場所の検索など、操作性が悪すぎて、正直二度としたくない。
かといって、線路や駅など、探すときの目印になるようなものも見づらく
地図表示もかなりアバウト。iPhoneとはすでに隔世の感がある。

使い勝手の良さで言えば、現在最高と言っていいiPhoneを、
主に都心部などでナビとして使えるとかなり便利。
でも、いかに防水性を得たiPhone7であっても、
精密機器であることには変わりなく、
振動の激しいオートバイにマウントするのはやはり気が引ける。

そんなわけで、いちいち操作がしづらくても、
zūmo 550を我慢して使っているのだが、複雑怪奇に道が入り組み、
無駄に一方通行の多い都心部でiPhoneが使えれば、
かなり便利になることは間違えようのない事実。
都心部の移動であれば短距離の移動で済むだろうから、
間違って買った専用マウントを、タンスの肥やしにしておくよりも、
たとえ都市部限定であっても、この際使ってみることにした。

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ハンドルクランプに共締めにするタイプのマウントベースに

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一番上の画像で分かるように、
スピード、タコメーターを邪魔しない位置に収めてみた。
盗難予防の鍵付きのノブはもちろんオプションだが、
アームを含めて以前から使っていたモノの流用。
長らく埋もれていた、引き出しからの奇跡の生還ともいえる。

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振動で外れて飛んで行ってしまわないためのゴムバンドも
RAMマウントにはラインナップされている。

やはり、オートバイの運転中も、iPhoneが見える位置にあると諸々便利。
でも、太陽光下でのモニターの視認性が低いのが玉にきず・・・
贅沢レベルの話とは言え、モノゴト上手いこと運ばないもんだね〜〜〜

まあ言ったように限定的な使い方しか考えていないので、
これでヨシとしましょうか。
  

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2017.08.03 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

安いU字ロックは想像以上に役に立たないという話。

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オートバイを保管している場所が区画整理されることになり、
ほんの数メートルだがオートバイを移す必要が出てきてしまった。

私は盗難防止のために、オートバイに何個もロックを施錠しているのだが、
ひとつはオートバイではなく柱に装着して、そこからワイヤーを伸ばして、
オートバイに施錠したロックに共締めして使っていた。

区画整理に伴い、その柱に留めたU字ロックも
外して移動させないとならないわけだが、
そこに保管するようになってすでに5年以上が経過し、
その安物のU字ロックは、雨風に晒され続けた結果、
すでに鍵も回らないくらいに固着してしまっていた。

こうなるともう切断するほかないので、
手持ちのグラインダーで切断することにした。

こういう経験ってなかなかないので、かなり興味深かったのだが、
やってみると、実にアッサリと切断できてしまった・・・
まさに一刀両断といった感じの呆気なさだった。

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かかった時間はものの1分。いや、途中様子見で作業を止めたので、
一気にやれば30秒もかからなかったかもしれない。

とはいえ、ディスクグラインダーの騒音レベルは鉄工所並みなので、
この手口で盗難に遭うとはなかなか思えない。
もちろん、ご覧のように、オートバイ用品店で数千円で手に入るような、
心許ない製品であることを考慮する必要はあるだろう。

でも、これほど容易く切断できてしまうとは、
かなり驚愕の事実でありました・・・・
せめて、せめて15分程度はその場に足止めできて欲しかった。
このレベルならば、いわゆる油圧カッターなどなら、
一切の音もなしに容易に切断できてしまうだろう。

数千円でも高すぎる。
これでは飾りにもならない・・・
ちなみに、車体側に取り付けているU字ロックとチェーンロックは、
ひとつ数万円もするものを使っているが、
それにしたって、どれほどのモノだか甚だ心配だ。
  

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2017.06.27 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

R1200GS - サスペンション交換

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長くGSに装着していたオーリンズ サスペンションだが、
オドメーターも10万kmを超えて、いよいよ寿命を迎えてしまった。
ショックアブソーバーのオイル交換は5,000kmが目安だという話もあるので、
寿命の域を遥かに超えて、すでに故障と言っていいレベルまで使い込んでしまった。
くれぐれも良い子の皆さんは真似しないようにしていただきたい。

ダンパー内に精密で繊細なオイル通路を持ち、
そこを流れるオイルの品質に性能が大きく左右されるため、
5,000km毎のメンテナンスが推奨されているわけで、私のように、
オーバーホールして組み直せば新品同様に戻せるという部分にだけ惹かれて
高性能サスペンションを選んで、そのままメンテも何もしないのでは、
まさに仏作って魂入れずだ。くれぐれも真似はしないように。

とはいえ、エンジンオイルの交換とは違って、
作業を専門家に依頼する必要があるので、その度に数万円の出費が必要になる。
高額なメンテナンスほど目を背けたくなるのは貧乏ライダーの常だ。
つまり、高性能サスペンションは、
私のような輩が迂闊に手を出していいパーツではないのではあるが、
だからこそ欲しくなる、典型的な高性能パーツでもあるわけだ。

そんなわけで、
HP2 Enduroのオイルシールが抜けてしまったフロントサスペンションと同様に、
いいかげん前後サスペンションともオーバーホールに出さないとならないわけだが、
予算的な話を棚に上げても、私のR1200GSはすでに通勤快速と化しており、
乗り心地や操作性はすでに二の次で、ある意味「走りさえすればヨシ」の状態だ。
それ故にオーバーホールなんて、時間も手間もお金もかかる事態は、
これまで後回しにしつづけてきた。

それでも今回、大好きな海に行くのを我慢してまで、
ノーマルサスペンションに戻すべきだと思ったほどなので、
どれだけ壊れていたのかは想像していただきたい。

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サスペンションを外せば自立すらできなくなるので、
オーバーホールに出すにしても、出さないにしても、
一旦はノーマルサスペンションに戻す必要がある。ならばいっそ、
久しぶりにノーマルの乗り心地を味わってみようと思っただけのことでもある。
どちらかというと興味本位。

ちなみに、
ノーマルパーツをヤフオクなどで手放してしまう方もいらっしゃるが、
(おかがで私は買い手として、とても重宝しておりますが)
こういったことがあるので、
私はノーマルパーツは絶対に手放さずに保管しておくようにしている。

このノーマルサスペンションは、もちろん新品同様というわけではないが、
新車購入後1万km以内でオーリンズに交換したので、
性能劣化はそれほどではないと思う。
まさにサスペンションにとってはセカンドライフの幕開けだ。

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前後ホイールの脱着をはじめとして、
リアはマフラーのリアエンドの脱着、
フロントは燃料タンクを外す必要もあって、
交換にはそこそこ面倒な重作業を伴うが、
慣れていれば前後併せても2時間程度で済むだろうと思う。

とはいえ、この作業をするのは実に10年ぶりで、
特に「テレレバー」と呼ばれる、複雑な機構を持つフロント側に関しては、
いちいち作業内容を思い出しながらになるため、
どうしても無駄な作業も多くなってしまう。

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サグを記録しながら作業を進める。
これをしないとオーリンズに戻すときに操作性を復元できない。

ナットやボルトが固着している箇所も多く、
加えて、手の入りづらい狭い場所での作業も多いため、結構メンドイ・・・
とかなんとか、やり繰りしながら、3時間ほどで交換作業は完了した。

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そんなわけで、久しぶりにノーマルサスペンションに戻して走らせてみた。

交換してすぐに感じるのは、「えらく車高が下がるな」ということ。
ノーマルは1Gの沈み込み量を多めにとっていることもあり、
車高が3cm近く下がるのが一番の違いだ。
オーリンズにハイシートの組合せだと、両足着けるとつま先立ちになるが、
ノーマルだと足の裏の前半分、
母子球のあたりで支えられるくらいまで車高は下がる。

これは、オーリンズがオフロードでの走破性を考慮して脚を長く取りながら、
ワインディングを含めたオンロードでの高速走行を見据えて、
それなりに締め上げたセッティングを施しているからとも思われる。そして、
「タンデムで荷物満載」なんていう使い方まで考慮する必要のあるBMWなので、 
かなりの高荷重下での運動性能まで確保した、
車高と減衰量のセッティングなのだろう。

なので、ノーマルに戻して、乗り味で一番に違いを感じるのは、
クイックさを適度に抑えた、大きく採られた安定成分にこそある。
オーリンズは市街地などの低速域でも、数倍俊敏に車体が反応するが、
それは、考え方によってはかなり不安定だとも言える。
もちろん危険/安全のレベルの話ではなく、好き/嫌いの範疇ではあるが、
それぞれに考え方が明瞭に顕れていて、較べるのがとても面白い。

各仕向地に合わせた独自のセッティングを施してから出荷されるBMWなので、
よく日本という国の交通事情を考慮しているな、と納得させられる部分だ。

とはいえ、それらはあくまでも “正常時” の比較の話だ。
故障状態からの復帰という観点で見回せば、ただ押し引きだけで、
オートバイがスムースに動いてくれることに、まずは驚かされる。
サスが壊れていると、それはタイヤがパンクしているのと
ほとんど同じ状態だというわけだ。

そんな状態でオートバイがまともに走るわけもなく、
ブレーキのレバータッチが悪くなるだけでなく、
実際に制動距離もかなり伸びてしまっていた。
コーナリング中もピョコピョコとピッチング方向に不安定になり、
コーナー出口でアクセルを開けても、トラクションが抜けてしまい、
リアステアがしっかりと働かないなど、
サスペンションが、「止まる」「曲がる」「加速する」のすべての領域に、
どれだけ影響しているのかを、今回は逆説的に学ぶことにもなった。

そして、それは燃費にも少なくない影響を与えていたようで、
1L/2kmほど燃費も向上した。

そんなわけで、言ってもマイナスの状態からゼロに戻っただけなのに、
毎日GSを操るのが楽しくて仕方がない!!
オートバイを新しく買い換えたような歓びだ。

オーリンズの、制御のきめ細やかな高級感溢れる乗り心地も捨てがたいが、
ノーマルの、安定しながらもソリッドな分かりやすい乗り味も、
それはそれで面白い。
オーリンズに戻すのは、もう少しノーマルを味わってからでも遅くはないだろう。
(お金もないし)

そんなわけで、しばらくこのまま乗り続けてみようかと思う。
  

テーマ:メンテナンス&ケア - ジャンル:車・バイク

2017.06.26 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

WIDDER 電熱ベスト アームチャップス

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すっかり春も過ぎ、すっかり梅雨が迫る時期になってしまいましたが、
昨冬に、久しぶりに使ってみたオートバイ用の防寒グッズのお話です。

昔は、っていうか、若い頃は、真冬でもツーリングに出かけていたのですが、
近ごろはめっきり出かけなくなった。
もちろん、そのことに年齢はあまり関係なく、
雪山やら、サーフィンやらと、バイク以外の趣味が増えたことが、
オートバイでツーリングに出かけなくなった一番の大きな理由だ。

そういったわけで、タンスの中を片付けていると、
近ごろはめっきり使わなくなった、昔懐かしいパーツやアイテムたちと
“発掘" 的に対面したりする。
こちらはそんな具合に掘り起こされた『WIDDER 電熱ベスト』という
真冬でもオートバイでガンガンに遠出していた頃に使っていた防寒ウェア。

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いやはや、すでに10年以上前の遺物でございます。

ツーリングには行かなくなったが、今でも毎日の通勤はオートバイなので、
久しぶりに使ってみたら、これまた暖かいのなんの。
さすがに高速で走ると風によって体感温度はぐっと下がるので、
首都高などでは多少の寒さを感じることもあるが、
一般道を走る程度ならクルマの室内と同等レベルだ。
今まではダウンジャケットをミッドレイヤーにしていて、
それでも特に寒いと感じたことはなかったのですが、
これは更に「暖かい」とまで感じられる。

電熱とはいえ、通電しなくても充分な防寒力のある、ベストとしても
秀逸な造りなので、真冬でも日中は電源を入れなくても充分に暖かい。
そこに加えてスイッチを入れれば、外気温が0度を下回っても、
まったく寒さを感じないほどパワフルに暖かくなる。
特に首回りが温められるのはとても効果が高いようで
首に熱源を感じていると、他の部位の寒さを一切感じさせない。

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BMWはグリップヒーターをはじめ(シートヒーターなんてのもある)、
いわゆるHella(ヘラー)ソケットと呼ばれる、
クルマで言うところのシガーソケットに似たコンセントを装備しているので、
BMW乗りのあいだで電熱ウェアは、
ほとんどデファクトなアイテムとして使われてきた。
ほんとBMWというメーカーは、エレクトリックに過保護だ。

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ちなみに、私のGSにはそのHellaソケットが、
ハンドル脇のカウリング上と、シート下と2箇所もあるので、
二人乗りで使かったり、これ以外の電機器具を併せて使えるようになっている。
電池式とか充電式だと、億劫になって使わなくなってしまうが、
コンセント式なら、ほとんどコタツや電気毛布と同じ。
使うのに躊躇がなくなる。

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本体はベスト型で、袖の位置に来る『アームチャップス』と、
このボリューム式の温度調節ができるスイッチは、
あとから買い求めたオプション品。

私は持っていないが、これ以外にも足をカバーする『チャップス』に、
このアームチャップスに繋げて使う『電熱グローブ』までライナップされ、
全身をくまなく電熱服でカバーすることができた。
そしてそれらは、ひとつの電源から全身に電気を供給できるように、
すべてひと繋ぎで連結することができる。

というように、アクティブに過ごすためのグッズでありながら、
コタツのような非アクティブな依存性もある。
そんな矛盾したトコロがかなり魅力だ。

最近でもこういうウェアって売ってるのかな??
クラウドファインディングや3Dプリンターなどの登場により、
ちょっとしたアイデア商品が市場に出回りやすくなったけど、
逆にこういう恐竜的なアイデアって見落とされがちなんじゃないのかな?
改めて使ってみるとなかなかよくできてると感じる。温故知新。

たぶん歳のせいだと思うが、
今の方がこういうアイテムがとても有り難く感じる。
国内の代理店はおろか、本国のメーカーももうなさそうだし、
もし壊れても自分では直せないけど、
せっかくなので、この際、壊れるまで使ってみようと思う。
  

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2017.06.07 | コメント(0) | トラックバック(0) | R1200GS

東京モーターサイクルショー 2017

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山へ行くのを止めてまで作ったたまの休日に、
お台場くんだりまで行く気などさらさらなかった。
それでも最終日の4月26日(日)に、
わざわざ東京ビッグサイトまで出かけることにしたのは、
お話ししたように『BMW RneneT URBAN G/S』見たいがためですが、おかげで、
久しぶりの『東京モーターサイクルショー』を楽しむことができてしまった。
まったくもって、何が幸いするかわからない。

前日の尾瀬岩鞍スキー場のリフトの上で、Facebookに上がった
URBAN G/Sの画像を見てハタと行くことに決めたのですが、
ドの付くピーカンだった土曜日の群馬県とはうって変わって、
翌日曜日の東京都心部はあいにくの雨。
会場周辺は混雑が予想されるので、本当はオートバイで行きたかったのですが、
雨と寒さに日和ってクルマで行ったのが大失敗。

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この日、ビッグサイトではアニメ関係のイベントも開催されており、
付近の駐車場はどこも満車で、駐車場の入口には駐車待ちの行列さえできている。
一瞬そのまま帰ることも頭をよぎったが、
少し離れても周りの駐車場を探してみようと思い直し、
有明テニスの森の近くまで行って、やっと駐車場を見つけることができた。
ビッグサイトが遙か彼方に見える・・・
臨時駐車場を広く用意する東京モータショーとは違って、そもそも駐車場の少ない、
普段のビッグサイトには絶対にクルマで行ってはいけない。

さておき、『東京モーターサイクルショー』は、
毎年この時期に開催されておりますが、ここ数年は行っていなかった。
もちろんそれはスノーシーズンと被っているからということもあるが、
近ごろオートバイ関係への情熱が冷めてきていることも原因だ。

私の情熱の話はさておいても、リーマンショック以降、
東京モーターショーの外国車勢の姿が減ったのと同様に、
二輪の海外メーカーの展示も姿を消した。
国内メーカーに至っても、その規模はかなり縮小されており、
私の記憶ではちょうどそれと入れ替わるように
東京モーターサイクルショーの入場者数が増えてきたように感じるが、
こちらに関しては、毎年開催であるにも係わらず、
外国車勢も変わらすに立派なブースを構えているので見応えもある。

そういった背景もあってか、
オートバイファン達の熱気で会場内はスゴイことになっていた。
とにかく人の数に圧倒される。
不景気、不人気どこ吹く風。二輪業界もまだまだ捨てたもんではないと感じる。

それでは、例によって偏った個人的な見地でもって
今の二輪業界をアレコレ見ていきたいと思う。

Husqvana

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【VITPILEN 401】
昨年のミラノショウに出品されたKTMの390 DUKEがベースのモデル。
未来的なフォルムに組み合わされるスポークホイールが特にシヴい!
ハスクはこういうセンスが飛び抜けて良い。

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サイズも近しいことから、印象はヤマハ R1-Z、
もっと言えば、TZ250を彷彿とさせる。
なんと市販決定!!(日本導入未定)

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【701Enduro】
こちらはすでに販売されているカタログモデルではありますが、
実物を見るのはこれがはじめて。
ハスクがKTM傘下に入ってからというもの、KTMの色違い感が高かったが、
アウタースキンも専用のデザインが施され、
ハスク独自の “らしさ" が戻って来ていた。
特に701は、公道走行モデルとしての評判もすごぶる良い。注目モデルだ。


KTM

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【RC16】
2016シーズンの最後に、ミカ・カリオのライディングで、
MotoGPにスポット参戦を果たし、今季本格参戦をはじめた
KTMのMotoGPマシンが展示されていた。
こういうサプライズのような貴重なマシンを観られるのもショウならでは。

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【450 SX-F】

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【450 RALLY】
ハスクとは違って、KTMはやっぱり市販車よりも
ついついレーサーの方に目がいってしまう・・・


BIMOTA

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【BB3 TT】
モデル名の最初の「B」はBIMOTAのBで、
二文字目が搭載エンジンメーカーの頭文字、末尾の数字は、
そのメーカーエンジンで何番目に制作されたモデルであるのか示すのは、
ご存じの通り、今も受け継がれるビモータの伝統。とうわけでこちらは、
「B」BIMOTAのフレームに
「B」BMW製(S1000RR)のエンジンを搭載した、
「3」番目のモデル。

KTMが、むしろレーサーの方に目が行ってしまうと言ったが、
それはやはり、ワンオフで造られるレーサーのパーツの造り込みが美しいから。
ビモータというメーカーは、
それを一般公道を走れる市販車で実行し続けるカスタムビルダー。

もちろんそれ相応にお値段も高いが、
パーツ一つひとつにまで神経が行き届いていて、
いちいちムダなくカッコいい!!
まさにディテールに神は宿るを地で行くメーカーだ。
こういう時にしかお目にかかれないまさに逸品の中の逸品。ショウの華だね。


VYRUS

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【986 M2 Strada】
Moto2クラスに参戦するレーシングマシンの公道バージョン。
BIMOTAと同じブースに展示されていたので『TESI』かとばかり思っていたが、
帰って調べたら別のメーカーだった。とはいえ、ハブステアを搭載していることから、
BIMOTAと何らかの関係があるものと思われるが、未確認。エンジンはCBR600。
はっきりとキワモノの類。


MV AGUSTA

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【F4RC】
イタリアンメーカーはやっぱりシビレルわ〜〜〜〜
ほとんどその象徴と言っていいMV AGUSTAは、中でもやっぱり別格。
もう何年も“天才" マッシモ・タンブリーニの手がけた
このデザインを踏襲し続けているが、それでも一切古くさくは見えない。

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とはいえ、初期のレッドとシルバーのMVカラーの方が、私は好みだ。
他社と見分けの付きづらいイタリアンカラーは止めて欲しい。


DUCATI

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【Monster 797】
なんの変哲も無い市販車で申し訳ないが、
すっかり新車関係にご無沙汰の私は、新型のモンスターを見るのもはじめて。
排気量も手頃だし、何より煮詰められた感じがマニア心をくすぐる。
完成度がとても高い。これ意外といいなあ〜〜〜


HONDA

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しっかし、国産のブースはとんでもない人だかりで、
展示車両が外からではまったく見えない。
カワサキ、スズキには近寄りもしなかったが、
特にホンダの人気は高く、人の頭しか見えない・・・

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【CRF450RW】

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【RC213V】
そういったわけで、触らぬ神に祟りなし。
通路側に飾られていて、囲われているため比較的近寄りやすかった
レーサーたちだけ観てきた。
特にMotoGPレーサーの『RC213V』に関しては、
今シーズンから禁止されたウィングレットがフロントカウルに搭載されており、
それを間近で見るのはこれがはじめて。それにしても、はっきりとこれはブサイクだ。
禁止になって良かったと心底思う。

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【CB1100RS】
ホンダのお隣のブースに展示されていた、すでに発売が開始されている
CB1100RSに、往年の『CB1100R』のカラーを纏ったモデル。
たぶんホンダアクセスか何かのブースだったと思うのだが、
要はアフターパーツのサンプルなのだろう。それはさておき、
なんだか最近はこういった温故知新的なモデルがアツいようで、
二輪業界の高年齢化を顕著に表しているように感じる。


YAMAHA

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【XSR900】
対するヤマハさんは、こっち方面に対して更に本気度が高い。
すでに懐古主義を通り越してしまっているあたりがスゴイ。
昔懐かしいオジサンたちを唸らせることができても、
若い人たちはこのデザインをどう思ってるんだろうか??
甚だ心配だ。


カスタムバイク

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【YAMAHA RZ350】

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【KAWASAKI Z1R】

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【SUZUKI GS1000S】
これこそオジサンの懐古主義でしかないが、
レストアされた往年の名車や、カスタムビルダーの組んだマシンを観られるのも、
こういったショウのお楽しみだ。
ヨシムラも単独でブースを出していたが、今どきのヨシムラは、私にはすでに圏外。
国内レースマニアにだけ訴求しているようで、観ても何も感じなかった。
だからこそこのGS1000Sにはグッと来てしまった。
Bright Logicもまだ元気でやっているようで安心した。


ヘルメット

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用品類の新作を一同に観られるのもショウのお楽しみ。

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用品類はオートバイとコーディネイトして楽しみたいので、
もちろんヘルメットにも温故知新の波は襲ってきている。
こちらは温故知新とはちょっと違うが、
名車『ホンダ RC30』の誕生30周年を祝って発売されたヘルメット。
あれからもう30年かよ・・・

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こちらもそんな温故知新の一例。
XSR900のインターヤマハのストロボカラー専用と言っていいだろう。
さておき、
「ケニー・ロバーツ」レプリカは、今見てもやっぱりカッコいいなあ。

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実は私、それこそもう20年も前、ヤマハに乗っていた頃に、
自分でペイントしたロバーツレプリカを被っていたので、
思い入れもひとしおであります。

いやはや。
「いいか、時代ってのは巡るもんなんだよ」
「だから、本当の意味で新しいものなんてないんだ。
 大切なのはな、そういうもの全部の中から選び出す、自分らしさだよ」
とか、
若い頃、諸先輩方から散々言われてきたけど、
当時はいまいちピンと来ていなかった。
でも、この歳になってやっとその意味に気づけたわ。シミジミ・・・
  

テーマ:自動車・バイク関連ニュース - ジャンル:車・バイク

2017.04.20 | コメント(2) | トラックバック(0) | R1200GS

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