真摯さについて

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もう二年ほど前になるが、いつもBMWのオートバイでお世話になっている
原サイクルの原 豪志さんが、ご自身のブログかSNSで、
ベクターグライドの秋庭将之さんと一緒に
ツーリングに出かけている投稿をお見かけした。

ほどなくメンテナンスで原サイクルにお邪魔した際にそのことを聞いてみると
原さんはまったくスキーをされないのでスキー事情には疎く
「秋庭さんって、業界ではそんなにスゴい方なんですか?
 まったく知らないんで申し訳なくて・・・」と
逆に秋庭さんに関して取材されたりしていた。
そのときに私がベクターグライドや秋庭さんに関して、
「言ったら平 忠彦みたいな人ですよっ!」とか、
あまりに熱弁をふるっていたことにかなり驚かれたようで、
「秋庭さんのGSをピックアップに行くついでに
 食事をすることになったんですけど、へそ曲がりさんもいかがですか?」
とお誘いをいただいてしまった。

原さんも、BMW、ハスクバーナ、国産4メーカーを扱われる
ディーラーの社長さんでありながらモンゴルラリーへの参加をはじめ、
メディアに多く登場するほどその筋ではかなり名の通ったプロ級のライダーで、
僭越ながら私が師範代と仰ぐお方だ。

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そして秋庭さんも私と同じR1200GSにお乗りになっている
オートバイ乗りでもあり、
しかも先日、MOTO NAVIの企画でオートバイ乗りなら
誰しもが一度は乗ってみたいと願うであろう『ホンダ RC213V-S』に
なんと茂木サーキットでお乗りになっておられるわけで、
そんな濃い目の方々からお誘いを受けて断る理由など私にあろうはずもなく
図々しくもお邪魔させていただくことにした。

スキーの話はもちろんのこと、オートバイのこと、そして
秋庭さんはモノ作りのプロデューサーというお立場、
原さんは販売会社の社長というお立場での仕事の話など、
とても興味深い話をたくさんお聞かせいただくことができた。

もちろんここには書けないような話も含め、
そのすべてをお話しすることはできないが、
何も書かないとただの自慢話に終わってしまうので
主に秋庭さんとのやり取りからいくつか披露しようと思う。

中でも私の印象に残っているのは、
「ベクターグライドと他のブランドとの差別化って、何か考えているんですか?」
と私が聞いたときのこと。

秋庭さんはそもそも「差別化」の意味が分からないといった表情で
明らかに私の質問の意図が読み取れない様子であった。
そこで「ベクターグライドの特徴って何ですか?」と質問を変えたところ
「私の思う“走る”スキーのこと」
要約するとそういった答を返してくれた。

つまり、一切の比較論のうえにベクターは存在していないという意味だ。

「アソコがそこを狙っているから、私はソッチ」みたいなマーケティング的な
他ブランドとの相互関係にはなく、あくまでも秋庭さんの思い描くスキーを創ることが
すべての目的の根幹にあるわけで「他にない」という観点では意識はするものの
どれかに似ているとか、どのカテゴライズに入るのだとかに
ほとんど意識は向いていないというわけだ。

マーケティング手法によって、多くの人々にそのブランドの意志を伝えたり
ブランドの価値を高めたりするのが私の仕事であるわけなので、
すぐにそのモノ自体をマーケティング的に計ろうとして
「違うものであること」という差別化の作業や、
「そこが市場に求められているから」といったニーズが
いつも発想の出発点になってしまう。
(よって「スノーサーフ」という差別化の定義を置くことで
 自らの特徴を標榜する手法は良く解るわけだ)

それだけに純粋に「自分の創りたいモノを創る」という何者にも不可侵で
シンプルな思いの凄さに圧倒されてしまった。素直にスゴいことだと思った。

それと、バターナイフとジーニアスが実は同時に開発がスタートされていて
ジーニアスの試作品のロッカーを含むボトムのラインが
秋庭さんの思い描く通りにできず、高価な金型を一旦捨ててまで
発売を一年遅らせたという話の中で聞いた、
どのようにして想像をカタチにするのかという話。

秋庭さんは競技時代に、フランス、オーストリアなど
多くのスキーメーカーとの協業を繰り返された経験から、
自然とシェイプとフレックスに関しての知識を蓄積されてきたのだそうで
スキーのシェイプを見て、そのフレックスを自らの手で確認できれば
乗らなくてもどんな板なのかはすぐに解るのだそうだ。

そんな秋庭さんの頭の中にはいつも複数のシェイプやフレックスが
それこそ無限大に浮かんでいて、時流に流されたり、トレンドを追うことなく
その中から「こう走るスキーがあったら面白い」と
秋庭さん自身が信じる組合わせを適切なタイミングで引き出して、
カタチにしていくのだそうだ。

どのメーカーにだって同じようなプロフェッショナルがいて
同じように想像から新たなスキーを生み出しているのかというと
そういった手法は必ずしもどのメーカーでも行われているわけではなく、
秋庭さんによると、企画、設計、テスト評価、フィードバックが
分業されてしまっており、誰か一人の想像を起点としながら、
分業された各パートにおいて価値観の一貫した製品づくりは
なされてはいないのではないかとのことだった。

つまり、それこそが「滑り手が作り手」である事の最大のメリットであるわけで、
最初に申し上げた「私の思う“走る”スキー」の具現化に他ならないわけだ。

それと、
知らなかったのは私だけかもしれないが、
ベクターグライドのスキーはすべてのエッジが
そのスキーの想定される滑りを実現する状態に最適化されてから
出荷されているのだそうだ。
つまりエッジチューンは基本的に必要ではない。

もちろんそれらはすべて手作業ということになるわけで
「ぶっちゃけ採算あってるんですか?」
という私の質問に秋庭さんはただ苦笑いを浮かべられていたが、

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例の20本限定のMastiffを生み出すためにその倍以上が廃棄されているという
お話を聞くに、そのこだわり方は言わば偏執的ですらあり、私の心象だと
どのモデルもかなりのバーゲンプライスにされているように感じました。
ちなみにそのMastiffのリミテッドエディションですが、
「もう二度とできないと思う」とのことでしたんで、
お持ちの方は絶対に手放されませんように!
(やむなく手放される場合はこちらまでご一報ください!)


そして話は自然とスキーやオートバイの
「これから」に関してのものになっていった。

実はスキー業界もオートバイ業界も、似たような先細りの状況にある。
市場を存続させるためには、スキーを楽しめるスキー場の在り方や、
スキーの楽しみ方を伝える教え方のベースになるものを考える必要がある。

昨今の都市部の若者は四輪の免許すら取らないような時代の中で、
オートバイもまた厳しい局面を向かえつつある。
ちなみに原さんによると日本での新車オートバイ購入者の平均年齢は
50歳を超えているのだそうだ。

あるとき秋庭さんがとあるスキー場のスキースクールで、
子供を叱りつける教え方をするインストラクターを見て、
「それではもうその子はスキーをやらなくなってしまう」と、
いつもは温厚な秋庭さんもそのときばかりは怒ったのだそうだ。

同じように原さんが経験したのは、
とあるライディングスクールを受けて帰って来たお客さんが
「私にはこのオートバイで教わったような乗り方は無理なのでもう手放したい」と
仰った例もあったのだそうだ。

その話のなかで秋庭さんが
「もっと真摯に向き合えればいい」
仰っていたのがとても印象的だった。

真摯。
それは何よりも相手のことを慮(おもんぱか)る姿勢のことだと思う。

やはり人は「上手くなりたい」の前に「楽しみをみつけたい」と思っているはずだ。
だからそのことに真摯に向き合えれば
人ぞれぞれの「楽しみ」を見つける手助けができるはずだし、
スキーもオートバイも多くの人に楽しみを与える存在になれるはずだ。


・・・と言った具合に話はどんどん深度を深め
6時過ぎからはじまった会は11時になってやっとお開きとなった。
実は秋庭さんはアルコールを一切口にされない方で、
原さんもトランポで秋庭さんのオートバイを引き揚げに来るとのことだったので
それならばと私もオートバイで馳せ参じていたことから
三人ともにシラフであったにもかかわらず妙に盛り上がってしまった。

もちろんここに書いた話以外にも、秋庭さんにはAventuraの乗り方を
原さんにはHP2 Enduroの乗り方をじっくり教わったことは言うまでもない。
役得でありましたが、何よりものずごい刺激をいただいたことが
最大の収穫でありました。

そんな貴重な時間をいただいた二人には、心からお感謝を申し上げたい。
ありがとうございました!
また是非ご一緒させてください!
  

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2016.05.30 | コメント(2) | トラックバック(0) | スキー

4FRNT DEVASTATOR【インプレ編】

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いや〜〜〜結局かろうじてといった感じで
シーズン最後になってやっと『4FRNT DEVASTATOR』に乗ることができた・・・
危なくスキーしないままシーズンを終えるとこだった、マジで危ねえアブねえ〜〜

といったわけで一日しか乗れていないのではありますが、
この日のかぐらは前日の降雪に加え気温も低く維持され、
もう4月になろうかという週末としては存外の
ほとんど2月のものと言っても過言ではないの雪の状態でありました。

そんなわけで、足応えの良いかなり踏み込めるピステンバーンから
ヒザ〜コシ パウダーに加え、そのあと出現するギトギトに荒れたバーンに、
日陰のアイスバーンまで、バリエーション豊かに試すことができた。

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まず、DEVASTATORの一番の関心事は
私にとってはじめてとなるフルロッカースキーであるということ。
雪面に対して完全にリバースしたキャンバーのせいで
184cmある全長のうち、雪面に接しているのは、ほんの100cm程度。
つまり直進安定性はショートスキーほどしかなく、
回頭のし始めが急に立ち上がるような印象がありますが、そんな予想は
良い方に裏切られ、ターンの開始に特に際立った違和感がないのには驚いた。

もちろん直進安定性は笑っちゃうくらいに低いが、
今回これで滑ってみて、ゲレンデ内でも真っ直ぐ滑っていることなんて
ほとんどないというコトに気づかされるくらいだったので特に問題はなし。

確かにターン弧はかなり小さく限られ、
大きく回したくても回りたがらない “小回りくん” であることは確かだが
ロッカーカーブとサイドカーブがまったくの同一値となる
4FRNT独自の『リフレクトテック』によって
グルーミングバーンでのカービングの作法は至って普通。むしろエッジが立てやすく、
小回りするぶんスピードの出し過ぎが抑えられてラクに操作できるし何より安全だ。
つまりこればかり乗っているとヘタになる種類のもの。

踏み込み時に板からの反発のないキャンバーレスであることによる
違和感もあるにはあるのだが、それも趣味レベルの問題であるとこの際断言できる。

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この日の深雪はトップシーズンの細かい雪とは違って
粒の大きな抵抗感の大きい新雪がヒザ程度積もる状況でした。
なので、底突きもなくしかも比較的反応は良い雪と言えると思います。

そんなパウダースノーでの反応ですが、
138×108×131というパウダースキーとしては
スレンダーと言えるディメンションを持つDEVASTATORですので
以前乗っていた『Vectorglide Butterknife』のような
問答無用の浮遊感はありません。
とはいえトップとテールの幅は130mmを超えていることと、
何よりそのためのフルロッカーですので、パウダーでの操作性は想像以上に高い。
この日の雪なら尚のこと踏み込みへの反力も高くて
雪を面で捉えたまま寝かし込みこともでき、
肘や腰が山側の雪面に触れるほど攻め込めました。
スキーはスノーボードよりも深雪で沈むので、いつものスノーボードとの比較では
腰深くらいの潜り感があって楽しさも倍増してしまいました。

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そしてやはり『Vectorglide Aventura』の頑固なスクエアテールとは違って
ロッカーと合わさったキックの効いたラウンドテールの動きの自由度の高さも
そんな反力の強さの演出に一役買っている。とにかく私にはこちらの方が
新雪中での体重移動がしやすくて素早く切り返しが出来る。

ただ、私のウデ前のせいもあるのだが、このウエスト幅でこれほどの深雪だと
時に谷足が踏み抜けて膝が伸びきってしまう場面もあり、そうなると制御不能で
沈み込んだ谷足を軸に新雪に飛び込むように前転してしまうこともあった。
こういうことがあると新雪での踏み応え満点のセンター130mmのファットスキーが
懐かしくなってしまうところだ。

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コブのなり損ねのような厄介な斜面も滑ってみたが、
こちらに関しては、はっきりと苦手なようだ。
滑れることは滑れるのだが、クイックには回せず一拍入ってしまうので
そのまま中回り以上になってしまいお世辞にも楽しくはない。
私がもう少し上手いか脚力があれれば、直線的に落とすところですが
残念ながらそうは問屋が卸さない。
ロッカーはこういう場面でもう少し扱いやすいかと思っていたが
やはり184cmなりの回頭性になってしまうようだった。

といったように、整った雪面で使うぶんには
総じて目立ったマイナスポイントもない真面目な板で
ゲレンデからバックカントリーまでかなり広い範囲を
これ一本でカバーしてくれそうなオールマイティな板だった。

特にロッカースキーの本領を発揮するパウダースキーではその長所の出方が顕著で
ついファット系の足応えを欲してしまう自分がいるが、
そのオールマイティさを考えれば、
パウダーでの操作性もこれで必要充分と言っていいだろう。

ただし、言ったようにキャンバーがあるかないかはその操作性以上に
むしろ趣味性の方に大きく関係していて、踏み込みからタメを作ってくれることで
ヒザから下の入力が気持ち良く入ってくれ速度調節もターン弧も自由自在に選べる
キャンバースキーの良さを再確認させられることにもなってしまった。

といったわけで、
DEVASTATORとAVENTURAの間を採ったような板が欲しくなってしまった。
新しい道具を試したら試したで、
例によって悪い虫が疼き出してしまったのは逆効果であった・・・
  

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2016.04.06 | コメント(0) | トラックバック(0) | スキー

かぐら【3/26】

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いつもお世話になりっぱなしのNADAさんと滑りたいと思っていたのだが
なかなか都合が合わない。
この週末もNADAさんは川場スキー場で開催される
『M&M Banked Slalom』に出場されるということで一度は諦めた。
ただ、土曜日開催で日曜日が予備日だったのですが、
この週末の天気予報は疑いようのない晴天予報!
ならば「日曜日は一緒に滑りましょう!」とセッション急遽決定!
ついでに土曜の晩に南魚沼のNADAさんの家の近くに宿を取って
夕食でもご一緒しましょうということになった。

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というわけで、土曜日は久しぶりのお一人様ツアー。
っていうか、今シーズン初か?・・・
みなさま毎度お付き合いいただき誠にありがとうございます。
そして、自分のクルマで山に来るのもこれがなんと3回目。
空港までだったり、同乗させてもらうことがほとんどで、
今季は自分のクルマのマイレージがまったく伸びていない。
セコさ優先で新しいスタッドレスに交換しないでおいたのが結果正解になった。

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軒並みスキー場が営業を終える中、かぐらスキー場だけは相変わらず活況だ。
ただ、この前日の金曜日にかなりの量の新雪が降り積もった割には
始発のロープウェイのピリピリ感が少ないように感じた。
確かにベストコンディションはこの一日前の金曜日だったようなのだが
週末組にとってはこれが間違いなしのラストパウダーなのに、
このノンビリムードは少々意外だ。

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しかも、予報通りの晴天なのに!!!!!!!!!!!
前日の降雪とこの時期には存外の気温の低さで
ゲレンデの状況は2月並にいいっ!!!スンゲーイイ!!!
今年の良コンディションは平日ローテーションだったから尚のこと
新潟で良いコンディションを当てたのは今シーズン初だ。
最後の最後に巡ってきた。待てば海路の日和あり。

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申し遅れましたが、この日は今シーズン初スキー!!
そして、今シーズン最後のスキーになると思われます・・・
今季はいつにも増してスノーボードの方に熱が入ってしまい、
いつも頭の片隅で「スキーをしなければ・・・」とは思っていたのですが、
それを押しのけても思い浮かぶのはスノーボードの課題の方。
スキーよスマヌ・・・・・

しかして、そんな今季最初で最後のスキーが、
狙ってもなかなか当たったりしない日に当たったのはむしろヨカッタ。
このタイミングでなかったら、パウダーの可能性を少しでも感じてしまったら
それこそスノーボードに滑走ワックスをかけてしまうところだ。

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それにしても良い天気だ。
気温が上昇してガスが発生しやすいこの時期に、気温も低く維持されているため
空気もとても澄んでいて、ず〜〜〜っと遠くまで見渡せる。いわゆるヤッホーだ。

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そしてピステンの雪もエッジが良く噛むトップシーズンのものだ。
ヒザに体重の数倍の荷重が架かるようなカービングがギュインギュインに決まる。

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スキー場最上部へ運んでくれる5ロマが動く9時まで、
ピステン磨きと平行してゲレンデ脇に残るスネ深の新雪の片付けにも勤しむ。
軽いパウダーなんてことはあり得ないけれど、この日の春の新雪は
足裏にザラっとした硬質な粒子感のある足応えが還ってくる、
つまりとても良く浮く操作性の良い雪でありました。
ついついスノーボードだったら・・・とか、思ってしまうが
そんな邪念を振り払い、目を三角にしてタテ乗りに集中する。

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9時の運転開始から5ロマは大盛況だ。
一本目はいつもの大行列になる前になんとか乗り場に到着できたが、
二本目は坂の上から行列に参加した。
いつもならリフト待ちの列に並んだりはしないのだが
この日は覚悟を決めて並ぶことにした。なぜならば、

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面ツルの新雪がきれいに保存されているからだ!
(すでに3本ほどトラックは入っていたけどね・・・)
5ロマで同乗した方のお話しだと金曜日は視界が悪かったらしい。

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というわけで、これは残っているうちに食べておこうと
私には珍しく大行列に並んでしまった・・・

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おかわりっ!!

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おかわりっ!!(2)

いんや〜〜〜〜初スキーでいきなり当てたわ。当ててやったわ。
っていうか、スキーの機動力はハンパでない。
冗談抜きに行動範囲も標高も2倍になる!(※当社比)

BCに出ていけば更に大当たり決定だったのですが
新しいスキー用のシールがありません・・・
何より使い慣れないスキーだったので、慣れる方が先決だったというのが本音だ。
それでもスキーなら登らずともかなり奥地まで足を伸ばせてしまうので
結果オーライか。

さておき、久しぶりのスキーブーツは足が超シビれる・・・
毎年そうなのですが、最低2回は履かないとインナーのカタチが決まらない。
バックルを何度も調整しながら合わせていくのだがすぐに鬱血してしまう。
それと、スノーボードよりもヒザ関節を多く動かすのでキツい。
一応言っておくと、スノーボードのヒザは太腿中心。
スキーはそのまんまの膝だ。関節がきしむ感じ。身体の使い方がちょっと違う。

この期に及んでシーズンはじめにするべき苦労を味わいながらも
なんだかんだと5時間滑って大満足でスキー場をあとにした。

この日初めて乗った『4FRNT DEVASTATOR』の話はまたこんど。

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んで、やっぱりへぎそばに当て込んでしまうオレだ。
うんめ〜〜〜

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中野屋 塩沢店の駐車場から魚野川越しに臨む巻機山。
春の訪れを感じて眺める冬山には名残惜しい気持ちにさせられる。

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そのあとホテルにチェックインして
大浴場でサッパリして昼寝をキメながら
NADAさんが川場スキー場からお帰りになるのを待つ。

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ありがたいことに
奥様のチェビさんに、ソーマくん(2歳)もNADA家総出で来てくれた。
加えてNADAさんと一緒にバンクドスラロームに出場していた
ミナちゃんも来てくれて、なんと私の誕生日を祝ってもらってしまった・・・(涙)
私、おかげさまで1っちゃい(歳)になりました。アザス。

誕生日を祝われるのは、
20代までは「ウレシイ」、
30代は「照れる」
40代は「お恥ずかしい」と感じるが
この歳になると「申し訳ない」と思うようになる。

というわけで、日曜日はNADAさん、ミナちゃん、
そしてミナちゃんと一緒に今シーズンの初滑りをご一緒したBくんに
Bくんのパパさんもかぐらに来てくれて5人で滑ることになった。
(つづく)
  

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2016.03.28 | コメント(4) | トラックバック(0) | スキー

4FRNT DEVASTATOR 184

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Vectorglide Aventuraもとても良いスキーなのですが、
ファット系ツインチップへの思いがどうにも拭えず、
結局新たにスキーを買うことにしました。

やっぱり足許から浮き上がるような浮遊感と、
何よりそれによって可能になるパウダーカービングがしたい。
Aventuraでもできるのかもしれないが、Butterknifeの乗り味を知る私には
もっと身体の外側にスキーを降り出して回したいパウダーカービングへの郷愁が強く
どうしてもその記憶と比較してしまいイマイチAventuraに乗り切れていなかった。
思い出とはいつも美しいものだ(そして儚い)。

グルーミングバーンでのスピードのノリが良く、
アイシーで硬いバーンでのエッジ操作がとてもし易いAventuraの
スクエアでほとんどロッカーの入れられていないテール形状は、
逆に水分の多いネットリとしたモナカ雪では、
踏み込んでもテールが引っかかり気味に入ってしまい回しきれなくなってしまう。
自動的に直線的なライン取りにせざるを得なかった記憶が
完全に苦手意識となって私に刻まれてしまった。
それでテールの自由度の高いツインチップというわけだ。
まあ何より、苦手意識を克服するほどスキーの滑り込みをしないことが
一番の原因ではありますので、
決してAventuraの問題ではないことも重々承知している。
それでもまだ美しいまま保存されている思い出に
ついすがりたくなってしまうのであります。

そんなわけで、素直にButterknifeを買い戻したいところではありますが、
私の経済事情がそれを許してはくれませんので、他の手を考えないといけません。

お金をかけられない一番の要因はやはりバインディングで、
最初はButterknifeに手持ちのG3 IONを移植しようと企んでいたのですが、
Aventuraの100mmというウエスト幅に対して、Butterknifeは130mm。
ブレーキ幅が足らないのでブレーキを交換しようかと問い合わせたところ、
なんとIONのブレーキは交換ができないという驚愕の事実を知らされてしまった。

どうりで同じG3でもONYXには設定されているブレーキのパーツが
IONのカタログには掲載されていないわけだ。
つまり130mmのブレーキにしたかったらまた更に6万円以上出して
バインディングを買い換えるしかないわけだ・・・税込20万円コース。
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「・・・どうせ買い換えるならKingPin・・・」と、
例によってミもフタもない邪な思いがホンの一瞬が頭をよぎるが、
そもそもKingPinに130mmのブレーキはないという正論で邪念に打ち克つ始末。
あぶねえあぶねえ・・・なので、私のIONのブレーキ最大幅115mmに
納まるウエスト幅のファットスキーを探すことになったわけであります。

値段優先で探すと昨季モデルの『ARMADA J.J 2.0』あたりが
候補として挙がってくるが、J.Jだとウエスト117mmでちょっと微妙。
本音は軽量なツアーモデルである『4FRNT RENEGADE』か、
4FRNTの中でもパウダーモデルにあたる『HOJI』あたりが欲しかったのですが、
昨季モデルの格安物件が見つからずにそちらは断念。

そんな感じで昨年モデルの格安物件をアレコレと物色した結果、
4FRNTの中でも圧雪とパウダーのバランスが良いとされる『DEVASTATOR』の
184cm(ウエスト幅108mm) 2014〜15モデルの新品を買うことにした。
ちなみにこいつに決めた理由はウエスト幅の件を除けば超のつく格安価格だったから。
これまたミもフタもない理由で恐縮だが、素直に失敗してもいいやって
思えるくらいにメチャクチャ安かったのでこの際ご勘弁いただきたい。

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DEVASTATORは138×108×131のディメンションをもつ
近ごろ流行(?)のファット系でありながら100mm程度のウェスト幅をもつ
グルーミングバーンでの操作性も考慮されたパウダースキーだ。

一番に気になるのは私にとって初めてとなるリバースキャンバー
いわゆる『フルロッカースキー』であること。
そして、ロッカーカーブとサイドカーブがまったくの同一値となる
4FRNT独自の『リフレクトテック』が搭載されており、ファットなフルロッカー
スキーでありながら、良好なエッジ操作が得られるものと思われる。

重量はAventuraが約2kgなのに対して、約2.3kg(一本)と少々重くなるが、
ファットスキーとしては一般的な重量と言っていいだろう。
まあ百聞は一見にしかず。まずはグルーミングバーンで試してみて、
早いとこパウダースノーでの操作性を味わってみたいものだ。

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んで、4FRNT DEVASTATORは無事我が家にやってきたわけなのだが、
そんなわけで届いたのは板だけ。
せっかくなので取り付け工賃もケチって自分で取り付けてみることにした。
自身はじめてとなるスキーバインディングの取り付け作業に関しては
かなり甘く見積もっていたのだが、
実際やってみると精度面で結構手強いことが分かった。

IONはテックバインディングなので、ウォークモードはもちろん、
つま先を軸にブーツを縦方向に回転させてヒールピースに固定されるので、
スキーの縦方向に対してのセンター出しが正確にできていないと、
歩くことはおろか、ヒールピースに填まらなくなってしまうので
取りつけ作業はかなりシビアだ。

オートバイ整備などでいつも様々な加工は経験しているのだが、
その場合のほとんどが硬い鉄やプラスチックが相手になる。しかして、
相手が「木」となるとまったく勝手が変わるということを今回は痛感させられた。
そもそも鉄工用のドリルで済まそうとしたのが大間違い。
相手が柔らかい木となると鉄工用ドリルでは刃先が泳いでしまい
正確な位置に垂直に立てることがとても難しい。
面倒でも木工用ドリルを買い揃えるべきだった。

そんなわけで、無責任に作業内容をここに書くのは止めておくが、
一言だけアドバイスするとしたら、自分ではもうやらない・・・

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そんなわけで、たかだか穴8つ開けて木ねじで留めるだけの単純作業に
かなり苦労させられたが、最後にはなんとかセンターもキチンと出てくれた。
は〜〜助かった。一時はどうなることかと思ったぜ・・・

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ブレーキ幅ももちろん問題ないし、クランポンもそのまま流用可能だ。
クライミングスキンもAventuraのものをそのまま使っちゃおうかと思っている。
ちなみにAventuraは手放さずにいつでもスイッチできるよう手許に置いておく。
保険です。

というわけで、ニューアイテムで技術的な苦手意識を克服しつつ、
今シーズンは例年以上にスキーを滑る回数を増やしたいと思っているわけだが
未だに雪の出足が鈍くどうにもパッとしない状況のままだ。
はてさてどうなることやら・・・
  

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2015.12.15 | コメント(2) | トラックバック(0) | スキー

BravoSki 2016 Vol.1

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シーズンが終わったと思ったら、その矢先にカタログ号が発売される。
「鉄は熱いうちに打て」ではないが、
スノーシーズンのイメージがまだ冷めやらないこの時期を狙うのは
販売戦略的にも常套手段なのだろう。

コアなブランドはすでにオーダーを終了していていたりもするし、
半年後にはもう来たるべき次のシーズンがやって来てしまうわけだから
これでもまだ遅いのかもしれないが、
来シーズンにスキーの道具を新調する予定は一切ないし、
もう少しそっとしておいて欲しいのが偽らざる本音だ。

でも、スノー業界はそんな私を強引にでも引き戻してくれるわけで、
元より雑誌好きの私の場合、カタログ号の表紙を見たら放ってなどおけない。

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フリーライドスキー関係の、来季の一番の注目株といえば、
やはり『MARKER KINGPIN』と言って差し支えないだろう。
今季『G3 ION』に換装したが、一度もハイクモードにしなかった私なので、
もちろん買い換えるなんてことはないが、これはやはり気になる。

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気になると言えば、私の場合、スキーならベクターグライドであるが、
『BUTTER KNIFE』に『METAL』バージョンが追加されていたり、
私も使っている『AVENTURA』が、エヴァ初号機というか
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Mobistarなカラーになっていたり、これまた実物を見るのがとても楽しみだ。

それら以外にも、なんだかんだと毎年買い足してしまうほどお気に入りの
POCのゴーグルであったり、アクセサリー類にも一通り目を通しておけば
これからあっちこっちで始まる展示会の予習になるというわけだ。
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中でも特に気になったアクセサリーアイテムが
こちらのPOCの新作ヘルメット『Auric』。
イヤーパッドの部分にフレームが渡されている部分がすぐに目につく変更点だが、
これを単に衝撃吸収力を高めるだけのための造作だと取るのは早合点かもしれない。
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どうやらゴーグルストラップをヘルメットの内側に装着する着用方法のための
措置である可能性が高い。
つまり、耳の位置にフレームを配置しているのは、『Fovia』ゴーグルと
フィッティングさせてヘルメットの左右へのズレの抑止を考えてのことで、
穴の開いた解放形状になっているのは、デザイン性以上に、
ゴーグルインの着用方法ならば、内側にビーニーを被っているであろうから、
耳を寒さから守るイヤーパッドをなくしたと考えた方がいいような気がする。

今まではストラップインの被り方は、果たして安全なのかどうか、
ユーザーのオウンリスクとして片づけられていたが、
いよいよメーカーがこの部分に対しての見識を披露しはじめたという
事かもしれない。考えすぎか?

毎度の事ながら革新は絶え間なく起こる。
いやはや、ギアヲタク(GEAR HOLIC)の私には一息つく暇もないね。
  

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2015.05.28 | コメント(4) | トラックバック(0) | スキー

かぐら【1/25】

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年末から北海道6日間〜成人の日の三連休に北海道3日間〜先週白川郷2日間と、
年末から怒濤のトリップを繰り返し、
そしてもちろん来週の予定表もトリップの予定で埋まっている私は、
さすがにこの週末は家に引き籠もって身体の疲れを癒すつもりであった。
が、それも土曜日まで。仕事が忙し過ぎて働き詰めのatuが、
この日曜日はなんとか休む!と意気込んでいるので付き合うことにした。

ただ、atuとは来週も含め、私と行くバックカントリーツアーの予定があるのだが
atuにしても、のぶにしても、「できればハイクはしたくない」とか、
バックカントリーという遊びの根底を揺るがすようなことを真顔で言う。
のぶに至っては「だって疲れるんだもの」と、ほとんど言っていることが子供だ。

これは遠回しに私の余暇の充実具合に直結する問題なので
今回はとにかくatuに雪山を歩いてもらおうと、ここかぐらにやって来た。

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申し遅れましたが、この日はスキー。
atuのたまの休日に〜とか言っておきながらなんですが、
ここらあたりでやっておかないと、スキーをするタイミングを逸してしまうので
atuには申し訳ないが、これは致し方のない決断。一挙両得。

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かぐらは金曜日に強風で上部リフトが止まっていたので、
天気の回復した土曜日は、キャリーオーバーされた新雪を求める
多くのお客さんで賑わったことだろう。
この日のかぐらは朝のうちはそこそこの降雪量で、
厚い雲に覆われるものの雲間からたまに陽も差す状況。
前日混みすぎたせいか、はたまたこの朝までの積雪はない予報であったことが原因か、
いつもの殺伐とした風景が嘘のように、始発のロープウエイも人影まばら。
そして、時間を追うごとに混み合ってくるかぐらメインゲレンデも
この日は嘘のように空いている。

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そんなわけで、とても滑りやすいかぐらメインゲレンデのピステンを5本滑って、
足慣らしを済ませた後、いつものように9時に動き出す5ロマに乗って
登山口まで移動すると・・・

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そ、そんな・・・

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リフト降り場に登山道の入口のある5ロマは、遅い時間からの入山を規制するため
12時までの運行にしたり、登山道に入る全員に登山計画書の提出を義務化したりと、
様々なところに安全対策が施されていることが分かる。そういった見地からも、
山頂付近に厚い雲のかかるこの日は、視界が悪化する可能性があるため
入山が規制されるようだ。
画像の登山口の前で写っていらっしゃる方々も、ハイク装備を傍らに置いて
ゲートに立つ係の方に代わる代わる状況を確認されていた。
雲はかかるがさほど視界が悪いわけではないし、
今にも雲が抜けていきそうな状況だったので、少々腰砕けな気分にもなるが、
先々のことを考えても、これは個人的には良いことだと思う。

何より、西武という大手スキー場運営会社が、真剣にコース外滑走に対する
安全対策を模索し始めてくれたことが素晴らしいことだと思う。
これからそれなりに紆余曲折を経ていくことになるだろうが、
全国に先駆けて、ここかぐらから新しいスキー場の在り方が生まれていったら
私はそのことを誇らしく思うだろう。

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とか、大人っぽいことを言っておきながらなんですが、
少しばかりゲレンデ脇を散策させていただく。

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ほんの20cm程度ではありますが、朝までに積もったクリーミーな新雪の足応えに
二人してウットリ・・・

特に私はスキーで苦手とするクラスト系の雪を練習する良い機会だ。
う〜ん、今日は左足の入りが悪い。左の板の抑えが効かない。
って、ことは右足の踏み込みが足らないってことだ・・・とか、
かなり久しぶりにスキーで特訓モード。

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この日は5ロマも空いていて、続けて3本ほど繰り返す頃には、
裏山のはずだった場所はあっという間にゲレンデ同様のきれいな圧雪斜面に。
午後を過ぎても探せばノートラックが残る北海道のスキー場に慣れてしまった
すっかり軟弱化の進む私は「これぞかぐら!」と言える厳しい洗礼を受けた。

仕方がないので登山口が開くことを祈りながら10時半にレストハウスで一旦待機。
言ったように5ロマはお昼までの営業なので、
30分ほど休んだらレストハウスをあとにして登山口へ急行。のはずが、
さっきまで比較的空いていた5ロマ乗り場に大行列・・・こりゃダメだ。と、
この日のハイクはこの時点で断念。

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みつまたエリアに到着すると、
岩原スキー場に、果ては八海山までスッキリと見渡せるドッピーカン。
かぐらエリアを見返すと、中尾根にだけ厚い雲がかかっている状況でした。

そんなまるで春のようなうららかな天気の中、
いつもの大会バーンでカービング道場に勤しむことにした。
ここへ来てもやはり左のエッジングが今ひとつキマらないなあ〜とか、
久しぶりにスキーのチェックを繰り返すことができて、これはこれで充実した一日だ。

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まあこういう日もあるサ。
atuに至っては「ザックを背負って滑る良い練習になりましたわ」と前向きだ。
きっと誰かが、今日は山へは行かない方が良いと報せてくれていたのだろう。
  

テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

2015.01.26 | コメント(7) | トラックバック(0) | スキー

G3 ION (スキー場 篇)

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G3 IONを使ってみました。
まだゲレンデ滑走だけなので、ツアーモードは試してはおりませんが、
正直そちらはあまり心配してはおりませんので、
まず何はなくともご報告しておかなければならないのは、
やはりトゥピースの装着の話です。

2014_1105-4.jpg

前回、トゥピースの “ストッパー" が、
スイッチのように動作する旨の記事
を書きましたが
やはり基本はつま先を下げる意識で爪を閉じる動作をさせた方がいいようです。
意識的につま先でストッパーを押すイメージですと、スキー自体が前進してしまい
このストッパー部分を上手く突っつくことが出来ませんでした。

2014_1210-32.jpg

ただ、上の画像で示したこの部分が
DYNAFIT RADICALの場合「レバー」であるとすれば、
G3 IONの場合は「トリガー」であることに間違いはないので、
「押し上げる」というよりもこのスイッチを「押す」感じでバッチコーンと来ます。

それと、
やはりこのトゥピースの装着には慣れが必要であることに変わりありませんでした。
DYNAFITほどの気苦労は確かにないのですが、
ブーツとトゥピース(主に爪部分)との前後関係は見えても、
高低差は上から分からないので、その感覚を掴むのに若干の慣れというか
訓練が必要であると思いました。
とはいえ、つま先を押しているつもりでも、なかなか「爪が上がってこない」
ように感じるDYNAFITはどうしても探り探りになってしまいますが、
G3 IONの方は、敏感に「バッチコーン」と来るので、
失敗か成功かがすぐに分かるのはかなり精神的に楽だと思いました。

2014_1105-16c.jpg

それと、ブーツポジションが上がった件に関しては、
カービング時のエッジレスポンスが上がったようにポジティブに感じられました。
まあこれは好みもあると思いますので、あくまでも参考までに。

2014_1105-20.jpg
今回、それまで装着していたDYNAFIT RADICALのマウントビスの位置と
かなり近接してしまうため、装着位置をセットフロントせざるを得なかったのですが、
それによる悪影響も特に感じる事はできなかった。
むしろ深雪で積極的に踵荷重を意識することが出来たのは
これのおかげかもしれないので、
私の滑り方とは結果的に相性が良かったのかもしれない。

2014_1217-2.gif

それと、深雪の中で、前転するように転んだのですが、
その時に片足だけバインディングが解放され、スキーが外れました。
TLTバインディングにしてはじめてスキーが外れたので、
深雪だったこともあり「スキーを無くしたか?」と一瞬肝を冷やしましたが、
足を動かすとトゥピースは外れずに持ち上げた足と一緒に雪面から現れました。
TLTにしてからトゥピースをロックするのがクセになっていたので、
すっかりそのことを忘れていたためなのですが、これにはホッとさせられました。
トゥピースのロック機構は、ヒールピースがフリーになるツアーモードの時に
誤解放を防ぐためのものですが、深雪を滑走する際にも有効です。
ただ、トゥピースが解放されないことによって怪我に繋がるケースが
ないとも言えません。

2014_1105-1.jpg

外れたヒールピースですが、意外とあっさりと外れた感触でした。
これは一般的な上から押さえるバインディングとの差なのかもしれませんが、
前転のような転び方だと「スルっ」とした感触だけで外れました。
バッチーン!と大げさなショックを伴って外れるよりも、言い方が変ですが
ずっと気持ちのいい外れ方で、これにもちょっと好感を持てました。
これに関してはRADICALでは外れたことがなかったので、
G3 IONだけの特徴ではないかもしれません。

そもそもアーリーリリースであったDYNAFIT RADICAL 2ですが、
ツアー(ウォーク)モード時にブレーキをロックするキ―パーツの
強度不足が見つかったとかで、今季中の発売が見合わされてしまいました。
ご購入を検討されていた方の心中お察しいたします・・・・

それにより、改めてG3 IONをご検討中の方も多いと思いますが、
いまのところなかなか良い印象です。
もちろんツアーモード含め、耐久性など、まだ未確認な要素も多いので
これからも何か気がつくことがあればこちらで紹介していきたいと思います。
    

テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

2014.12.18 | コメント(0) | トラックバック(0) | スキー

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Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
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近ごろ波乗り。

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