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ODE to MUIR 〜THE HIGH SIERRA〜



先週末行われる予定だったMotoGP イギリスGPは
なんと前代未聞の雨天中止。月曜日への振り替え開催すらされなかった。
コースの水捌けの悪さが原因との報道もあるが、
それにしたって今までこんなことなかったわけだから
世界的な異常気象と無関係ではないと思う。

異常気象にもいいかげん慣れっこなくらい、
異常が通常になりつつある今日この頃でありますが、
こちら東京でも、昨日のゲリラ雷雨にはさすがに驚かされた。
異常がぐんぐんバージョンアップしているように思うのは私だけか。
果たして、今冬はどうなるのでありましょう。

とか、すでに冬の心配をはじめておりますが、
お茶の水のスキー街でも、店頭の展示を夏のアクティビティから
スノー用品に切り換えだしたお店も出はじめた。
そんなちょっとばかり気の早いスノーマニアに向けて
メディアの方もシーズンインに向けた動きを見せ始めている。

ちなみに。
『DIGGIN' MAGAZINE』の今季の第一号は明日29日(水)発売。
カタログ号とのことなので、こちらも楽しみでありますが、
THE PRODUCT BOOK(8月29日発売)
NISEKO ISSUE    (10月26日発売)
THE SESSION STORY(12月20日発売)と、
今シーズンリリースされる3号を予約購読するとスノーシューバッグが
プレゼントされるお得なキャンペーンもやっているので、
私はそちらにしてみました。どうせ全部買うしな。


さておき、
今秋公開予定のTeton Gravityの最新作「Ode To Muir」であります。
ご存じジェレミー・ジョーンズとX Games 女子ハーフパイプの金メダリスト、
エレナ・ハイトがカリフォルニアのJohn Muir Wildernessに遠征した
40マイルに及ぶ旅の模様が収められているとのこと。

そしてそれは、この地への森林伐採・ダム建設計画に対し
命懸けで抵抗しシエラネバダの大自然を守り続けた人物、
『自然保護の父』と呼ばれたジョン・ミューア(John Muir 1838-1914)
へのリスペクトの旅であるという。

Protect Our Winters(POW)の創始者でもあるジェレミー・ジョーンズなので、
自然保護へのアピールも大いに含まれているのだろう。
近ごろは大部分でパタゴニアの活動とかぶるジョーンズさんであります。

さておき、バックカントリーとスプリットボードという
大きなジェネレーションが私に押し寄せたのは、
何はさておき『Deeper』が発端と言っても過言ではない。

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自分の滑り降りるぶんは、自分の足で雪山を登って稼ぐ。
そんな原始的で根源的な行為は、
それ以来、私の中心付近に置かれているわけだが、
それがそのままの位置で今も固定されているのかというと
それはそれでかなり怪しい。
その熱量はすでに、良い意味でも悪い意味でも
「スープの冷めない関係」くらいで維持されたままだ。

こういった行為を流行廃りで捉えるのは
決して褒められたことではないが、
すでにブームな時期は過ぎ、より日常的な行為として
私の中では認識及び整理されている物事だ。

私にとってバックカントリーという行為が
自然への入口であった時代から、
自身と自然との関わり合いをより深めるための行為へと移行する。
そういう時季が訪れている予感を強く感じる。

自然との強い関わりを持つバックカントリー愛好家
(そして、サーファーに、オフロード・ライダーも)こそ、
昨今の気候変動に対してもっとセンシティブにならなければ
おかしいと思う。

そういったタイミングで発表された
ジェレミー・ジョーンズの新作なので私的な興味は尽きない。
  

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2018.08.28 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

SPARK R&D 2019 カタログ ナナメ読み

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ISPOで発表されたSPARK R&Dの2019年モデルの話は以前にもしたが、
いよいよ日本語版のカタログが公開されたのでシェアしたい。

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まず2019モデルの目玉は『PRO』と名付けられた軽量バーション。
アルミボルトの使用とカーボン強化ナイロンハイバックを採用し
軽量化されていることはお知らせしたが、
アンクルストラップ類もFull Pebax®プラスチックとかいう素材を使用して
強度を増しながらも20%程度の軽量化を果たされているのだそうだ。

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それと、ツーリング・ブラケットも
アルミ製からプラスチックのモールド成形に変更され
今まで真鍮製のピボットホールが圧入されていたが
それも排除され40%!の軽量化が果たされているのだそう。
こちらは5,000円(税別)でパーツ購入可。
既存モデルで使えるようだ。

ただ、
カスタム時代を生きたオールドスクールなオートバイ乗りなら
誰でも同じ気持ちだと思うが、
私はアルミ削り出しパーツへの憧れが強いので
軽量化が果たされているとは言えプラパーツはちょっと抵抗がある。

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これに関連してちょっと気になるのは
『PRO』のピボットがアルミ製に変更されたこと。
こちらは摩耗性を考慮して、上の新しいプラスチック製ブラケットの使用が
必須のようなのだが、何よりここは要の部分なので
こういう場所のアップデートは正直怖い。
Teslaシステムが登場した年にもここに不具合があったと記憶しているので
一年は様子を見たいところだ。って、
私に買い換える予定は一切ないので余計なお世話だけど・・・

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クランポンも軽量化バージョンが追加されたが、そのお値段19,500円(税別)。
ノーマルモデルより4,500円も高く設定されるかなりの贅沢品だ。
もちろんこちらも買い換える気はないのでこれまた余計なお世話だ・・・

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ソリッドボードに転用できるアダプターも
『SOLID BOARD PUCKS』に名前を変えモデルチェンジ。9,000円(税別)。

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私が去年買った旧型より見た目が良くなっているだけでなく、
100g以上軽量化されているようだ。
これでBURTON GENESISと重量的にほとんど変わらなくなったことになる。
結局先シーズンは使わなかったのでこいつを待てば良かった。

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さておき、私的に一番の注目物件はやはりこの『TIP & TAIL CLIPS』
2,750円(税別)。お値段もお手頃じゃないですか!
Karakoramみたいに5,000円とかブッコんで来るじゃないかと
ヒヤヒヤしてましたが納得の値段設定に一安心だ。
取り付けもカシメるタイプではないようなので取り付けの手間もなさそう。
そのぶん外れてしまう危険性も高まるので、
緩み止め剤を塗布するなど気を付けたいところではある。

よし。これはMAGIC用とSLASHER用に2セット買っちゃおう。
  

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2018.06.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

立山 2018春 Day2【別山:後編】

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真砂側か、室堂側か・・・・
かなり悩ましい選択のはずが、結論は意外なほどあっさりと出た。

記憶に残る(かもしれない)
センターラインを征こう!

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しかして、
「いいんですか?ほんとに」と、
多数決を採っておいて疑心暗鬼の旭ガイド。
どうやらゲスト達がそこを滑って面白いと感じるかどうかは、
ガイドとしてはかなりの賭けだったようだ。
何より、滑り手としての自分は狭いシュートの方を滑りたかったらしく、
それもあってゲストにごり押しはしたくなかったようだ。

しかして、
「ガイドツアーでここを落とそうとはなかなか思わない」
という一言に、ハイリスク、ハイリターンを好む今回参加の変態達は
強く反応してしまったわけだ。

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11:20
というわけで、別山山頂直下のセンターラインへドロップ開始。

出足の斜度はなかなかのもので、足元のノールの先は一切見えない。
もちろん雪の状態も分からないので「転んだらそこそこ滑落するかもしれない」
とか思うと滑り出しにはかなりビビる。

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しかして、滑ってみますれば。

思わず クゥ〜〜〜〜〜!

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めくるめくスリルとサスペンス!!!

雪は少々グズついていたが、だからこそ狭くて斜度のある斜面は
攻略性が高くてかなりシビれた!

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2ラン目は少しだけ広くなったが、
そのぶん石が顔を出している箇所も増えるので気が抜けないまま。
それでも誰一人として転倒や、軽率なミスを犯すゲストはおらず、
尚更にパーティーは盛り上がった。

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なんともハートにジンジンくるタイプの斜面!
すんごい滑り甲斐!こっちにして大正解でありました!

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3ラン目は大走りに途中から合流するロングライド。

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今回は黒部ダムに滑り込むルートではなく、
扇沢まではまたバス〜ロープウェイ〜ケーブルカー〜バスで帰るので、
余分な荷物はすべて雷鳥荘に置いて来た。
それもあって日帰りと同様の軽めの装備で来られたのも
この成功の大きな要因だ。

まだどこも手つかずの面ツル斜面ばかりならある意味ガイディングも簡単だ。
でも、オープンからすでに数日が過ぎ、
目立ったラインにはすでにスキー場のように多くのトラックが刻まれていて、
真夏の太陽が刻一刻と雪質を変化させている選択肢の少ないタイミングで
登りも滑りもビンビンに刺激してくるツアーってなかなかできないと思う。

中身濃すぎで中毒性高し!とにかくスゴかった!
立山の別の一面を垣間見た気がした。まさに記憶に残る一本だ。

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まさに立山のセンターライン。

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ゲスト全員、大大大大満足であります!
実験的とはいえ、「ここに案内してみよう」と思った旭さんも流石だが、
こういったライン取りに反応できる乗り手ばかりでホントよかった。
様々な運が味方して結実したツアーとなりました。

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13:20
一旦雷鳥荘に荷物を引き揚げに戻って、
みくりヶ池温泉のデッキで思わず祝杯!
まさに祝いたくなるような一本でありました。
(OYくん、運転よろしく!)

あえて登り返す案や、ここから一ノ越し〜東一ノ越しに上がって、
タンボ平〜黒部ダムへ滑り込むという案もあるにはあったのですが、
大人は欲張って美しい思い出にケチをつけたりはしない。
完全な一本勝負に勝ったのだから、これで潔くお開きにしよう。

っていうか、
単にクソ暑くてビールが飲みたかっただけとも言うけどね・・・

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そんなわけで、14時過ぎには室堂駅で解散となった。
いやはや、両日ともにメリハリの利いた素晴らしいツアーとなりました。

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旭さん、ご一緒させていただいたみなさん。
今回こそこのメンツでなければ味わえなかった旅となりました。
本当に皆さんに会えて良かった!
心の底から楽しかった〜〜〜〜!
また是非ご一緒させてください!


こんな思いをしたあとに他の山を登ろうなんて思いもよらない。
というわけで、(ゲレンデはまだもう少しだけ滑るけど)
これにて今シーズンのバックカントリーは完結です。
今季はこれを含めて6日しかバックカントリーに出なかったけれど、
どれもそれぞれに思い出深い山行となったことに何より感謝だ。

運もよかったのだろうが、数が少ないぶん濃密になったのだとも思う。
いい思い出だけを持って、来シーズンに臨みたいと思う。
  

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2018.05.10 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

立山 2018春 Day2【別山:前編】

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前夜は夕飯のあと、今回のゲストの皆さんと部屋呑みに興じた。
滑り終えた斜面を肴に飲む酒は格別だ。
その時間を、同じ穴の狢たちと共有するのだから尚のこと酒はすすむ。
そんなわけで、22時にはばったりと落ちるように寝てしまった。

それもそのはず、私でさえ前夜は午前3時に家を出たわけで、
遠く大阪や滋賀、名古屋からお越しの皆さんは更に早かったことだろう。
加えて、前日は登り5時間を含む9時間行動だったので余計だ。
かなり深く眠れた気がするが、5時にはぱっちりと目が醒めた。
超健康的山小屋生活。

8:00
雷鳥沢に向け雷鳥荘の目の前の斜面をテント場に向け滑走する。
というわけで、この日向かうのは雷鳥沢を詰めてから
稜線沿いを渡って行く、はじめての別山。

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雷鳥沢を登るのは久しぶりだ。
とにかく景色に変化がない「同じ味攻撃」が辛かった記憶が蘇る。
景色に変わり映えのない東北道を走るのに似たあの感覚。
食べ放題に嫌気がさすあの感覚。

飽きるほど変化の乏しい登り斜面が続く。
とにかく「いつか着く」と無心になって足を前に運ぶことに集中する。
ちなみに、私は一ノ越しに向かうときも、すぐに歩くことに飽きてしまう。

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どういったわけか私はこれまで雷鳥を見ることが叶わず、
このときはじめて雷鳥を見ることができた。
雷鳥沢ではじめて雷鳥に出くわすなんて、これ以上の雷鳥体験もない。
祝・初雷鳥。

さすがの雷鳥もこの暑さで表に出てきてくれたのかもしれない。
暑さは肌が灼ける匂いがしたように感じたほど、
二日目のこの日の方が前日よりも陽差しが強かった。

この日は壊れたハイドレーションの代わりに、
500mLのペットボトルを3本積載。それでも足りるのか不安になるほどの暑さ。
ここまで暑いともう冬山なんて風情では決してない。

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剱御前小舎まであと少しの所にある狭いリッジから
雷鳥沢とは逆側の絶壁を見下ろす。ちょっと足が震える。

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9:50
剱御前小舎に到着。
ここまで2時間切ってる。意外と速かったな。
稜線に出ると風が強まって気温がグッと下がるが、
それでちょうどいいくらい。

画像の野鳥ははあとで調べたら『イワヒバリ』と判明。
やたらと人なつっこくて、かなりそばまで近寄って来てくれた。
癒やし系のかわいいやつだ。これも山の恵み。

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剱御前小舎から別山まではアイゼンに履き替えて
岩場と氷がミックスされた稜線を往く。

風がやや強く吹いていたいこともあり、
背中にボードを背負うのに気を遣わされたが、意外と私の足取りは軽やかだった。
ここまでで結構ヘバっていたので、これには自分でも驚いた。
案外オレはアイゼンの方が向いてるのか???
そういえば以前にもそういうことがあったことを思い出す。
本当はスプリット向いてないのかな?

いずれにせよ足元がガッチリと確保されるアイゼンの方が安心感が高く、
しかも足取りも軽くなり疲れにくいようにも感じた。
思い込みや勘違いもまた、山での武器になるのでこんなことも見逃せない。
これも明日に繋がる良い経験だ。

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登山道らしい登山道を往く。
なんかちょっとカッコいい感じ。
自分に酔える景観だ。

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ここの道中、左手にはずっと剱岳が鎮座している。
剱岳も滑れるそうだが、私は遠慮しておきます。

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10:45
別山(2,880m)登頂。
言ったように、ウンザリするほど長〜〜い斜面と、
稜線づたいのオトコマエな登山道を来たこともあり、達成感は異様に高い。
そしてここからは、遠く白馬の山々まで裏側から覗くことができる。
スゴイ景色のオンパレード。大満足の山行だ。

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浄土、立山、別山という立山三山は、立山信仰により
浄土山は過去の山
雄山、大汝山、富士ノ折立を含む立山三峰は現在の山
そして、ここ別山は未来の山を顕しているのだという。

浄土山には何度か行っているのですが、
雄山にも、大汝山にも、富士ノ折立にも登ったことがないので、
現在をとばして未来に来てしまったことになるがまあいいだろう。
正直もう現在のことはあまり考えたくないし・・・

と、ここで旭さんから緊急会議が招集された。

当初は日陰になる裏側の真砂沢の方に落として登り返すつもりだったようだが、
ここまで来て実際に雪の状態を見るに、別山から室堂側に落とす
狭いシュート状のセンターラインも行けそうだと踏んだらしい。

立山らしいオープンパーンを文句なしに味わえる真砂沢側を落とすか、

雪質は出たとこ勝負、しかも岩場に挟まれた急峻な斜面で
少々心臓が縮むような思いをしてでも記憶に残る(かもしれない)
室堂側の狭いシュートを落とすのか??

加えて、室堂側に落とすと言うことは、
そのまま真っ直ぐテント場の方に出てしまうため、
時間的にも、この日の日射による雪質の変化具合を考えても、
下から登り返してもう一本滑っても、これ以上楽しめる可能性はかなり低く、
真砂沢側に落とせば、もちろん稜線までまた登り返す必要があるので、
雪質はさておき、自動的に大走りあたりをもう一本滑ることができる。

といった旭さんからの2方向のプレゼンテーション後に
ゲストの多数決が採られた・・・

・・・果たして・・・(後編につづく)
  

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2018.05.09 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

立山 2018春 Day1【雄山編】

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14:00
午前中、室堂〜国見岳〜天狗平をメイクしてバスで室堂駅に戻り、
一旦この日の宿である雷鳥荘に余分な荷物をデポするために立ち寄った。
プライベートだったらこのまま打ち上げにしてもいい時間なのだが
ここから更にもう1本行こうとか思えるほど、
目の前に並ぶ無数のラインに囲まれているのが立山という場所で、
それらを前にして指をくわえて見ているわけにはいかないわけだ。

「とりあえず」雄山の方を目指すことだけ決めて、
どこまで行くか(行けるか)は、時間と体力と雪の状況変化次第。
でも「アイゼンは置いていきましょう」と、
今回ガイドをお願いしたリズムワークスの旭さん言ったのは、
アイゼンを持ってると無理して詰めてしまうからで、
つまり、そういう場所までは行かないという意志表明でもあり
それを聞くと文字通りに少し肩の荷が下りて助かる。

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どうやら旭さんはサンセット・ライドを狙っているようだ。

「ようだ」というのもおかしく聞こえるかもしれないが、
昨年の蓮華温泉のツアーの時にも書いたように、
旭さんはガイドである前にライダーだ。
特にエキスパートツアーの場合、
行き先の選択においては観光視点よりもライダー目線が優先され
それ故にその場その場での現場判断を重視する傾向がある。

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サンセットのタイミングにどこにいられるのか、
そしてそこの雪の状態はどうなのか?
もちろんある程度の予測をして向かうわけだが、
なにぶん自然相手の遊びだ、ゲストの体調を含め
想定外なんて日常茶飯事なわけで、
夕陽はきれいでもそこまで辿り着けなかったり、
雪がストップスノーだったり、クラストしていたりしたら台無しだ。

そういったガイドの仕方を優柔不断に思う人もいるかもしれない。
山行において、ましてや立山というアルパインエリアにおいては、
心を先回りさせる気持ちの準備が大切なのは言うまでもない。
ガイドはそういった状況変化を予め見越した上で、
確実に施行される行程を前もってゲストに伝えた方が良いとも確かに思う。

でも、ピークハントや有名無名峰とかにあまり興味のない私の場合、
設定された目的地まで行けば、半分の契約は完了といったツアーより、
多少ハズレくじの確率が高まっても
ライダー視点でもって「サンセットライド狙い」と言われる方が好みだ。

もちろんこれだけ天気も視界も良くて、風もない日だからこそ
遊び心のあるガイディングができているとも言えるし、
そういった滑り手として選べるチャンスを最大限に活かそうと
試みる姿勢は、私は嫌いではない。

そして、この旭さんの方法論が、この翌日の山行で
更に花開くことになるとはこの時の私には知る由もない・・・

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16:30
ロウソク岩の直下に到着。
ゴールデンタイムまではまだ少し時間が余ったが、
これ以上標高上げても良いことなさそうなので登りはここまで。

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とはいえ、ここでジッとしていても仕方がないので、
クラストし始めないうちに一段だけ落とす。
画像は壁に当て込むライダーズレフトのラインを選択したOYくん、

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私はライダーズライトを狙ったのだが、日射が強かったせいか、
ちょっと止まり気味な箇所が混ざっていた。
左目に行けば良かったかな。目論見が外れた。

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中腹で舞台装置(サンセットと雪が締まる)が揃うのを
バンクに当て込みながら待つ。
私は疲れるので見てるだけ。
OYくんはさておき、ONさんも元気だ。

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遠く夕陽に照らされる富山湾を臨む。
立山に来る度に絶景という言葉の意味と、
この惑星の尊大さを再確認させられる。

これを見ても尚、これがすべて我々のものだなんて
思い上がったことを言える人間などいないと思う。
我々はここに間借りしているだけの、
ただ生かされているだけの存在だということを痛感する。

海にいると人間の小ささを痛感し、
山に来ると地球の大きさを痛感する。

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17:30
そうしていよいよ夕陽に赤く染まる斜面を駆け下りる時間がやって来た。

旭さんは場合によっては滑走中であっても、
ボトムから無線で滑走面を指示してくれるので、
上から覗いては窺い知ることのできないきれいな面へ躊躇なく向かえる。
これはスラッシャー向きの地形だ。ありがたい!

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待った甲斐があった。
気温の低下に伴って雪は締まり始めていた。やたらとよく走る雪。
そして、オープンから6日が経ったあとでも残る面ツル斜面。
ガイドツアー冥利に尽きる1本でありました。
立山万歳!!リズムワークス万歳!

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夕飯の時間は18時30分から。
さあ急いで雷鳥荘に戻らねば。

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そうして夕飯の時間ギリギリに無事雷鳥荘に帰着。
それでも食事の前に『君の名は。』で言うところの・・・

昼でも夜でもない時間。
人の輪郭がぼやけて、彼が誰だか分からなくなる時間。
人ならざるものに出あうかもしれない時間。


黄昏時の語源でもある「誰そ彼」の時間を
展望浴室の湯船から眺めたことは言うまでもない。
もちろん、風呂上がりの生ビールが
これ以上ない美味さであったこともまた言うまでもない。
(Day2につづく)

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2018.05.08 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

立山 2018春 Day1【天狗平編】

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ありがたいことに今年も立山に来ることができた。

今シーズンのバックカントリーはこれまでたったの4日と、
ほとんど登り筋ができていないことと、
この一週間前に北海道トリップを入れていたので、
ただでさえ体力も気力も整えなければ挑めない立山という場所に向かうには
あまりにも準備不足で、正直かなり腰が引けていた。

もちろん、一週間空けて行けば半分は心配が減るわけだが、
そうすると混雑が予想される黄金週間に入ってしまう。それと、
私には立山はオープン2週目が当たるという勝手なジンクスがあるので、
行くならここしかない。

そんなわけで、最終的に行くこと(覚悟)を決めたのは
一週間前の札幌国際でOYくんと二人、リフトに揺られているとき。
プライベートで行くとグダグダになりそうだったので、
ここは景気づけにガイドツアーに参加することにした。
その覚悟をON塾長に知らせると、
なんとONさんも来てくれるということになった。
今シーズンもONさんと山に登り滑ることができる。
とても有り難いことだ。

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7時半の始発に間に合うように6時半に扇沢駅に着くと、
下の市営駐車場はすでに満杯であった。
これから標高3千メートルのアルパインエリアに出ようとしている人間が
こんなことを言うのはおかしいかもしれないが、
私はできるだけ駐車場から歩きたくない。
なので、毎年駅に近い方の有料駐車場を使っている。

今年の立山は一週間前の日曜日からオープンしたので、
週末しか泊まりで参加できない方々にとっては
事実上この週がオープン日となる。
なので、オープン日と連休に挟まれる2週目は比較的空いているのですが、
市営駐車場の混雑ぶりを見るに、今年は例年以上に混んでいるのかもしれない。

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とか思いながら駅に向かうと、この長蛇の列が目に飛び込んで来た・・・
おおお〜〜〜まじか!こんなの見たことないぞ!
しかも、心なしか観光客も多いように見える。
(もちろん観光ツアーの客はこの列には並ばないので、
 この倍以上の乗車客が駅舎周辺にいる)
今回のガイドツアーの室堂駅の集合時間は10時なのだが、
まともにこれに並んでたら何時になるのか見当も付かないし、
それだけで体力を奪われそうだ。

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とか、余裕ぶっこいていられるのも、
7時半の便のWEB切符を持っていたから。
WEB切符の窓口は当日券の窓口と違ってガラガラに空いている。

一週間前に行くことを決めたのに、
なぜとうの昔に売り切れたはずのWEB切符を持っていたのかというと、
「どうせへそ曲がりはこの週に行くだろう」と踏んでいた
OYくんの超ファインプレーだ。

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始発便はほとんどが予め予約していた観光ツアーに参加された方々ばかりで、
いつもはスキーやボードを担いだ面々が大挙して
走るように通過する黒部ダムの上もこのようにまだガラガラだった。

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そんなわけで、ロープウェイは憧れの1番整理券!
これだけ混雑している日なら尚のこと、
この整理券のプラチナ感は高い。

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というわけで、スイスイスイ〜〜っと9時前に室堂駅に到着した。

集合時間までまだ1時間あるので、ゆっくり高度順応でも・・・・
とか思っていたら、富山側からだと7時半には室堂まで来られるそうで、
ONさんを含めた他の3名の参加者の方々はすでに到着されていた。

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今回ガイドをお願いしたのはリズムワークスの旭さん。
例に漏れず、リズムワークスもリピーターの方々の参加が多く、
立山ともなれば尚のこと、
その中でも勝手知ったる経験者の方々の参加が多いため、
登山届けに記入したら、説明もそこそこにすぐ出発となってしまった。
旭さん、まだ心の準備が整ってません・・・・

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この週末、日本はすっぽりと大型の高気圧に覆われ、
全国的に夏日を通り越して“真夏日"が予想された。
というわけで、今年も2日間とも晴天が決定。
4年連続、合計8日連続で快晴の立山を味わえることとなったわけだが、
必ずしも山行に晴天がいいとは限らない。なにせ真夏日だ。
特に照り返しの強い雪山では日射病に要注意だ。

「念のため」が重なってザックはどんどん重くなってしまうものだが、
それはレイヤリングも同じこと。
「念のため」に7分丈のインナーパンツを履いて行ったのだが、
旭さんに「悪いことは言わないから」と速攻で脱がされた。

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オープンからすでに一週間が過ぎ、主だった斜面はすでにどこもトラックだらけ。
そこに来ての真夏日だったので、まずは軽く足慣らしと腹ごなしに、
天狗平山荘に「生姜焼き」を食べに行くこととなった。
というわけで、室堂駅の正面にあたる室堂平を登り、
国見岳から “雪の大谷” を見下ろして天狗平のバス停のある天狗平山荘へ滑り込む。
こちら側に滑るのはおろか、来たことすらなかったのでこれは望むところだ。

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10:30
酸素が足らない息苦しい感じはあったが、
心配をよそにスイスイっと室堂山に到着してしまった。
一週間前のシャクナゲ岳が効いているのか。

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室堂山から国見岳を詰める前に、まずは目の前の美味しそうな斜面へ
足慣らしと挨拶代わりの1本。

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OYくん

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ONさん

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スキーヤーのYさん

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紅一点Mさん

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日陰だったこともあって滑り出しは硬くとても走る雪!
真夏日に貴重なナイス斜面!
すぐに登り返すので、登りのレイヤリングのまま滑ってしまいましたが、
一本目からかなり気持ちの良いヤツでした。最初からコリャタマラン。

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すぐに登り返し。
国見岳の山頂への稜線はプチ・ナイフリッジ。

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国見岳山頂から見た天狗平山荘(画像中央)。
と、ここで問題発生。ずっと腰の辺りが冷たいなあと思い、
ハイドレーションのパックを取り出して見ると
パックの繋ぎ目が剥がれて中身が漏れ出していた。
先週のシャクナゲ岳では問題なかったのに。
真夏日を見越してキャパシティいっぱいの2L近く入れてきたのだが、
それもあってパンクしてしまったのかもしれない。

この先水分なしでは乗り切れないので困っていると、
たまたま旭さんが空のボトルを持っていて、
飲み物をそちらに移して今回は事なきを得たが、
図らずもハイドレーションの寿命が思ったより短いことが分かった・・・

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気を取り直して、がっつり滑走装備を整えた本気の2本目!
ほど良い緩み具合。しかもいわゆるノートラック面。
毎度言うがシャバ雪でも何でも面ツルは面ツル。
最初にトラックを刻んだ者の達成感に代わりはないのだ。

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もちろん今回の立山の相棒もSLASHERだ。
現在私の所有するスプリットボードはSLASHERとMAGIC38の2本。
特に大斜面でテールから糸を引くようなラインを引っ張れる
MAGIC38ももちろん捨てがたいが、今はとにかく
フラットキャンバーの立体地形での機動性と、
バックカントリーでこそ活きる
ラウンドテールの操作性にシビれっぱなしだ。

ちなみに、
隣の『GENTEMCHOPSTICK GIANT MANTARAY』は
旭さんのスプリットボード。
ジャイマン以外にもFlyfiskもお持ちのようで、
いよいよ旭さんもGENTEMに乗るようになった。

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話は逸れるが、
ONさんの『OGASAKA FT SPLIT』で少しだけ歩かせてもらった。
FT SPLITのツーリングブラケットは、足を上げたときに
ボードのトップとテールがきちんと両方同時に持ち上がるように
かなり厳密に配置がされている。

私のSLASHERやGIANT MANTARAYは、
ツーリングブラケットが前寄りのため
足を上げたときにどうしてもテール側が下がってしまう。
バランス良く足の引き上げができると、片足で立ったときの
身体のバランスどりにも少なくない影響があるように感じた。
わずか抵抗ながらテールを引きずっていることも感じる。

これによって足の運びが良くなったり、
キックターンがし易くなったりすることは間違いない。
とても小さな違いなのだが、長距離になればなるほど
この小さな違いの積み重ねが大きな違いを生み出すのかもしれない。

というわけで、この国のスプリットボードの草創期から
ずっと使い続けている旭さんのフィードバックが
メーカーに届くことを願いたい。

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計ったように12時ちょうどに天狗平山荘に到着。
おひつに入っている生姜焼きを初めて見たが、
海苔敷きに山椒もかけられている鰻重風。
疲れた身体にピリッと塩分強めでいかにも山小屋の料理。
これまた旨しっ!
しかしてまだ昼飯だ。自粛してここはノンアルコールビール。

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天狗平から室堂まではバスに乗って戻るので、
テレビでよく見る観光名所『雪の大谷』を
バスの窓越しながら初めて見ることができた。

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雪の大谷の壁はビル7階ぶんとかでもっと高い。
視界不良でこんなとこに落ちたくない。

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14:00
昼飯のあとは一旦雷鳥荘に寄って、荷物をデポして一息ついたら、
返す刀ですぐさま午後の第2ラウンドへと向かう。

旭 立太は相変わらずのセッカチくんなのだが、
12時ピッタリに天狗平山荘に滑り込んだことでもわかるように
セッカチにもトーゼンワケがある。
参加者の様子を見て「行ける」と踏んだのだろう。
まだいくつかのバリエーションに迷っているようなので、
この時点で最終的な行き先は告げられないが、
こうなるともう腹をくくるしかなくなる・・・

というところで、紙幅も尽きたのでこの続きはまた明日!!!
(雄山編につづく)  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2018.05.07 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

北海道 3Days 2018 ver.3【4/15:キロロ】

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前日に見たニセコの予報は雨。
しかして、場所によっては吹雪くところもあるかもしれないとか
ちょっと期待させるようなことも言ってくる、
果たしてどっちに転ぶのか、少々ややこしい状況だ。

最終日のこの日は、ノブ、ショウちゃんに加え、
キロロローカルのみなさんと、キロロから余市岳へツアーに出て、
余市岳の頂上でジンギスカンをするという、とても豪華な予定であったので、
寝る前は、雨はさておき吹雪はいかがなもんでしょう?とか、
酔った頭で思っていたのですが、
朝、倶知安のホテルで目を醒ますとニセコは予報通りの雨。
しかもかなりガッツリと降っている・・・

しかして、キロロへ向かう赤井川国道の道中は途中から雨も止み、
途中トンネルを抜けると路面にはシャーベットながら降雪の跡が!
これはもしや!

と、期待を胸にキロロに着くと、空には低い雲が立ちこめていて、
それはつまり山はガスガスの視界不良だということ。
これまた例によって、私の甘い考えは脆くも崩れ去り、
あえなくこの日のBCは(頂上ジンギスカンも)中止となってしまった。

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なのですが、言ったように心配だった雨は止んでいて、
しかも、リフト1本上がっただけで雲を突き抜けてしまい、
眼前にはビューチフルな雲海が広がった!!!!
どういったわけか今シーズンは雲海遭遇率が高く、これで3回目だ。

峠越えで路面に積雪があったほどなので、
キロロでも朝方から軽く降雪があったらしく、
この日もゲレンデ状況は想像以上でありました。

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そんなわけで、潔くBCは諦め、
キロロローカルのみんな(総勢15名ちかく!)と
キロロリゾートを満喫することにした。

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キロロでは登山計画書を提出するとこのようなパスを渡され、
ビーコン着用のうえで設置された各ゲートから
サイドカントリーへも出られるようになる。
ちなみに、リフト券を購入していないとパスをもらえないトコロが商売上手。

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そんなわけで、堂々とゲートをくぐらせていただくと、
そこにはこれまた想定外のパラダイスが待っていた!
10cm程度で、重めの湿雪ではあるものの、新雪は新雪。
面ツルは面ツルだ。

しかも適度な木と木の間隔はツリーランがしやすく、
反応のよい雪と併せて超絶に楽しい!
これまた2割増しで上手くなったように錯覚させてくれる雪だ。

ところどころ木の根元に松ヤニのような汚れが見え、
そこに乗ると前転するほどボードが掴まれてしまうが、
そこ以外の雪面はそこそこ走る雪でありました。
ライン取りが重要。

2018_0416-60.jpg

スキー場上部では小雪も舞い始め、気温は低め。

2018_0416-92.jpg

それ故、昼メシのあとでもこんな面ツルちゃんが待っていてくれた!
この画像だと分かりずらいですが、
ノールの先には深くて大きいパイプ上の沢が待っている。
久しぶりに味わうこの無重力感。誠にタマランであります。

2018_0416-62.jpg

これもよく分からないと思いますが、画面中央で、ゴーグルが不調のため、
リップがよく見えずにパイプから勢いよく吹っ飛んでるのはノブ。

2018_0416-63.jpg

面ツルは続くよどこまでも。

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そんなわけで、森の中を探せば面ツルの斜面が次から次へと現れてくるのだが、
飛行機の時間を考えるとそろそろキロロを出ないとならない。
そうして、これが最後と向かった森の中は、見事なまでのストップスノー。
そこそこの距離があったのだが、一切ターンできず・・・
森の中をゆっくりと、そしてまっすぐに降りていく・・・
これはこれでなかなかできない体験でありました。

2018_0416-67.jpg

出発まではどうなることかと思った今回の北海道トリップであったが、
終わってみれば今回も最後の最後まで、端から端まで楽しめてしまった。

今年は雪がとても多い年であったのだが、
関東近郊のスキー場の雪解けのスピードが尋常でないくらい速く、
それもあって余計に、今回のトリップでの雪質には
ほとんど期待していなかったのですが、
まるで1ヵ月前にタイムスリップしたかのような北海道の雪質には
ほんとに驚かされた。

そして今回、
ノブとショウちゃんが妙にキロロにはまっている理由も分かってきた。
ニセコエリア、旭川エリア、そしてキロロを含む札幌エリアと、
北海道を楽しむバリエーションがどんどん増えてくる。
その楽しみ方のすべてが、ガイドブックなんかには載っていない、
ローカル達のガイドのおかげだ。
改めてこの出会いに感謝したい。

いやはや北海道恐るべし!これだからやめられましぇん!!!!
そんじゃあノブにショウちゃん、また来るよ〜〜〜待っててね〜〜〜〜!

【おまけ】

2018_0416-74.jpg

長いこと勝巳さんに預けっぱなしだった『BMW StreetCarver』を引き揚げてきた。
めんどくさかったので袋詰めにもせず、そのまま預け入れ荷物として渡したら、
何事もなく引き受けてくれて、
何事もなく羽田空港のベルトコンベアに乗って出てきた。
その様がちょっとウケた。
  

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

2018.04.26 | コメント(2) | トラックバック(0) | スプリット・ボード

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