Kashiwax SPRING BREAK ←これスゲーと思うっす!
滑走ワックス業界も次から次へと新しい製品を世に送り出してくる。
先日お伝えした液体ワックスもそのひとつでありますが、
あちらは簡易的にワックス塗布の作業を済ませたいという
作業効率の向上や手間を省くための進化形でありましたが、
今日ご紹介する『Kashiwax SPRING BRAKE』は、
春の汚れた融雪での滑走性能をトコトン追求した進化形ワックスであります。
これまで春に使ってきた『Kashiwax C.W.D.』も
春雪への対応力の高いワックスでありましたが、
『SPRING BRAKE』は、そこから更に春雪の上に新雪が降り積もった時の
対応力まで確保しているという。
ここのところは朝はカチカチで、
溶け始めると一気にストップスノーになるコンディションの繰り返し。
美味しいザラメなんて夢のまた夢。
というわけで、まだ3月の初旬だというのに早くも投入であります。
『C.W.D』と同様に、このテの春用ワックスはかなり硬い。
アイロン85℃設定ではワックスがまったく伸びていかない。
まともにやっていたらいつまで経っても作業が終わらないし、
何より、硬いぶん染み込んでいっているようにも見えず、
せっかく施工してもパキっと剥がれてしまうように思えてしまう。
こういうとき、私は悩み無用で『ペネトレーション・ヒーター』を使って
強制的に染み込ませている。
どんなに硬いワックスでもスルッスルに入って行ってくれる。
ほんとラク。こういうアイテムって値段じゃないんですよ。ほんとプライスレス。
こいつを導入するにあたっては、作業場所の確保であったり、
お金の問題だけではないことも良く分かるが、
特にワックスの必要性の高いややこしい雪質をもつ
関東圏の雪山に回数行く方なら導入を検討しても損はないと思う。
ヒーターの話はさておき、
『Kashiwax SPRING BRAKE』で滑ってみた印象ですが、
これ最高だと思います。
あくまでも私史上最高ってことで、
誰しもに最高ではないのかもしれません。
ただ、一応申し上げておきますが、
※私は「最高」って言葉は
「最も高いとき(the Highest)」にしか使いません。
どう最高かって言うと、
春用に限った最高ではなく、ワックスとして最高だと思う点です。
0℃付近の雪温であるならば、どんな雪でも本当に良く滑る。
万能ワックスの急先鋒だと思いました。
これって、関東圏のスキー場では
ほぼ通年で通用するってことじゃなかろうか?
何しろ、同じKashiwaxの『Mazukore』『Tsugikore』よりも感触が良かった。
マイナス10℃を超えるような雪温以外はイケそうな気がする。
もちろん、雪質の地域性だけでなく、
私の持っているアイテムとの相性もあるかもしれない。そして、
今シーズンの雪の状況がかなり特殊であることも考慮しないとならないだろう。
誰にでも、そしていつでも、同じ結果が得られるとは限らないので
問答無用にお薦めはできないが、
それにしてもこの滑り心地は経験したことがなかったことだけは言っておきたい。
毎度こちらで言っている通り、
滑走ワックスは「信じられること」が一番の性能だと思うので、
そういう意味でも私にとって現在最高ランクの滑走ワックスだと言える。
念のためもうちょっと頭を冷やしてから別のシチュエーションでも確認して、
またこちらで報告させていただきます。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ さて明日の土と雪と:は _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
初めて乗るLINE SKIであり、異様なフィッシュテールを持ち、
そもそも乗り慣れない海外製スキーでもある
LINE SAKANAのインプレッションをお届けします。
こいつの乗り味もまた、ちょっとヤバ目の病みつき系でありました・・・
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2020.03.23 | コメント(3) | トラックバック(0) | スノーアクセサリー