尾瀬岩鞍【4/15】

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いよいよシーズンも大詰め。
月並みな言い方で恐縮ですが、本当にあっという間でした。
今シーズンは、公私ともに細々と面倒が重なったこともあって、
ここ数年では一番、雪山への集中を欠いていたシーズンであったかもしれません。
中でも北海道にあまり行けなかったことが心残りであります。
ただ、そのぶんリラックスして雪山と向き合えたとも言えるので、
そういう意味では良いシーズンだとも思っています。

とか、すっかりシーズンを〆るような言いっぷりですが、
次週は例年通りに立山に行きますし
(立山より無事戻ってまいりました!そちらの模様はまた今度)、
まだ他にもツアーに参加する予定が残っているので、
あくまでもゲレンデを滑るのはこれが最後かも?という中〆であります。

秋の立山のオープン日でもあったこの週末は、
土曜日は風も強く、埼玉県南部では雨も降った。
立山も濃いガスと強風で、アルパインエリア全開の天候だったらしい。
そんなわけで、金曜日の時点で土曜日は引き籠もることに決めて、
天気が好転する日曜日に尾瀬岩鞍へ滑りに行くことに決めた。

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本来ならば、一週間前の週末をもって、
今季の営業を終了する予定だった尾瀬岩鞍も、
15〜16日の二日間だけ特別営業する事を決めたほど、今年の積雪量は多い。

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何より、尾瀬岩鞍名物と言っていい、全長3kmの超ロング緩斜面、
『ミルキーウェイ』をザラメでいただくなんて、考えただけでヨダレが出そうだ。
実は私、春先に尾瀬岩鞍に行くのはこれが初めて。

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この日の相棒はもちろんSpoonfish。
ややこしいコンディションが予測される春のゲレンデに、
コイツ以外は考えられない。
そして、いよいよ『Kashiwax C.W.D』を塗布し、
万全の体制でもって関東屈指のザラメのロングコースに挑む。

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特別営業のこの日は、ゴンドラのみの営業。
それでも、言ったようにミルキーウェイは滑れるし、
何よりガラガラに空いてるしで、ゴンドラだけで充分お腹いっぱいだ。

ちなみに、朝の渋滞を考えなくても良いので、
6時起きで充分8時過ぎに到着できてしまう。
シーズン中もこうだったらいいのに・・・
そしてこの日は、いつもは宿泊者しか停められない、
ゲレンデ直結の第1駐車場にクルマを停められた。
もちろん駐車場代は無料。至れり尽くせり。
そんな第1駐車場すら埋まらない数の来場者だったので、
どれほど空いていたのかは分かっていただけることだろう。

天気はもちろん、春らしい雲ひとつないピーカンDAY。
これまたシーズン終盤に訪れる、良い週末であります。春爛漫。
加えて、いつもこちらをお読みいただいている方にも声をかけて戴き、
短い時間でしたがお話もさせていただいた。
こういった出会いも、ノンビリした春らしい出来事だと思わずにいられない。

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さておき、いよいよミルキーウェイである。
結論から言って、ここ以上にザラメ雪の滑り応えのあるコースを私は知らない。
って言うほど、春の時期にあちこちのスキー場で滑っているわけではありませんが。

でも、思わずそう言わずにはいられない本当に良いザラメ雪と、
それを心から堪能できる適度な斜度の相性は抜群でありました。
S字にくねった、ほぼ一日中日陰になるコースの中盤は、
トップシーズンだと、降雪のなかった週末は特に一日中カチコチだが、
降雪のあった後はもちろん、この日のようなザラメの場合は、
保存状態が長持ちするという利点もある。

やはり、抵抗感もほどほどにあって、
良い塩梅でスピードを殺してくれるザラメ雪は、ボードコントロールがしやすく、
2割増しで上手くなったような気にさせてくれる。
なので、雪がまだ締まっている時間帯は深く長いカービングを楽しんでおいて、
雪が緩んで、ザラメが深くなってくるのに合わせて、
タテ目にショートターンで小気味良く繋げば、一粒で二度、美味しく楽しめる。

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もちろんミルキーウェイ以外も滑りながら、
12時までにゴンドラに10回乗ったらギブアップ。
11時過ぎには、スキー場下部の雪もあからさまに水たまりのようになってきて、
完全なストップ雪になってきていたので、引き際にちょうどよい頃合いだ。
それでも、いつも以上の筋肉痛になるほど滑り込むことができた。

今年は例年より春の雨も少ないように思う。
そのせいもあってか、雪面に浮く汚れも少なく、
ザラメの質もいつもより細かくて、とても踏み応えが良い。
もう一週営業しても良いように思えるほど、
このままただ溶かしてしまうにはモッタイナイと思える雪質だ。

冒頭予告したように、次はいよいよ立山だ。
立山も積雪量はもちろん、雪質もかなり良いようで、とても楽しみだ!
  

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2017.04.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | スノーボード

村上春樹【騎士団長殺し】第1部、第2部。

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やはり、発売と同時に買ってしまった。
第1部、第2部、各定価¥1,800(税別)は安くないし、
何より単行本は持ち運ぶには重い。
なので、文庫化を待つのが得策なのだが、
村上春樹の新作だというだけで読まずにいられなくなってしまった。
お恥ずかしい限りだが、要は話題作に弱いミーハーな理由でしかない。

なので、読み終わったあとで、
「理由はさておき、良い本を読んだ」と思えることを期待して、
そして、村上春樹ならば、そうなる確率が高いことを皮算用したわけなのですが、
結論から申し上げて、残念ながら心から「おもしろかた」と
言える作品ではありませんでした。

私は、TVドラマでも、映画でも、物語に結論が欲しい人間だ。
小説なら尚更に。
示唆した物事に、それなりの論理的な解答で結んで欲しいと思う。
その解答が、ぴったりエンディングに結実されれば言うことナシだ。

どうやら、村上春樹という作家は、そもそもそういったことに
頓着しない(ことの多い)人のようだ。

科学的な理屈ではなくても、なんとか納得することのできる、
ギリギリ解答らしきものを受け取れることが、『1Q84』をはじめ、
ここ数作では実際にあったので、今回もそれに期待したわけだが、
今作に関しては、かなりの肩透かしを喰った。

幼くして亡くした大切な妹。
突然、理由もなく別れを告げてきた妻。
謎の多い金持ちから依頼される高額報酬の仕事。
世界的に有名な日本画家のアトリエに隠されていた大作。
アトリエの裏に見つかった古い祠と、井戸のような「穴」。
夜な夜な決まった時間にそこから微かに聞こえてくる鈴の音・・・

オカルトチックで不気味な出来事と、策謀と罠の匂い、
そこから逃れられない人間の弱さと過ち・・・
あまりに突然に、あまりに理不尽に妻に捨てられた男は、自分を見失いながら、
得体の知れない暗闇に引きずり込まれていってしまうのか・・・・・

・・・・・と思いきや、突如目の前に現れたのは、身長60cmほどの、
おかしな言葉遣いをする「イデア」を自称する奇妙な存在。
謎めいていた登場人物達には、実はそれぞれにとても分かりやすい重荷を、
その両肩に抱えている市井の人々だった。

ナチス以前のヨーロッパに、深い絵画への理解、
芸術家の思考論理への理解、シルバーのジャガー、プジョー205など、
読み手の創造力を喚起する情報の配置の仕方。
そのセンスと、ナンセンスの組合わせ方、それを使った気の惹き方など、
振り撒かれた謎たちが、答に向かって一気呵成に収束していくように設計された
物語の運び方や、文捌きは、さすが村上春樹と言わざるを得ないものでした。

そもそも、この題名は、本作を意味づける重要なキーワードではない。と、思う。
すでにそこからして「解答」を避ける、良い意味で読み手の期待を裏切るための
ギミックが進行していたようにも感じる。

「井戸のような穴の真実」、
「イデアとは如何なる存在なのか?」はもちろんのこと、
「森の中にあるという秘密の抜け道」、
「幼い妹の死との関係」、
「別れた妻の妊娠」、
「東北を巡った傷心旅行中に出会ったスバルフォレスターの男」、
「宗教団体に資産を吸い上げられている資産家の父親」、など、
そのギミックとおぼしき伏線は、結局「閉じない環」とでも言いたげに、
もしくは意味ありげに、謎は謎としてそこに放置されたまま終演を迎えてしまった。

上下巻ではないことを考えると、ひょっとしてこれは、
第3部以降が存在する、計画的な悪戯なのかもしれないが、
そういう主観による補完も含め、今はただただ、
ザワザワとさせられた気持ちもそのまま放置されてしまっている。

そんな、本にザワザワを期待するムキには堪らない作品でありましょうが、
お子ちゃまの私には到底無理だ・・・

ひょっとすると、スタジオジブリが今作をアニメ化したら、
(トトロが何者なのか?論理的に知りたいと思う人はいないだろう)
なんとなく納得してしまいそうな、そういう種類の物語でありました。
  

テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学

2017.04.21 | コメント(0) | トラックバック(0) |

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埼玉のへそ曲がり

Author:埼玉のへそ曲がり
オートバイと
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近ごろ波乗り。

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